１１月１０日(木)の夜から静岡県にある「太平洋クラブ御殿場コース（７２６２ヤード、パー７０）」において国内男子ツアー、「三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ」が４日間の日程で開催され、その最終日が１１月１３日（日）に終わった。
公式サイトによると、賞金総額は２億円、優勝賞金は４０００万円となっており、前半２日間に亘る予選ラウンド終了時に５６位タイまでに入っていた６５名の選手が後半２日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
女子に比べて若手選手の台頭があまり目立たない印象であるが、それでも気に止まる有望な若手選手が増えて来た。
先週もその中のひとり、世界ランキング３３８位でプロ入り宣言したばかりの蝉川泰果（タイガ、東北福祉大、２１歳、１７５㎝、７７㎏）が出場していたので、書き留める暇がない中でも気になり、時折速報をチェックしていた。
国内の男子ツアーも光り出す
選手が増えて胸弾むかも
なお、ライブ中継であるが、テレビではCＳ放送のＴＢＳチャンネル２、ＢＳ放送のＢＳ－ＴＢＳと繋いで放送され、土曜日には地上波のＴＢＳ系列が加わった。
日曜日の午後、好いところで終わり、残りは録画放送となっているのが古いタイプで、ちょっと惜しまれた。
さて、首位タイに入ってプレーオフの２ホール目を制して見事優勝したのは世界ランキング３３４位で理想のスイングを追い求め、ウエイトトレーニングの効果が体格の増大となって表れて来た石川遼（３１歳、１７５㎝、７５㎏）で、最終日５バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの－１、トータル－８と少し伸ばし、結果として１位上げて来た。
最終日はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－７からスタートして、前半では３バーディー、２ボギーの－１、トータル－８と少し伸ばし、後半に入ってからは２バーディー、１ダブルボギーのイーブン、トータル－８と維持している。
なお、国内男子ツアーではほぼ３年振りの優勝で、通算１８勝目となり、この試合の結果、世界ランキングは２７２位に上がっている。
石川遼少し伸ばして上げて魅せ
石川やプレーオフ勝ち力魅せ
石川や久々勝利力魅せ
首位タイに入ってプレーオフの２ホール目で負けた結果、単独２位となったのは世界ランキング１１５位で実力派若手選手のひとり、飛ばし屋の星野陸也（２６歳、１８６㎝、７６㎏）で、最終日３バーディー、２ボギーの－１、トータル－８と少し伸ばし、結果として２位を維持したことになる。
最終日はアウトスタートでトータル－７からスタートして、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－８と少し伸ばし、後半に入ってからは１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－８と維持している。
なお、この試合の結果、世界ランキングは１０８位に上がっている。
星野陸也少し伸ばして二位を維持
星野陸也二位を維持して強さ魅せ
星野陸也二位に入って強さ魅せ
３位タイに入ったのは世界ランキング２０３位で米国男子ツアーを主戦場とした経験があってシード権復活を夢見ている岩田寛（４１歳、１７８㎝、７４㎏）、世界ランキング８９１位の勝俣陵（２６歳、１７４㎝、７３㎏）で、トータル－７まで伸ばした。
岩田寛は最終日４バーディー、３ボギーの－１と少し伸ばして１位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－６からスタートして、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－７と少し伸ばし、後半に入ってからは２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－７と維持している。
なお、この試合の結果、世界ランキングは１９２位に上がっている。
岩田寛少し伸ばして上げて魅せ
岩田寛最後は上げて力魅せ
岩田寛三位に入り力魅せ
勝俣陵も最終日４バーディー、３ボギーの－１と少し伸ばして１位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－６からスタートして、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－７と少し伸ばし、後半に入ってからは２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－７と維持している。
なお、この試合の結果、世界ランキングは７２６位に上がっている。
勝俣陵少し伸ばして上げて魅せ
勝俣陵最後は上げて力魅せ
