待ち兼ねていたスキージャンプ男子のワールドカップ、２０１９／２０１２０シーズンが１１月２２日(金)に漸く始まった。
昨シーズンはその個人で小林陵侑が突然のように覚醒して１３勝し、数々の記録を打ち立てた。
その衝撃が大きく、今シーズンが何時始まるのかと待ち遠しくて仕方が無かった。
その個人第２戦は一昨日、１月３０日(日)にフィンランドのルカ(HS１４２m)で行われた。
昨日予定されていた個人第３戦は残念ながら強風の為に中止になっている。
この大会は昨シーズン、小林陵侑が初優勝を飾った思い出深い大会である。
小林陵侑は残念ながら本大会でも少しの差で表彰台に上がれなかったが、１本目、２本目で差が大きい選手の多い中、安定しているようには見えた。
それと昨シーズン小林陵侑と競り合うことが多かった選手は、小林陵侑と同様に、まだ中々調子が上がって来ないようにも見える。
陵侑や調子上がらずムズムズし
陵侑や調子微妙でムズムズし
個人第2戦における主な選手の成績は以下のようであった。
名前 １本目ｍ 得点 ２本目ｍ 得点 合計点
1位 ﾀﾞﾆｴﾙｱﾝﾄﾞﾚ･ﾀﾝﾃﾞ(ﾉﾙｳｪｰ) 131.0 133.0 142.0 149.5 282.5
2位 ﾌｨﾘｯﾌﾟ･ｱｯｼｪﾝﾊｳﾞｧﾙﾄ(墺) 129.0 125.4 143.0 147.9 273.3
3位 ｱﾝﾂｪ･ﾗﾆｾｸ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) 136.5 134.0 135.0 138.4 272.4
4位 ｼｭﾃﾌｧﾝ･ｸﾗﾌﾄ(墺) 131.0 129.0 138.0 142.4 271.4
6位 小林陵侑 134.0 133.1 133.0 134.2 267.3
7位 ｶｰﾙ･ｶﾞｲｶﾞｰ(独) 132.5 128.4 136.5 135.1 263.5
8位 ﾃｨﾐ･ｻﾞｲﾂ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) 137.5 140.0 127.0 122.2 262.2
12位 ﾃﾞﾋﾞｯﾄﾞ･ｸﾊﾞｯｷ(ﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞ) 123.5 114.8 135.5 136.5 251.3
13位 ﾋﾟｵﾄﾙ･ｼﾞﾗ(ﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞ) 123.5 112.0 136.0 138.2 250.2
16位 ｶﾐﾙ･ｽﾄｯﾌ(ﾎﾟ-ﾗﾝﾄﾞ) 128.0 125.7 118.5 111.0 236.7
17位 小林潤志郎 129.5 124.8 123.5 111.6 236.4
23位 ﾏﾙｸｽ･ｱｲｾﾞﾝﾋﾞﾋﾗｰ(独) 121.5 108.6 114.5 100.5 209.1
32位 佐藤幸椰 121.0 103.5 103.5
35位 伊東大貴 117.5 99.0 99.0
43位 中村直幹 105.5 79.1 79.1
個人ランキングに関係する得点は１位１００点、２位８０点、３位６０点と配分されて行き、2試合を終えて以下のようになっている。
３位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺) ９３
４位 小林陵侑 ９０
５位 カミル・スットフ(ポーランド) ７５
今回の上位３人に付いて簡単に触れておく。
ダニエルアンドレ・タンデはこれで今シーズン２連勝となるが、２５歳で身長１８２㎝の長身イケメンだそうで、平昌オリンピックの前にフライング大会で優勝し、これまでに７勝しており、ノルウェーではちょっと有名な選手のようである。
フィリップ・アッシェンヴァルトはワールドカップでは今回が初の表彰台だとか。
アンチェ・ラニセクは前回の２位がこれまでのベストとか。
今週末はロシアのニジニ・タギル(HS１３４m)で個人戦が２試合予定され、３月下旬のスロベニアのプラニツァまで４か月に亘って転戦する。
