1月25日(木)の21時25分頃から時差-14時間の米国・フロリダ州にある「ブラデントン・カントリークラブ(6557ヤード、パー71)」において米国女子ツアー、「LPGAドライブオン選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は175万ドル、優勝賞金は26.25万ドルとなって、1ドルを約148.2円とすれば、それぞれ約2億5760万円、約3890万円であった。
国内女子ツアーと比較すれば、これでも安い方ではないが、或る記事によれば昨季のこのツアーにおける賞金総額が1億1800万ドル以上、従って174億9000万円円であり、昨季は4試合であった賞金総額300万ドル以上、従って約4億4460万円以上の試合が今季は16試合に増えるらしいから、この大会はむしろ安い部類に入るわけか!?
それはまあともかく、日本人選手としては世界ランキング17位で黄金世代を代表し、自他ともに日本のエースと認める畑岡奈紗(25歳、158㎝)、世界ランキング24位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイが売りの古江彩佳(23歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング46位で新世紀世代をリードするひとり、長い低迷から漸く復調して来て今季からこのツアーに主戦場を移した西郷(せご)どんこと西郷真央(22歳、158㎝、57㎏)、世界ランキング74位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストで今季からこのツアーに主戦場を移した稲見萌寧(24歳、166㎝、58㎏)、世界ランキング83位で黄金世代をリードするひとり、激しいウエイト・トレーニングによって世代屈指の飛ばし屋に変身した勝みなみ(25歳、157㎝、57㎏)が出場して、畑岡奈紗、古江彩佳、西郷真央、稲見萌寧が予選を通過した。
なお今回は前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に60位タイまでに入っていた68名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それからライブ中継に付いては、WOWOWライブで4日間に亘って放送されていた。
米国の女子のツアーは日本人
次々増えて胸熱くなり
さて首位タイに入り、プレーオフを制して見事完全優勝したのは世界ランキング4位のネリー・コルダ(米国、25歳、178㎝)で、最終日1イーグル、1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル-11と落としながらも、結果として首位を維持した。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-13からスタートして、前半では1ボギーの+1、トータル-12と少し落とし、後半に入ってからも1イーグル、1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-11と少し落とした。
ただ、後半差を付けられていたところ、第17ホールでイーグルを決め、続く第18ホールでバーディーを決めて追い着き、プレーオフまで持ち込んだのは流石ではないか!?
なおこれがこのツアーにおける通算9勝目となっている。
ネリーコルダ落としながらも首位を維持
ネリーコルダ終盤伸ばしプレーオフ
完全勝利流石なのかも
ネリーコルダ完全勝利強さ魅せ
首位タイに入り、プレーオフに負けた結果、単独2位となったのは世界ランキング9位でかつて天才少女と呼ばれ、十代から長く世界ランキング1位に君臨していたリディア・コ(ニュージーランド、26歳、165㎝)で、最終日1イーグル、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの-2、トータル-11と伸ばし、結果として2位を維持した。
最終日はアウトスタートでトータル-9からスタートして、前半では2バーディー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-9と維持し、後半に入ってからは加速して、1イーグル、2バーディー、2ボギーの-2、トータル-11と伸ばした。
リディアコやじわりと伸ばし首位タイに
プレーオフ負け二位となるかも
リディアコや二位に入って強さ魅せ
単独3位に入ったのは世界ランキング14位のメーガン・カン(米国、26歳、155㎝)で、最終日3バーディー、4ボギーの+1、トータル-8と少し落として1位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-9からスタートして、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-11と伸ばしたが、後半に入ってからは3ボギーの+3、トータル-8と落とした。
メーガンカン後半落とし一位下げ
其れでも三位強さ魅すかも
メガンカン三位に入り強さ魅せ
4位タイに入ったのは世界ランキング188位でかつて天才少女と言われていたルーシー・リー(米国、21歳)、古江彩佳で、トータル-7まで伸ばした。
ルーシー・リーは最終日1イーグル、1バーディー、1ボギーの-2と伸ばして8位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-5からスタートして、前半では1イーグル、1バーディーの-3、トータル-8と伸ばしたが、後半に入ってからは1ボギーの+1、トータル-7と少し落とした。
ルーシーリーじわりと伸ばし上げて魅せ
ルーシーリー最後に上げて力魅せ
ルーシーリー四位に入り力魅せ
古江彩佳は最終日3バーディー、5ボギーの+2と落として2位下がった。
最終日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-9からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでボギーを叩き、続く3ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでもボギーを叩いたが、空かさず第6ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
残りの3ホールをパーで凌いだので、結局1打落とし、トータル-8として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第13、14ホールと連続でボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第17ホールでバーディーを決め、続く第18ホールでボギーを叩いたので、結局後半で更に1打落とし、トータル-7としてホールアウトした。
古江彩佳じわじわ落とし二位下がり
其れでも四位流石なのかも
古江彩佳四位止まり強さ魅せ
古江彩佳四位に入り強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング11位のリン・シユ(中国、27歳、170㎝)は最終日+2、トータル-6と落とし、1位下がって6位タイとなった。
そして稲見萌寧は最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-5と伸ばし22位も上げて単独8位に入った。
最終日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-2からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、1つ空いて第3ホールでボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第6ホールでバーディーを決めて取り返し、残りの3ホールをパーで凌いだので、結局1打伸ばしトータル-3として後半へと繋いだ。
後半に入ってからはいきなり第10、11ホールと連続でバーディーを決め、1つ空いて第13ホールでもバーディーを決め、続く4ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでボギーを叩いたので、結局後半では更に2打伸ばし、トータル-5としてホールアウトした。
おっ、このツアーに本格的に参戦してもうベストテン入りとは、流石ではないか!?
