先週木曜日23時15分頃から時差-16時間(サマータイム中、それ以外では-17時間)の米国カルフォルニア州にある「ミッションヒルズCC(6769ヤード、パー 72)」において米国女子ツアーのメジャー大会、「ANAインスピレーション」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
日本人選手としては、世界ランキング7位の畑岡奈紗(21歳、158㎝)、世界ランキング14位の渋野日向子(21歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング75位の河本結(22歳、163㎝、58㎏)、世界ランキング142位の野村敏京(27歳、166㎝)、世界ランキング190位の上原彩子(36歳、158㎏、55㎏)の5人が出ており、畑岡奈紗、渋野日向子、河本結の黄金世代の3人が予選を通過し、第3日目終了時点で畑岡奈紗が14位タイ、渋野日向子が21位タイと、上位を窺えそうな位置に付けている。
国内女子ツアーに比べて大分厚いフィールドであろうが、またえらく暑いようではあるが、上記の好調であった2人を含め、予選を通過した3人については最後まで期待しながら応援したい。
米国の厚いフィールドチャレンジし
暑い大地厚いフィールドチャレンジし
さて、首位タイでホールアウトして、プレーオフの結果単独首位となって見事優勝を決めたのは世界ランキング94位のイ・ミリム(韓国)で、最終日1イーグル、4バーディー、1ボギーの-5、トータル-15と伸ばし、結果として2位上げて来た。
首位タイでホールアウトし、プレーオフの結果2位タイとなったのは世界ランキング3位のネリー・コルダ(米国)、世界ランキング9位のカナダの妖精、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)の2人の猛者で、トータル-15まで伸ばした。
ネリー・コルダは最終日6バーディー、3ボギーの-3と伸ばしながらも、結果として1位下がったことになる。
ネリーコルダ伸ばしながらも首位を落ち
ネリーコルダ伸ばしながらも二位に落ち
ブルック・ヘンダーソンは最終日5バーディー、1ダブルボギーの-3と伸ばしながらも、結果として1位下がったことになる。
ヘンダーソン伸ばしながらも首位を落ち
ヘンダーソン伸ばしながらも二位に落ち
単独4位となったのは世界ランキング12位の飛ばし屋、アレクシス・トンプソン(米国)で、最終日6バーディー、3ボギーの-3、トータル-13と伸ばしながらも、1位下がった。
トンプソン伸ばしながらも四位に落ち
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング5位のミンジー・リー(オーストラリア)は最終日-5、トータル-9と大きく伸ばし、14位上げて7位タイに入った。
最終日、流石猛者と言う伸ばし方ではないか!?
ミンジーや最後に強さ魅せて上げ
ミンジーや爆発力で最後上げ
そして畑岡奈紗は最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-9と伸ばし、7位も上げて7位タイに入った。
最終日をもう少し詳しく見ておくと、トータル-6で出て、前半では第1~3ホールと3連続バーディーを決めたが、第7ホールでボギーを叩き、結局トータル-8まで伸ばしている。
後半に入って暫らくパーで凌ぎ、第15ホールでバーディーを決め、第16ホールでボギーを叩いたが、第18ホールまたバーディーを決めて、結局トータル-9まで伸ばした。
ドライビングディスタンスは昨日までよりも更に30ヤードも伸ばして308ヤードに達し、同じく300ヤードを超えて来て305ヤードにも達したネリー・コルダや、304.5ヤードに達したアレクシス・トンプソンを超えているから驚きである。
畑岡や確り伸ばし上げて魅せ
畑岡や確り飛ばし上げて魅せ
世界ランキング101位のキャサリン・ハルカーク(オーストラリア)は最終日+1、トータル-9と少し落とし、4位下がって7位タイとなった。
世界ランキング17位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)は最終日-4、トータル-8と伸ばし、10位上げて11位タイに入った。
一時の勢いは感じなくなったが、それでもこんな風に終盤には強さを見せて来ることが多いのは流石ではないか!?
決勝で強さを魅せるアリヤかな
最後まで強さを魅せるアリヤかな
世界ランキング2位のダニエル・カン(米国)は最終日-1、トータル-8と少し伸ばし、11位タイを維持した。
ダニエルカン少し伸ばして順位維持
ダニエルカン最後伸ばして順位維持
世界ランキング27位のエイミー・ヤン(韓国)は最終日-4、トータル-7と伸ばし、13位上げて15位タイに入った。
エイミーヤン最後も伸ばし上げて魅せ
世界ランキング54位のチョン・インジ(韓国)は最終日-3、トータル-6と伸ばし、10位上げて18位タイに入った。
チョンインジ最後伸ばして上げて魅せ
世界ランキング6位のキム・セヨン(韓国)は最終日イーブン、トータル-6と伸ばせず、4位下がって18位タイとなった。
世界ランキング22位のリゼット・サラス(米国)は最終日-3、トータル-4と伸ばし、20位も上げて24位タイに入った。
決勝ラウンドに入って最後までガンガン伸ばし、流石の強さを見せて来た!?
最後まで伸ばして魅せるサラスかな
最後まで強さを魅せるサラスかな
世界ランキング16位のカルロタ・シガンダ(スペイン)は最終日+5、トータル-4と大きく落とし、18位下がって24位タイとなった。
世界ランキング8位のパク・インビ(韓国)は最終日イーブン、トータル-1と維持し、7位上げて37位タイに入った。
この選手もじわじわ伸ばして終わるのは流石である。
パクインビ最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング25位のオースティン・アースト(米国)は最終日イーブン、トータルイーブンと維持し、9位上げて40位タイに入った。
オースティン最後は維持し上げて魅せ
オースティン最後踏ん張り上げて魅せ
世界ランキング4位のパク・ソンヒョン(韓国)は最終日+2、トータルイーブンと落とし、4位下がって40位タイとなった。
世界ランキング66位のナンナ・マジソン(デンマーク)は最終日+5、トータル+2と大きく落とし、23位も下がって51位タイとなった。
マジソンやどんどん落としまた期待
そして渋野日向子は最終日1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの+6、トータル+2と大きく落とし、30位も下がって51位タイとなった。
最終日に付いても少し詳しく見ておくと、トータル-4で出て、前半では第2ホールでバーディーを決めたが、第3ホールでボギーを叩き、その後はパーで凌いで、トータル-4のままであった。
後半に入って第10ホールでいきなりボギーを叩き、第12ホールでボギー、第13ホールでダブルボギー、更に第14、16ホールでボギーを叩いて、トータル+2まで落とした。
最後まで踏ん張り切れぬ渋野かな
反省をまた生かしたい渋野かな
世界ランキング62位のマデリーン・サグストロム(スウェーデン)は最終日+4、トータル+3と落とし、13位下がって57位タイとなった。
世界ランキング21位のハナ・グリーン(オーストラリア)は最終日+4、トータル+5と落とし、9位下がって62位タイとなった。
そして河本結は最終日1バーディー、6ボギーの+5、トータル+7と大きく落とし、11位下がって69位タイとなった。
最終日に付いて少し詳しく見ておくと、トータル+2で出て、前半では第5ホールでボギーを叩いたが、第7ホールでバーディーを決め、結局トータル+2のままであった。
後半に入って第13ホールでボギーを叩き、第15~18ホールと4連続ボギーを叩いて、トータル+7まで落としている。
渋野日向子と同様、後半で踏ん張れず、崩れている。
この経験、反省が次に生きることを期待したい。
河本や次のリベンジ期待して