先週木曜日の午後から時差-7時間のキプロスにある「アフロディーテ・ヒルズ・リゾート(6956ヤード、パー71)」において欧州男子ツアー、「アフロディーテ・ヒルズ・キプロス。ショーダウン」が4日間の日程で開催され、最終日が感動の内に終わった。
これは先週の「キプロス・オープン」と同じ場所での開催となっており、予選ラウンドにおいて2日続いての日没サスペンデッドとなっていたのも同じであるから、ちょっと面白いかった!?
それはまあともかく、日本人選手としては世界ランキング231位と、先週の229位からちょっと下がっている旅人ゴルファー、川村昌弘が出ており、初日から奮闘し、決勝ラウンド初日も5位タイと余裕で通過している。
また、ゴルフ&旅情で人気のブログ、「いま僕はココにいます」が「Vol.99 キプロス編」に更新されており、色々と興味深いことが紹介されていた。
先ず今回の大会は予選ラウンド36ホールを終えて通過出来るのは32位タイまでと、かなり狭く絞られる。
決勝ラウンドではラウンド毎にスコアが一旦リセットされ、全員イーブンから始めるそうな。
先ず第3ラウンド、すなわち決勝ラウンド初日で更に16位タイまでに絞られ、第4ラウンド、すなわち最終日はまたスコアをリセットして、全員イーブンから始まると言う。
初日から最終日まで緊張が続き、選手にとっては大変そうであったが、 観ている方はその分、面白かった。
と言うことで、川村昌弘はエントリーするかどうか迷っていたそうであるが、別の選手のキャディーから「何を言ってんだ! エンジョイ! ニューフォーマット」と声を掛けられて我に返ったと言うから、その流れも中々面白い。
旅が心も動き易くしているような話ではないか!?
川村や風が合ったか奮闘し
川村や気分新たに奮闘し
それから、アジアとヨーロッパ、両方の風が吹くキプロス旅情も心をくすぐる。
さて競り合いの末、単独首位に抜け出て見事優勝したのは世界ランキング91位のロバート・マッキンタイア(スコットランド)で、最終日8バーディー、1ボギーの-7と大きく伸ばした。
もう少し詳し目に見ておくと、全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータルイーブンから出て、第2ホールでバーディーを決め、第3ホールでボギーを叩いたが、第5、6ホールと連続でバーディーを決め、その後はパーで凌いで-2まで伸ばしている。
後半に入っていきなり第10ホールでバーディーを決め、2ホールパーで凌いだ後、第13、15、17ホールと飛び石でバーディーを決め、この時点で首位タイと並んでいたが、最終の第18ホールでもバーディーを決めて単独首位へと抜け出た。
この試合の結果、世界ランキングは29位上がって62位となった。
ロバートや競り合い制し勝って魅せ
ロバートや競り合い抜けて勝って魅せ
単独2位に入ったのは川村昌弘で、最終日7バーディー、1ボギーの-6まで伸ばした。
もう少し詳し目に見ておくと、第1ホールでいきなりバーディーを決めて、1ホール空いて第3ホールでもバーディーを決め、第4ホールでボギーを叩いたが、第5ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
その後はパーで凌いで-2まで伸ばした。
後半に入って第11、14、16、18ホールとバーディーを決め、トータル-6まで伸ばしたが、この間何度も首位タイにたっており、ホールアウトした時も首位タイに立っていた。
そしてその後に、2つ後の組で回っていたロバート・マッキンタイアに離された。
川村や何度も期待膨らませ
川村やわくわくさせて二位となり
この試合の結果、世界ランキングは61位も上がって170位となった。
また単独3位に入ったのが世界ランキング115位のホルヘ・カンピーヨ(スペイン)で、1イーグル、4バーディー、1ボギーの-5まで伸ばした。
この試合の結果、世界ランキングは16位上がって99位となった。
カンピーヨ競り合い強いところ魅せ
なお、YAHOOのスポーツナビではゴルフ関係のデータの更新が遅れているので、世界ランキングに付いては他のデータを参照させて貰った。
以下、気になった選手に付いて簡単に触れておく。
世界ランキング82位のトーマス・デトリー(ベルギー)、世界ランキング168位で先週の覇者、カルム・シンクウィン(イングランド)、世界ランキング303位のヨハネス・バーマン(米国)は-4まで伸ばして4位タイに入った。
世界ランキング186位でアジアの大砲? ガビン・グリーン(マレーシア)、世界ランキング464位のアレクサンダー・レビー(フランス)は-3まで伸ばして7位タイに入った。
世界ランキング248位のスティーブン・ブラウン(イングランド)、世界ランキング304位のルイス・デ・ジャガー(南アフリカ)、世界ランキング369位のニクラス・レマケ(スウェーデン)、世界ランキング509位のベルナルド・リトハンマー(ドイツ)、世界ランキング194位のマシュー・ジョーダン(イングランド)は-2まで伸ばして9位タイに入った。
世界ランキング233位のマルクス・アーミティジ(イングランド)は-1まで伸ばして単独14位に入った。
世界ランキング475位のジェームズ・モリソン(イングランド)はイーブンで単独15位となった。
世界ランキング287位のリチャード・ブランド(イングランド)、世界ランキング356位のジョナサン・コールドウェル(北アイルランド)は+1で16位タイとなった。
世界ランキング86位のサーミ・ベリメキ(フィンランド)は+2で単独18位となった。
そして世界ランキング251位のジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)は+4で最下位の単独19位となった。
2位→1位→1位と来てこれは不本意であろうが、これもまた一興と思える余裕が欲しい!?
ともかく面白い大会でであったし、川村昌弘の活躍は凄かったと思うが、その割に記事が少ないような気もするなあ。フフッ。