８月２６日（金）の０時４５分頃より時差－１３時間（現在サマータイム中。それ以外の時期では－１４時間）の米国・ジョージア州にある「イーストレイク・ゴルフクラブ（７３４６ヤード、パー７０）」において米国男子ツアーのプレーオフシリーズ第３戦（最終戦）、「ツアー選手権」が４日間の日程で開催され、その第３ラウンドが第３日目から始まり、雷雲接近によるサスペンデッド、日没サスペンデッドを挟み、最終日に漸く終わっている。
引き続き最終ラウンドが行われるが、ここでは第３ラウンドの様子に付いて触れておく。
公式サイトによると、賞金総額が７５００万ドル、優勝者のボーナスが１８００万ドル、最下位の３０位のボーナスが５０万ドルとなっており、１ドルを１３７．５円とするとそれぞれ約１０３億円、約２４億８０００万円、約６８８０万円となるから、流石に気の遠くなるような高額となっている。
この大会にはプレーオフシリーズの第２戦、「ＢＭＷ選手権」の結果を踏まえて３０位以内に絞られた選手が出場出来、予選落ちは無いと言う。
そして、開始前の時点でのフェデックスポイントランキングによってスタート時のスコアから差が付けられることになっている。
たとえば１位はトータル－１０からスタート出来るから、かなり有利になる。
日本人選手としては世界ランキング１６位、フェデックスポイントランキング１７位で、自他共に認める日本のエースの松山英樹（３０歳、１８０㎝、９０㎏）が出場している。
練習時にまた首痛が出て、きつそうではあるが、何とか付き合いながらプレイしており、ともかく、出場している限りは応援したい。
９年連続は彼だけの誇らしい記録であるから、それをプライドとしての好プレイも期待することにしよう。
なんてことをわざわざ言わなくても、彼の粘り強いプレイには何時もプライドが滲み出ている気がするなあ。
第１ラウンドを終えた時点でトータル－２となり、２２位タイであったのが、２ラウンドを終えた時点でトータル－６まで伸ばして１５位タイに上がっているから、この後も楽しみになって来た。
松山や微妙な位置で発進し
後の奮闘始まったかも
松山やプライド持った粘り魅せ
それがプレイを光らせるかも
なお、ライブ中継であるが、テレビではＮＨＫのＢＳ１で決勝ラウンドの２日間に付いて予定され、ＣＳ放送のゴルフネットワークで４日間に亘って予定されている。
インターネットの動画配信サイトではＧＯＬＦＴＶで４日間に亘って予定されている。
さて、単独首位を維持しているのは世界ランキング１位のスコッティー・シェフラー(米国、２６歳、１９１㎝、９１㎏)で、第３ラウンド５バーディー、１ボギーの－４、トータル－２３と伸ばしている。
フェデックスポイントランキングは１位であるから、トータル－１０からのスタートであった。
この大会は初日から全員アウトスタート（第１ホールから）で、トータル－１９から出て、前半では１バーディーの－１、トータル－２０と少し伸ばし、後半に入ると加速して、４バーディー、１ボギーの－３、トータル－２３と確り伸ばして強いところを見せている。
シェフラーや確り伸ばし首位を維持
シェフラーや連日伸ばし首位を維持
シェフラーや首位を維持して強さ魅せ
２位タイに付けているのは世界ランキング４位のロリー・マキロイ（北アイルランド、３３歳、１７８㎝、７３㎏）、世界ランキング５位で東京五輪では金メダルに輝いたザンダー・シャウフェレ（米国、２８歳、１７８㎝、７９㎏）で、トータル－１７まで伸ばしている。
ロリー・マキロイは第３ラウンド１イーグル、６バーディー、１ボギーの－７と爆発的に伸ばして５位上げて来た。
フェデックスポイントランキングは７位であるから、トータル－４からのスタートである。
