4月18日(木)の21時15分頃から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・テキサス州にある「ザ・クラブatカールトンウッズ・ニクラウスコース(6824ヤード、パー72)」において、米国女子ツアーのメジャー大会、「シェブロン選手権」が4日間の日程で開催され、その最終ラウンドが終わった。
第3日目、すなわち決勝ラウンドの初日が悪天候の為にサスペンデッドとなり、予定されていた第3ラウンド、すなわち決勝ラウンドの第1ラウンドが終われなかったので、最終日にはその残った分、および最終ラウンドが行われた。
第3ラウンドに付いては既に触れたので、ここでは最終ラウンドの様子に付いて触れておく。
公式サイトによると賞金総額は790万ドル、優勝賞金は120万ドルとなり、1ドルを約154.6円とすれば、それぞれ約12億2100万円、約1億8550万円であった。
昨年実績の賞金総額が520万ドル、優勝賞金が76.5万ドルであり、それぞれ約8億0390万円、約1億1830万円であったから、かなり増額されている。
日本人選手としては世界ランキング18位で黄金世代を代表し、自他共に日本のエースと認める畑岡奈紗(25歳、158㎝)、世界ランキング22位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイを見せ続けている古江彩佳(23歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング25位で新世紀世代を代表し、2021年に全米女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生優花(22歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング26位で新世紀世代の国内組を代表し、一昨年昨年と連続で年間女王に輝いた山下美夢有(22歳、150㎝、52㎏)、世界ランキング39位で新鋭の岩井明愛(アキエ、21歳、161㎝、59㎏、岩井ツインズの姉)、世界ランキング45位で新世紀世代をリードするひとり、すっかり復調した西郷真央(22歳、158㎝、57㎏)、世界ランキング73位でプラチナ世代をリードするひとり、メンタルの強さと明るい笑顔が武器の西村優菜(23歳、150㎝、50㎏)、世界ランキング79位で黄金世代をリードするひとり、飛ばし屋の勝みなみ(25歳、157㎝、57㎏)、世界ランキング86位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストの稲見萌寧(24歳、166㎝、58㎏)、世界ランキング154位で黄金世代をリードするひとり、2019年の全英女子オープンにおいて優勝した渋野日向子(25歳、167㎝、62㎏)が出場して、西郷真央以外の9名が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
そして国内女子ツアーの主力メンバーである世界ランキング19位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング1位で米国と韓国で賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ(韓国、35歳、155㎝、63㎏)も出場しており、決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なお、全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に60位タイまでに入っていた73名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
またライブ中継であるがWOWOWライブで放送されていた。
米国の女子のツアーに日本人
大挙出陣胸躍るかも
国内の主力選手も出場し
実力発揮流石なのかも
さて単独首位に抜け出て、見事優勝したのは世界ランキング1位でこのツアーにおいて出場試合5連勝、および4週連続優勝の記録が掛かっていたネリー・コルダ(米国、25歳、178㎝)で、最終ラウンド5バーディー、2ボギーの-3、トータル-13と伸ばして1位上げて来た。
最終ラウンドはアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-10からスタートして、前半では3バーディーの-3、トータル-13と伸ばし、後半に入ってからは2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-13を維持した。
なおこれがこのツアーにおいて通算13勝目となり、メジャー大会では2勝目となった。
鎖骨下に出来た血栓の除去手術の影響もあって昨シーズンは振るわず、世界ランキング1位を明け渡したが、徐々に挽回して世界ランキング1位に返り咲き、この快挙であるから、流石ではないか!?
ネリーコルダ確り伸ばし上げて魅せ
ネリーコルダ最後も上げて勝って魅せ
ネリーコルダ連勝続け強さ魅せ
ネリーコルダ圧倒魅せて流石かな
単独2位に入ったのは世界ランキング46位のマヤ・スタルク(スウェーデン、24歳、175㎝)で、最終ラウンド3バーディーの-3、トータル-11と伸ばして2位上げて来た。
最終ラウンドはアウトスタートでトータル-8からスタートして、前半では全てパーで凌いでトータル-8を維持し、後半に入ってからは加速して、3バーディーの-3、トータル-11と伸ばした。
マヤスタルク確り伸ばし上げて魅せ
マヤスタルク最後まで上げ力魅せ
マヤスタルク二位に入って力魅せ
3位タイに入ったのは世界ランキング94位のローレン・コフリン(米国、31歳、170㎝)、世界ランキング12位で妖精と呼ばれていたブルック・ヘンダーソン(カナダ、26歳、163㎝)で、トータル-10まで伸ばした。
ローレン・コフリンは最終ラウンド7バーディー、3ボギーの-4、トータル-10と伸ばして5位上げて来た。
最終ラウンドはアウトスタートで、トータル-6からスタートして、前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-9と伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、2ボギーの-1、トータル-10と少し伸ばした。
