1月25日(木)の昼頃から時差-5時間のアラブ首長国連合にある「アルハイマ・ゴルフクラブ(7410ヤード、パー72)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「ラアス・アルハイマ選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は250万ドルとなり、1ドルを約148.2円とすれば、これは約3億7050万円であった。
また優勝賞金は約39.24万ユーロとなり、1ユーロを約160.6円とすれば、これは約6302万円であった。
日本人選手としては世界ランキング92位で大学生時代にアマチュア世界ランキング1位に長く君臨し、このツアーをステップにして米国男子ツアーへの進出を目指している中島啓太(23歳、178㎝、75㎏)、世界ランキング104位でこのツアーにおいて一定の活躍を見せ始めて、漸く海外ツアーにも馴染んで来た感のある飛ばし屋の星野陸也(27歳、186㎝、80㎏)、世界ランキング284位でこのツアーのシード権を長く保持し、米国男子ツアーメンバーへの転身を目指している旅人ゴルファーの川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)が出場して、中島啓太、川村昌弘が予選を通過した。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンドを終えて65位タイまでに入っていた78名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なお川村昌弘は人気のコラム、「いま僕はココにいます」を「Vol.181 UAE編」に更新しており、オフの充実した過ごし方、それが影響したか、先週のツアーにおける好成績、後輩達への思い等が綴られていた。
中島や欧州ツアー活躍し
米への飛躍期待するかも
川村や欧州ツアー定着し
米への飛躍期待するかも
さて、単独首位を維持して優勝したのは世界ランキング85位のトービヨン・オルセン(デンマーク、34歳、175㎝、70㎏)で、最終日1イーグル、5バーディー、1ダブルボギーの-5、トータル-27と大きく伸ばした。
最終日は全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-22からスタートして、前半では1イーグル、2バーディー、1ダブルボギーの-2、トータル-24と伸ばし、後半に入ってからも3バーディーの-3、トータル-27と順調に伸ばした。
なおこれこのツアーにおける通算8勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは57位まで上がっている。
オルセンや大きく伸ばし首位を維持
オルセンや首位を維持して強さ魅せ
オルセンや勝ちを重ねて強さ魅せ
単独2位を維持したのは世界ランキング89位のラスムス・ホイガールト(デンマーク、22歳、187㎝)で、最終日6バーディー、3ボギーの-3、トータル-21と伸ばした。
最終日はトータル-18からスタートして前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-21と伸ばし、後半に入ってからは、2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-21と維持した。
なお先週米国男子ツアーで単独2位に入った世界ランキング51位のニコライ・ホイガールト(デンマーク、22歳、188㎝、82㎏、試合後世界ランキングの30位)とは双子で、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは70位まで上がっている。
ラスムスや確り伸ばし二位を維持
ラスムスやニコライと共二位となり
流石双子と思わせるかも
ラスムスや二位に入って強さ魅せ
単独3位を維持したのは世界ランキング318位のフレデリック・ラクロワ(フランス、28歳、173㎝)で、最終日6バーディー、2ボギーの-4、トータル-20と伸ばした。
最終日はトータル-16からスタートして、前半ではいきなり4バーディーの-4、トータル-20と確り伸ばし、後半に入ってからは2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-20と維持した。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは234位まで上がっている。
ラクロワや確り伸ばし三位維持
ラクロワや三位維持して力魅せ
ラクロワや三位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
そして中島啓太は最終日8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-5、トータル-17と大きく伸ばし、11位上げて4位タイに入った。
最終日の様子に付いてもう少し詳し目に見ておくと、トータル-12からスタートして、前半では第2ホールでボギーを叩いたが、空かさず第3ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
1つ空いて第5ホールでもバーディーを決め、1つ空いて第7~9ホールと3連続でバーディーを決めたので、結局4打伸ばし、トータル-16として後半へと繋いだ。
後半に入ってからは、いきなり第10ホールでダブルボギーを叩いたが、空かさず第11ホールでバーディーを決めて少し取り返し、バウンスバック!
それに続く第12ホールでもバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでもバーディーを決めて、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局後半で更に1打伸ばし、トータル-17としてホールアウトした。
おっ、いきなりのこの活躍、もしかしたら今季から米国男子ツアーに主戦場を移した久常涼の後に続けるか!?
