8月3日(木)の6時40分頃から神奈川県横浜市にある「横浜カントリークラブ・西コース(7231ヤード、パー71)」において国内男子ツアーの新規大会、「横浜ミナトChampionship~FujikiCentennial」が4日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
公式サイトによると賞金総額は1億円、優勝賞金は2000万円となり、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に46位タイまでに入っていた63名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビではBS朝日によって決勝ラウンドがある土日に放送されたのであろうが、実際のところ悪天候によるサスペンデッド等もあったから、多分予定通りには行かなかったように思われる。
それは女子も同様であるが、そんな場合、インターネットの動画配信サイトの方が柔軟に対応出来ていた。
それはまあともかく、この大会のような新規の大会が少しずつでも増えて来ることは喜ばしい。
国内の男子ツアーは新たなる
ツアー加わり嬉しいのかも
さて単独首位に抜け出て、見事逆転優勝したのは世界ランキング157位でかつてアマチュア世界ランキング1位に長く君臨し、アマチュア時代にこのツアーで優勝してプロ入り後も既に優勝している新鋭の中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)で、最終日6バーディー、1ボギーの-5、トータル-13と大きく伸ばして1位上げて来た。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-8からスタートして、前半ではいきなり5バーディー、1ボギーの-4、トータル-12と確り伸ばし、後半に入ってからも1バーディーの-1、トータル-13と少し伸ばした。
なおこれがこのツアーで3勝目となり、プロ入りしてからは2勝目となる。
中島や大きく伸ばし逆転し
中島や最後まで上げ強さ魅せ
中島や逆転勝ちで強さ魅せ
単独位に入ったのは世界ランキング156位でかつてアマチュア世界ランキング1位に輝き、アマチュア時代にこのツアーで2勝して、プロ入り後も既に優勝している新鋭の蝉川泰果(タイガ、22歳、175㎝、77㎏)で、最終日8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-5、トータル-12と大きく伸ばして2位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-7からスタートして、前半では5バーディー、1ダブルボギーの-3、トータル-10と伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-12と順調に伸ばした。
よく似た経歴を持つ同学年の中島啓太と2人がこんな風に競り合い、1、2フィニッシュするのは壮観ではないか!?
蝉川や大きく伸ばし上げて魅せ
蝉川や二位に入って強さ魅せ
蝉川や悔しバネに次期待
単独3位に入ったのは世界ランキング497位で新鋭の清水大成(24歳、175㎝、74㎏)で、最終日1イーグル、5バーディー、1ボギーの-6、トータル-11と大きく伸ばして7位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-5からスタートして、前半では3バーディー、 1ボギーの-2、トータル-7と伸ばし、後半に入ってからは加速して、1イーグル、2バーディーの-4、トータル-11と確り伸ばした。
確りと伸ばして上げる清水かな
下っても上げ力魅す清水かな
三位入り力を魅せた清水かな
単独4位に入ったのは世界ランキング389位で海外メジャーにおける活躍から自信を付けて好調を維持し、強く印象に残るようになったベテランの永野竜太郎(35歳、181㎝、85㎏)で、最終日4バーディー、2ボギーの-2、トータル-10と伸ばしながらも2位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-8からスタートして前半では3バーディー、2ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばし、後半に入ってからも1バーディーの-1、トータル-10と少し伸ばした。
最終日に2位下がりはしたが、初日の62位タイから第2日目には10位タイまで上げ、第3日目には2位タイまで上げて来たのは流石ではないか!?
