先週の木曜日の深夜から時差-15時間の米国テキサス州にある「メモリアルパークゴルフコース(7021ヤード、パー71)」において米国男子ツアー、「ビビント・ヒューストンオープン」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
この試合は次週に控えた米国男子ツアーのメジャー大会、「マスターズ」の前哨戦として捉えられ、日本人選手としては世界ランキング20位の松山英樹、世界ランキング392位の小平智が出ており、2人共余裕で予選を通過している。
CS放送のゴルフネットワーク、BS 1等でたっぷりと生放送され、寝不足気味になるのが心配ではあったが、十分に楽しめた。
さて、単独首位に躍り出て、見事優勝したのは世界ランキング160位のカルロス・オルティス(メキシコ)で、最終日5バーディーの-5、トータル-13と大きく伸ばし、1位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-8から出て、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決め、また3ホールをパーで凌いだ後、第8、9ホールと連続でバーディーを決めてトータル-11まで伸ばしている。
後半に入って6ホールをパーで凌いでいる間に後続に追い着かれているが、第16、18ホールとバーディーを決め、トータル-13まで伸ばして突き放した。
なお、この試合の結果、世界ランキングは95位上がって65位となった。
オルティスや大きく伸ばし勝って魅せ
オルティスや大きく伸ばし優勝し
2位タイに入ったのは松山英樹、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)で、トータル-11まで伸ばした。
松山英樹は最終日7バーディーの-7と大きく伸ばし、6位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳し目に見ておくと、アウトスタートで、トータル-4から出て、前半では2ホールをパーで凌いだ後、第3ホールでバーディーを決め、2ホールをパーで凌いだ後、第6ホールでバーディーを決め、1ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでバーディーを決めて、トータル-7まで伸ばしている。
後半に入って2ホールをパーで凌いだ後、第12、13ホールと連続でバーディーを決め、また2ホールをパーで凌いだ後、第16、18ホールでもバーディーを決めて、結局更に4打伸ばして-4とし、トータル-11まで伸ばしている。
この過程で首位タイまで追い着いているが、最後に残ったカルロス・オルティスに突き放された。
なお、この試合によって世界ランキングは18位に上がった。
松山や爆上げ魅せて二位となり
松山や実力魅せて爆上げし
またダスティン・ジョンソンは最終日6バーディー、1ボギーの-5と大きく伸ばし、3位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳し目に見ておくと、アウトスタートで、トータル-6から出て、前半では第2、3ホールと連続でバーディーを決め、2ホールをパーで凌いだ後、第6、7ホールと連続でバーディーを決めたが、第9ホールでボギーを叩いたので、結局3打伸ばしてトータル-9とした。
後半に入って第11ホールでバーディーを決め、3ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでもバーディーを決め、その後3ホールをパーで凌いで、トータル-11まで伸ばしている。
後半まで首位争いをしていたが、終盤伸ばせず、突き放されている。
この試合の結果、世界ランキングは1位を維持している。
ダスティンや大きく伸ばし二位となり
ダスティンや大きく伸ばし力魅せ
なお、YAHOOのスポーツナビではゴルフに関するデータの更新が遅れているので、世界ランキングに付いては他のデータを参照させて貰った。
以下、気になる選手に付いて簡単に触れておく。
世界ランキング12位のブルックス・ケプカ(米国)は最終日-5、トータル-8と大きく伸ばし、8位上げて5位タイに入った。
メジャー大会の「マスターズ」がいよいよ今週開催されるが、ここに来て復調して来るのは流石ではないか!?
マスターズ前に復調ケプカかな
最終日続けて上げるケプカかな
世界ランキング53位のマッケンジー・ヒューズ(カナダ)は最終日-7、トータル-7と大きく伸ばし、21位も上げて7位タイに入った。
2日続けて大きく上げ、ちょっと注目させた。
上位まで続けて上げたヒューズかな
ベストテン入って魅せたヒューズかな
世界ランキング10位のティレル・ハットン(イングランド)は最終日-5、トータル-7と大きく伸ばし、11位上げて7位タイに入った。
これで3日続けて上げ、ベストテンまで持って来たのは流石ではないか!?
ハットンや連日上げてベストテン
世界ランキング43位のジェイソン・デイ(オーストラリア)は最終日+1、トータル-7と少し落とし、5位下がって7位タイとなった。
世界ランキング179位のサム・バーンズ(米国)は最終日+2、トータル-7と落とし、6位下がって7位タイとなった。
世界ランキング29位のシェーン・ローリー(アイルランド)は最終日-2、トータル-6と伸ばしながらも、3位下がって11位タイとなった。
世界ランキング24位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)は最終日-2、トータル-5と伸ばしながらも、2位下がって15位タイとなった。
世界ランキング52位のエリック・ファンローエン(南アフリカ)は3日目-3、トータル-4と伸ばし、2位上げて20位タイに入った。
じわじわとでも連日上げて力を見せている。
ファンローエンじわじわ上げて力魅せ
世界ランキング68位のJ.T.・ポストン(米国)は最終日-1、トータル-4と少し伸ばしながらも、7位下がって20位タイとなった。
世界ランキング69位のコリー・コナーズ(カナダ)は最終日-2、トータル-3と伸ばしながらも、2位下がって24位タイとなった。
世界ランキング17位のトニー・フィナウ(米国)は最終日+1、トータル-3と少し落とし、16位下がって24位タイとなった。
世界ランキング30位のスコッティー・シェフラー(米国)は最終日-5、トータル-1と大きく伸ばし、22位も上げて32位タイに入った。
シェフラーや大きく伸ばし上げて魅せ
シェフラーや大きく上げて力魅せ
世界ランキング15位のアダム・スコット(オーストラリア)は最終日-2、トータル-1と伸ばし、2位上げて32位タイに入った。
そして小平智は最終日4バーディー、3ボギーの-1、トータルイーブンと少し伸ばしながらも、4位下がって38位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳し目に見ておくと、アウトスタートで、トータル+1から出て、前半では2ホールをパーで凌いだ後、第3ホールでバーディーを決め、続けて3ホールをパーで凌いだ後、第8ホールボギーを叩いて、トータルイーブンのままであった。
後半に入って3ホールをパーで凌いだ後、第13、14ホールと連続してバーディーを決めたが、1ホール空いて第16、17ホールと連続してボギーを叩いて吐き出し、最終の第18ホールでバーディーを決めて、結局1打伸ばしてトータル-1とした。
小平や少し納得また期待(来たい)
世界ランキング65位のグレアム・マクドウェル(北アイルランド)は最終日イーブン、トータル+1と伸ばせず、10位下がって44位タイとなった。
世界ランキング23位のイム・ソンジェ(韓国)は3日目-3、トータル+3と伸ばし、14位上げて50位タイとなった。
イムソンジェ最後は伸ばし力魅せ
イムソンジェ最後は上げて力魅せ
面白いことに、昨日から今朝に掛けて結果が決まった3つのツアー全てで応援していた選手が2位に入っている。
それも、首位タイまで迫って、最後は突き放されるパターンで。
国内女子ツアーでは笹生優花が申ジエに、欧州男子ツアーでは川村昌弘がロバート・マッキンタイアに、そしてこのツアーでは松山英樹がカルロス・オルティスに、である。
何れにしても十分楽しませてくれたから、また応援したくなる。