木曜日午後から時差－８時間（現在サマータイム中、それ以外では－９時間）のイングランドにある「ウェントワースＧＣ（７２６７ヤード、パー７２）」において欧州男子ツアーの高額賞金大会、ロレックスシリーズの「ＢＭＷ ＰＧＡ選手権」が４日間の日程で開催され、その第２ラウンド、すなわち予選ラウンド最終ラウンドが終わっている。
初日に予定されていた第１ラウンド、すなわち予選ラウンドの第１ラウンドが日没サスペンデッドとなり、第２日目に１０人ほど残していたが、昨日は初日の分を第１ラウンドの暫定値として触れておいた。
今日は第２日目に行われた第２ラウンドの分に付いてのみ触れておく。
第１ラウンドの残りの分を入れてもそんなに大きな変動は無かったからである。
ところで、今年の賞金総額は或る記事によると、８００万ドル（１ドルを約１１０円とすると、８億８千万円）となっていた。
昨年が７００万ドル（約７億７千万円）であるから、大分アップしており、熾烈な戦いとなっている。
日本人選手としてはこのところ好調を維持し、先週の「イタリアオープン」でも５位タイに入った世界ランキング１４７位で旅人ゴルファーと呼ばれる川村昌弘が出ている。
他の出場予定者をざっと見て行くと、世界ランキング１４位のビクトル・ホブラン（ノルウェー）、世界ランキング１７位のティレル・ハットン（イングランド）、世界ランキング２６位のマシュー・フィッツパトリック（イングランド）、世界ランキング２８位のビリー・ホーシェル（米国）等もおり、決して薄いフィールドでは無さそうで、更に川村昌弘への期待が高まって来た。
それから、彼にはゴルフ愛＆旅情漂う人気のコラム、「いま僕はココにいます」に付いては「Vol.１２４ イングランド編」に更新されていた。
前回の会場があるイタリアのローマから今回の会場があるイングランドのローマまでの１４０６㎞を２時間のフライトだったそうであるが、大手の航空券では片道５万円掛かるところ、ＬＣＣ（ロー・コスト・キャリア、格安航空会社)を利用して荷物込みで１万５千円だったそうだ。
前回の「イタリアオープン」では最終ラウンド果敢に攻め、プレーオフに持ち込む為にイーグルを狙ったが、外れてボギーとなったと言う。
そんなことを考えられるだけ自信も付いて来ているようである。
経験を重ね、何でも平均スコアは全体の１２位だとか。
ライバル達の活躍に刺激を受けて、今回はどんなプレイを見せてくれるか！？
川村や自信を付けてチャレンジし
厚いフィールド攻めているかも
なお、第１ラウンドの結果はトータル－５と大きく伸ばして４位タイの好発進であった。
さて、単独首位を維持しているのは世界ランキング５１６位のキラデク・アフィバーンラト（タイ）で、第２ラウンド６バーディー、２ボギーの－４、トータル－８と伸ばしている。
昨日も書いたが、米国男子ツアーで苦戦して、松山英樹に近かった世界ランキングを大きく下げて来たが、入れ替え戦で来シーズンのシード権を確保してこの試合に臨んでいるようである。
川村昌弘もそのタフさに感心していた。
アフィバーンラ確り伸ばし首位を維持
アフィバーンラト首位を維持して力魅せ
アフィバーンラト首位を維持してタフさ魅せ
２位タイに付けているのは世界ランキング２６４位のフランチェスコ・ラポルタ（イタリア）、世界ランキング１７０位のローリー・カンター（イングランド）で、トータル－１１まで伸ばしている。
フランチェスコ・ラポルタは第２ラウンド７バーディーの－７と爆発的に伸ばし、５位上げて来た。
ラポルタや爆発力で二位に上げ
ラポルタや二位まで上げて力魅せ
ローリー・カンターは第２ラウンド８バーディー、２ボギーの－６と大きく伸ばし、２位上げて来た。
カンターや大きく伸ばし二位に上げ
カンターや首位に迫って力魅せ
単独４位に付けているのは世界ランキング３９位のアダム・スコット（オーストラリア）で、第２ラウンド１イーグル、６バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの－３、トータル－１０と伸ばしながらも、１位下がっている。
スコットや伸ばしながらも一位下げ
スコットや伸ばし足りずに一位下げ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング２８位のビリー・ホーシェル（米国）は第２ラウンド－７、トータル－９と爆発的に伸ばし、１７位上げて５位タイに付けて来た。
ホーシェルや爆発力で五位に上げ
ホーシェルや五位まで上げて強さ魅せ
世界ランキング４５位のジャスティン・ローズ(イングランド)は第２ラウンド－４、トータル－８と伸ばしながらも、１位下がって５位タイとなっている。
伸ばしても五位に下がったローズかな
