８月２４日（木）の２３時頃から時差－１６時間（現在サマータイム中。それ以外の時期では－１７時間）のカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー市にある「ショーネシー・ゴルフ＆カントリークラブ（６７０９ヤード、パー７２）」において米国女子ツアー、「カナディアン女子オープン」が４日間の日程で開催され、その第２日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は２５０万ドルとなっており、１ドルを約１４６円とすれば、これは約３億６５００万円となる。
日本人女子選手としては世界ランキング１５位で黄金世代を代表し、自他共に日本のエースと認める畑岡奈紗（２４歳、１５８㎝）、世界ランキング２０位でプラチナ世代を代表し、安定したプレー位振りが売りの古江彩佳（２３歳、１５３㎝、５４㎏）、世界ランキング２２位で新世紀世代を代表し、２０２１年の全英女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生（サソウ）優花（２２歳、１６６㎝、６３㎏）、世界ランキング６５位でプラチナ世代をリードするひとり、米国女子ツアーを主戦場としている西村優菜(２３歳、１５０㎝、５０㎏)、世界ランキング世界ランキング６６位で黄金世代をリードするひとり、２０１９年の全英女子オープンで優勝した渋野日向子(２４歳、１６７㎝、６２㎏)、世界ランキング７３位で黄金世代をリードするひとり、ウエイトトレーニングにより飛ばし屋に変身した勝みなみ（２５歳、１５７㎝、５７㎏）、世界ランキング４７２位でこのツアーにおいて通算３勝している実力者で、リオ五輪では４位に入った野村敏京（ハルキョウ、３０歳、１６５㎝、６０㎏）が出場している。
なおライブ中継であるが、ＷＯＷＯＷで４日間に亘って予定されている。
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング２７位のメガン・カン（米国、２５歳、１５５㎝）で、２日目６バーディーの－６、トータル－７と大きく伸ばして１２位上げて来た。
２日目はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－１からスタートして、前半では１バーディーの－１、トータル－２と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して５バーディーの－５、トータル－７と大きく伸ばしている。
後半で第１１～１５ホールと連続でバーディーを決めたのは圧巻であった！？
メガンカン大きく伸ばし首位に立ち
メガンカン後半加速首位奪い
メガンカン首位を奪って強さ魅せ
単独２位を維持しているのは世界ランキング１９位で新型コロナウイルス予防ワクチンの未接種により米国女子ツアーに参加し難く、出世が遅れ気味であったが、実力十分の新鋭リン・グラント（スウェーデン、２４歳）で、２日目３バーディー、２ボギーの－１、トータル－６と少し伸ばしている。
初日はインスタート（第１０ホールから）でトータル－５からスタートし、前半では２バーディーの－２、トータル－７と伸ばしたが、後半に入ってからは１バーディー、２ボギーの＋１、トータル－６と少し落とした。
リングラント少し伸ばして二位を維持
リングラント二位を維持して強さ魅せ
リングラント二位で通過し強さ魅せ
３位タイに付けているのは世界ランキング４位で世界ランキング１位に記録的に長く君臨したコ・ジンヨン（韓国、２８歳、１６５㎝）、笹生優花で、トータル－５まで伸ばしている。
コ・ジンヨンは２日目４バーディー、２ボギーの－２と伸ばして３位を維持している。
２日目はインスタートで、トータル－３からスタートして、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－４と伸ばし、後半に入ってからも２バーディー、１ボギーの－１、トータル－５と少し伸ばした。
コジンヨンじわじわ伸ばし三位維持
コジンヨン三位維持して強さ魅せ
コジンヨン三位で通過強さ魅せ
笹生優花は２日目２バーディー、３ボギーの＋１と少し落として２位下がっている。
２日目の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル－６からスタートして、前半では４ホールをパーで凌いだ後、第５ホールでバーディーを決めたが、続く第６ホールでボギーを叩き、１つ空いて第８ホールでもボギーを叩いたので、結局１打落とし、トータル－５として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは２ホールをパーで凌いだ後、第１２ホールでボギーを叩いたが、空かさず第１３ホールでバーディを決めて取り返し、バウンスバック！
残りの５ホールをパーで凌いだので、結局後半では維持して、トータル－５のまま第３日目へと繋いでいる。
初日のようには伸ばせなかったが、然りとて大崩れもしなかったので、この後の健闘に期待したい。
笹生優花少し落として二位下がり
其れでも三位健闘期待
笹生優花大崩れせず後期待
笹生優花三位で通過期待させ
単独５位に付けているのは世界ランキング２位で昨年は鎖骨下に出来た血栓除去手術を受けて関係で一旦ランキングを下げたが、復活して来たネリー・コルダ（米国、２５歳、１７８㎝）で、２日目５バーディー、３ボギーの－２、トータル－４と伸ばし、４位上げて来た。
２日目はインスタートで、トータル－２からスタートして、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－４と伸ばし、後半に入ってからは２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－４と維持している。
ネリーコルダじわりと伸ばし上げて魅せ
ネリーコルダスタートダッシュ五位に上げ