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは92位を維持している。
中島や大きく伸ばし上げて魅せ
中島や最後まで上げ強さ魅せ
中島や四位に入り強さ魅せ
中島やいきなり四位期待させ
世界ランキング105位のヤニク・パウル(ドイツ、29歳、185㎝、77㎏)、世界ランキング143位のカルム・シンクウィン(イングランド、30歳、180㎝、82㎏)は共に最終日-4、トータル-17と伸ばし、8位上げて4位タイに入った。
ヤニクパウル確り伸ばし上げて魅せ
ヤニクパウル決勝で上げ力魅せ
ヤニクパウル四位に入り力魅せ
シンクウィン確り伸ばし上げて魅せ
シンクウィン最後は上げて力魅せ
シンクウィン四位に入り力魅せ
世界ランキング138位のセバスティアン・ソダーバーグ(スウェーデン、33歳、188㎝、84㎏)は最終日-5、トータル-16と伸ばし9位上げて9位タイに入った。
ソダーバーグ大きく伸ばし上げて魅せ
ソダーバーグ決勝で上げ力魅せ
ソダーバーグ九位に入り力魅せ
世界ランキング122位のザンダー・ロンバード(南アフリカ、29歳、181㎝、85㎏)は最終日-1、トータル-15と少し伸ばしながらも、6位下がって13位タイとなった。
世界ランキング120位のアレックス・フィッツパトリック(イングランド、25歳、177㎝、78㎏、欧米で活躍するマシュー・フィッツパトリックの弟)は最終日-6、トータル-14と大きく伸ばし、16位上げて16位タイに入った。
アレックス大きく伸ばし上げて魅せ
アレックス最後は上げて力魅せ
アレックス上位に入り力魅せ
世界ランキング142位のダニエル・ヒリアー(ニュージーランド、25歳)は最終日-4、トータル-12と伸ばし、9位上げて23位タイに入った。
ヒリアーや確り伸ばし上げて魅せ
ヒリアーや下がっても上げ力魅せ
ヒリアーや上位に迫り意地を魅せ
世界ランキング132位のウエン・ファーガソン(スコットランド、27歳、180㎝)は最終日-1、トータル-12と少し伸ばしながらも、5位下がって23位タイとなった。
世界ランキング139位のコナー・サイメ(スコットランド、28歳、178㎝)は最終日-3、トータル-11と伸ばしながらも、2位下がって34位タイとなった。
世界ランキング150位のマルセル・ジーム(ドイツ、43歳、188㎝、75㎏)は最終日-5、トータル-10と大きく伸ばし、20位上げて37位タイに入った。
マルセルや大きく伸ばし上げて魅せ
マルセルや決勝で上げ力魅せ
意地を魅せ中位入りしたジームかな
世界ランキング109位のホルヘ・カンピーヨ(スペイン、37歳、183㎝、79㎏)は最終日-1、トータル-10と少し伸ばしながらも、12位下がって37位タイとなった。
そして川村昌弘は最終日3バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの+5、トータル+1と大きく落とし、12位下がって最下位の単独78位となった。
最終日はトータル-4からスタートし、前半ではいきなり2ボギー、2ダブルボギーの+6、トータル+2と大きく落としたが、後半に入ってから加速し、3バーディー、2ボギーの-1、トータル+1と少し伸ばした。
後半に入った後、いきなり第10、11ホールと連続でボギーを叩いたところまでは悪い流れを止められなかったが、その後3バーディーと伸ばしているのは流石ではないか!?
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは284位を維持している。
川村や悪い流れに耐えながら
後半加速意地魅せたかも
川村や後半加速意地を魅せ
それから予選ラウンド終了時点で世界ランキング69位のスリストン・ロウレンス(南アフリカ、27歳、180㎝、98㎏)、世界ランキング74位のジョーダン・スミス(イングランド、31歳、178㎝、76㎏)は共にトータル-2で79位タイ、世界ランキング110位のエイドリアン・オタエギ(スペイン、31歳、183㎝、79㎏)、世界ランキング134位のグラント・フォレスト(スコットランド、30歳、180㎝、75㎏)は共にトータル-1で90位タイ、星野陸也はトータル+2で113位タイ、世界ランキング94位のパブロ・ララサバル(スペイン、40歳、178㎝、75㎏)はトータル+6で125位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
なお星野陸也はこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングが106位まで下がっている。