水曜日の夜から時差-14時間(現在サマータイム中、それ以外では-14時間)の米国・ミシガン州にある「ミッドランドCC(6251ヤード、パー70)」において米国女子ツアー、「ダウグレートレークベイ招待」が4日間の日程で開催され、その最終日の熱いバトルが終わった。
2人ひと組のペア戦で、賞金総額は230万ドル(約2億5400万円)となり、予選ラウンド終了時に31位タイまでに入っていた41ペアが決勝ランドへと駒を進められた。
フォアサム(2人で1つのボールを交互に打つ)、フォアボール(2人で2つのボールをそれぞれが打ち、各ホールで好い方を取る)と予選ラウンド、決勝ラウンド共に行い、それを足して行くストローク戦となり、何時もとはちょっと趣向の違う形式が楽しめる大会になっている。
日本人選手としては世界ランキング8位で新世紀世代をリードするフィリピンのエース、笹生優花(日本&フィリピン国籍)、世界ランキング9位で黄金世代をリードする日本のエース、畑岡奈紗、世界ランキング805位でプラチナ世代の山口すず夏が出ており、笹生優花ペア、畑岡奈紗ペアが決勝ラウンドへと駒を進めている。
第3日目はフォアサム形式で、畑岡奈紗は以前からの約束で世界ランキング11位のレキシー・トンプソン(米国)と組み、3日目-1、トータル-9と少し伸ばしながらも15位タイに下がり、笹生優花は世界ランキング15位のミンジー・リー(オーストラリア)からのお誘いを受けて組み、3日目-4、トータル-10と伸ばして7位タイまで上げている。
観る方としても、何時もと違う試合形式で、結構豪華なペアが散見されるから、ライブ放送の方は有料放送だけであったが、速報、記事等を頼りにまあまあ楽しめ、わくわくさせられた。
畑岡やレキシーと組み支え合い
何とか中位維持するのかも
笹生優花イミンジ誘うペア戦で
楽しくプレイ上位窺い
さて、単独首位に抜け出て見事優勝したのは世界ランキング22位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)と世界ランキング34位のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ、アリヤの姉)の姉妹ペアで、最終日-11、トータル-24と爆発的に伸ばし、3位上げて来た。
最終日はフォアボール形式で、そうなると力を発揮するのがこのペアである。
モリヤ・ジュタヌガーンが安定した巧さで支え、アリヤ・ジュタヌガーンが安心してぶっ飛ばすパターンが確りはまったようだ。
ジュタヌガーン姉妹で巧く支え合い
爆発力を発揮するかも
ジュタヌガーン姉妹で巧く支え合い
最後爆発勝ち切るのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング79位のジャスミン・スワンナプラ(タイ)と世界ランキング118位のシドニー・クラントン(米国)の前回優勝したペアで、最終日-6、トータル-21と大きく伸ばしながらも1位下がっている。
クラントンスワンナプラは伸ばしつつ
それでも足りず二位となるかも
3位タイに入ったのは世界ランキング43位のキム・アリム(韓国)と世界ランキング60位で笹生優花と同世代の新鋭、韓国系選手のイエリミ・ノー(米国)ペア、世界ランキング115位のパジャレー・アナナルカルン(タイ)と世界ランキング185位のアディティ・アショク(インド)のアジア人ペアで、トータル-19まで伸ばしている。
キム・アリムとイエリミ・ノーペアは最終日-6と大きく伸ばし、1位上げて来た。
キムアリムイエリミノーは最終日
上手く組み合い伸ばしたのかも
パジャレー・アナナルカルンとアディティ・アショクペアは最終日-4と伸ばしながらも2位下がった。
アナナルカルンアショクと組んで伸ばしても
それでも足りず二位下がるかも
以下、気になったペアに付いて簡単に書き留めておく。
