先週の木曜日の朝から韓国江原道原州市にある「オークバレー・カントリー・クラブ(6726ヤード、パー72)」において米国女子ツアーのアジアシリーズ、「BMW女子選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が熱く、昨日終わった。
公式サイトによると、賞金総額は200万ドルで、約1ドルを149.3円とすると約2億9860万円となり、選ばれし78名による予選落ちの無い大会となっていたが、残念ながら世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国、27歳、168㎝)の調子が上がらず、途中棄権しているので、最終的には77名の選手が走り切った。
日本人選手としては、世界ランキング9位で黄金世代を代表し、自他共にエースと認める畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング30位で新世紀世代を代表し、昨年の全米女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング36位で黄金世代をリードするひとり、2019年の全英女子オープンで優勝し今年は3位に入った渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)が出場している。
ところで余談ではあるが、笹生優花と渋野日向子の仲好し動画が公開されているが、その中で背比べするシーンがあり、笹生優花が少し大きいように見える。
そう言えば米国進出前の渋野日向子に付いてスポーツナビでは165㎝としていたが、米国進出すると言う話が出てからは何時の間にか167㎝に変更されている。
メジャーリーグに参戦していた時のマー君こと田中将大の身長が191㎝となっており、その前後日本で活躍している時は188㎝となっているのと同じようなことか!?
それに、米国で活躍している韓国人選手、韓国系選手の身長も当初は大き目で発表され、活躍するに連れ小さくなって来るように思われる。
米国で戦う選手大き目に
言って気合を入れているかも
なお、ライブ中継に付いては何時も通りWOWOWとGOLFTVで全日に亘ってたっぷりと予定されており、今回は時差が無いので、寝不足を気にせず楽しむことが出来た。
さて、単独首位に抜け出て独走状態まで持って行き、見事優勝したのは世界ランキング5位でかつては天才少女と呼ばれ、長期に亘って世界ランキング1位に君臨していたリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)で、最終日8バーディー、1ボギーの-7、トータル-21と爆発的に伸ばして1位上げて来た。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-14からスタートして、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-16と伸ばし、後半に入ってからは加速して、5バーディーの-5、トータル-21と大きく伸ばしている。
後半は特に周りが追い着けない境地に入り、流石の勝ち方であった!?
なお、これで米国女子ツアー18勝目となっている。
リディアコや爆発魅せて首位に抜け
強い勝ち方見せられたかも
リディアコや最後爆発強さ魅せ
リディアコや独走勝ちで強さ魅せ
単独で2位を維持したのは世界ランキング53位で元アマチュア世界ランキング1位に輝き、今年米国女子ツアーで念願の初優勝をしたアンドレア・リー(米国、24歳、174㎝、64㎏)で、最終日3バーディーの-3、トータル-17と伸ばした。
最終日はアウトスタートで、トータル-14からスタートして、前半ではバーディーの-1、トータル-15と少し伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-17と順調に伸ばしている。
アンドレア確り伸ばし二位を維持
アンドレア二位を維持して力魅せ
アンドレア二位に入って力魅せ
3位タイに入ったのは世界ランキング10位でかつては天才少女と呼ばれ、国内女子ツアーでもその強さを垣間見せたキム・ヒョージュ(韓国、17歳、165㎝)、世界ランキング21位で高位安定を見せているツアールーキーのチェ・ヘジン(韓国、23歳、167㎝)、世界ランキング51位のリリア・ヴ(米国、25歳、165㎝)で、トータル-16まで伸ばした。
キム・ヒョージュは最終日7バーディー、3ボギーの-4と伸ばして2位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-12からスタートし、前半では5バーディー、2ボギーの-3、トータル-15と伸ばして、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-16と少し伸ばしている。
キムヒョージュ確り伸ばし上げて魅せ
キムヒョージュ最後まで上げ強さ魅せ
キムヒョージュ三位に入り強さ魅せ
チェ・ヘジンも最終日5バーディー、1ボギーの-4と伸ばして2位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-12からスタートし、前半では2バーディーの-2、トータル-14と伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-16と順調に伸ばしている。
ここまでを見ただけでもチェ・ヘジンの安定振りを感じさせられるが、その高位安定振りに付いても少し見ておくと、この試合の前までに24試合に出場しており、予選落ちは無く、棄権が1回あるだけで、ベストテンに9回も入り、ベスト20まで広げると16回、ベスト30まで広げると21回入っている。
アタヤ・ティティクルに比べれば少し下位の安定となるが、そんなには変わらず、新人の中では2番手に付けているのが納得出来る安定振りではないか!?