コフリンや確り伸ばし上げて魅せ
コフリンや最後に上げて力魅せ
コフリンや三位に入り力魅せ
ブルック・ヘンダーソンは最終ラウンド5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-10と伸ばせず、1位下がった。
最終ラウンドはアウトスタートでトータル-10からスタートして、前半では3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-10と伸ばせず、後半でも2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-10と伸ばせなかった。
ヘンダーソンスコア伸ばせず一位下げ
ヘンダーソン三位止まり強さ魅せ
ヘンダーソン三位に入り強さ魅せ
単独5位に入ったのは世界ランキング33位のユ・ヘラン(韓国、22歳、175㎝)で、最終ラウンド2バーディー、4ボギーの+2、トータル-9と落として4位下がった。
最終ラウンドはアウトスタートでトータル-11からスタートして、前半では2バーディー、3ボギーの+1、トータル-10と少し落とし、後半に入ってからも1ボギーの+1、トータル-9と少し落とした。
ユヘランやじわじわ落とし四位下げ
ユヘランや五位に止まり力魅せ
ユヘランや五位に入って力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング49位でベテランのイム・ジンヒ(韓国、45歳、165㎝)は最終ラウンド+2、トータル-6と落とし、4位下がって単独8位となった。
そして勝みなみは最終ラウンド1バーディー、3ボギーの+2、トータル-5と落とし、2位下がって9位タイとなった。
最終ラウンドはアウトスタートで、トータル-7からスタートして、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-7と維持したが、後半に入ってからは、2ボギーの+2、トータル-5と落とした。
勝みなみ後半落とし二位下がり
勝みなみ九位止まり力魅せ
勝みなみ九位に入り力魅せ
世界ランキング10位で少し前まで天才少女と呼ばれていたアタヤ・ティティクル(タイ、21歳、162㎝)は最終日+4、トータル-4と落とし、8位下がって単独12位となった。
世界ランキング11位のリン・シユ(中国、28歳、170㎝)は最終ラウンドイーブン、トータル-3と維持し、12位上げて13位タイに入った。
リンシユやスコア維持して上げて魅せ
リンシユや最後は上げて強さ魅せ
リンシユや上位に入り強さ魅せ
そして畑岡奈紗は最終ラウンド2バーディー、5ボギーの+3、トータル-3と落とし、5位下がって13位タイとなった。
最終ラウンドはアウトスタートで、トータル-6からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-7と少し伸ばしたが、後半に入ってからは、4ボギーの+4、トータル-3と落とした。
畑岡奈紗後半落とし五位下がり
畑岡奈紗上位止まり強さ魅せ
畑岡奈紗上位に入り強さ魅せ
また山下美夢有は最終ラウンド2バーディー、1ボギーの-1、トータル-2と少し伸ばし、16位上げて17位タイに入った。
最終ラウンドはインスタート(第10ホールから)で、トータル-1からスタートして、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-1と維持し、後半に入ってからは1バーディーの-1、トータル-2と少し伸ばした。
決勝ラウンドに入って上げて来るのは流石国内女子ツアーの年間チャンピオンではないか!?
山下や少し伸ばして上げて魅せ
山下や決勝で上げ力魅せ
山下や上位に入り力魅せ
世界ランキング8位でかつて天才少女と呼ばれ、10代の頃から長く世界ランキング1位に君臨していたリディア・コ(ニュージーランド、26歳、165㎝)は最終ラウンド+3、トータル-2と落とし、6位下がって17位タイとなった。
世界ランキング4位のイン・ルオニン(中国、21歳)、世界ランキング7位のチャーリー・ハル(イングランド、28歳、168㎝)は共に最終ラウンドイーブン、トータル-1と維持し、10位上げて23位タイに入った。
インルオニンスコア維持して上げて魅せ
インルオニン最後まで上げ強さ魅せ
インルオニン上位に迫り意地を見せ
チャーリーハルスコア維持して上げて魅せ
チャーリーハル最後まで上げ強さ魅せ
チャーリーハル上位に迫り意地を見せ
申ジエは最終ラウンド+4、トータル-1と落とし12位下がって23位タイとなった。
そして岩井明愛は最終ラウンド4バーディー、3ボギーの-1、トータルイーブンと少し伸ばし、23位も上げて30位タイに入った。
この選手も決勝ラウンドに入って上げて来るのは流石ではないか!?
それだけ国内女子ツアーのレベルが上がって来たのだろうね。
岩井明愛少し伸ばして上げて魅せ
岩井明愛決勝で上げ力魅せ
岩井明愛中位に入り意地を魅せ
また笹生優花は最終ラウンド4バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの+2、トータルイーブンと落とし、1位下がって30位タイとなった。
また稲見萌寧は最終ラウンド5バーディー、4ボギーの-1、トータル+2と少し伸ばし、18位上げて46位タイに入った。
稲見萌寧少し伸ばして上げて魅せ
稲見萌寧下がっても上げ力魅せ
稲見萌寧中位に入り意地を魅せ
世界ランキング15位のヤン・エイミー(梁煕英、韓国、34歳、173㎝)は最終ラウンド+3、トータル+2と落とし、13位下がって46位タイとなった。
そして古江彩佳は最終ラウンド4バーディー、6ボギーの+2、トータル+3と落としながらも、3位上げて50位タイに入った。
古江彩佳落としながらも上げて魅せ
古江彩佳最後は上げて意地を魅せ
また、渋野日向子は最終ラウンド2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+3、トータル+3と落とし、7位下がって50位タイとなった。
世界ランキング17位のアライセン・カーパズ(米国、26歳、175㎝)は最終ラウンド+5、トータル+5と大きく落とし、14位下がって57位タイとなった。
そして西村優菜は最終ラウンド1バーディー、5ボギーの+4、トータル+8と落としながらも、1位上がって67位タイとなった。