11月になって1週間が経とうとしている。
10月に入ってから急に気温が下がり、暖房の世話になる日が増えて、また光熱費が跳ね上がることを心配し始めたが、私が住む奈良県では最高気温が20℃、最低気温が10℃を切る日が出て来たかと思うと、それ以上は進まなかった。
気の早い街路樹は既に色付いているが、近畿地方における紅葉の名所はまだ色付き始めと表示されているところが多いようである。
観に行くのはもう1、2週間待った方が好さそうだなあ。
ただ、メジャーリーグのワールドシリーズ、プロ野球の日本シリーズと終え、野球界はもうストーブリーグに入ろうとしている。
ハロウィンも1週間前に終わったし、急に秋から冬に向かっている気がして来た。
そう言えば、今年の立冬は何時かと思い、調べてみたら、11月8日(水)。
もう明日に迫っているではないか!?
余計に物悲しく、寂しくなって来た。
こんな風に人は意識することを表す為に作った言葉に影響され、意識することが多いから、面白いものである。
思うこと表す為の言の葉に
引き出されつつ物思うかも
初恋の歌が引き出す切なさに
暫し青春懐かしむかも
また前置きが長くなってしまった。
この項の目的はゴルフに関することである。
我が国を含む北半球では冬に向かっており、既にシーズンオフに入っているツアーが幾つもある。
これから入ろうとしているツアーも多い。
一方で南半球はこれから夏であるから、シーズンに入っているツアーが幾つかある。
そんなわけで、今は交差する時期となり、男女共に開催されるツアーが割と多い週もある。
と言っても、北半球の方が陸地、国家共に多いので、これからは急減に減るけどね。
まあ仕方がない。
その寂しさは卓球、サッカー、ウインタースポーツ、将棋等が埋めてくれるだろう。
そう言えば藤井聡太竜王(八冠、21歳)の防衛戦第4局が今週行われる予定だったなあ。
なんて、また気が散って来た。
秋の風散らせる木葉気も散らせ
中々話纏まらぬかも
ゴルフのことに戻り、今週の天気に付いて調べてみると、木曜日辺りに西の方から崩れ始め、金曜日は全国的に崩れ、土曜日、日曜日と回復して行く予報が出ている。
そして土曜日から天気の回復に伴い、気温が下がって行き、来週には奈良でも最高気温が15℃前後、最低気温が5℃前後に近付くようである。
これは国内で開催される予定のゴルフツアーに結構影響が出そうだなあ。
でもまあ世界は広く、天気、気温等様々で、上記のようにもう直ぐ終わるところもあれば、これから佳境に入って行くところもある。
そんな中、先週も彼方此方で男女のゴルフツアーが開催されたので、今回は先週開催された世界ランキングの変動にまあまあ関係しそうな女子のゴルフツアーの様子に付いて振り返っておきたい。
先ずは国内のツアーから見ておくと、11月2日(木)の8時頃から大阪府にある「茨木国際ゴルフ倶楽部(6287ヤード、パー72)」において国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアーの新規大会、「明治安田レディスオープンゴルフトーナメント」が3日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は2000万円、優勝賞金は360万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に44位タイまでに入っていた51名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
このツアーでは2021年の6月に最終プロテストに合格した93期生、2021年の11月に最終プロテストに合格した94期生に続いて、2022年の11月に最終プロテストに合格した95期生が既に活躍し、優勝もしているので、今回も結構ワクワクさせて貰った。
それに、今週は国内女子ツアーが開催されていない所為もあって、何時もは此方に出場していない世界ランキング上位の選手がまあまあ回って来ているので、ちょっと楽しみであった。
なおライブ中継であるが、全国的に視ることが出来るテレビでは、CS放送のスカイAによって3日間に亘ってたっぷりと放送されていた。
国内の下部のツアーも華やかで
新たなスター期待膨らみ
国内の下部のツアーはCSで
たっぷり視られ楽しめたかも
さて単独で首位を維持して、念願のこのツアーにおける初優勝を完全優勝によって果たしたのは世界ランキング532位でイタリア系関西人のスタイヤーノ梨々菜(26歳、156㎝、56㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは374位まで上がっている。
スタイヤーノ完全勝利初勝利
勢い付けて此の後期待
