今週も週明けになると毎週前半に発表されるゴルフの男女世界ランキングにおける日本人選手の動向が気になる。
先週はそれまでと比べてぐっと減り、レギュラーツアーで目ぼしい大会が開催されたのは欧州男子ツアー、国内女子ツアーのみで、国内男女の下部ツアーも開催されなかった。
それでも、開催された出場していた何れのツアーにおいても応援していた選手はほぼ予選を通過して、決勝ラウンドまで楽しませてくれた。
日本人選手の世界ランキングには男子の場合影響が少なかったが、女子の場合は参加選手が多いだけに、結構大きな変動があった。
先ずは男子の方であるが、木曜日の午後からイングランドで欧州男子ツアーの高額賞金大会、「BMW PGA選手権」が4日間の日程で開催され、旅人ゴルファー、川村昌弘が出場していた。
ゴルフ愛&旅情漂う人気のコラム、「いま僕はココにいます」も「Vol.124 イングランド編」に更新されており、自らのレベルアップを実感しているようであった。
そして初日トータル-5と大きく伸ばし、4位タイと好発進して、大いに期待させた。
第2日目にはトータル-8まで伸ばしながらも8位タイに下がったが、上位での予選通過は立派なものである。
そして第3日目にはトータル-8のまま伸ばせなかったので21位タイまで下がっているが、そのままずるずると下がってしまわないのが今の川村昌弘で、最終日はトータル-12まで伸ばして17位タイに入っている。
この結果、世界ランキングを136位まで上げ、欧州男子ツアーのポイントランキングであるレース・トゥ・ドバイを40位まで上げているから流石ではないか!?
川村やしみじみ過去を振り返り
徐々に自信が漲るのかも
川村や経験重ね自信付け
上位入賞普通なのかも
次に女子の方であるが、木曜日の朝からは茨城県において国内女子ツアーのメジャー大会、「日本プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」が4日間の日程で開催され、谷間世代を独走している東京五輪銀メダリストの稲見萌寧がぶっちぎりの逆転優勝を果たしている。
初日はトータル-2と上位ではあるが、まあまあの位置で出て、第2日目はトータル-4まで伸ばし、10位タイの予選通過であるから、この時点ではそこまで調子好さそうでもなかった!?
そりゃその前の大会では虫刺されで左腕が腫れ上がり、途中棄権しているからね。
でも、第3日目にはトータル-11へと爆上げして2位タイに上げているから流石である。
ただ、この時も一旦単独首位に抜け出ながら、守り切れていないところに、絶好調ではないのだなあ、と思わせる面もあった。
それが最終日にトータル-19まで2日続けて爆上げし、もう付いて行ける選手が見当たらなくなった!?
なお、国内女子ツアーではこれで今年7勝目、昨年と統合して今シーズンでは8勝目、通算では9勝目となった。
そしてメジャー大会では初優勝で、賞金女王レースでも1位に抜け出て、2位の小祝さくらに約3251万円の差を付けている。
この結果、世界ランキングを18位まで上げ、国内では最早敵はいない、なんて受け取る人も増えて来たようである。
稲見萌寧爆上げ続け勝って魅せ
稲見萌寧逆転更に突き放し
抜き出た強さ見せ付けたかも
稲見萌寧まだ完璧と程遠く
孤高の道を歩き出すかも
参考までに男子、女子の日本人選手のそれぞれ20位までに入った選手達を挙げておく。
先ずは男子から日本人選手のトップ20に付いて挙げておく。
順位 変動 氏名 順位 変動 氏名
17位 ↑ 1 松山英樹 198位 ↓ 5 岩田寛
85位 ↓ 1 金谷拓実 203位 ↓ 9 時松隆光
95位 ↓ 3 星野陸也 255位 ↓ 7 宮本勝昌
104位 ↓ 4 木下稜介 265位 ↓ 2 大岩龍一
111位 ↓ 3 今平周吾 283位 ↓ 4 片岡尚之
136位 ↑11 川村昌弘 292位 ↓ 5 香妻陣一朗
145位 ↑ 4 稲森佑貴 314位 ↓ 5 石坂友宏
152位 ー 大槻智春 341位 ↓ 5 上井邦裕
177位 ↓ 5 比嘉一貴 343位 ↓15 堀川未来夢
上記のように、目ぼしいところでは欧州男子ツアーしか開催されていなかったので、海外を主戦場とする松山英樹、川村昌弘以外、少しずつ下がった選手が殆んどとなり、上に挙げた選手以下で10位以上はおろか、5位以上上がった選手も見当たらなかった。
次に女子の日本人選手トップ20に付いて挙げておく。
順位 変動 氏名 順位 変動 氏名
6位 ー 笹生優花 78位 ↓ 1 吉田優利
16位 ↑ 8 稲見萌寧 83位 ↑ 1 高橋彩華
27位 ↓ 1 古江彩佳 86位 ↓ 1 若林舞衣子
48位 ↓ 3 渋野日向子 90位 ↑ 3 勝みなみ
51位 ー 鈴木愛 97位 ー 岡山絵里
55位 ↑ 1 山下美夢有 102位 ↓ 2 大里桃子
61位 ↓ 2 小祝さくら 112位 ↓ 3 原英莉花
68位 ↑ 2 西村優菜 115位 ↑ 1 菊地絵理香
70位 ↑ 9 西郷真央 117位 ↓ 2 比嘉真美子
女子の場合、国内女子ツアーがあったので、大きく上がった選手がまあまあ存在しており、以下、10位以上上がった選手を世界ランキング400位までの範囲で書き留めておく。
黄金世代で注目株の植竹希望が29位上がって137位に、大ベテランのレジェンド、大山志保が47位上がって182位に、黄金世代でレイチェルこと臼井麗香が11位上がって205位に、木村彩子が14位上がって226位に、谷間世代の菅沼菜々が11位上がって246位に、黄金世代の小滝水音が21位上がって313位に、大出瑞月が32位上がって346位に、竹山佳林が32位上がって352位に、谷間世代の石井理緒が37位上がって381位になっている。
こうして見渡すと、黄金世代、プラチナ世代に挟まれた谷間世代の選手もぼちぼち気に留まるようになっている。
女子ツアー華の間にまた華が
それから今週の目ぼしいツアーであるが、男子では早速明朝から国内男子ツアーの下部に当たるAbemaTVツアーの開催が予定され、そして木曜日の朝からは国内男子ツアー、午後からは欧州男子ツアー、夜からは米国男子ツアーの開幕戦の開催が予定されている。
まだ詳しい記事は出ていないが、多分何れのツアーでも日本人選手の活躍が観られそうな気がし、今からわくわくそわそわしている。
男子ツアーでも面白いものは面白い!?
いや、男子ツアーでこそ観られる面白さもあるのだ。
出来ればぼちぼち出もその部分が増えて行くことを期待したい。
それにはいきなり米国男子ツアーまで望まなくても、欧州男子ツアーへチャレンジする選手が増えて欲しいところだなあ。
欧州で川村を追うプレイヤー
増えて行くこと期待するかも
女子では先ず木曜日の夜から米国女子ツアーの開催が予定され、金曜日の朝から国内女子ツアー、その下部に当たるステップアップツアーの開催が予定されている。
何れのツアーにも日本人選手の出場が予定されているので、まだ細かいことはまだ分からないが、楽しみに待ちたい。
それにしても、ここに挙げただけでも7つの大会の開催が予定されているから、今週は何時も以上に寝不足になりそうだなあ。フフッ。
今週もまた寝不足と嬉しそう
頭の中はもう花畑