1月も終盤となり、2月が直ぐそこまで来ている。
そう言えば今年は閏同士で、2月が29日まである年だなあ。
東京オリンピックの感動がまだ少し残っているのに、もうパリオリンピックが開催されるので、色々な競技の代表が決まり始めている。
1月28日(日)まで全日本選手権が開催されていた卓球では男女共にシングルスの代表が決まり、残るはダブルスの代表か!?
女子では世界ランキング16位でスーパー中学生の張本美和(15歳、166㎝)が選ばれるのかなあ?
妹大好きお兄ちゃんの張本智和も応援コメントを出しているようであるから、選ばれて欲しいところであるが、シングルスの決勝で世界ランキング5位でエースの早田ひな(23歳、167㎝)に完封負けしちゃったから、ちょっと厳しくなったような気もする・・・。
それもあってか、世界ランキングも下がっているからね。
ところで、天気図を観ると低気圧が見当たらず、先週よりは大分穏やかなように感じられる。
私の住む奈良県北部を観ると、週末に掛けてあんまりすっきりはしないようで、最低気温は先週より少し上がっているようであるが、それでもゴルフ等の屋外スポーツをするにはちょっと厳しい気がするなあ。
ただ心配しなくても、国内ではまだ世界ランキングの変動に関係しそうな目ぼしいゴルフツアーが開催されることはない。
それに世界は広く、北半球でも天候、気温等、ゴルフツアーを開催するのに支障が無さそうなところもある。
また南半球は北半球と季節が逆になっているので、ゴルフツアーの開催に支障がないところも多い。
そんなわけで、先週も世界ランキングの変動に関係しそうな男子のゴルフツアーが幾つか開催されたので、先ずその様子に付いて簡単に触れておきたい。
1月21日(日)の夜から時差-14時間のバハマにある「ザ・アバコクラブ・オン・ウインディングベイ(7141ヤード、パー72)」において米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアー、「ザ・バハマズ・グレート・アバコ・クラシック atザ・アバコクラブ」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額が100万ドル、優勝賞金が18万ドルとなったから、1ドルを約148円とすれば、それぞれ約1億4800万円、約2660万円であった。
賞金位加えて得点配分も高いが、その分、たとえば国内男子ツアーよりも難しくなっているように思われる。
日本人選手としては世界ランキング360位(先週時点。以下で特に断らない限り同様)で米国男子ツアーのシード権復活を目指している小平智(34歳、172㎝、70㎏)が出場し、無事予選を通過していた。
小平や孤軍奮闘流石かな
先ずは通過が嬉しいのかも
優勝したのは世界ランキング1264位で新鋭のアルドリッチ・ポットギータ(南アフリカ、19歳、183㎝、87㎏)で、トータル-10まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは367位まで上がっている。
ポットギータ米国の猛者抑え勝ち
ランクもグンと上げられたかも
2位タイに入ったのは世界ランキング434位のクウェイド・カミンズ(米国、27歳、190㎝、104㎏)、世界ランキング471位のカイル・ウエストモアランド(米国、32歳、191㎝、100㎏)で、トータル-8まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはクウェイド・カミンズが317位まで上がり、カイル・ウエストモアランドが334位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング307位のオースティン・スモザマン(米国、29歳、180㎝、70㎏)、世界ランキング597位のダニエル・サマーヘイズ(米国、40歳、173㎝、84㎏)で、トータル-7まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはオースティン・スモザマンが274位まで上がり、ダニエル・サマーヘイズが471位まで上がっている。
そして小平智はトータル+2まで落として38位タイとなったが、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは351位まで上がっている。
また、1月25日(木)の未明から時差-17時間の米国・カルフォルニア州にある「トリーパインズ・ゴルフコース①サウスコース(7765ヤード、パー72)②ノースコース(7258ヤード、パー72)」と2つのコースを使って米国男子ツアー、「ファーマーズ・インシュランス・オープン」が4日間の日程で開催された。
何時もより日程が1日前にずれているのは1月29日(月)の早朝にNFL(アメリカンフットボールの最高峰プロリーグ)のプレーオフにおけるカンファレンス・チャンピオンシップが行われた所為で、それぐらいNFLの人気が高いと言うことではないか!?