第３ラウンドはトータル－１０から出て、前半では１イーグル、３バーディー、１ボギーの－４、トータル－１４と伸ばし、後半に入ってからも３バーディーの－３、トータル－１７と順調に伸ばしている。
マキロイや爆発力で上げて魅せ
マキロイ下がっても上げ強さ魅せ
マキロイや二位まで上げて強さ魅せ
ザンダー・シャウフェレは第３ラウンド４バーディー、４ボギーのイーブンと維持して２位を維持している。
フェデックスポイントランキングは４位であるから、トータル－６からのスタートである。
第３ラウンドはトータル－１７から出て、前半では４バーディー、２ボギーの－２、トータル－１９と伸ばしたが、後半に入ってからは２ボギーの＋２、トータル－１７と落としている。
シャウフェレやスコア維持して二位を維持
シャウフェレや前半伸ばし二位を維持
シャウフェレや二位を維持して強さ魅せ
４位タイを維持しているのは世界ランキング３位のパトリック・カントレー（米国、３０歳、１８３㎝、８６㎏）、世界ランキング１９位のイム・ソンジェ（韓国、２４歳、１８３㎝、９１㎏）で、共に第３ラウンド－４、トータル－１６と伸ばしている。
パトリック・カントレーは第３ラウンド５バーディー、１ボギーの－４であった。
フェデックスポイントランキングは２位であるから、トータル－８からのスタートである。
第３ラウンドはトータル－１２から出て、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１４と伸ばし、後半に入ってからも２バーディーの－２、トータル－１６と順調に伸ばしている。
カントレー確り伸ばし四位維持
カントレー四位維持して強さ魅せ
カントレー四位維持続け強さ魅せ
イム・ソンジェは第３ラウンド１イーグル、３バーディー、１ボギーの－４であった。
フェデックスポイントランキングは１０位であるから、トータル－４からのスタートである。
第３ラウンドはトータル－１２から出て前半では１イーグル、３バーディーの－５、トータル－１７と大きく伸ばしたが、後半では１ボギーの＋１、トータル－１６と少し落としている。
イムソンジェ確り伸ばし四位維持
イムソンジェ前半伸ばし四位維持
イムソンジェ四位維持して強さ魅せ
以下、気になった選手について簡単に書き留めておく。
世界ランキング７位のジャスティン・トーマス（米国、２９歳、１７８㎝、７３㎏）は第３ラウンド－７、トータル－１５(スタート時点－３)と爆発的に伸ばし、５位上げて単独６位に付けて来た。
トーマスや爆発力で上げて魅せ
トーマスや下がっても上げ強さ魅せ
トーマスや六位まで上げ強さ魅せ
そして、松山英樹は第３ラウンド８バーディー、１ボギーの－７．トータル－１３と爆発的に伸ばし、７位上げて８位タイに付けて来た。
フェデックスポイントランキングはスタート前で１７位であるから、トータル－２からのスタートである。
第３ラウンドに付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル－６から出て、前半では２ホールをパーで凌いだ後、第３ホールでバーディーを決め、１つ空いて第５、６ホールと連続でバーディーを決め、１つ空いて第８ホールでもバーディーを決めたので、結局４打伸ばし、トータル－１０として後半へと繋いでいる。
後半に入ると、いきなり第１０ホールでボギーを叩いたが、空かさず第１１ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
１つ空いて第１３ホールでもバーディーを決め、続く３ホールをパーで凌いだ後、第１７、１８ホールと連続でバーディーを決めたので、結局後半でも更に３打伸ばして、トータル－１３として最終ラウンドへと繋いでいる。