単独2位に入ったのは世界ランキング340位で黄金世代の注目選手のひとりでこのツアーを置いて通算4勝、国内女子ツアーにおいて通算1勝の実績を持ち、米国女子ツアーに本格参戦していた経験も持つ河本結(ユイ、25歳、163㎝、58㎏、国内男子ツアーで活躍する河本力の姉)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは316位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング290位で普段は国内女子ツアーを主戦場とし、国内女子ツアーにおいて通算2勝の実績を持つアスリート系の柏原明日架(27歳、171㎝、63㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは281位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング686位でこのツアーにおける初優勝が待たれる村田理沙(28歳、161㎝、52㎏)で、トータル-8まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは594位まで上がっている。
単独5位に入ったのは世界ランキング494位で93期生の注目選手のひとり、今季このツアーにおいて念願の初優勝を果たしたプラチナ世代の橋添穂(ノゾミ、23歳、154㎝、51㎏)で、トータル-7まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは464位まで上がっている。
また国内女子ツアー自体は残念ながらオープンウイークとなっていたが、米国女子ツアーのアジアシリーズの一戦が共催競技として国内で開催されたので、詳しくは以下の海外ツアーの部分で触れる。
次に海外のツアーに付いて見ておくと、11月2日(木)の朝から韓国済州島にある「エリシアン済州・カントリークラブ」において韓国女子ツアー、「S‐オイル・チャンピオンシップ」が3ラウンドの短縮競技として開催された。
公式によると賞金総額は9億ウォンとなっており、1ウォンを約0.115円とすれば、これは約1億0400万円となっていたが、国内女子ツアーと同様であるとすれば、獲得賞金としてはこれより少なくなるのであろうか!?
このツアーも年々規模が拡大し、今春の情報では32大会で賞金総額が311億ウォンとなっていたから、この時点でも約35億8000万円と大きなものになっていたが、発表時より高額に変更されている大会が幾つかあったので、終了時には更に大きくなっているはずである。
このツアーのサイトは大分表記方法が変更され、これまで殆んど分からなかったが、英語表記に変換する方法は分かったので、以前よりは内容を掴めるようになっている。
韓国の女子のツアーの詳細が
英語で分かり嬉しいのかも
さて、優勝したのは世界ランキング77位のソン・ユジン(韓国、23歳、168㎝)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは67位まで上がっている。
ソンユジン連日上げて最終日
首位へと抜けて勝ち切ったかも
2位タイに入ったのは世界ランキング34位のイ・イェオン(韓国、20歳、163㎝)、世界ランキング192位のキム・ジェヒ(韓国、22歳、170㎝)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングがイ・イェオンが33位まで上がり、キム・ジェヒが156位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング92位のイム・ヘヨン(韓国、23歳、161㎝)、世界ランキング96位のホン・ジョンミン(韓国、21歳、167㎝)、世界ランキング200位のイ・スンヨン(25歳、160㎝)で、トータル-10まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはイム・ヘヨンが87位まで上がり、ホン・ジョンミンが89位まで上がり、イ・スンヨンが184位まで上がっている。
また、11月2日(木)の8時頃から茨城県にある「太平洋クラブ・美野里コース(6598ヤード、パー72)」において、米国女子ツアーのアジアシリーズの一戦、「TOTOジャパンクラシック」が4日間に日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は200万ドル、優勝賞金は30万ドルとなり、1ドルを約150円とすれば、それぞれ約3億円、約4500万円であった。
なお日本人選手としては米国女子ツアーのメンバー43人の中に含まれる6名の他、国内女子ツアーのメンバーとして10月に開催された「富士通レディース2023」終了時のメルセデスランキング上位者の中から35名が出場していた。
