7月19日(水)の21時半過ぎから時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・ミシガン州にある「ミッドランド・カントリークラブ(6256ヤード、パー70)」において米国女子ツアーのチーム戦、「ダウグレートレークスベイ招待」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
128名が2人1組の64チームに分かれて、初日と第3日目はフォアサム(1つのボールを交互に打つ)、第2日目と最終日はフォアボール(2人それぞれが1つのボールを打ち、好い方を取る)で競い合う形式となっている。
公式サイトによると賞金総額は270万ドルとなっており、1ドルを約142円とすれば、これは約3億8300万円であった。
日本人選手としては世界ランキング27位で新世紀世代を代表し、2021年の全米女子オープンで優勝した笹生優花(22歳、166㎝、63㎏)が出場しており、余裕で予選通過を果たしている。
ペアとなっているのは普段から仲の好い世界ランキング13位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)である。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に33位タイに入っていた37チームが後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
そう言えば笹生優花は語学が得意なようで、前にも出場し、にこやかにやり取りしながら競技を楽しんでいた記憶があり、今回はより慣れた相手のようなので、これはもしかするともしかするかも、と大いに期待していたが、さてどうなったのか!?
笹生優花向こうで会話弾ませて
楽しくゴルフしていたのかも
なおライブ中継であるがWOWOWで4日間に亘って放送されていた。
以下では世界ランキング上位の選手を各ペアの代表として記述し、笹生優花のペアのみ笹生優花を代表として記述する。
さて単独首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング39位のシャイアン・ナイト(米国、26歳、178㎝)と世界ランキング210位のエリザベス・スゾコル(米国、26歳、170㎝)で、最終日5バーディーの-5、トータル-23と大きく伸ばした。
最終日も全ペアアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-18からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-20と伸ばし、後半に入ってからも3バーディーの-3、トータル-23と順調に伸ばしている。
なお、シャイアン・ナイトにとっては久し振りとなるこのツアーの2勝目で、エリザベス・スゾコルにとっては初優勝とのことである。
それはまあともかく、優勝後の記念撮影で並ぶ2人を見て、?????
シャイアン・ナイトが178㎝、エリザベス・スゾコルが170㎝とあるが、どう見ても逆ではないか!?
シャイアンや大きく伸ばし首位を維持
首位を維持強さを魅せたナイトかな
強さ魅せ見事勝ち切るナイトかな
単独で2位を維持したのは界ランキング131位のマチルダ・キャストレン(フィンランド、28歳、170㎝)と世界ランキング326位のケリー・タン(マレーシア、28歳、165㎝、61㎏)のペアで最終日8バーディー、1ボギーの-7、トータル-22と爆発的に伸ばした。
最終日はトータル-15からスタートして、前半ではいきなり4バーディーの-4、トータル-19と確り伸ばし、後半に入ってからも、4バーディー、1ボギーの-3、トータル-22と順調に伸ばしている。
キェストレン爆発魅せて二位を維持
キャストレン爆発魅せて首位迫り
キャストレン二位に入って力魅せ
3位タイに入ったのは笹生優花とセリーヌ・ビュティエのペア、世界ランキング52位のジョディ・エワート(イングランド、35歳、165㎝)と世界ランキング218位のエマ・タリー(米国、29歳、175㎝)のペア、世界ランキング214位のセリーナ・ブルゲ(ノルウェー、24歳)と世界ランキング497位のポリー・マック(ドイツ、24歳、173㎝)のペアで、トータル-20まで伸ばした。
笹生優花は最終日8バーディーの-8と爆発的に伸ばして2位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-12からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、1つ空いて第3ホールでもバーディーを決め、1つ空いて第5ホールでもバーディーを決めて、続く2ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでもバーディーを決めたので、結局4打伸ばし、トータル-16として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからも好調を維持して、第11、12ホールと連続でバーディーを決め、1つ空いて第14ホールでもバーディーを決めて、続く3ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでもバーディーを決めたので、結局後半でも更に4打伸ばし、トータル-20としてホールアウトしている。
ところで、しつこいようであるが、この2人、仲よく並んでいるのを見ると、大体同じ身長ぐらいに見えるのに、スポーツナビではセリーヌ・ビュティエの身長が183㎝となっている?????
