１月２５日(木)の未明から時差－１７時間の米国・カルフォルニア州にある「トリーパインズ・ゴルフコース①サウスコース（７７６５ヤード、パー７２）、②ノースコース（７２５８ヤード、パー７２）」と２つのコースを使って米国男子ツアー、「ファーマーズ・インシュランス・オープン」が４日間の日程で開催され、その初日が終わっている。
何時もより日程が１日前にずれているのは１月２８日（日）の早朝にＮＦＬ（アメリカンフットボールの最高峰プロリーグ）のプレーオフにおける、カンファレンス・チャンピオンシップが行われる予定の所為で、それほどＮＦＬの人気が高いと言うことではないか！？
それはまあともかく、公式サイトによると賞金総額は９００万ドルで、昨年実績の優勝賞金は１５６．６万ドルとあるから、１ドルを約１４７．８円とすれば、それぞれ約１３億３０００万円、約２億３１５０万円となる。
なお、前半の２日間に亘る予選ラウンドでは、それぞれが２つのコースを回り、後半の２日間に亘る決勝ラウンドではより難しいと言われるサウスコースで行われることになっている。
日本人選手としては世界ランキング５３位で自他共に日本のエースと認める松山英樹（３１歳、１８０㎝、９０㎏）がいよいよ米国本土における今大会にも登場し、世界ランキング７２位で今季からこのツアーに本格参戦して既に活躍し始めている新鋭の久常涼（２１歳、１７５㎝、７５㎏）、世界ランキング１１４位で大学生時代にはアマチュア世界ランキング１位に君臨し、今季からこのツアーに本格参戦している新鋭の蝉川泰果（タイガ、２３歳、１７５㎝、７５㎏）が引き続き出場している。
そしてライブ中継であるが、テレビではＣＳ放送のゴルフネットワークにおいて４日間に亘って予定され、ＢＳ―Ｊａｐａｎｅｘｔにおいて後半の２日間に亘って予定されており、インターネットではＵ－ＮＥＸＴにおいて４日間に亘って配信が予定されている。
このツアーにも若い実力派日本人選手の出場が増えて来ているのは楽しみではないか！？
松山や米国本土出場し
いよいよツアー熱くなるかも
米国の男子ツアーに日本人
若手が増えて胸弾むかも
単独１位に付けているのは世界ランキング１４４位のユー・チュンアン（台湾、２５歳、１７５㎝、８２㎏）で、初日８バーディーの－８と爆発的に伸ばしている。
初日はインスタート（第１０ホールから）で、前半ではいきなり５バーディーの－５と大きく伸ばし、後半に入ってからも３バーディーの－３、トータル－８と順調に伸ばした。
先週は３位タイに入っており、どうやら調子を上げて来ているようである。
ユーチュンアン爆発魅せて首位に立ち
ユーチュンアンスタートダッシュ首位に立ち
ユーチュンアン好調維持し首位に立ち
ユーチュンアン首位発進で力魅せ
２位タイに付けているのは久常涼、世界ランキング６位のパトリック・カントレー（米国、３１歳、１８３㎝、８６㎏）で、初日－７と爆発的に伸ばしている。
久常涼初日８バーディー、１ボギーの－７であった。
初日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート（第１ホールから）で、前半では３ホールをパーで凌いだ後、第４、５ホールと連続でバーディーを決め、１つ空いて第７ホールでもバーディーを決め、続く第８ホールでボギーを叩いたが、空かさず第９ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
結局３打伸ばし、トータル－３として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからも好調を維持し、いきなり第１０、１１ホールと連続でバーディーを決め、続く４ホールをパーで凌いだ後、第１６、１７ホールと連続でバーディーを決めたので、結局後半で更に４打伸ばし、トータル－７として第２日目へと繋いでいる。
おっ、これは今週も中々ではないか！？
ただ、初日に回ったのは比較的に易しいと言われるノースコースの方で、第２日目に回る予定のサウスコース、もし無事予選ラウンドを通過出来れば、決勝ラウンドにおいて更に２日連続でサウスコースと、サウスコースの難しさが圧し掛かって来ることになると言われていた。
そう言う意味でも、第２日目にどんなプレイを見せられるか、興味深いところである。
久常涼爆発魅せて二位に付け
久常涼上手くコースト向き合って
二位で発進後に繋がり
