木曜日23時10分頃からは時差-16時間(サマータイム中、それ以外では-17時間)の米国カルフォルニア州にある「ミッションヒルズCC(6865ヤード、パー72)」において米国女子ツアーのメジャー大会、「ANAインスピレーション」が4日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
日本人選手としては世界ランキング8位で黄金世代の畑岡奈紗、世界ランキング15位で黄金世代の渋野日向子、世界ランキング44位で新世紀世代の笹生優花、世界ランキング86位で黄金世代の原英莉花、世界ランキング89位で黄金世代の歌姫、河本結、世界ランキング171位の野村敏京、世界ランキング212位の上原彩子が出ている。
エースの畑岡奈紗の調子が中々上がって来ず、初日+3で93位タイとかなり出遅れているところがちょっと心配ではあるが、長丁場で焦っても仕方が無い!?
それはそうなのであるが、ここは予選を通過しないと終わってしまうので、持ち前の爆発力を期待したい。
畑岡奈紗何とか通過期待して
畑岡や爆発力に期待して
スイング改造中の渋野日向子には定着、浮上を期待したいところであるが、初日イーブンで49位タイと少し出遅れている。
まあまあ納得出来るところもあるようなので、先ずは予選通過を期待して気長に見守りたい。
渋野日向子何とか通過期待して
寒かったり、悪天候だったりの国内女子ツアーで笹生優花は今一調子が上がっていないように思えたが、早めに海を渡って、準備に手間暇を掛けた米国女子ツアーでは初日-3で8位タイと十分に成果が出ている!?
この後も大いに期待が膨らむ。
笹生優花早めの渡米力魅せ
原英莉花は今度こそと言う気持ちで米国本土での好プレーを期待しかったところであるが、初日+6で最下位の116位タイとまだまだ壁が厚く、高いようである。
ここは開き直って、何とか予選通過を期待したい。
原英莉花何とか通過期待して
河本結には米での安定を期待したいところであるが、レジェンド申ジエのアドバイスを守って初日-1で30位タイと好い感じに来ている。
この後も大いに期待したい。
河本や更に活躍期待して
野村敏京は腰痛等で中々調子が上がって来ず、先ずは予選通過を期待したいところであるが、初日+2で85位タイとちょっと厳しい位置にいる。
先ず通過期待しかない野村かな
上原彩子は先週の健闘を見ると、大分調子が上がって来たようであるが、初日+1で70位タイとCUTライン上にある。
この後の奮起を期待したい。
上原やこの後奮起期待して
さて、単独首位を維持しているのは世界ランキング103位のパティー・タバタナキト(タイ)で、2日目1イーグル、3バーディー、2ボギーの-3、トータル-9と順調に伸ばしている。
ドライビングディスタンスに注目すると、初日が291.5ヤード、2日目が339ヤードとアドレナリン出まくり!?
出身校がUCLAと向こうの大学に学ぶ21歳の新鋭で、今年は3試合に出て5位、14位、予選落ちと、急成長を感じさせる。
タバタナキト確り伸ばし首位を維持
タバタナキト気合を入れて首位保ち
単独で2位を維持しているのは世界ランキング35位のフォン・シャンシャン(中国)で、2日目6バーディー、3ボギーの-3、トータル-7と、此方も順調に伸ばしている。
彼女に付いてもドライビングディスタンスに注目すると、初日270ヤード、2日目253ヤードと、此方は無理に飛ばそうとせず、2日目は強風に備えて慎重になっている!?
フォンシャンシャン慎重に攻め二位保ち
フォンシャンシャン実力発揮二位を維持
単独3位に付けているのは世界ランキング43位のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)で、2日目4バーディー、1ボギーの-3、トータル-7と伸ばし、1位上げて来た。
彼女に付いてもドライビングディスタンスに注目すると、初日268.5ヤード、2日目271ヤードで、そう変わらないが、何れにしても身長が10㎝近く違う? 渋野日向子よりも飛ばしている!?
因みに渋野日向子は初日266ヤード、2日目260ヤードであった。
ジュタヌガーンこの頃モリヤアリヤ抜き
実際には妹のアリヤ・ジュタヌガーンの世界ランキングが26位であるから、抜いてはいないが、勢いはモリヤ・ジュタヌガーンの方に感じられる。
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング2位のパク・インビ(韓国)、世界ランキング20位のソフィア・ポポフ(ドイツ)は2日目-3、トータル-5と伸ばし、10位上げて6位タイに付けて来た。
パクインビ出れば上位争いし
ソフィアポポフ確り伸ばし上げて魅せ
世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)は2日目-2、トータル-5と伸ばし、2位上げて6位タイに付けて来た。
この選手も出れば上位争いするイメージである。
なんて、世界ランキング1位を維持しているのであるから、この選手こそ当たり前のことか!?
