６月１６日(金)の８時頃から静岡県にある「静岡カントリー・浜岡コース（６５１４ヤード、パー７２）」において国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、「ユピテル・静岡新聞ＳＢＳレディース」が３日間の日程で開催されて、その最終日が昨日終わった。
公式サイトによると賞金総額は２０００万円、優勝賞金は３６０万円となり、初日から２日間に亘る予選ラウンド終了時に５０位タイまでに入っていた５８名の選手が最終日１日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
国内女子ツアーだけではなく、下部に当たるこのツアーでも昨年１１月の最終プロテストに合格した９５期生が既に優勝する等、活躍しており、今回もちょっと期待していた。
なおライブ中継であるが、全国的に視ることが出来るテレビでは何時ものようにCＳ放送のスカイＡで３日間に亘ってたっぷりと放送され、夜には再放送もあったので、時間がある時にはのんびり楽しめた。
そして今回はその他に、この大会の公式ホームページによってもライブ配信が行われた。
ステップのツアー新人台頭し
新たな風が吹いていたかも
さて単独首位を維持して見事独走勝ちしたのは世界ランキング２２７位で９５期生をリードするひとり、好調を維持し続けているウー・チャイェン（台湾、１９歳、１５５㎝、５２㎏）で、最終日５バーディーの－５、トータル－１０と大きく伸ばして後続を突き放した。
最終日はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－５からスタートして、前半では３バーディーの－３、トータル－８と伸ばし、後半に入ってからも２バーディーの－２、トータル－１０と順調に伸ばしている。
かなり長いパーパットが残っても確実に決め、今まで勝てなかったのが不思議なぐらいの強さを見せ付けた。
このツアーでは初優勝であるが、賞金女王レースでは既にトップを独走しており、台湾では１６歳でプロ入りし、既に１１勝もしているそうな。
解説者もこれから国内女子ツアーでも大活躍するだろうとかなりはっきりと言っていた。
それはまあともかく、インタビューで何とか日本語で話そうとしていたのを観ていても、年齢以上に確りしているように思われた。
ウーチャイェン大きく伸ばし首位を維持
ウーチャイェン首位を維持して強さ魅せ
ウーチャイェン独走勝ちで強さ魅せ
２位タイに入ったのは世界ランキング３５５位の沖せいら（３０歳、１６１㎝）、世界ランキング５９２位の一ノ瀬優希（３４歳、１５８㎝、５４㎏）で、トータル－５まで伸ばした。
沖せいらは最終日４バーディー、１ボギーの－３と伸ばし、１位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－２からスタートして前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－３と少し伸ばし、後半に入ってからも２バーディーの－２、トータル－５と順調に伸ばしている。
沖せいら確り伸ばし上げて魅せ
沖せいら最後は上げて強さ魅せ
沖せいら二位に入って強さ魅せ
一ノ瀬優希は最終日２バーディー、１ボギーの－１と少し伸ばして２位を維持した。
最終日はアウトスタートでトータル－４からスタートして前半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－４と維持し、後半に入ってからは１バーディーの－１、トータル－５と少し伸ばしている。
一ノ瀬や少し伸ばして二位を維持
一ノ瀬や二位を維持して力魅せ
一ノ瀬や二位に入って力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング４７１位の鬼頭さくら（２８歳、１６２㎝、６３㎏）、世界ランキング５５８位でイタリア系のスタイヤーノ梨々菜（２５歳、１５６㎝、５６㎏）は共に最終日－３、トータル－３と伸ばし、４位上げて４位タイに入った。
鬼頭さくら確り伸ばし上げて魅せ
鬼頭さくら連日上げて力魅せ
鬼頭さくら四位に入り力魅せ
スタイヤーノ確り伸ばし上げて魅せ
スタイヤーノ連日上げて力魅せ
スタイヤーノ四位に入り力魅せ