このツアーも今季の終盤が近付き、ツアーメンバーとしての来季のシード権確保が危ぶまれる選手も出て来たが、今大会自体では回復が見込まれないようなので、残されたチャンスにおいて最後まで達成を応援して見守りたい。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビではCS放送のゴルフネットワークによって4日間に亘り午前に、GAORAスポーツによって4日間に亘り午後に放送され、後半の2日間に亘っては地上波のTBS系列で放送された。
そこにYouTubeによる公式配信も4日間に亘って加わり、最後までたっぷりと視られるように配慮されていた。
今週も昼間からのんびり視られて好かった、よかった。ホッ。
米国の女子のツアーは国内で
開催昼間視られたのかも
さて、単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング93位で狭間世代を代表して国内女子ツアーにおいて通算12勝の実績を持ち、東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(24歳、166㎝、58㎏)で、トータル-22まで伸ばした。
なおこれが1年3か月ぶりの優勝で、通算13勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは72位まで上がっている。
そして米国女子ツアーへのシード権が得られたが、その権利を使うかどうかはこれから検討すると言う。
稲見萌寧久方振りの優勝で
米国行きの切符得たかも
2位タイに入ったのは世界ランキング121位で93期生をリードするひとり、国内女子ツアーにおける初優勝が待たれる大学生プロの桑木志帆(20歳、164㎝、57㎏)、世界ランキング142位で実力派中堅外国人選手をリードするひとりで国内女子ツアーにおいて通算2勝の実績を持ち、優しい笑顔が印象的なペ・ソンウ(韓国、29歳、166㎝、59㎏)で、トータル-21まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは桑木志帆が107位まで上がり、ペ・ソンウが111位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング12位で初優勝が待たれるリン・シユ(中国、27歳、170㎝)、世界ランキング15位で元世界ランキング1位まで上り詰め、米国と韓国で賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ(韓国、155㎝、63㎏)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはリン・シユが12位を維持し、申ジエが15位を維持している。
そして米国女子ツアーのメンバー6人に付いて上位から順番に見ておくと、世界ランキング17位で黄金世代を代表し、自他ともに日本のエースと認める畑岡奈紗(24歳、158㎝)はトータル-18まで伸ばして8位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは18位まで下がっている。
世界ランキング69位でプラチナ世代をリードするひとり、今年からこのツアーを主戦場としてこのところ調子を上げている西村優菜(23歳、150㎝、50㎏)はトータル-17まで伸ばして15位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは69位を維持している。
世界ランキング22位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイを見せ続けている古江彩佳(23歳、153㎝、54㎏)はトータル-15まで伸ばして23位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは21位まで上がっている。
世界ランキング25位で新世紀世代を代表し、2021年の全米女子オープンにおいて優勝した飛ばし屋の笹生優花(22歳、166㎝、63㎏)はトータル-13まで伸ばして34位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは25位を維持している。
世界ランキング81位で黄金世代をリードするひとり、2019年の全英女子オープンにおいて優勝した明るい笑顔で人気の高い渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)はトータル-12まで伸ばして40位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは82位まで下がっている。
世界ランキング83位で黄金世代をリードするひとり、今年からこのツアーを主戦場としている飛ばし屋の勝みなみ(25歳、157㎝、57㎏)はトータル-3まで伸ばして単独71位となり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは86位まで下がっている。
