５月１８日(木)の７時から愛知県にある「中京ゴルフ倶楽部・石野コース（６５７３ヤード、パー７１）」において国内女子ツアー、「ブリヂストンレディスオープン」が４日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は１億円、優勝賞金は１８００万円で、前半２ラウンドに亘る予選ラウンド終了時に５６位タイまでに入っていた６５名の選手が後半２ラウンドに亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
昨年の１１月に最終プロテストに合格した９５期生が既に数人出場し、優勝もしているこのツアーの勢いは止まらない！？
今回の注目選手としては、米国女子ツアーを主戦場としている渋野日向子、および西村優菜、それにスーパーアマチュアの馬場咲希等が出場しているが、この中では西村優菜が予選通過を果たし、首位争いに加わる勢いを見せていた。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビとしては地上波の日本テレビ系列で土曜の午後に少しと、ＣＳ放送の日テレジータスで決勝ラウンド２日間の午前中に数時間ずつ放送された。
それにインターネットの動画配信サイト、ＤＡＺＮ、Ｕ－ＮＥＸＴにおいて４日間に亘ってたっぷりと配信されて、試合終了まで視ることが出来た。
国内の女子のツアーは華やかで
ライブ配信楽しめたかも
さて単独首位を維持しただけではなく、独走態勢に入って見事優勝したのは世界ランキング２３位で新世紀世代を代表し、昨シーズン年間女王に輝いた山下美夢有（２１歳、１５０㎝、５２㎏）で、最終日６バーディーの－６、トータル－１８と大きく伸ばした。
最終日はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－１２からスタートして、前半では３バーディーの－３、トータル－１５と伸ばし、後半に入ってからも、３バーディーの－３、トータル－１８と順調に伸ばしている。
周りがあまり伸ばせていない中、前半からスイスイ伸ばし、これでこのツアーにおいて今シーズン２勝目、通算で８勝目となった。
山下や大きく伸ばし首位を維持
山下や首位を維持して強さ魅せ
山下や独走勝ちで強さ魅せ
単独で２位を維持したのは界ランキング８１位で２０２１年６月に最終プロテストに合格した９３期生をリードするひとり、今年このツアーにおいて念願の初優勝を果たした岩井明愛（アキエ、２０歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）で、最終日５バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの－１、トータル－１１と少し伸ばした。
最終日はアウトスタートでトータル－１０からスタートし、前半では３バーディー、１ボギー、１ダブルボギーのイーブン、トータル－１０と維持して、後半に入ってからは２バーディー、１ボギーの－１、トータル－１１と少し伸ばしている。
絶対王者的な強さを示し始めた山下美夢有の勢いには敵わなかったが、それでも後半に少しでも伸ばしているのは流石ではないか！？
岩井明愛少し伸ばして二位を維持
岩井明愛後半伸ばし二位を維持
岩井明愛二位に入って強さ魅せ
３位タイに入ったのは世界ランキング２１７位で９３期生の学生プロ桑木志帆（２０歳、１６４㎝）、世界ランキング９７位で狭間世代をリードするひとり、ナチュラルアイドル系で人気の高い菅沼菜々（２３歳、１５８㎝）、世界ランキング１０９で実力派中堅選手をリードするひとり、人一倍練習熱心でパット巧者の鈴木愛（２９歳、１５５㎝）で、トータル－９まで伸ばした。
桑木志帆は最終日５バーディー、２ボギーの－３と伸ばして６位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－６からスタートし前半では２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－６と維持して、後半に入ってからは加速して３バーディーの－３、トータル－９と伸ばしている。
桑木志帆確り伸ばし上げて魅せ
桑木志帆下がっても上げ力魅せ
桑木志帆三位に入り力魅せ
菅沼菜々は最終日３バーディー、２ボギーの－１と少し伸ばして１位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－８からスタートして、前半では１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－８と維持し、後半に入ってからは２バーディー、１ボギーの－１、トータル－９と少し伸ばしている。
菅沼菜々少し伸ばして上げて魅せ
菅沼菜々最後まで上げ強さ魅せ
菅沼菜々三位に入り強さ魅せ