久常涼二位発進で力魅せ
パトリック・カントレーも初日８バーディー、１ボギーの－７であった。
初日はインスタートで、前半では３バーディーの－３と伸ばし、後半に入ってからは加速して５バーディーの－５、トータル－８と大きく伸ばしている。
カントレー爆発魅せて二位に付け
カントレー後半加速二位に付け
カントレー二位発進で強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
松山英樹、世界ランキング４７位で全英オープンチャンピオンのシェーン・ローリー（アイルランド、３６歳、１８５㎝、１０２㎏）は共に初日－６と大きく伸ばして４位タイに付けている。
そして松山英樹は初日１イーグル、４バーディーの－６であった。
初日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートで前半では第１１ホールでバーディーを決め、１つ空いて第１３ホールでもバーディーを決め、続く３ホールをパーで凌いだ後、第１７ホールでもバーディーを決めたので、結局３打伸ばし、トータル－３として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは、４ホールをパーで凌いだ後、第５ホールではイーグルを決め、続く３ホールをパーで凌いだ後、第９ホールでバーディーを決めたので、結局後半でも３打伸ばし、トータル－６として第２日目へと繋いでいる。
おっ、ちょっと調子が上がって来たか！？
この後もこの調子を期待したいところであるが、初日はサウスコースを回っているので、明日以降に試練が待っている。
松山や爆発魅せて四位付け
松山やボギー叩かず四位付け
松山や四位発進力魅せ
松山や四位発進期待させ
世界ランキング１２位で日系のコリン・モリカワ(米国､２６歳、１７５㎝、７３㎏)、世界ランキング３５位のエミリアノ・グリジョ(アルゼンチン、３１歳、１７５㎝、７９㎏)は共に初日－５と大きく伸ばして９位タイに付けている。
世界ランキング２９位のロードヴィッヒ・アベルグ（スウェーデン、２４歳、１９１㎝、８６㎏）、世界ランキング３７位のハリス・イングリッシュ(米国、３４歳、１９１㎝、８４㎏)は共に初日－４まで伸ばして１９位タイに付けている。
世界ランキング５位で東京五輪において金メダルに輝いたザンダー・シャウフェレ（米国、３０歳、１７８㎝、７９㎏）、世界ランキング２６位で心優しき飛ばし屋のトニー・フィナウ（米国、３４歳、１９３㎝、９１㎏）、世界ランキング４３位のジャスティン・ローズ（イングランド、４３歳、１９１㎝、８８㎏）は３人共初日－３と伸ばして３４位タイに付けている。
世界ランキング７位のマックス・ホーマ（米国、３３歳、１８５㎝、８２㎏）、世界ランキング３２位のライアン・フォックス(ニュージーランド、３７歳、１７８㎝、９８㎏)は共に初日－２まで伸ばしながらも、４８位タイと少し出遅れている。
そして蝉川泰果は初日１イーグル、１バーディー、２ボギーの－１と少し伸ばしながらも、７２位タイと出遅れている。
初日はアウトスタートで、前半では１イーグル、１バーディーの－３と伸ばしたが、後半に入ってからは２ボギーの＋２、トータル－１と落とした。
ただ、この日はサウスコースを回っており、日本人選手で前を走る２人よりも明日からが期待出来ると言えるのかも知れない。
蝉川や伸ばしながらも出遅れて
後の挽回期待するかも
蝉川や後の挽回期待して
蝉川や予選通過に期待して
世界ランキング１９位でインド系のサヒス・ティーガラ（米国、２６歳、１９１㎝、９０㎏）、世界ランキング３６位のミンウー・リー（オーストラリア、２５歳、１８３㎝、７５㎏、米国女子ツアーで活躍しているミンジー・リーの弟）は共に初日イーブンで９０位タイと出遅れている。
世界ランキング１３位のキーガン・ブラッドリー（米国、３７歳、１９１㎝、８６㎏）、世界ランキング１７位のセップ・ストレイカ（オーストリア、３０歳、１９１㎝、１０７㎏）、世界ランキング２８位のイム・ソンジェ（韓国、２５歳、１８３㎝、９０㎏）、世界ランキング４４位のウィル・ザラトリス(米国、２７歳、１８８㎝、７９㎏)は４人共初日＋１と少し落とし、１０８位タイと大きく出遅れている。
そして世界ランキング１８位のジェイソン・デイ（オーストラリア、３６歳、１８３㎝、８８㎏）は初日＋２まで落として１３８位タイと出遅れている。