笹生優花とミンジー・リーペアは最終日-8、トータル-18と爆発的に伸ばし、2位上げて単独5位に入った。
笹生優花が調子が上がらなかったようであるが、それでも下支えになったのか? ミンジー・リーがイーグル2つを含め、爆発力を見せたようである。
好い表情で2人並んで語らいながら歩いている姿の他に、好いパットを決めたときのミンジー・リーの様子も写真で伝えられ、観ている方まで嬉しくなって来る。
以前からミンジー・リーは気に留まる選手であったが、更に親しみを感じ、応援したくなって来た。
スポーツの楽しさ、好さを伝えるペアとなったようである。
笹生優花ミンジーリーを下支え
ゴルフの好さを伝えるのかも
笹生優花ミンジーリーと上手く組み
またこのペアで観たくなるかも
世界ランキング26位のイ・ジュンウン6(韓国)と世界ランキング41位のハ・ミジョン(韓国)ペアは最終日-4、トータル-17と伸ばしながらも2位下がって6位タイとなった。
そして畑岡奈紗とレキシー・トンプソンペアは最終日-5、トータル-14と大きく伸ばし、2位上げて13位タイに入った。
フォアサムでは遠慮があって中々伸ばせないこのペアも、フォアボールになると畑岡奈紗が安定のプレーで支え、レキシー・トンプソンがぶっ飛ばすと言うパターンにはまるのか? 上手く伸ばせるようである。
畑岡とトンプソン組み上手く合い
最後に上げて終われたのかも
畑岡とトンプソン組み其々が
特質生かし伸ばせるのかも
世界ランキング32位のカルロタ・シガンダ(スペイン)と世界ランキング37位のメリル・リード(イングランド)欧州ペアは最終日イーブン、トータル-14と伸ばせず、9位下がって12位タイとなった。
世界ランキング6位のキム・ヒョージュ(韓国)と世界ランキング83位のチ・ウンヒ(韓国)ペアは最終日-6、トータル-13と大きく伸ばし、6位上げて17位タイに入った。
キムヒョージュチウンヒと組み上手く合い
フォアボールでは伸ばせるのかも
世界ランキング3位のパク・インビ(韓国)と世界ランキング18位のユ・ソヨン(韓国)ペア、世界ランキング7位のブルック・ヘンダーソン(カナダ)と世界ランキング49位のチョン・インジ(カナダ)ペアは最終日-5、トータル-13と大きく伸ばし、17位タイを維持した。
パクインビユソヨンと組み上手く合い
順位維持して終われるのかも
ヘンダーソンチョンインジ組み上手く合い
大きく伸ばし終われるのかも
世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)と世界ランキング13位のジェシカ・コルダ(米国、ネリーの姉)姉妹ペアは最終日-3、トータル-13と伸ばしながらも10位下がって17位タイとなった。
フォーサムでは伸ばすのに、フォアボールになると決まって順位を落とすこの姉妹ペア、2人共高身長で、モデル級にスマートな外見がよく似ているだけに、何だか可笑しくなって来る。
似過ぎていて、並行すると支え合うよりかち合ってしまうのであろうか!?
なんて勝手なことをついつい考えてしまう。
コルダ姉妹重なり過ぎて伸ばせずに
フォアボールではつい下がるかも
世界ランキング6位のダニエル・カン(米国)と世界ランキング10位のリディア・コ(ニュージーランド)ペアは最終日-7、トータル-12と爆発的に伸ばし、8位上げて22位タイに入った。
ダニエルカンリディアコと組み爆発し
フォアボールでは伸ばせるのかも
世界ランキング21位のオースティン・アースト(米国)と世界ランキング66位のキャロライン・マッソン(ドイツ)ペアは最終日-8、トータル-11と爆発的に伸ばし、9位上げて25位タイに入った。
アーストやマッソンと組み爆発し
確り上げて終われるのかも
そして世界ランキング16位のアリー・ユーイング(米国)と世界ランキング33位のメガン・カン(米国)ペアは最終日-1、トータル-9と少し伸ばしながらも14位下がって31位タイとなった。