ネリーコルダ五位で通過し強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１６位のジョージア・ホール（イングランド、２７歳、１６５㎝）は２日目－４、トータル－３と伸ばし、２５位も上げて６位タイに付けて来た。
ジョージアや確り伸ばし上げて魅せ
ジョージアや大きく上げて強さ魅せ
強さ魅せ六位で通過ホールかな
世界ランキング２３位のハナ・グリーン（オーストラリア、２６歳、１６８㎝）は２日目－１、トータル－３と少し伸ばし、３位上げて６位タイに付けて来た。
ハナグリーン少し伸ばして上げて魅せ
ハナグリーン六位まで上げ強さ魅せ
ハナグリーン六位で通過強さ魅せ
世界ランキング１０位でカナダの妖精と呼ばれて来たブルックス・ヘンダーソン（カナダ、２５歳、１６３㎝）は２日目－４、トータル－１と伸ばし、６０位も上げて１１位タイに付けて来た。
ヘンダーソン確り伸ばし上げて魅せ
ヘンダーソン大きく上げて強さ魅せ
ヘンダーソン上位で通過期待させ
そして、古江彩佳は２日目３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１と伸ばし、２０位も上げて１１位タイに付けて来た。
２日目はアウトスタートでトータル＋１からスタートして前半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル＋１と維持し、後半に入ってからは加速して２バーディーの－２、トータル－１と伸ばしている。
古江彩佳後半加速強さ魅せ
古江彩佳大きく上げて強さ魅せ
古江彩佳上位で通過期待させ
世界ランキング７位でかつては天才少女と言われ、十代半ばの頃アマチュアで国内女子ツアーに優勝したこともあるキム・ヒョージュ（韓国、２８歳、１６５㎝）は２日目－１、トータル－１と少し伸ばし、８位上げて１１位タイに付けて来た。
キムヒョージュ少し伸ばして上げて魅せ
キムヒョージュ上位でも上げ強さ魅せ
キムヒョージュ上位で通過強さ魅せ
そして畑岡奈紗は２日目３バーディー、１ボギーの－２、トータルイーブンと伸ばし、２９位も上げて２１位タイに付けて来た。
２日目はアウトスタートでトータル＋２からスタートして前半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル＋２と維持し、後半に入ってからは加速して２バーディーの－２、トータルイーブンと伸ばしている。
畑岡奈紗後半加速強さ魅せ
畑岡奈紗大きく上げて強さ魅せ
畑岡奈紗上位に迫り期待させ
世界ランキング３位でこのところ好調を維持しているセリーヌ・ビュティエ（フランス、２９歳、１６５㎝）は２日目－１、トータルイーブンと少し伸ばし、１０位上げて２１位タイに付けて来た。
セリーヌや少し伸ばして上げて魅せ
セリーヌや確り上げて強さ魅せ
意地を魅せ上位で迫るビュティエかな
世界ランキング１位で今シーズンは好調を維持しているリリア・ヴ（米国、２５歳、１６５㎝）、世界ランキング５位でこのところ調子を上げている新鋭のイン・ルオニン（中国、２０歳）は共に２日目イーブン、トータルイーブンと伸ばせず、２位下がって２１位タイとなっている。
世界ランキング８位で今シーズンは調子を上げているアライセン・カーパズ（米国、２５歳、１７５㎝）は２日目－２、トータル＋２と伸ばし、４７位も上げて３９位タイに付けて来た。
カーパズやじわりと伸ばし上げて魅せ
カーパズや大きく上げて強さ魅せ
カーパズや中位で通過意地を魅せ
世界ランキング２５位でかつてはメジャー大会に強いことからメジャーハンターと呼ばれ、我が国でも人気のあるダンボことチョン・インジ（韓国、２９歳、１７５㎝）は２日目イーブン、トータル＋２と維持し、１１位上げて３９位タイに付けて来た。
チョンインジスコア維持して上げて魅せ
チョンインジ確り上げて強さ魅せ
チョンインジ中位で通過意地を魅せ
世界ランキング６位でかつては天才少女と呼ばれ、１０代の頃から長期に亘って世界ランキング１位に君臨していたリディア・コ（ニュージーランド、２７歳、１６５㎝）は２日目＋２、トータル＋２と落とし、２０位も下がって３９位タイとなっている。
そして渋野日向子は２日目４バーディー、４ボギーのイーブン、トータル＋３と維持し、２２位も上げて４９位タイに付けて来た。
２日目はアウトスタートでトータル＋３からスタートして、前半では３バーディー、２ボギーの－１、トータル＋２と少し伸ばしたが、後半に入ってからは１バーディー、２ボギーの＋１、トータル＋３と少し落とし、この日のスタート時点に戻っている。
渋野日向子スコア維持して上げて魅せ
渋野日向子大きく上げて力魅せ
渋野日向子余裕の通過意地を魅せ
世界ランキング１３位のリン・シユ（中国、２７歳、１６８㎝）は２日目＋２、トータル＋３と落とし、１９位下がって４９位タイとなっている。
そして世界ランキング１１位のミンジー・リー（オーストラリア、２７歳、１６５㎝）は２日目＋１、トータル＋４と少し落としながらも、９位上げて６２位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
ミンジーリー落としながらも上げて魅せ
ミンジーリー何とか通過意地を魅せ
なお今回は前半２日間に亘る予選ラウンド終了時に６２位タイまでに入っていた７１名の選手が後半２日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、西村優菜、野村敏京、世界ランキング１８位で２０１９年の全英女子オープンにおいて渋野日向子と競り合ったことで我が国でも人気が高くなり、２０２２年の全英女子オープンでは優勝したアシュリー・ブハイ（南アフリカ、３４歳、１６５㎝）は３人共トータル＋５で７２位タイ、勝みなみはトータル＋７で９６位タイ、世界ランキング２１位で我が国でも人気があり、飛ばし屋のレキシー・トンプソン（米国、２８歳、１８０㎝）はトータル＋１２で１３８位タイとなり、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