今回も結局はアタヤ・ティティクルより上位に入っているしね。
チェヘジンや確り伸ばし上げて魅せ
チェヘジンや最後まで上げ強さ魅せ
チェヘジンで三位に入り強さ魅せ
リリア・ヴは最終日5バーディー、2ボギーの-3と伸ばして1位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-13からスタートし、前半では2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-13と伸ばせなかったが、後半に入ってからは加速して、3バーディーの-3、トータル-16と確り伸ばしている。
リリアヴや確り伸ばし上げて魅せ
リリアヴや最後は上げて力魅せ
リリアヴや三位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング2位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーで4勝し、ツアールーキーのこのツアーでも2勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、19歳、162㎝)は最終日+2、トータル-13と落とし、5位下がって単独6位となった。
なお、今年はこの試合の前までに23試合に出場して、1回予選落ちは合ったが、ベストテンに13回(優勝2回)、ベスト20まで広げると16回、ベスト30まで広げると18回入っているから、流石ではないか!?
そして笹生優花は最終日1イーグル、3バーディー、1ダブルボギーの-3、トータル-11と伸ばし、5位上げて8位タイに入った。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-8からスタートして、前半では第2ホールでバーディーを決め、1つ空いて第4ホールでもバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでもバーディーを決め、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局3打伸ばし、トータル-11として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは2ホールをパーで凌いだ後、第12ホールでダブルボギーを叩いてしまったが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでイーグルを決めて取り返し、残りの3ホールをパーで凌いだので、結局後半ではイーブンでトータル-11のままホールアウトしている。
3日目のようの如何にも彼女らしい爆発とまでは行かなかったが、ダブルボギーを叩いても大崩れせず、イーグルを決めてきっちり取り返すところが飛ばし屋の彼女らしいプレイとは言えるのかも知れない。
ともかくこの2試合、仲の好い渋野日向子先輩と一緒に機嫌好く過ごせたのが好い影響を与えているようだなあ。
笹生優花確り伸ばし上げて魅せ
笹生優花決勝で上げ強さ魅せ
笹生優花八位に入り強さ魅せ
世界ランキング13位で難病の為に休んでいたが復帰して健闘しているダニエル・カン(米国、29歳、168㎝)は最終日-4、トータル-10と伸ばし、9位上げて10位タイに入った。
ダニエルカン確り伸ばし上げて魅せ
ダニエルカン下がっても上げ意地を魅せ
ダニエルカン十位に入り強さ魅せ
世界ランキング22位のハナ・グリーン(オーストラリア、25歳、168㎝)は最終日-3、トータル-10と伸ばし、5位上げて10位タイに入った。
ハナグリーン確り伸ばし上げて魅せ
ハナグリーン最後は上げて強さ魅せ
ハナグリーン十位に入り強さ魅せ
世界ランキング361位でツアールーキーのホン・イェウン(韓国、20歳)は最終日-1、トータル-10と少し伸ばしながらも、1位下がって10位タイとなった。
ホンイェウン伸ばしながらも一位下げ
ホンイェウン伸ばし足りずに一位下げ
ホンイェウン十位に入り力魅せ
世界ランキング837位でついつい馬場咲希と比べたくなるスーパーアマチュアのキム・ミンソル(韓国、16歳、177㎝)は最終日+1、トータル-01と少し落とし、3位下がって10位タイとなった。
世界ランキング12位で小柄な割によく飛ばすキム・セヨン(韓国、29歳、160㎝)は最終日-3、トータル-8と伸ばし、7位上げて17位タイに入った。
キムセヨン確り伸ばし上げて魅せ
キムセヨン最後は上げて強さ魅せ
キムセヨン上位まで上げ意地を魅せ
そして渋野日向子は最終日1イーグル、3バーディーの-5、トータル-7と大きく伸ばし、19位上げて19位タイに入った。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、トータル-2からスタートして、前半では全てパーで凌いだので、トータル-2のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは第2、3ホールと連続でバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでエース(ホールインワンで、この場合はイーグル)を決め、続く8ホールではバーディーを決めたので、結局5打伸ばし、トータル-7としてホールアウトしている。
この日は好い意味での彼女らしいプレイを見せてくれたとも言えようか!?
