パドレスの先発投手はこのところ7連敗と負けが込んでいるダルビッシュ有(35歳、196㎝、100㎏)で、6回で99球投げ、3安打7三振1四球1失点1自責点の力投で勝ちが付いて8勝9敗となり、防御率は4.05から3.95へと少し改善されている。
ついでにWHIPの変化に付いても見ておくと、此方も1.07から1.05へと少し好くなっている。
ウィキペディアによると、速球の最速は159㎞/h、平均は154㎞/hと素晴らしく、それも若い頃ではなく、じわじわと上げ。2015年のトミー・ジョン手術後も上がっている。
参考までに今シーズンここまでの4シーズンの成績に付いて見ておくと、2018年シーズンはカブスに移籍したが、トミー・ジョン手術の影響が強く出たのか、あまり振るわず、40回投げて1勝3敗で、奪三振数が49、防御率が4.95、WHIPが1.43と不本意な成績に終わっている。
2019年シーズンはナックルカーブの習得もあり、後半復調して、178回3分の投げて6勝8敗で、奪三振数が229、防御率が3.98、WHIPが1.10と大分好くなっている。
2020年シーズンはパドレスに移籍して快調に飛ばし、76回投げて8勝3敗で、奪三振数が93、防御率が2.01、WHIPが0.96と素晴らしく、サイ・ヤング賞候補に挙がるぐらいであった。
そして2021年シーズンここまでは前半好調を維持していたが、途中で不調に陥り、146回投げて8勝9敗で、奪三振数が174、防御率が3.95、WHIPが1.05となっている。
ダルビッシュやっとトンネル抜けて勝ち
ダルビッシュ確り抑え勝って魅せ
なお、これでメジャーリーグで79勝目となり、野茂英雄の123勝に次いで、黒田博樹と並んで2位タイとなった。
成績的に近いところで黒田博樹、田中将大と比べてみると、ダルビッシュ有が9年で1283回投げて79勝65敗で、奪三振数が1566、防御率が3.52、WHIPが1.15となっている。
黒田博樹は7年で1319回投げて79勝79敗で、奪三振数が986、防御率が3.52、WHIPが1.17であった。
田中将大は7年で1054回3分の1投げて78勝46敗で、奪三振数が991、防御率が3.74、WHIPが1.13であった。
黒田博樹は投球回数を見てもタフさが目立ち、またランナーを出しても失点が少なく、粘り強さが感じられる。
田中将大はWHIPの好さから見ても制球が好く、防御率が多少悪いところを見ると、その割に失点しているが、それでも勝率が好いから、何かを持っているのは感じさせられる。
何れにしても日本人投手として優れた3人であるが、ニュースでは黒田博樹の扱いが目立って小さい。
地味さ、粘り強さ等、侍のイメージを日本人とすると、極めて日本人的なんだけどなあ。
あっ、そうか!?
だからこそ日本人的には真面目な自分を見ているようで、かえって人気が限られ、向こうでの方が評価されているのかも知れない。
黒田博樹武士の風貌残す故
何処かで重く感じるのかも
また、アスレチックスがWソックスと対戦して5対1で勝っている。
アスレチックスの先発投手は100mph(100マイル毎時、約161㎞/h)投手のひとり、フランキー・モンタス(ドミニカ、28歳、188㎝、116㎏)で、7回で105球投げ、6安打7三振2四球1失点1自責点の好投で勝ちが付いて12勝9敗となり、防御率は3.68から3.57へと少し好くなっている。
ついでにWHIPの変化に付いても見ておくと、此方は1.20のままであった。
参考までに今シーズンここまでの4シーズンの成績に付いて見ておくと、2018年シーズンは65回投げて5勝4敗で、奪三振数が43、防御率が3.88、WHIPが1.46と飛躍的に好くなり始めている。
2019年シーズンは春先から絶好調であったが、6月後半に禁止薬物を使用していたことが見付かり、80試合の出場停止となった。
それまで96回投げて9勝2敗で、奪三振数が103、防御率が2.63、WHIPが1.11と、内容的には飛躍的に好くなっているから、余計に惜しまれる。
2020年シーズンは影響が残り、53回投げて3勝5敗で、奪三振数が60、防御率が5.60、WHIPが1.51と不本意な結果に終わっている。
要するに、時間の無駄をして、また出直しである。
そして2021年シーズンここまでは163回3分の2投げて12勝9敗で、奪三振数が181、防御率が3.57、WHIPが1.20と、漸く期待されたエース級の働きに近付いている。
モンタスや漸く力発揮して
エースの仕事続けるのかも
モンタスや実力発揮勝って魅せ
モンタスや期待に応え勝って魅せ