それはまあともかく、公式サイトでは賞金総額が900万ドル、優勝賞金が162万ドルとなったから、それぞれ約13億3000万円、約2億3400万円であった。
なお、前半の2日間に亘る予選ラウンドでは、それぞれが2つのコースを回り、後半の2日間に亘る決勝ラウンドではより難しいと言われるサウスコースで行われた。
日本人選手としては世界ランキング53位で自他共に日本のエースと認める松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)がいよいよ米国本土における今大会にも登場し、世界ランキング72位で今季からこのツアーに本格参戦して既に活躍し始めている新鋭の久常涼(21歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング114位で大学生時代にはアマチュア世界ランキング1位に君臨し、今季からこのツアーに本格参戦している新鋭の蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、75㎏)が引き続き出場し、嬉しいことに3人共予選を通過していた。
そして全体では予選ラウンド終了時に64位タイまでに入っていた79名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
またライブ中継であるが、テレビではCS放送のゴルフネットワークにおいて4日間に亘って放送され、BS―Japanextにおいて後半の2日間に亘って放送されて、インターネットではU-NEXTにおいて4日間に亘って配信されていた。
このツアーにも若い実力派日本人選手の出場が増えて来ているので結構楽しめている。
松山や米国本土出場し
いよいよツアー燃え上がるかも
米国の男子ツアーに日本人
若手が増えて胸弾むかも
単独首位に抜け出て、見事逆転優勝したのは世界ランキング78位のマチュー・パボン(フランス、31歳、183㎝、85㎏)で、トータル-13と伸ばした。
なおこれがこのツアーにおける初優勝で、フランス人としてもそうで、昨年DPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)における初優勝からの駆け上がり方が凄く、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは34位まで上がっている。
マチューパボン逆転勝ちで初勝利
出世街道駆け上がるかも
単独2位に入ったのは世界ランキング51位のニコライ・ホイガールト(デンマーク、22歳、188㎝、82㎏、先週DPワールドツアーで活躍していたラスムス・ホイガールトとツインズ)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは30位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング101位のシュテファン・イェーガー(ドイツ、34歳、175㎝、77㎏)、世界ランキング176位のジェイク・ナップ(米国、29歳、180㎝、73㎏)、世界ランキング196位のネイト・ラシュリー(米国、41歳、185㎝、86㎏)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはシュテファン・イェーガーが69位まで上がり、ジェイク・ナップが105位まで上がり、ネイト・ラシュリーが126位まで上がっている。
そして松山英樹はトータル-8まで伸ばして13位タイに入ったが、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは54位まで下がっている。
久常涼はトータル-5まで伸ばして33位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは74位まで下がっている。
蝉川泰果はトータル-1と少し伸ばして64位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは119位まで下がっている。
また1月25日(木)朝から時差+2時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では+1時間)のオーストラリア・ビクトリア州にある「ローズバッド・カントリークラブ(6973ヤード、パー71)」においてオーストラリア男子ツアーとオーストラリア女子ツアーが共催する混合大会、「ウイベックス・プレーヤーシリーズ・ビクトリア」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は25万ドルとなっており、1オーストラリアドルを約97.2円とすれば、これは約2430万円であった。
日本人選手としては世界ランキング462位で新鋭の米澤蓮(24歳、174㎝)が出場していたが、残念ながら予選CUTの憂き目に遭っていた。
優勝(混合でも単独1位。以下、括弧内に混合順位を付す)したのは世界ランキング910位で2週連続となる日系のカズマ・コボリ(小堀一磨、ニュージーランド、22歳)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは583位まで上がっている。
カズマコボリ二週続けて優勝し
確かな力見せられたかも
単独2位(3位)に入ったのは世界ランキング1936位のマシュー・ゴギン(オーストラリア、49歳、183㎝、84㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは1249位まで上がっている。
単独3位(単独4位)に入ったのは世界ランキング547位のトッド・シノット(オーストラリア、31歳、191㎝、91㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは519位まで上がっている。
4位タイ(5位タイ)に入ったのは世界ランキング987位のダニエル・ゲイル(オーストラリア、27歳)、世界ランキング1293位のアンドリュー・キャンベル(オーストラリア、34歳)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはダニエル・ゲイルが912位まで上がり、アンドリュー・キャンベルが1131位まで上がっている。
また、1月25日(木)の昼頃から時差-5時間のアラブ首長国連合にある「アルハイマ・ゴルフクラブ(7410ヤード、パー72)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「ラアス・アルハイマ選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は250万ドルとなり、1ドルを約148円とすれば、これは約3億7000万円であった。
また優勝賞金は約39.2万ユーロとなり、1ユーロを約160円とすれば、これは約6270万円であった。
日本人選手としては世界ランキング92位で大学生時代にアマチュア世界ランキング1位に長く君臨し、このツアーをステップにして米国男子ツアーへの進出を目指している中島啓太(23歳、178㎝、75㎏)、世界ランキング104位でこのツアーにおいて一定の活躍を見せ始めて、漸く海外ツアーにも馴染んで来た感のある飛ばし屋の星野陸也(27歳、186㎝、80㎏)、世界ランキング284位でこのツアーのシード権を長く保持し、米国男子ツアーメンバーへの転身を目指している旅人ゴルファーの川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)が出場して、中島啓太、川村昌弘が予選を通過した。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンドを終えて65位タイまでに入っていた78名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なお川村昌弘は人気のコラム、「いま僕はココにいます」を「Vol.181 UAE編」に更新しており、オフの充実した過ごし方、それが影響したか、先週のツアーにおける好成績、後輩達への思い等が綴られていた。