渋野日向子確り伸ばし上げて魅せ
渋野日向子下がっても上げ意地を魅せ
渋野日向子上位に入り強さ魅せ
世界ランキング11位のジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)は最終日-1、トータル-4と少し伸ばしながらも、4位下がって36位タイとなった。
伸ばしても足りずに下がるカプチョかな
意地を魅せ中位留まるカプチョかな
世界ランキング14位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、28歳、165㎝)、世界ランキング32位のアンナ・ノードクイスト(スウェーデン、35歳、183㎝)は共に最終日-2、トータル-3と伸ばし、2位上げて40位タイに入った。
上げ続けノードクイスト強さ魅せ
強さ魅せノードクイスト上げ続け
最後までノードクイスト上げ続け
持てる力を見せられたかも
セリーヌやじわりと伸ばし上げて魅せ
セリーヌや下がっても上げ強さ魅せ
セリーヌや最後は上げて意地を魅せ
そして畑岡奈紗は最終日4バーディー、4ボギー、1トリプルボギーの+3、トータル-2と落とし、23位も下がって47位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-5からスタートして、前半では第2ホールでいきなり第1ホールでボギーを叩き、続く第2ホールではダブルボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後は、第5ホールで漸くバーディーを決めたが、1つ空いて第7ホールではボギを叩き、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局4打落とし、トータル-1として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは、いきなり第10ホールでバーディーを決め、1つ空いて第12ホールでボギーを叩いたが、空かさず第13ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
1つ空いて第15ホールでもバーディーを決めたが、続く第16ホールではボギーを叩き、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局後半で1打伸ばし、トータル-2としてホールアウトしている。
畑岡奈紗出だし躓き奮闘も
悔しい結果次に繋がり
畑岡奈紗悔しさ糧に次期待
世界ランキング3位のミンジー・リー(オーストラリア、26歳)は最終日-1、トータル-1と少し伸ばし、51位タイを維持した。
ミンジーリー少し伸ばして順位維持
ミンジーリー順位維持して意地を魅せ
ミンジーリー調子上がらぬまま回り
プロの矜持を垣間見たかも
世界ランキング20位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、27歳、168㎝)は最終日イーブン、トータル-1と伸ばせず、9位下がって51位タイとなった。
世界ランキング27位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ、33歳、165㎝)は最終日-3、トータル+2と伸ばし、10位上げて59位タイに入った。
アシュリーや確り伸ばし上げて魅せ
アシュリーや最後も伸ばし上げて魅せ
アシュリーや最後まで上げ強さ魅せ
そして、世界ランキング34位でツアー屈指の飛ばし屋のパティ・タバタナキト(タイ、23歳、165㎝)は最終日イーブン、トータル+11と維持し、2位上げて単独73位に入った。
タバタナキト維持し続けてまた上げて
次に気持ちを繋げたのかも