3月も終盤となり、暖かい日が増えて、近所の桜は一気に開花し、満開となっている。
この数日はわざわざ遠くまで行かなくても、近所を少し散歩するだけで桜を十分に堪能することが出来る。
里山を越えて秘蔵の花に逢い (文哉)
私の住む奈良県でも最高気温は連日20℃を超え、過ごし易くなっている。
ただ、相変わらず飛散する花粉が多く、花粉症がきつい私にとって過ごし易いとばかりは言えず、例年友達に誘われて行っている花見に行くかどうかは迷うところである。
それはまあともかく、この分では入学式に桜があるかどうか危ぶむ人もいるようだ。
さて、先週気に止まった世界ランキングに関係しそうな女子のゴルフツアーとしては、国内女子ツアー、米国女子ツアー、その下部に当たるエプソンツアー、オーストラリア女子ツアーがあった。
先ずは、3月23日(木)の夜から時差-16時間の米国・アリゾナ州にある「スーパー・ステイション・マウンテンG&CC(6526ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「ドライブ・オン選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は175万ドルとなっており、1ドルを約131円とすると、約2億2900万円であった。
日本人選手としては世界ランキング20位でプラチナ世代を代表し、海外でも安定したプレイを見せて来た古江彩佳(22歳、153㎝、54kg)、世界ランキング29位で新世紀世代を代表し、2020年に全米女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング40位で黄金世代をリードするひとり、2019年に全英女子オープンで優勝した渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング41位でプラチナ世代をリードするひとり、今年からこのツアーのメンバーに加わった西村優菜(22歳、150㎝、50㎏)、世界ランキング55位で黄金世代をリードするひとり、今年からこのツアーのメンバーに加わった飛ばし屋の勝みなみ(24歳、157㎝)、世界ランキング518位の上原彩子(39歳、158㎝、55㎏)が出場して、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子、勝みなみが予選を通過している。
日本人選手じわじわ増えて来て
応援し甲斐感じるのかも
首位タイに入り、プレーオフを制して見事優勝したのは世界ランキング14位(先週時点。以下特に断らない限り同様)のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこれがこのツアーで通算3勝目となり、この試合の結果を踏まえ、世界ランキングは8位まで上がっている。
調子の好さを魅せているかも
首位タイに入り、プレーオフで負けた結果単独2位となったのは世界ランキング22位のジョージア・ホール(イングランド、26歳、165㎝)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングが13位まで上がっている。
単独3位に入ったのは古江彩佳で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは19位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング5位のアン・ナリン(韓国、27歳、167㎝)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは49位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング3位で漸く復調を見せているコ・ジンヨン(韓国、27歳、165㎝)、世界ランキング39位のアリー・ユーイング(米国、30歳、168㎝)で、トータル-17まで伸ばした。
なお、この試合の結果を踏まえ、世界ランキングはコ・ジンヨンが3位を維持し、アリー・ユーイングが35位に上がっている。
そして渋野日向子はトータル-16まで伸ばして7位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは39位まで上がっている。
笹生優花はトータル-13まで伸ばして23位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは29位を維持している。
勝みなみはトータル-3まで伸ばして単独74位を維持し、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは56位まで下がっている。
また、3月24日(金)に朝から時差+2時間(サマータイム中。それ以外の時期では+1時間)のオーストラリア・ニューサウスウェールズ州にある「タンカリー・ゴルフ・クラブ」においてオーストラリア女子ツアー、「女子NSWオープン」が3日間の日程で開催された。
日本人選手としては世界ランキング401位で黄金世代の高木優奈(24歳、156㎝、58㎏)、世界ランキング1347位の中谷美陽(ハルヒ、25歳)、プラチナ世代の鈴木愛佳子(チカコ、22歳、158㎝)が出場し、高木優奈、中谷美陽が予選を通過した。
それに世界ランキング208位で元々このツアーを主戦場としていた日系のモモカ・コボリ(小堀桃花、ニュージーランド、23歳、160㎝)も出場して余裕で予選を通過している。
なお、全体では初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に46位タイまでに入っていた52名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
首位タイに入り、プレーオフを制して優勝したのはモモカ・コボリで、トータル-8まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは179位まで上がっている。
モモカコボリ欧州修行成果出て
豪州ツアー軽く勝つかも
首位タイに入って、プレーオフで負けた結果、単独2位となったのは世界ランキング913位でアマチュアのクレア・シン(オーストラリア)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは596位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング789位のサラ・ハメット(オーストラリア)で、トータル-7まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは612位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング610位のブリアナ・ギル(オーストラリア、32歳、163㎝)で、トータル-4まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは537位まで上がっている。
単独5位に入ったのは世界ランキング913位でアマチュアのビビアン・ルー(ニュージーランド)で、トータル-3まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは913位のままであった。