稲見萌寧確り伸ばし上げて魅せ
稲見萌寧最後まで上げ力魅せ
稲見萌寧八位に入り力魅せ
また畑岡奈紗は最終日2バーディー、3ボギーの+1、トータル-4と少し落としながらも、3位上げて9位タイに入った。
最終日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-5からスタートして、前半では5ホールをパーで凌いだ後、第6ホールで漸くバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでボギーを叩いたので、結局伸ばせず、トータル-5のまま後半へと繋いだ。
後半に入ってからは4ホールをパーで凌いだ後、第14ホールで漸くバーディーを決め、続く第15、16ホールと連続でボギーを叩き、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局後半で1打落とし、トータル-4としてホールアウトした。
難しい状況の中で落としながらも、何とか最小限度に止め、結局はベストテンに入るこの粘り強さ、流石現況我が国の第一人者ではないか!?
畑岡奈紗落としながらも上げて魅せ
畑岡奈紗決勝で上げ強さ魅せ
畑岡奈紗九位に入り強さ魅せ
世界ランキング36位のチェ・ヘジン(韓国、24歳、167㎝)は最終日イーブン、トータル-2と維持し、14位上げて16位タイに入った。
チェヘジンやスコア維持して上げて魅せ
チェヘジンや下がっても上げ力魅せ
チェヘジンや上位に入り力魅せ
世界ランキング3位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、30歳、165㎝)は最終日+1、トータル-2と少し落としながらも、6位上げて16位タイに入った。
セリーヌや落としながらも上げて魅せ
セリーヌや下がっても上げ強さ魅せ
セリーヌや上位に入り強さ魅せ
世界ランキング12位でカナダの妖精と呼ばれていたブルック・ヘンダーソン(カナダ、26歳、163㎝)は最終日+2、トータル-2と落とし、2位下がって16位タイとなった。
世界ランキング35位で飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国、28歳、180㎝)は最終日+5、トータル-2と大きく落とし、7位下がって16位タイとなった。
世界ランキング13位のアライセン・カーパズ(米国、25歳、175㎝)、世界ランキング19位のリン・グラント(スウェーデン、24歳)はともに最終日イーブン、トータル-1と維持し、10位上げて23位タイに入った。
カーパズやスコア維持して上げて魅せ
カーパズや下がっても上げ強さ魅せ
カーパズや上位に迫り意地を魅せ
リングラントスコア維持して上げて魅せ
リングラント下がっても上げ強さ魅せ
リングラント上位に迫り強さ魅せ
世界ランキング2位のイン・ルオニン(中国、21歳)は最終日+3、トータル-1と落とし、9位下がって23位タイとなった。
世界ランキング26位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、29歳、168㎝)は3日目-2、トータルイーブンと伸ばし、26位も上げて単独31位に入った。
マグワイヤーじわりと伸ばし上げて魅せ
マグワイヤー最後まで上げ強さ魅せ
マグワイヤー中位に入り意地を魅せ
そして、西郷真央は最終日1バーディー、5ボギーの+4、トータル+1と落とし、10位下がって32位タイとなった。
3日目はアウトスタートでトータル-3からスタートして前半では3ボギーの+3、トータルイーブンと落とし、後半に入ってからも1バーディー、2ボギーの+1、トータル+1と落とした。
最後まで勢いが持たず、ちょっと悔しい終わり方になったようであるが、この悔しさをバネにして、今後の飛躍に期待したい。
西郷真央最後じわじわ落ちて行き
悔しさばねに次回に期待
西郷真央悔しさばねにまた期待
世界ランキング30位で新鋭のユ・ヘラン(韓国、22歳、175㎝)は最終日+3、トータル+2と落とし、2位下がって35位タイとなった
世界ランキング1位のリリア・ヴ(米国、26歳、165㎝)、世界ランキング31位のアリー・ユーイング(米国、31歳、168㎝)は共に最終日+4、トータル+5と落とし、10位下がって55位タイとなった。
そして世界ランキング38位で国内女子ツアーでも活躍し、柔らかい笑顔で人気の高いダンボことチョン・インジ(韓国、29歳、175㎝)は最終日+7、トータル+8と大きく落とし、18位下がって63位タイとなった。