笹生優花爆発魅せて三位入り
笹生優花最後は上げて強さ魅せ
笹生優花三位に入り強さ魅せ
ジョディ・エワートは最終日1イーグル、6バーディー、1ボギーの-7と爆発的に伸ばして3位を維持した。
最終日はトータル-13からスタートして前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-16と伸ばし、後半に入ってからも1イーグル、2バーディーの-4、トータル-20と順調に伸ばしている。
エワートや爆発魅せて三位維持
エワートや三位維持して力魅せ
エワートや三位に入り力魅せ
セリーナ・ブルゲは最終日9バーディー、2ボギーの-7と爆発的に伸ばして3位を維持した。
最終日はトータル-13からスタートして前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-16と伸ばし、後半に入ってからも5バーディー、1ボギーの-4、トータル-20と順調に伸ばしている。
セリーナや爆発魅せて三位維持
セリーナや三位維持して力魅せ
力魅せ三位入りしたブルゲかな
以下、気になったペアに付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング110位で飛ばし屋のマリア・ファシ(メキシコ、25歳、165㎝)、世界ランキング121位でかつて世界ランキング1位に君臨したことがあるステーシー・ルイス(米国、38歳、165㎝)のペアは最終日-7、トータル-19と爆発的に伸ばしながらも、1位下がって単独6位となった。
マリアファシ伸ばしながらも一位下げ
マリアファシ伸ばし足りずに一位下げ
マリアファシ六位に入り力魅せ
世界ランキング128位のリュウ・ユー(中国、27歳、175㎝)と世界ランキング246位のリュウ・ルイシン(中国、24歳、165㎝)のペアは最終日-6、トータル-14と大きく伸ばし、1位上げて9位タイに入った。
リュウユーや大きく伸ばし上げて魅せ
リュウユーや最後は上げて力魅せ
リュウユーや九位に入り力魅せ
世界ランキング83位のポーラ・レト(南アフリカ、33歳、165㎝)と世界ランキング923位のアメリア・ルイス(米国、32歳、178㎝)のペアは最終日-3、トータル-14と伸ばしながらも、2位下がって9位タイとなった。
ポーラレト伸ばしながらも二位下がり
ポーラレト伸ばし足りずに二位下がり
ポーラレト九位に入り力魅せ
世界ランキング30位のメガン・カン(米国、25歳、155㎝)と世界ランキング63位のアリソン・リー(米国、28歳、175㎝)のペアは最終日-7、トータル-13と爆発的に伸ばし、3位上げて13位タイに入った。
メガンカン爆発魅せて上位入り
メガンカン下がっても上げ強さ魅せ
メガンカン上位に入り強さ魅せ
世界ランキング32位で新鋭のユ・ヘラン(韓国、22歳、175㎝)と世界ランキング381位のホン・イェウン(韓国、30歳、168㎝)のペアは最終日-6、トータル-12と大きく伸ばしながらも、1位下がって17位タイとなった。
ユヘランや伸ばしながらも一位下げ
ユヘランや伸ばし足りずに一位下げ
ユヘランや上位に入り強さ魅せ
世界ランキング94位のサラ・シュメルゼル(米国、29歳、170㎝)と世界ランキング130位のリンジー・ウィーバー・ライト(米国、29歳、160㎝)のペアは最終日-4、トータル-12と伸ばしながらも、7位下がって17位タイとなった。
シュメルゼル伸ばしながらも七位下げ
シュメルゼル伸ばし足りずに七位下げ
シュメルゼル上位に入り力魅せ
世界ランキング20位のハナ・グリーン(オーストラリア、26歳、168㎝)と世界ランキング264位のスヒョン・オー(オーストラリア、27歳、168㎝)のペアは最終日-8、トータル-9と爆発的に伸ばし、3位上げて26位タイに入った。
ハナグリーン爆発魅せて上げ続け
ハナグリーン決勝で上げ強さ魅せ
ハナグリーン中位に入り意地を魅せ
そして、世界ランキング46位で東京五輪における堅実のプレイから強く印象に残るようになったアディティ・アショク(インド、25歳、173㎝、57㎏)と世界ランキング68位のパジャレー・アナナルカルン(タイ、24歳、165㎝)のペアは最終日-7、トータル-8と場爆発的に伸ばして29位タイを維持した。
アディティアショク爆発魅せて順位維持
アディティアショク中位維持して意地を魅せ
アディティアショク最後爆発強さ魅せ
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フォアサムでも相手のミスをフォローするなど助け合える部分があり、十分に面白いが、それよりもフォアボールの方がより効果が大きいようで、第3日目と最終日が好くなるのが一般的なようである。
今回も殆んどチームそうなっているが、優勝チームは第3日目にも第2日目に負けないような好スコアを出し、最後はそこまでは行かないが、守っているところが流石ではないか!?
このチーム、昨シーズンも4位に入っており、手慣れているようだ。
そして笹生優花は2021年にミンジー・リーとペアを組んで単独5位に入っているから、彼女自身、他人とコミュニケーションを取り、協力し合うことに長けているように思える。
何方の場合もちょっと年上の落ち着いた選手だし、まあ妹気質と言うやつかも知れないなあ。
笹生優花妹気質誰とでも
巧く遣り取り頼れるのかも