中島や欧州ツアー活躍し
米への飛躍期待するかも
川村や欧州ツアー定着し
米への飛躍期待するかも
さて、単独首位を維持して優勝したのは世界ランキング85位のトービヨン・オルセン(デンマーク、34歳、175㎝、70㎏)で、トータル-27と大きく伸ばした。
なおこれこのツアーにおける通算8勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは57位まで上がっている。
オルセンや勝ちを重ねて九勝目
確かな力見せられたかも
単独2位に入ったのは世界ランキング89位のラスムス・ホイガールト(デンマーク、22歳、187㎝)で、トータル-21まで伸ばした。
なお先週米国男子ツアーで単独2位に入った世界ランキング51位のニコライ・ホイガールト(デンマーク、22歳、188㎝、82㎏、試合後の世界ランキング30位)とは双子で、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは70位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング318位のフレデリック・ラクロワ(フランス、28歳、173㎝)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは234位まで上がっている。
そして中島啓太はトータル-17まで伸ばして4位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは92位を維持している。
川村昌弘はトータル+1と少し落として最下位の単独78位となったが、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは284位を維持している。
なお星野陸也世界ランキングはこの試合の結果を踏まえて106位まで下がっている。
また1月25日(木)の午後から時差-7時間の南アフリカにある「マカウヴレイ・ゴルフクラブ(7252ヤード、パー72)」においてサンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)、「メディクリニック・インビテーショナル」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は200万ランドとなっており、1ランドを約7.80円とすれば、これは約1560万円であった。
そして日本人選手は出場していなかった。
さて、優勝したのは世界ランキング431位のライアン・バンベルデン(南アフリカ、22歳)で、トータル-25まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは346位まで上がっている。
単独2位に入ったのは世界ランキング576位の二―ル・スキッテカット(南アフリカ、39歳、193㎝、92㎏)で、トータル-21まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは530位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング639位のディラン・モステート(南アフリカ、25歳)、世界ランキング959位のユラブ・プレムラル(南アフリカ、20歳)、世界ランキング1196位のジョバン・レブラ(南アフリカ、26歳)、世界ランキング1359位のジェーソン・ロエッツ(南アフリカ、30歳)、世界ランキング1684位のLB・ボショフ(南アフリカ、24歳)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはディラン・モステートが619位まで上がり、ユラブ・プレムラルが871位まで上がり、ジョバン・レブラが1077位まで上がり、ジェーソン・ロエッツが1190位まで上がり、LBボショフが1393位まで上がっている。
それから、国内男子ツアー、その下部に当たるABEMAツアー、アジアンツアーはシーズンオフであった。
そして今回も、ゴルフの世界ランキングにおける男子日本人選手の変動に付いて触れておく。
先ず日本人の中で1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
54位 ↓ 1 松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)
74位 ↓ 2 久常涼(21歳、175㎝、75㎏)
92位 ー 中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)
106位 ↓ 2 星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)
119位 ↓ 5 蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、77㎏)
125位 ↓ 2 金谷拓実(25歳、172㎝、75㎏)
189位 ↓ 3 石川遼(32歳、175㎝、75㎏)
195位 ↓ 4 稲森佑貴(29歳、169㎝、68㎏)
214位 ↓ 7 今平周吾(31歳、165㎝、67㎏)
236位 ↓10 大槻智春(33歳、172㎝、94㎏)
239位 ↓ 4 比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)
248位 ↓ 1 谷原秀人(45歳、178㎝、80㎏)
263位 ↓ 4 平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)
266位 ー 永野竜太郎(35歳、181㎝、85㎏)
272位 ↓ 3 堀川未来夢(ミクム、31歳、176㎝、84㎏)
280位 ↓ 5 岩田寛(42歳、178㎝、74㎏)
284位 ー 川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)
296位 ー 鍋谷太一(27歳、177㎝、72㎏)
349位 ↓ 9 吉田泰基(タイキ、25歳、173㎝、75㎏)
続いて以下、2000位までの範囲で5位以上上がった選手に付いて見ておく。
コーン・フェリーツアーで38位タイに入った小平智(34歳、172㎝、70㎏)は9位上がって351位に、小林伸太郎(37歳、177㎝、87㎏)は5位上がって689位に、内藤寛太郎(41歳、172㎝、77㎏)は6位下がって917位に、篠優希(26歳、178㎝、78㎏)は10位上がって962位になっている。
それから今週開催予定で男子の世界ランキングの変動に大きく関係しそうなツアーとしては、サンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)、オーストラリア男子ツアー、DPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、米国男子ツアー、コーン・フェリーツアーがある。
なお国内男子ツアー、その下部に当たるABEMAツアー、アジアンツアーはシーズンオフとなっている。