鈴木愛は最終日１イーグル、２バーディー、２ボギー、１トリプルボギーの＋１と少し落として１位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル－１０からスタートし、前半では１バーディー、１トリプルボギーの＋２、トータル－８と落とし、後半に入ってからは加速して１イーグル、１バーディー、２ボギーの－１、トータル－９と少し伸ばしている。
インタビューで練習し過ぎから来る疲れに付いて反省していたのはちょっと面白かった。
鈴木愛練習し過ぎ反省し
大人のプレイ期待するかも
鈴木愛三位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング５０位でプラチナ世代をリードするひとり、主戦場を米国女子ツアーに移したばかりの西村優菜（２２歳、１５０㎝未満、５０㎏）は最終日イーブン、トータル－８と伸ばせず、２位下がって６位タイとなった。
ともかく楽しませてくれて、好かった、好かった。ホッ。
世界ランキング８２位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている小祝さくら（２５歳、１５８㎝、５８㎏）は最終日－２、トータル－７と伸ばし、３位上げて８位タイに入った。
小祝や最後は伸ばし上げて魅せ
小祝や下がっても上げ強さ魅せ
小祝や八位に入り強さ魅せ
世界ランキング１０６位で黄金世代をリードするひとり、昨年遂に念願のこのツアー初優勝を成し遂げた高橋彩華（サヤカ、２４歳、１６２㎝、５５㎏）、世界ランキング１２１位で２０２１年の１１月に最終プロテストに合格した９４期生をリードするひとり、飛ばし屋の竹田麗央（リオ、２０歳、１６６㎝、６８㎏、レジェンド平瀬真由美の姪）はともに最終日イーブン、トータル－７と伸ばせず、２位下がって８位タイとなった。
世界ランキング９１位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、飛ばし屋の藤田さいき（３７歳、１６８㎝、６８㎏）は最終日－４、トータル－６と伸ばし、７位上げて１２位タイに入った。
藤田さいき確り伸ばし上げて魅せ
藤田さいき決勝で上げ強さ魅せ
藤田さいき上位に入り強さ魅せ
世界ランキング５８位で９３期生を代表し、このツアーで既に３勝している岩井千怜（チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹）は最終日－２、トータル－６と少し伸ばし、１位上げて１２位タイに入った。
岩井千怜最後は上げて強さ魅せ
岩井千怜下がっても上げ意地を魅せ
岩井千怜上位に入り強さ魅せ
世界ランキング５５位で狭間世代を代表し、東京五輪では銀メダルに輝いた稲見萌寧（モネ、２３歳、１６６㎝、５８㎏）、世界ランキング１２２位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる菊地絵理香(３４歳、１５７㎝、５２㎏)はともに最終日－２、トータル－４と伸ばし、４位上げて１５位タイに入った。
稲見萌寧じわりと伸ばし上げて魅せ
稲見萌寧決勝で上げ強さ魅せ
稲見萌寧上位に入り強さ魅せ
菊地絵理香じわりと伸ばし上げて魅せ
菊地絵理香最後は上げて力魅せ
菊地絵理香上位に入り力魅せ
世界ランキング９９位で９４期生をリードするひとり、昨シーズンにこのツアーの下部に当たるステップアップツアーにおいて新記録の年間５勝を達成して賞金女王に輝いた櫻井心那（ココナ、１９歳、１６６㎝、６２㎏）は最終日イーブン、トータル－２と伸ばせず、４位下がって２３位タイとなった。
世界ランキング６７位で実力派ベテラン選手を代表し、このツアーのメジャー大会における初優勝が待たれる上田桃子（３６歳、１６１㎝、５４㎏）は最終日－１、トータル－１と少し伸ばし、７位上げて単独２８位に入った。
上田桃子少し伸ばして上げて魅せ
上田桃子決勝で上げ強さ魅せ
上田桃子中位に入り意地を魅せ
世界ランキング６２位で９４期生を代表し、このツアーで既に２勝している川﨑春花（２０歳、１５８㎝、５１㎏）は最終日－１、トータルイーブンと伸ばし、１４位上げて２９位タイに入った。
川﨑や少し伸ばして上げて魅せ
川﨑や最後は上げて強さ魅せ
川﨑や中位に入り意地を魅せ
世界ランキング１１２位で実力派若手選手をリードするひとり、一旦長期に亘って調子を落とした後パワーアップして復活して来た堀琴音（２７歳、１６５㎝、５６㎏）、世界ランキング１４７位で９３期生をリードするひとり、最終プロテストにトップで合格した佐久間朱莉（２０歳、１５５㎝）は共に最終日＋２、トータル＋１と落とし、８位下がって３５位タイとなった。
そして世界ランキング１２４位で実力派若手選手をリードするひとり、ささきしょうこ（２６歳、１７０㎝、６５㎏）は最終日＋３、トータル＋３と落とし、１７位下がって５２位タイとなった。