伸ばしても足りずに下がる永野かな
力魅せ四位に入る永野かな
四位入り力を魅せた永野かな
5位タイに入ったのは世界ランキング578位のイ・サンヒ(韓国、31歳、178㎝、70㎏)、世界ランキング444位で下部に当たるABEMAツアーにおける連勝からステップアップして来た新鋭の鈴木晃祐(23歳、172㎝、63㎏)、世界ランキング467位の佐藤大平(30歳、174㎝、72㎏)、世界ランキング186位で日本一曲がらないのが売りの稲森佑貴(28歳、169㎝、68㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
イ・サンヒは最終日4バーディー、1ボギーの-3と伸ばして2位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル-6からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-8と伸ばし、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばした。
イサンヒや確り伸ばし上げて魅せ
イサンヒや決勝で上げ力魅せ
イサンヒや五位に入って力魅せ
鈴木晃祐は最終日1イーグル、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-2と伸ばしながらも1位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-7からスタートして、前半では2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-6と少し落としたが、後半に入ってからは加速して、1イーグル、1バーディーの-3、トータル-9と伸ばした。
伸ばしても足りずに下がる鈴木かな
力魅せ五位に入った鈴木かな
五位となり鈴木晃祐力魅せ
佐藤大平は最終日3バーディー、1ボギーの-2と伸ばしながらも1位下がった。
最終日はアウトスタートで、トータル-7からスタートして、前半では1バーディーの-1、トータル-8と少し伸ばし、後半に入ってからも、2バーディー、1ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばした。
伸ばしても足りずに下がる佐藤かな
力魅せ五位に入った佐藤かな
五位となり佐藤大平力魅せ
稲森佑貴は最終日3バーディー、4ボギーの+1と少し落として4位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-10からスタートし、前半では2バーディー、3ボギーの+1、トータル-9と少し落としたが、後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-9と維持した。
初日から3日間は首位を維持しており、完全優勝まで期待されたが、最後は若い力に負けたようで、ちょっと残念であった。
それでも若い力が台頭して来るのは自然な流れで、その面ではむしろ喜ばしいことではないか!?
稲森や逆転されて五位となり
自然な流れ感じるのかも
稲森や五位に入って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング131位で実力派中堅選手をリードするひとり、昨年このツアーで賞金王に輝いて今年は海外ツアーにも積極的に参戦している比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)は最終日-1、トータル-4と少し伸ばし、1位上げて19位タイに入った。
比嘉一貴少し伸ばして上げて魅せ
比嘉一貴下がっても上げ強さ魅せ
比嘉一貴上位に入り強さ魅せ
世界ランキング325位で実力派中堅選手をリードするひとり、明るい笑顔で人気の高い堀川未来夢(ミクム、30歳、176㎝、84㎏)は最終日イーブン、トータル-3と伸ばせず、5位下がって25位タイとなった。
世界ランキング192位で実力派中堅選手をリードするひとり、このツアーで連続して賞金王になったこともある今平周吾(30歳、165㎝、67㎏)は最終日+1、トータル-3と少し落とし、11位下がって25位タイとなった。
そして、世界ランキング341位で海外ツアーへの本格参戦を目指している木下稜介(32歳、174㎝、75㎏)、世界ランキング397位で実力派若手選手をリードするひとり、イケメン振りが女子ゴルファーにも人気の高い片岡尚之(25歳、171㎝、67㎏)はともに最終日-2、トータル+1と伸ばし、12位上げて42位タイに入った。
木下やじわりと伸ばし上げて魅せ
木下や最後は上げて意地を魅せ
片岡やじわりと伸ばし上げて魅せ
片岡や下がっても上げ意地を魅せ
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このツアーは初日に注目した後、暫らく置いていたが、気になっていた選手が結構予選落ちしていたようで、最終日に残っている選手が何時もに比べて大分減っている。
でもまあ、エースの松山英樹に憧れ、彼が主戦場としている米国男子ツアーへの本格参戦を目指す新鋭の台頭は喜ばしいことであるから、これからも彼等を含めた若手の奮闘に期待したい。
松山を目指し奮闘若手等に
更に成長期待するかも
そう言えば、その憧れの対象、松山英樹は先週の米国男子ツアー、「ウィンダム選手権」で残念ながら予選落ちしたのであった。
今シーズンのレギュラー大会はこれが最後で、この後はプレイオフシリーズが行われるのであるが、これまでの奮闘の結果、その初戦には出られるそうな。
一方、松山英樹との関係が深く、天敵とまで言われた!? ジャスティン・トーマス(米国、30歳、178㎝、72㎏)は予選を通過し、最終的には12位タイに入ったが、それでもプレイオフシリーズへの出場は叶わなかったと言う。
時の流れを感じる一コマではないか!?
そして、松山英樹にも勤続疲労、衰え等が感じられるとは言え、改めて息の長さが感じられる。
それを支えて来たのは松山英樹のゴルフに対する真面目さ、練習熱心なところであろうが、それは今回国内女子ツアーで復活優勝した鈴木愛にも言えるような気がする。
鈴木愛嘘を吐かない練習に
励んだ結果蘇るかも