世界ランキング７１３位の山田成美(３３歳、１６４㎝、６０㎏)は最終日－１、トータル－３と少し伸ばしながらも、１位下がって４位タイとなった。
山田成美伸ばしながらも一位下げ
山田成美伸ばし足りずに一位下げ
山田成美四位に入り力魅せ
世界ランキング４６２位で９５期生の注目選手のひとり、暫らく米国女子ツアーを主戦場としていた実力者のＰ.サイパン（本名はパナラット・タナポルブーンヤラス、２５歳、１６９㎝、５７㎏）は最終日－４、トータル－２と伸ばし、７位上げて８位タイに入った。
この大会の前に出場した「ＥＣＣレディスゴルフトーナメント」では優勝しており、注目していたが、好調を維持しているようで、好かった、好かった。ホッ。
サイパンや確り伸ばし上げて魅せ
サイパンや最後は上げて力魅せ
サイパンや八位に入り力魅せ
世界ランキング４７６位の宮田成華（ナルハ、２５歳、１６５㎝、５７㎏）は最終日－４、トータルイーブンと伸ばし、２０位も上げて単独１０位に入った。
宮田成華確り伸ばし上げて魅せ
宮田成華連日上げて力魅せ
宮田成華十位に入り力魅せ
世界ランキング５７７位で９５期生の成長株のひとり、小柄ながら確り飛ばす新世紀世代の大須賀望（２１歳、１４６㎝、５２㎏）は最終日－３、トータル＋１と伸ばし、１９位上げて１１位タイに入った。
大須賀望確り伸ばし上げて魅せ
大須賀望最後は上げて力魅せ
大須賀望上位に入り力魅せ
ここまで気に止まった新鋭が９５期生ばかりと言うのも好い。
それに、国内女子ツアーの方では９３期生、９４期生が大健闘し、このツアーではその位置にあるのが９５期生と言うのも、平均的には上手く行っているようで、ホッとさせられる。
ただし、このツアーでは上記の内、２名が外国人選手と言うのも特徴であろうか！？
話を戻すと、世界ランキング４４８位で２０２１年１１月の最終プロテストに合格した９４期生の成澤祐美（２５歳、１６０㎝、５６㎏）、世界ランキング５３７位の北村響（ヒビキ、２８歳、１６４㎝、６０㎏）は共に最終日－１、トータル＋１と少し伸ばし、４位上げて１１位タイに入った。
成澤祐美少し伸ばして上げて魅せ
成澤祐美連日上げて力魅せ
成澤祐美上位に入り力魅せ
北村や少し伸ばして上げて魅せ
北村や連日上げて力魅せ
北村や上位に入り力魅せ
世界ランキング５３２位で狭間世代のナチュラル系で人気が高く、先週はこのツアーで念願のプロ初優勝を果たした吉本ここね（２３歳、１６１㎝、５３㎏）、世界ランキング５７０位の藤田光里（２８歳、１６５㎝、５４㎏）はともに最終日－１、トータル＋２と少し伸ばし、４位上げて１７位タイに入った。
吉本や少し伸ばして上げて魅せ
吉本や連日上げて力魅せ
吉本や上位に入り力魅せ
藤田光里少し伸ばして上げて魅せ
藤田光里連日上げて力魅せ
藤田光里上位に入り力魅せ
世界ランキング４１６位で飛ばし屋の工藤遥加（３０歳、１７１㎝、６５㎏）は最終日＋１、トータル＋２と少し落とし、６位下がって１７位タイとなった。
世界ランキング４５６位の竹内美雪（２７歳、１６０㎝、５８㎏）、世界ランキング５２６位の大西葵（アオイ、２８歳、１６３㎝、５６㎏）は共に最終日＋３、トータル＋２と落とし、１２位下がって１７位タイとなった。
世界ランキング３４９位で２０２１年６月の最終プロテストに合格した９３期生の篠崎愛（マナ、２５歳、１５７㎝、５８㎏）は最終日イーブン、トータル＋３と伸ばせず、２位下がって２３位タイとなった。
世界ランキング５６１位の岩橋里衣(リエ、３７歳、１５６㎝、５３㎏)は最終日＋１､トータル＋４と少し落とし、６位下がって２７位タイとなった。
世界ランキング５８１位の西木裕紀子（３１歳、１６３㎝、６０㎏）は最終日＋１、トータル＋８と少し落としながらも、８位上げて４２位タイに入った。
西木裕紀子落としながらも上げて魅せ
西木裕紀子連日上げて意地を魅せ
世界ランキング５３５位の鈴木麻綾(マアヤ、２８歳、１５９㎝)は最終日＋２、トータル＋９と落としながらも、４位上げて４６位タイに入った。
鈴木麻綾落としながらも上げて魅せ
鈴木麻綾最後は上げて意地を魅せ
そして世界ランキング３７４位で最強アズマ軍団の一員、昨年は国内女子ツアーを主戦場としていた福山恵梨（３０歳、１７０㎝、６０kg）は最終日＋５、トータル＋１１と大きく落とし、１１位下がって５２位タイとなった。