コジンヨン実力発揮上げて魅せ
コジンヨン出れば上位争いし
そして河本結は2日目4バーディー、1ボギーの-3、トータル-4と伸ばし、18位上げて12位タイに付けて来た。
ドライビングディスタンスに注目すると、初日269ヤード、2日目273.5ヤードと、申ジエのアドバイスを守り、無理せずに確り攻めている!?
河本や確り攻めて上げて魅せ
河本や確り伸ばし上げて魅せ
笹生優花は2日目4バーディー、3ボギーの-1、トータル-4と少し伸ばしながらも4位下がって12位タイとなっている。
彼女もドライビングディスタンスに注目すると、初日288ヤード、2日目夕方のスタートで強風の中、302.5ヤードと攻めている。
その結果、前半は2バーディー、1ボギーで1打伸ばし、後半は2バーディー、2ボギーのイーブンを保てたと言うところか!?
笹生優花強風に耐え力魅せ
笹生優花風にも負けず伸ばすかな
世界ランキング14位のオースティン・アースト(米国)は2日目-4、トータル-3と伸ばし、50位も上げて20位タイに付けて来た。
アーストや確り伸ばし力魅せ
アーストや確り伸ばし爆上げし
世界ランキング4位のネリー・コルダ(米国)、世界ランキング13位のイ・ジョンウン6(韓国)は2日目-2、トータル-3と伸ばし、10位上げて20位タイに付けて来た。
ネリーコルダ確り伸ばし上げて魅せ
イジョンウン確り伸ばし上げて魅せ
世界ランキング11位のジェニファー・カプチョ(米国)は2日目イーブン、トータル-3と伸ばせず、12位下がって20位タイとなっている。
世界ランキング5位のダニエル・カン(韓国)、世界ランキング10位のミンジー・リー(オーストラリア)は2日目-2、トータル-2と伸ばし、23位も上げて26位タイに付けて来た。
ダニエルカン確り伸ばし上げて魅せ
ダニエルカン大きく上げて力魅せ
ミンジーリー確り伸ばし上げて魅せ
ミンジーリー大きく上げて力魅せ
世界ランキング6位で飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国)は2日目イーブン、トータル-2と伸ばせず、10位下がって26位タイとなっている。
参考までにドライビングディスタンスに注目しておくと、初日306ヤード、2日目311ヤードと、流石に飛ばしている。
世界ランキング3位のキム・セヨン(韓国)は2日目-1、トータル-1と少し伸ばし、11位上げて38位タイに付けて来た。
キムセヨンここぞと伸ばし上げて魅せ
畑岡奈紗、世界ランキング8位のブルック・ヘンダーソン(カナダ)は2日目-3、トータルイーブンと伸ばし、49位も上げて44位タイに付けて来て、ちょっと余裕を持って予選を通過している。
畑岡奈紗は2日目6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで、参考までにドライビングディスタンスに付いても見ておくと、初日266ヤードから2日目291.5ヤードと伸ばしている。
畑岡や気合を入れて通過魅せ
畑岡や更に爆上げ期待して
ついでにブルック・ヘンダーソンのドライビングディスタンスに付いても見ておくと、初日307.5ヤード、2日目310ヤードと、公称163㎝の身長の割に凄い!?
欧米の選手は身長に付いて1インチ(約2.54㎝)ぐらいさばを読んでいることを考えると、やっぱり筋肉の質が違うのかと思ってしまう。
ヘンダーソン確り飛ばし上げて魅せ
世界ランキング16位のユ・ソヨン(韓国)は2日目イーブン、トータルイーブンと維持し、5位上げて44位タイに付けて来た。
ユソヨンやスコア維持して上げて魅せ
世界ランキング9位のキム・ヒョージュ(韓国)は2日目+1、トータル+1と少し落とし、10位下がって59位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
世界ランキング18位のジェシカ・コルダ(米国、ネリー・コルダの姉)は2日目 +4、トータル+1と落とし、51位も下がって59位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
それから渋野日向子はトータル+2で72位タイ、上原彩子、世界ランキング12位のパク・ソンヒョン(韓国)、世界ランキング17位のカルロタ・シガンダ(スペイン)はトータル+5で96位タイ、野村敏京はトータル+6で105位タイ、原英莉花はトータル+9で113位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭った。