そして高木優奈はトータル+1と少し落としながらも10位タイに入り、この試合の結果を踏まえ、世界ランキングは401位のままであった。
中谷美陽はトータル+5と大きく落としながらも18位タイに入り、この試合の結果を踏まえ、世界ランキングは1136位まで上がっている。
また、3月24日(金)の朝から宮崎県にある「UMKカントリークラブ(6565ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI」が3日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は1億円、優勝賞金は1800万円となっており、2日間に亘る予選ラウンド終了時に48位タイまでに入っていた61名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なお今年度の国内女子ツアーは38試合予定され、賞金総額は44億9000万円と、米国女子ツアー、欧州女子ツアーに次ぐ大きな規模となっている。
再浮上して見事初優勝を決めたのは世界ランキング487位の山内日菜子(26歳、162㎝、60㎏)で、トータル-10まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは174位まで上がっている。
再浮上山内日菜子初勝利
仲間と共に涙するかも
単独2位に入ったのは比嘉真美子(29歳、161㎝、58㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは350位まで上がっている。
この2人と一緒にアウトスタートの最終組で回ったのは世界ランキング45位で94期生を代表する川﨑春花(19歳、158㎝、51㎏)で、トータル-8まで伸ばして3位タイに入り、この試合の結果を踏まえ、世界ランキングは41位まで上がっている。
それでも逆転負けしたこともあってか、悔し涙を流したそうで、まだまだ強くなりそうな選手である。
また3月24日(金)の夜から時差-16時間(サマータイム中。それ以外の時期では-17時間)の米国・カルフォルニア州にある「モロンゴ・ゴルフクラブ(6527ヤード、パー72)」において米国女子ツアー下部に当たるエプソンツアー、「IOA選手権」が3日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は20万ドルとなっていたから、これは約2620万円であった。
日本人選手としては世界ランキング715位で黄金世代の西畑萌香(24歳、159㎝、52㎏)が出場していたが、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
優勝したのは世界ランキング906位のミランダ・ワン(中国、24歳)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは496位まで上がっている。
単独2位に入ったのは世界ランキング665位のナターシャ・アンドレア・ウォン(マレーシア、21歳)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは499位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング756位のマディ・コールドウェル・ヤン(米国、26歳)で、トータル-9まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは594位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング483位のローラ・ウェアン(米国、31歳)、世界ランキング529位のミラグロス・チャベス(パラグアイ、27歳)で、トータル-8まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはローラ・ウェアンが446位まで上がり、ミラグロス・チャベスが483位まで上がっている。
それから国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、欧州女子ツアー、その下部ツアーはオープンウイークで、韓国女子ツアーはまだシーズンオフとなっている。
次に女子世界ランキングであるが、日本人選手トップ20の変動を挙げておく。
順位 変動 氏名
12位 ↓ 2 畑岡奈紗(24歳、158㎝)
19位 ↑ 1 古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)
25位 ー 山下美夢有(21歳、150㎝、52㎏)
29位 ー 笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)
36位 ↓ 2 西郷真央(21歳、158㎝、57㎏)
39位 ↑ 1 渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)
40位 ↓ 2 稲見萌寧(23歳、166㎝、58kg)
41位 ↑ 4 川﨑春花(19歳、158㎝、51㎏、94期生)
45位 ↓ 4 西村優菜(22歳、150㎝未満 50㎏)
56位 ↓ 1 勝みなみ (24歳、157㎝、57㎏)
67位 ↓ 3 上田桃子(36歳、161㎝、54㎏)
69位 ↑ 1 吉田優利(22歳、158㎝、58㎏)
71位 ー 小祝さくら(24歳、158㎝、58㎏)
86位 ー 藤田さいき(37歳、168㎝、68㎏)
87位 ↑ 3 菅沼菜々(23歳、158㎝)
89位 ↓ 4 岩井千怜(チサト、20歳、162㎝、59㎏、93期生)
94位 ↑ 1 青木瀬令奈(30歳、153㎝、50㎏)
97位 ↓ 1 堀琴音(27歳、165㎝、56kg)
104位 ー 高橋彩華(サヤカ、24歳、162㎝、55㎏)
105位 ↑ 1 菊地絵理香(34歳、157㎝、52㎏)
先週開催された女子ツアーでは上記以下で日本人選手の活躍がまあまあ見られ、世界ランキングの変動に結構大きな変化が見られたので、1200位までの範囲で20位以上上がった選手を挙げておく。
苦節8年の後遂に念願の初優勝を果たした山内日菜子(26歳、162㎝、60㎏)は313位上がって174位に、色々あって調子を落としていた実力者の比嘉真美子(28歳、161㎝、58㎏)は203位上がって350位に、照山亜寿美(アスミ、28歳、161㎝)は440位上がって489位に、大城さつき(33歳、155㎝)は44位上がって527位に、93期生で狭間世代の薮田梨花(23歳、155㎝、60㎏)は32位上がって536位になっている。
また種子田香夏(カナ、27歳、158㎝、55㎏)は33位上がって550位に、狭間世代で菅沼菜々と同様にナチュラル系の吉本ここね(23歳、161㎝、53㎏)は21位上がって625位に、堀奈津佳(30歳、159㎝、53㎏、国内女子ツアーで人気の高い堀琴音の姉)は75位上がって686位に、93期生でプラチナ世代の奥山友梨(ユウリ、22歳、154㎝)は53位上がって733位に、中谷美陽(ハルヒ、25歳)は211位上がって1136位になっている。
それから今週は国内女子ツアー、ステップアップツアー、米国女子ツアー、その下部に当たるエプソンツアー、オーストラリア女子ツアーの開催が予定されており、また欧州女子ツアー、その下部ツアーはオープンウイークで、韓国女子ツアーはまだシーズンオフとなっている。