先週木曜日の7時5分頃から福岡県にある「ザ・クラシックゴルフ倶楽部(6761ヤード、パー72)」において国内女子ツアーのメジャー大会、「日本女子オープンゴルフ選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が感動の内に終わった。
黄金世代(1998年度生まれ)、谷間世代? ダイヤモンド世代?(1999年度生まれ)、 プラチナ世代(2000年度生まれ)、新世紀世代?(2001年度生まれ)と若い世代が台頭しており、それに刺激を受けた少し上の世代も頑張り出したから、非常に面白くなっている!?
さて単独首位を維持したまま見事優勝したのは世界ランキング115位で黄金世代のビジュアル系実力者、原英莉花(21歳、173㎝、58㎏)で、最終日5バーディー、1ボギーの-4、トータル-16と伸ばした。
決勝ラウンドでは全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-12から出て、前半では第1ホールでいきなりバーディーを決めた後、6ホールでボギーを叩いたが、第8ホールでバーディーを決めて、トータル-13まで伸ばした。
後半に入って第11~13ホールと圧巻の3連続バーディーを決めて圧倒し、その後はパーで凌いで、結局トータル-16まで伸ばしている。
その間、結構胸がバクバクだったようであるが、それに打ち勝つ強い気持ちを持ち、相手を悔しがらせて優勝まで持って行けたようである。
原英莉花差を付けたまま優勝し
原英莉花悔しがらせて勝って魅せ
単独2位に入ったのは世界ランキング73位で黄金世代の実力者、小祝さくら(22歳、158㎝、58㎏)で、最終日6バーディー、2ボギーの-4、トータル-12まで伸ばした。
トータル-8から出て、前半では第2ホールでボギーを叩いたが、第3ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
第4ホールでまたボギーを叩いたが、第5ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
その後暫らくパーで凌ぎ、その間に1打差広げられたが、第9ホールでバーディーを決めてトータル-9まで伸ばし、首位と4打差を保った。
後半に入って第11、12ホールと連続でバーディーを決めて、その後暫らくパーで凌ぎ、その間にまた1打差広げられたが、第15ホールでバーディーを決め、トータル-12まで伸ばして、また4打差に戻している。
ともかく、後半の競り合いは凄く、生中継でその模様をたっぷり見せて貰え、幸せな午後のひと時を過ごすことが出来た。
小祝や巧さを魅せて二位を維持
小祝や競り合い魅せて二位を維持
3位タイを維持したのは世界ランキング66位の実力派ベテラン、上田桃子(34歳、161㎝、54㎏)、世界ランキング334位の仲宗根澄香(28歳、160㎝、58㎏)で、最終日-3、トータル-8まで伸ばした。
上田桃子は最終日5バーディー、2ボギーで、メジャータイトルへの執念が感じられ、中々崩れず、流石であった。
もう少し詳しく見ておくと、トータル-5から出て、前半では第2ホールでボギーを叩いたが、第5~7ホールと3連続でバーディーを決め、トータル-7まで伸ばしている。
後半に入っても好調を維持し、第11、16ホールとバーディーを決めたが、第18ホールでボギーを叩き、結局更に1打伸ばしてトータル-8としている。
メジャーへの執念魅せる上田かな
ベテランの巧さを魅せる上田かな
仲宗根澄香は最終日4バーディー、1ボギーで、昨年はステップアップツアーの選手と言う印象が強かったが、今年は結構存在感を示している。
もう少し詳しく見ておくと、トータル-5から出て、前半では暫らくパーで凌ぎ、第5ホールでバーディーを決め、その後パーで凌いでトータル-6まで伸ばした。
後半に入っていきなり第10ホールでボギーを叩いたが、第13~15ホールと3連続でバーディーを決め、その後パーで凌いでトータル-8まで伸ばしている。
今年はこの試合も入れて7回出場して3回予選落ちしているが、ベストテンに2回入り、ベスト20まで広げると3回入っている。
この後の活躍にも期待したい。
仲宗根や三位維持して巧さ魅せ
仲宗根や三位維持して期待させ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング105位の飛ばし屋、穴井詩(32歳、165㎝、58㎏)、世界ランキング443位でダイヤモンドの世代吉本ここね(谷間世代はちょっと失礼な気もするから、稲見萌寧だったかの自称にせよ、どうせならダイヤモンド世代としておこう、20歳、161㎝、53㎏)は最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず、4位下がって7位タイとなった。
世界ランキング257位でプラチナ世代の西村優菜(20歳、150㎝、50㎏)は最終日-2、トータル-3と伸ばし、7位上げて11位タイに入った。
この選手、今年は前の試合までに6回出場して3回予選落ちしているが、残りの3試合で7位、9位、21位に入り、今回もこの順位に入って十分存在感を示している所為か? 結構強い印象に残った。
これからにも期待して注目したい。
西村やぐんぐん上げて巧さ魅せ
西村やぐんぐん上げて期待させ
世界ランキング49位でプラチナ世代の先頭を走る古江彩佳(20歳、153㎝、54㎏)、および世界ランキング76位で新世紀世代の先頭を走る笹生優花(19歳、166㎝、63㎏)は最終日-2、トータル-2と伸ばし、11位上げて14位タイに入った。
この2人、最後まで仲の好い動きをしている!?