世界ランキング４０位のシェーン・ローリー（アイルランド）は第２ラウンド－６、トータル－８と大きく伸ばし、１４位上げて８位タイに付けて来た。
ローリーや大きく伸ばし八位付け
ローリーや八位に上げて強さ魅せ
そして、川村昌弘は第２ラウンド５バーディー、２ボギーの－３、トータル－８と伸ばしながらも、４位下がって８位タイとなっている。
それでもこの厚いフィールドにおいてベストテンに入っての予選通過であるから、凄い！？
第２ラウンドに付いてもう少し詳しく見ておくと、全員アウトスタート（第１ホールから）で、トータル－５から出て、前半では３ホールをパーで凌いだ後、第４ホールでバーディーを決めたが、続く３ホールをパーで凌いだ後、第８ホールでボギーを叩いてスタート時点に戻り、結局トータル－５のまま後半へと繋いでいる。
後半に入って第１１ホールでボギーを叩いたが、空かさず第１２ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
この辺りで速報を見て、伸ばせていないので、かなり下がるかと思っていたら、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１５ホールでもバーディーを決め、１つ空いて第１７、１８ホールと連続でバーディーを決めたので、結局後半で３打伸ばし、トータル－８として決勝ラウンドへと繋いでいる。
昨日に続き、ここでも終盤で落とさず、伸ばしており、好調を維持出来ているようである。
これはもう決勝ラウンドでも期待が膨らんでしまう！？
川村や確り伸ばし通過魅せ
川村や余裕の通過期待させ
それから、世界ランキング４４位のクリスティアン・ベゾイデンハウト（南アフリカ）は第２ラウンドイーブン、トータル－８と伸ばせず、７位下がって８位タイとなっている。
世界ランキング６３位のベルンド・ウィースバーガー（オーストリア）は第２ラウンド－５、トータル－６と大きく伸ばし、３３位も上げて１９位タイに付けて来た。
ウィースバーガー大きく伸ばし上げて魅せ
ウィースバーガー大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング１４位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)は第２ラウンド－５、トータル－５と大きく伸ばし、４１位も上げて２５位タイに付けて来た。
ホブランや大きく伸ばし上げて魅せ
ホブランや大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング３７位のトミー・フリートウッド(イングランド)は第２ラウンド－４､トータル－５と伸ばし、２７位も上げて２５位タイに付けて来た。
フリートウッド確り伸ばし上げて魅せ
フリートウッド大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング３３位のリー・ウェストウッド(イングランド)、世界ランキング６２位のアレクサンデル・ノーレン(スウェーデン)は共に第２ラウンド－２、トータル－４と伸ばしながらも、１４位下がって３６位タイとなっている。
世界ランキング２６位のマシュー・フィッツパトリック（イングランド）は第２ラウンド－３、トータル－３と伸ばし、１５位上げて５１位タイに付けて来た。
確りとフィッツパトリック上げて魅せ
余裕持ちフィッツパトリック通過魅せ
そして世界ランキング５１位のビクトル・ペレス（フランス）は第２ラウンド－６、トータル－２と大きく伸ばし、５４位も上げて６２位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
爆上げし強さを見せたペレスかな
強さ魅せ何とか通過ペレスかな
それから、世界ランキング１７位のティレル・ハットン（イングランド）、世界ランキング４８位のイアン・ポールター（イングランド）、世界ランキング５４位のロバート・マッキンタイア（スコットランド）はトータル－１で７９位タイ、世界ランキング４７位のガリック・ヒーゴ（南アフリカ）はトータル＋１で９９位タイ、世界ランキング７０位のマット・ウォリス（イングランド）、世界ランキング７１位のグイド・ミグリオッツィ（イタリア）はトータル＋３で１１６位タイ、世界ランキング６０位で、このところ好調を維持していて、気に留まることが多くなったミンウー・リー（オーストラリア）はトータル＋５で１２７位タイ、世界ランキング８２位のラスムス・ホイガールト（デンマーク）はトータル＋７で１３６位タイとなり、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
なお、世界ランキング７７位のトーマス・デトリー（ベルギー）は失格となっている。
