4月13日(木)の2時頃から時差-19時間の米国・ハワイ州・オアフ島にある「ホアカレイ・カントリー・クラブ(6303ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「ロッテ選手権」が4日間の日程で開催され、その第2日、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
初日に予定されていた第1ラウンドが全員は終われず、1人だけ残して日没サスペンデッドとなったいたので、第2日目はそれも含んでいるが、ここでは本来予定されていた第2ラウンドのことに付いて触れておく。
公式サイトによると賞金総額は200万ドルとなっており、1ドルを約132円とすれば2億6400万円となる。
なお、この2023年シーズン、このツアー全体では35試合予定され、賞金総額が1億140万ドルとなっているから、約133億8480万円となり、国内女子ツアーのほぼ3倍ぐらいになっている。
日本人選手としては世界ランキング13位で黄金世代を代表し、自他共に日本のエースと認める畑岡奈紗(24歳、158㎝)、世界ランキング18位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイが売りで既にこのツアーで優勝している古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング38位で黄金世代をリードするひとり、2019年に全英女子オープンで優勝した渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング48位でプラチナ世代をリードするひとり、今年からこのツアーに本格参戦している西村優菜(22歳、150㎝、50㎏)、世界ランキング51位で黄金世代をリードするひとり、飛ばし屋の勝みなみ(24歳、157㎝、57㎏)、世界ランキング133位で黄金世代をリードするひとり、飛ばし屋の原英莉花(24歳、173㎝、58㎏)、世界ランキング545位でシード権確保が課題の上原彩子(39歳、155㎝)、世界ランキング656位でかつてはハワイを拠点としており、このツアーで3勝している野村敏京(ハルキョウ、30歳、163㎝)が出場している。
ライブ中継に付いてはWOWOWで予定されている。
ハワイでの米国ツアー日本人
選手が集い胸弾むかも
さて首位タイに立っているのは世界ランキング135位のソン・ユジン(韓国、37歳、158㎝)、世界ランキング86位で群を抜いて飛ばし屋のナッタクリッタ・ウォンタウェーラプ(タイ、20歳)で、トータル-8まで伸ばしている。
ソン・ユジンは2日目5バーディー、1ボギーの-4、トータル-8と伸ばし、2位上げて来た。
2日目はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-4からスタートして、前半では1バーディーの-1、トータル-5と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して4バーディー、1ボギーの-3、トータル-8と伸ばしている。
ソンユジン確り伸ばし上げて魅せ
ソンユジン後半加速首位に立ち
ソンユジン首位まで上げて力魅せ
ナッタクリッタ・ウォンタウェーラプは2日目4バーディー、2ボギーの-2と伸ばして首位タイを維持している。
2日目はアウトスタートでトータル-6からスタートして、前半では1バーディー、2ボギーの+1、トータル-5と少し落としたが、後半に入ってからは加速して3バーディーの-3、トータル-8と伸ばした。
ところで、タイの選手は身長を書いていないことが多く、書いていてもかなりいい加減な場合も多いので、この選手に付いてもよくは分からないが、我が国のスーパーアマチュア馬場咲希(17歳、176㎝)と並んでも少し低いだけで、そんなには違わないように見えたので、170㎝ぐらいだと思われる。
首位を維持ウォンタウェーラプ強さ魅せ
強さ魅せウォンタウェーラプ首位を維持
首位を維持ウォンタウェーラプ期待させ
3位タイに付けているのは世界ランキング10位のジョージア・ホール(イングランド、27歳、165㎝)、世界ランキング239位のリネア・ストローム(スウェーデン、26歳、175㎝)で、トータル-7まで伸ばしている。
ジョージア・ホールは2日目6バーディーの-6と大きく伸ばして18位上げて来た。
2日目はインスタート(第10ホールから)で、トータル-1からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-3と伸ばし、後半に入ってからは加速して、4バーディーの-4、トータル-7と確り伸ばしている。
ジョージアや大きく伸ばし上げて魅せ
ジョージアや確り上げて強さ魅せ
三位付け強さを魅せるホールかな
リネア・ストロームは2日目8バーディー、3ボギーの-5と大きく伸ばして8位上げて来た。
2日目はインスタートで、トータル-2からスタートして、前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-5と伸ばし、後半に入ってからも4バーディー、2ボギーの-2、トータル-7と伸ばしている。
ストローム大きく伸ばし上げて魅せ
ストローム三位まで上げ力魅せ
ストローム三位で通過期待させ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
畑岡奈紗は2日目6バーディー、4ボギーの-2、トータル-6と伸ばしながらも、2位下がって5位タイとなっている。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-4からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでもバーディーを決めて、続く2ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでボギーを叩いたが、空かさず第9ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局2打伸ばし、トータル-6として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは、いきなり第10ホールでバーディーを決めたが、続く第11、12ホールと連続でボギーを叩いたので少し後退し、続く3ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでバーディーを決め、続く第17ホールでボギーを叩いたが、空かさず第18ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局後半はイーブンで、トータル-6のまま決勝ラウンドへと繋いでいる。
畑岡奈紗伸ばしながらも二位下がり
畑岡奈紗伸ばし足りずに二位下がり
畑岡奈紗五位で通過し強さ魅せ
世界ランキング7位のブルック・ヘンダーソン(カナダ、25歳、163㎝)は2日目-2、トータル-3と伸ばし、10位上げて11位タイに付けて来た。