この結果、渋野日向子、勝みなみの来季のシード権確保に付いてはまだ分からず、これから次第と言うことになるようである。
それから、残念ながらオーストラリア女子ツアー(ALPGツアー、WPGAツアー等と表記)、欧州女子ツアーはオープンウイークとなっており、欧州女子ツアーの下部に当たるLETアクセスシリーズ、米国女子ツアーの下部に当たるエプソンツアーはシーズンオフとなっている。
そして先週開催されたツアーの成績も影響して、今週の女子世界ランキングにはまあまあ大きな変動があったので、以下に簡単に書き留めておく。
先ず、日本人選手の中で世界ランキングが1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
18位 ↓ 1 畑岡奈紗(24歳、158㎝)
20位 ー 山下美夢有(22歳、150㎝、52㎏)
21位 ↑ 1 古江彩佳(23歳、153㎝、54㎏)
25位 ー 笹生優花(22歳、166㎝、63㎏)
36位 ー 岩井明愛(アキエ、21歳、161㎝、59㎏、93期生)
47位 ー 櫻井心那(ココナ、19歳、166㎝、62㎏、94期生)
63位 ↓ 1 岩井千怜(チサト、21歳、162㎝、59㎏、93期生)
64位 ー 小祝さくら(25歳、158㎝、58㎏)
65位 ー 西郷真央(22歳、158㎝、57㎏)
66位 ー 神谷そら(20歳、167㎝、60㎏、95期生)
69位 ー 西村優菜(23歳、150㎝未満 50㎏)
70位 ー 吉田優利(23歳、158㎝、58㎏)
72位 ↑21 稲見萌寧(モネ、24歳、166㎝、58㎏)
73位 ↓ 2 菅沼菜々(23歳、158㎝)
82位 ↓ 1 渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)
84位 ー 鈴木愛(アイ、29歳、155㎝)
86位 ↓ 3 勝みなみ (25歳、157㎝、57㎏)
88位 ↓ 2 上田桃子(37歳、161㎝、54㎏)
90位 ↓ 2 菊地絵理香(35歳、157㎝、52㎏)
103位 ↑ 1 川岸史果(29歳、166㎝)
次に、以下900位までの範囲で20位以上上がった選手に付いて見ておく。
ステップアップツアーにおいて単独2位に入った黄金世代の注目選手のひとりでこのツアーを置いて通算4勝、国内女子ツアーにおいて通算1勝の実績を持ち、米国女子ツアーに本格参戦していた経験も持つ河本結(ユイ、25歳、163㎝、58㎏、国内男子ツアーで活躍する河本力の姉)は24位上がって316位に、ステップアップツアーにおいて念願の初優勝を成し遂げたイタリア系関西人のスタイヤーノ梨々菜(26歳、156㎝、56㎏)は158位上がって374位に、ステップアップツアーにおいて単独5位に入った93期生の注目選手のひとり、今季このツアーにおいて念願の初優勝を果たしたプラチナ世代の橋添穂(ノゾミ、23歳、154㎝、51㎏)は30位上がって464位に、ステップアップツアーにおいて7位タイに入った94期生で初優勝が待たれる小橋夢果(20歳、167㎝)は25位上がって568位に、ステップアップツアーにおいて9位タイに入った95期生で初優勝が待たれる新世紀世代の仲村果乃(22歳、162㎝、58㎏)は37位上がって593位に、ステップアップツアーにおいて単独4位に入ったこのツアーにおける初優勝が待たれる村田理沙(28歳、161㎝、52㎏)は92位上がって594位になっている。
またステップアップツアーにおいて9位タイに入ったこのツアーにおいて初優勝が待たれる狭間世代の常(ツネ)文恵(24歳、170㎝、52㎏)は27位上がって605位に、ステップアップツアーにおいて16位タイに入った94期生で昨季このツアーで初優勝を果たしている狭間世代の大林奈央(24歳、163㎝、60㎏)は23位上がって611位に、ステップアップツアーにおいて9位タイに入ったこのツアーにおける初優勝が待たれるエイミー・コガ(米国・日本、28歳、176㎝、57㎏)は20位上がって693位に、ステップアップツアーにおいて16位タイに入った94期生でこのツアーにおいて既に優勝経験を持つ丹萌乃(26歳、160㎝)は31位上がって702位に、ステップアップツアーにおいて16位タイに入った94期生で昨季このツアーにおいて初優勝を果たした桑山紗月(25歳、165㎝)は49位上がって741位に、ステップアップツアーにおいて単独6位に入ったプラチナ世代の注目選手のひとり、このツアーにおける初優勝が待たれる澁澤莉絵留(22歳、160㎝、60㎏)は164位上がって832位になっている。
それから今週世界ランキングの変動に関係しそうなツアーとしては韓国女子ツアー、国内女子ツアー、ステップアップツアー、米国女子ツアーが開催される予定で、残念ながらオーストラリア女子ツアー、欧州女子ツアーはオープンウイークで、LETアクセスシリーズ、エプソンツアーはシーズンオフとなっている。