勝俣陵三位に入り力魅せ
単独５位に入ったのは世界ランキング２６０位でツアールーキーの飛ばし屋、河本力(リキ、２２歳、１８３㎝、８６㎏、人気女子プロゴルファー河本結の弟）で、最終日７バーディー、６ボギーの－１、トータル－６と少し伸ばして３位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－５からスタートして、前半では４バーディー、３ボギーの－１、トータル－６と少し伸ばし、後半に入ってからは３バーディー、３ボギーのイーブン、トータル－６と維持している。
なお、この試合の結果、世界ランキングは２４２位に上がっている。
河本力少し伸ばして上げて魅せ
河本力連日上げて力魅せ
河本力五位に入って力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１４３位の堀川未来夢（ミクム、２９歳、１７６㎝、８４㎏）は最終日－４、トータル－５と伸ばし、１５位上げて６位タイに入った。
堀川や確り伸ばし上げて魅せ
堀川やじわじわ上げて強さ魅せ
堀川や六位に入り強さ魅せ
世界ランキング１８１位で実力派中堅外国人選手のひとり、飛ばし屋のチャン・キム（米国、３２歳、１８８㎝、１０５㎏）は最終日－１、トータル－５と少し伸ばし、３位上げて６位タイに入った。
チャンキムや少し伸ばして上げて魅せ
チャンキムや最後は上げて意地を魅せ
チャンキムや六位に入り強さ魅せ
そして世界ランキング３３８位でプロ入りして２戦目の蝉川泰果（タイガ、２１歳、１７５㎝、７７kg）は最終日＋６、トータル－４と大きく落とし、７位下がって単独８位となった。
世界ランキング２９１位で気に止まることが増えた新鋭の岩﨑亜久竜（アグリ、２４歳、１８１㎝、８６㎏）は最終日＋１、トータル－３と少し落としながらも９位タイを維持した。
岩﨑や落としながらも九位維持
岩﨑や実力発揮九位維持
岩﨑や九位維持して力魅せ
世界ランキング１１８位で日本一曲がらないのが売りの稲森佑貴（２８歳、１６９㎝、６８㎏）は最終日－３、トータル－１と伸ばし、２３位も上げて１７位タイに入った。
稲森や確り伸ばして上げて魅せ
稲森や大きく上げて強さ魅せ
稲森や上位に入り強さ魅せ
世界ランキング１２９位の今平周吾(３０歳、１６５㎝、６７㎏)は最終日－１、トータルイーブンと少し伸ばし、１４位上げて１９位タイに入った。
今平や少し伸ばして上げて魅せ
今平や決勝で上げ強さ魅せ
今平や上位に入り強さ魅せ
世界ランキング８８位でウエイトトレーニングによって確りした体幹を持ち、海外ツアーでも成果を見せて来た比嘉一貴（２７歳、１５８㎝、７０㎏）は最終日＋２、トータルイーブンと落とし、２位下がって１９位タイとなった。
世界ランキング１５７位で海外ツアーへの本格参戦を目指している木下稜介(３１歳、１７４㎝、７５㎏)は最終日＋４、トータルイーブンと落とし、１０位下がって１９位タイとなった。
世界ランキング１４７位で海外ツアーへの本格参戦を目指し、シルバーコレクター気味の印象がある大槻智春（３２歳、１７２㎝、９４㎏）、世界ランキング２５７位で選手会長の谷原秀人（４３歳、１７８㎝、８０㎏）、世界ランキング２８５位で前選手会長の源ちゃんこと時松隆光（２９歳、１６８㎝、７５㎏）は３人共最終日＋３、トータル＋２と落とし、７位下がって２８位タイとなった。
世界ランキング１４４位で実力派ベテラン外国人選手のひとり、ブラッド・ケネディ（オーストラリア、４８歳、１８０㎝、８２㎏）は最終日＋６、トータル＋２と大きく落とし、１９位下がって２８位タイとなった。
そして世界ランキング３０４位で元世界アマチュアランキング１位の中島啓太（２２歳、１７７㎝、７５㎏）は最終日－１、トータル＋３と少し伸ばし、１２位上げて３５位タイに入った。
中島や少し伸ばして上げて魅せ
中島や決勝で上げ強さ魅せ
中島や中位に入り意地を魅せ
世界ランキング２３３位で実力派ベテラン外国人選手のひとり、朴相賢（パク・サンヒョン、韓国、３９歳、１７１㎝、７１㎏）は最終日＋３、トータル＋４と落とし、４位下がって３７位タイとなった。
世界ランキング３１９位で米国男子ツアーシード権復活を目指している小平智（３３歳、１７２㎝、７０㎏）は最終日＋１、トータル＋６と少し落としながらも１位上げて４８位タイに入った。
小平や落としながらも一位上げ
小平や最後は上げて意地を魅せ
そして、世界ランキング２１０位の池田勇太（３６歳、１７７㎝、７７㎏）は最終日イーブン、トータル＋９と維持し、８位上げて５４位タイに入った。
池田勇太スコア維持して上げて魅せ
池田勇太最後は上げて意地を魅せ
それから、予選ラウンド終了時に世界ランキング２０６位でイケメン振りが女子ゴルファーにも人気のある片岡尚之（２４歳、１７１㎝、６７㎏）はトータル＋１５で８８位タイとなり、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っていた。