ヘンダーソンじわりと伸ばし上げて魅せ
ヘンダーソン確り上げて強さ魅せ
ヘンダーソン上位で通過強さ魅せ
そして、渋野日向子は2日目3バーディー、4ボギーの+1、トータル-2と少し落とし、11位下がって18位タイとなっている。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-3からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでもバーディーを決めたが、続く第6ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでもボギーを叩いたので結局伸ばせず、トータル-3のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでバーディーを決め、続く4ホールをパーで凌いだ後、第15、16ホールと連続でボギーを叩いたが、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局後半では1打落とし、トータル-2として決勝ラウンドへと繋いでいる。
渋野日向子少し落として大分下げ
渋野日向子上位止まり強さ魅せ
渋野日向子上位で通過期待させ
また古江彩佳は2日目5バーディー、1ボギーの-4、トータル-1と伸ばし、65位も上げて27位タイに付けて来た。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル+3からスタートして、前半では2ホールをパーで凌いだ後、第3、4ホールと連続でバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第9ホールでバーディーを決めて取り返したので、結局2打伸ばし、トータル+1として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10でバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでもバーディーを決めて、残りの5ホールをパーで凌いだので、結局後半で更に2打伸ばし、トータル-1として決勝ラウンドへと繋いでいる。
おっ、これは凄い!?
古江彩佳確り伸ばし上げて魅せ
古江彩佳大きく上げて強さ魅せ
古江彩佳中位で通過意地を魅せ
世界ランキング8位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)は2日目-3、トータル-1と伸ばし、49位も上げて27位タイに付けて来た。
セリーヌや確り伸ばし上げて魅せ
爆上げし強さを魅せるビュティエかな
セリーヌや中位で通過意地を魅せ
そして、原英莉花は2日目4バーディー、3ボギーの-1、トータル-1と少し伸ばし、11位上げて27位タイに付けて来た。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートで、トータルイーブンからスタートして、前半では第11ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第13ホールでバーディーを決めて取り返し、続く4ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでもバーディーを決めたので、結局1打伸ばし、トータル-1として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第1ホールでバーディーを決めたが、続く第2ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでバーディーを決めたが、続く3ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでボギーを叩いたので、結局後半では伸ばせず、トータル-1のまま決勝ラウンドへと繋いでいる。
原英莉花少し伸ばして上げて魅せ
原英莉花確り上げて力魅せ
原英莉花中位で通過意地を魅せ
世界ランキング24位で安定したプレイを見せて来たチェ・ヘジン(韓国、23歳、167㎝)は2日目イーブン、トータルイーブンと伸ばせず、2位下がって40位タイとなっている。
世界ランキング45位マリーナ・アレックス(米国、32歳、160㎝)は2日目+1、トータルイーブンと少し落とし、19位下がって40位タイとなっている。
そして、西村優菜は2日目3バーディー、1ボギーの-2、トータル+1と伸ばし、46位も上げて46位タイに付けて来た。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル+3からスタートして、前半では8ホールをパーで凌いだ後、第9ホールで漸くバーディーを決めたので、結局1打伸ばし、トータル+2として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは第11ホールでバーディーを決め、続く4ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでボギーを叩いたが、空かさず第17ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局後半でも1打伸ばし、トータル+1として決勝ラウンドへと繋いでいる。
西村優菜じわりと伸ばし上げて魅せ
西村優菜大きく上げて力魅せ
西村優菜何とか通過意地を魅せ
世界ランキング46位のユ・ヘラン(韓国、22歳)は2日目+4、トータル+2と落とし、46位も下がって57位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
そして、世界ランキング9位でかつては天才少女と呼ばれ、16歳の時に国内女子ツアーにおいてアマチュア優勝したキム・ヒョージュ(韓国、27歳、165㎝)は2日目+6、トータル+2と大きく落とし、54位も下がって57位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
以上で、57位タイまでに入っていた73名の選手が後半2日間に亘って予定されている決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、世界ランキング33位のアライセン・カーパーズ(米国、25歳、175㎝)はトータル+3で74位タイ、世界ランキング59位のリゼット・サラス(米国、33歳、163㎝)はトータル+5で99位タイ、世界ランキング11位で我が国でも人気のあるダンボことチョン・インジ(韓国、28歳、175㎝)、世界ランキング60位のポーラ・レト(南アフリカ、32歳、165㎝)は共にトータル+7で117位タイ、勝みなみ、上原彩子は共にトータル+8で125位タイとなり、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
なお、野村敏京は折角久々に得られた出場権であったが、本人以外のことにも原因があって残念ながら途中棄権している。