1月10日(金)~12日(日)の日程で時差-8時間のイタリア、ヴァル・ディ・フィエメンにおいてスキージャンプワールドカップ男子が開催されており、そのノーマルヒル(HS104m、K点95m)において個人第12戦が行われた。
この大会に日本人選手は小林陵侑(土屋ホーム)、佐藤幸椰(雪印メグミルク)、小林陵侑の兄の小林潤志郎(雪印メグミルク)、伊藤大貴(雪印メグミルク)、中村直幹(東海大)、佐藤慧一(雪印メグミルク)の6人が出ている。
スノージャパンのエース、小林陵侑は調子が上がらず、26位に止まったが、佐藤幸椰が11位、伊東大貴が12位に入った。
2本目には他に佐藤慧一も進んでいる。
小林陵侑は普段多いラージヒル、それにフライングでの活躍を観ても、むしろ大きな台の方が得意なのかも知れない。
それはまあともかく、優勝したのはカール・ガイガー(ドイツ)で、この試合の結果、総合でも1位に輝いている。
今年は調子が好いのか、常に上位争いをしているような気がする。
陵侑や調子上がらずまた期待
調子上げ存在魅せる幸椰かな
調子維持存在魅せる伊東かな
ガイガーや好調維持し勝って魅せ
第12戦における主な選手の成績は以下のようであった。
名前 1本目m 得点 2本目m 得点 合計点
1位 カール・ガイガー(独) 104.5 151.1 103.5 143.5 294.6
2位 シュテファン・クラフト(墺) 102.0 145.8 103.0 141.1 286.9
3位 ダビッド・クバッキ(ポーランド) 98.5 137.8 104.0 142.1 279.9
4位 カミル・ストッフ(ポ-ランド) 101.0 145.4 100.5 134.4 279.8
10位 アンツェ・ラニセク(スロベニア) 100.5 137.6 99.0 131.6 269.2
11位 佐藤幸椰 100.0 134.4 100.0 134.1 268.5
12位 伊東大貴 98.5 134.1 100.0 131.9 266.0
17位 ペテル・プレヴツ(スロベニア) 96.0 130.3 100.5 131.0 261.3
23位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) 93.0 124.0 102.5 131.9 255.9
26位 小林陵侑 94.5 127.4 99.0 123.1 250.5
30位 佐藤慧一 97.5 125.4 95.0 116.0 241.4
34位 中村直幹 95.5 121.9 121.9
35位 小林潤志郎 96.0 121.7 121.7
36位 フィリップ・アッシェンハヴァルト(墺) 95.0 121.3 121.3
※ マリウス・リンドビィク(ノルウェー)はジャンプスーツの違反で失格となっている。
なお、男子の場合予選で50位までが本番に出られ、本番の2本目に進めばポイントが貰える。
ジャンプ個人ランキングに関係するポイントは1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、12試合を終えて以下のようになっている。
名前 総合得点
1位 カール・ガイガー(独) 719
2位 小林陵侑 649
3位 シュテファン・クラフト(墺) 619
4位 ダビッド・クバッキ(ポーランド) 504
5位 マリウス・リンドヴィック(ノルウェー) 469
6位 カミル・スットフ(ポーランド) 385
7位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) 382
8位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺) 364
9位 ペテル・プレヴツ(スロベニア) 337
11位 アンチェ・ラニセク(スロベニア) 280
12位 佐藤幸椰 264
18位 伊東大貴 204
29位 小林潤志郎 66
33位 中村直幹 38
39位 佐藤慧一 23
今回は優勝したカール・ガイガー(ドイツ、26歳、185㎝、62㎏)について少し触れておく。
今シーズンはよく名前を観る気がするが、ワールドカップにおいてはこれで通算3勝目で、今シーズン初優勝だそうな。
ワールドカップでの初優勝は2018年12月15日にスイスのエンゲルベルクで上げている。
と言うことは、昨シーズンにもう1勝していると言うことになる。
それまでは2015/2016年シーズンのラハティにおける2位が唯一の表彰台だと言う。
小林陵侑と同じく昨シーズンにトップクラスへと覚醒したと言えようか!?
昨シーズンの前、2018年の夏、グランプリで初優勝から2連勝する等、調子を上げていた。
これからも要注目の選手である。
ガイガーやかなり強敵注目し
ガイガーや名前負けせず強くなり
なお、第13戦は今夜日が変わる頃に始まる予定である。