古江彩佳は昨年から既に存在感を示していたが、我が国においては急激に伸びて来た印象を与える!? 笹生優花、最終日でも最終ホール等、時折強い印象を残していた。
これからも期待して注目したい2人である。
最後には期待を残す古江かな
最後には期待を残す笹生かな
世界ランキング15位で昨シーズンの賞金女王、鈴木愛(26歳、155㎝)は最終日イーブン、トータル-2と伸ばせず、2位下がって14位タイとなっている。
決勝ラウンドに入ってからは停滞しているようで、本調子までは未だ暫らく掛かるのかも知れない。
鈴木愛未だ停滞しまた期待
世界ランキング166位の飛ばし屋、渡邉彩香(27歳、172㎝、65㎝)は最終日+1、トータル-2と少し落とし、5位下がって14位タイとなった。
それでも上位に残っているから、昨年までとは明らかに違いを感じさせ、ホッとする。
そしてまた次へも期待したくなる。
渡邉や上位入賞また期待
世界ランキング63位の実力者、イ・ミニョン(韓国、28歳、168㎝、73㎏)は最終日-3、トータル-1と伸ばし、16位上げて21位タイに入った。
イミニョンや最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング70位でダイヤモンド世代の実力者、稲見萌寧(21歳、166㎝、58㎏)は最終日イーブン、トータル-1と伸ばせず、3位下がって21位タイとなった。
この選手、今年は前の試合までに4回出場して2回予選落ちしているが、残りの2試合では8位、13位と、きっちり実力を発揮している。
最終日は少し下がったが、まあ好いところに止まり、そこは流石ではないか!?
稲見萌寧踏み止まれる強さ魅せ
世界ランキング141位の三ヶ島かな(24歳、164㎝、51kg)、世界ランキング152位で黄金世代の淺井咲希(22歳、151㎝、54㎏)は最終日イーブン、トータル-1と伸ばせず、3位下がって21位タイとなった。
この2人、非常に仲が好さそうで、第2日目は同じ組で、上から下まで同じ格好をしていたが、同じスコアで回った結果、最終日も同じ組で、今度は白と黒と言う対照的な装いで決め、出る瞬間まで談笑し、非常にリラックスした様子であった。
そして図ったようにこの結果である。
ただただ感心するしかない!?
仲の好さスコアで魅せる二人かな
世界ランキング98位の岡山絵里(24歳、161㎝、64㎏)は最終日+1、トータル-1と少し落とし。9位下がって21位タイとなった。
世界ランキング142位で黄金世代の高橋彩華(22歳、162㎝、55㎏)は最終日イーブン、トータルイーブンと維持し、1位下がって26位タイとなった。
世界ランキング43位の実力者、ペ・ソンウ(韓国、26歳、166㎝、59㎏)は最終日-2、トータル+1と伸ばし、11位上げて33位タイに入った。
ペソンウや最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング190位の青木瀬令奈(27歳、153㎝、50㎏)は最終日-1、トータル+2と少し伸ばし、4位上げて40位タイに入った。
世界ランキング33位の実力者、申ジエ(韓国、32歳、155㎝、63㎏)は最終日イーブン、トータル+2と伸ばせず、3位下がって40位タイとなった。
世界ランキング179位で黄金世代の吉本ひかる(21歳、152㎝、53㎏)は最終日イーブン、トータル+3と伸ばせず、3位下がって47位タイとなった。
世界ランキング89位で黄金世代の勝みなみ(22歳、157㎝、56㎏)は最終日+2、トータル+3と落とし、16位下がって47位タイとなった。
世界ランキング159位で黄金世代の新垣比菜(21歳、165㎝、56㎏)は最終日+1、トータル+4と少し落とし、7位下がって51位タイとなった。
そして、世界ランキング156位の松田鈴英(22歳、167㎝、54㎏)は最終日+4、トータル+12と落とし、単独で65位のままとなった。