どうやら身体が慣れて来たのか、そんなに痛みを感じなくなったようなことも書いている記事があり、また第３ラウンドを第３日中に終えていたことも追い風になっているかも知れない。
松山や爆発力で上げて魅せ
松山や八位まで上げ強さ魅せ
松山や八位まで上げ期待させ
アマチュアの星、馬場咲希のプライド、粘り等に松山英樹に似たものを感じると書いたが、馬場咲希は最後まで崩れず、一足先に終えている。
松山にも最後まで彼らしいプレイを期待したい。
世界ランキング１８位のホアキン・ニエマン（チリ、２３歳、１８３㎝、７０㎏）は第３ラウンド－１、トータル－１２(スタート時点－２)と伸ばしながらも、５位下がって１１位タイとなっている。
ニエマンや伸ばしながらも五位下がり
ニエマンや伸ばし足りずに五位下がり
世界ランキング６位のジョン・ラーム（スペイン、２７歳、１８８㎝、１００㎏）は第３ラウンド＋１、トータル－１２（スタート時点－３）と少し落とし、８位下がって１１位タイとなっている。
世界ランキング８位で日系のコリン・モリカワ（米国、２５歳、１７５㎝、７３㎏）は第３ラウンド－５、トータル－１１（スタート時点－１）と伸ばし、１位上げて１４位タイに付けて来た。
モリカワや大きく伸ばし上げて魅せ
モリカワや下がっても上げ強さ魅せ
モリカワや下がっても上げ期待させ
世界ランキング１０位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド､２７歳､１７８㎝、７０㎏)は第３ラウンド－３、トータル－１１(スタート時点－３)と伸ばしながらも、３位下がって１４位タイとなっている。
伸ばしてもフィッツパトリック足りず下げ
伸ばしてもフィッツパトリック三位下げ
世界ランキング１４位のトニー・フィナウ（米国、３２歳、１９３㎝、９１㎏）は第３ラウンド－３、トータル－９と伸ばしながらも、２位下がって１７位タイとなっている。
トニーフィナウ伸ばしながらも二位下がり
トニーフィナウ伸ばし足りずに二位下がり
世界ランキング１７位のキャメロン・ヤング（米国、２５歳、１８０㎝、８４㎏）は第３ラウンドイーブン、トータル－９（スタート時点－３）と伸ばせず、９位下がって１７位タイとなっている。
世界ランキング２位のキャメロン・スミス(オーストラリア、２９歳、１８０㎝、７８㎏)は第３ラウンド－２、トータル－８（スタート時点－４）と伸ばしながらも、４位下がって１９位タイとなっている。
伸ばしても四位下がったスミスかな
伸ばしても足りずに下がるスミスかな
世界ランキング１５位のビリー・ホーシェル（米国、３５歳、１８３㎝、７９㎏）は第３ラウンド－４、トータル－７（スタート時点－１）と伸ばし、１位上げて２０位タイに付けて来た。
ホーシェルや確り伸ばし上げて魅せ
ホーシェルや下がっても上げ強さ魅せ
ホーシェルや上位に戻し強さ魅せ
世界ランキング１３位で長期に亘った不調から調子が戻って来たジョーダン・スピース（米国、２９歳、１８５㎝、７９㎏）は第３ラウンド－１、トータル－７（スタート時点－２）と少し伸ばしながらも、５位下がって２０位タイとなっている。
スピースや伸ばしながらも五位下がり
スピースや伸ばし足りずに五位下がり
世界ランキング１１位のビクトル・ホブラン（ノルウェー、２５歳、１７８㎝、７５㎏）は第３ラウンド－３、トータル－６（スタート時点－２）と伸ばしながらも、１位下がって単独２２位となっている。
ホブランや伸ばしながらも一位下げ
ホブランや伸ばし足りずに一位下げ
そして世界ランキング１２位のサム・バーンズ（米国、２６歳、１８５㎝、８４㎏）は第３ラウンド－３、トータル－５（スタート時点－５）と伸ばし、１位上げて２３位タイに付けて来た。
サムバーンズ確り伸ばし上げて魅せ
サムバーンズ下がっても上げ強さ魅せ
サムバーンズ下がっても上げ意地を魅せ
