８月１２日（金）の朝から長野県にある「軽井沢７２ゴルフ北コース（６６７９ヤード、パー７２）」において国内女子ツアー、「ＮＥＣ軽井沢７２ゴルフトーナメント」が３日間の日程で開催され、その最終日が感動の内に終わった。
公式サイトによると賞金総額は８０００万円、優勝賞金は１４４０万円で、２日間に亘る予選ラウンド終了時に４８位タイまでに入ってた５９名の選手が最終日１日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
今週は英国帰りの選手も何人か出場したものの、出場しない選手もいたが、他にもスターが続々と綺羅星のように輝き出すのがこのツアーの魅力である。
ライブ中継であるが、テレビではフジテレビ系の地上波、ＢＳフジ、CＳ放送のフジテレビＯＮＥで少しずつ放送され、合わせると割と視られた感じである。
それにインターネットの動画配信サイトのＧＯＬＦＴＶ、ＤＡＺＮでは３日間に亘りたっぷりと放送されていた。
私の場合、最終日は朝からＣＳ放送のゴルフネットワークで視て、ＧＯＬＦＴＶを挟み、地上波フジテレビ系列の関西放送と繋いで、最後まで好いところを十分に楽しむことが出来た。
国内の女子のツアーはスター等が
まだまだ多く熱くなるかも
それだけではなく、米国のワシントン州では「全米女子アマチュアゴルフ選手権」が現地時間の８月８日（月）から７日間の日程で開催されており、第６日目の今日は決勝トーナメントの準決勝が行われた。
録画ではあるが、その中継もゴルフネットワークで放送され、結果が分かっていながら此方も気になって仕方がなかった。
そして、世界ランキング５８３位で大型飛ばし屋の馬場咲希（日本ウエルネス高校２年、１７歳、１７５㎝）が何と７ａｎｄ６の圧勝で勝ち、決勝ラウンドへと駒を進めている。
この段階で米国女子ツアーのメジャー大会、「全米女子オープン」の来シーズンの出場権を得、優勝すると「全英女子オープン」の来シーズンの出場権も得られると言う。
いよいよ我が国にも世界レベルの大型女子選手の登場か！？
馬場咲希や飛距離を活かし勝ち上がり
もう優勝が見えて来たかも
まあ期待を膨らませ過ぎるのもどうかとは思うが、ここまでの大健闘を見せて貰っただけでも十分元気を貰っている。
さて、単独首位に抜け出て見事優勝したのは世界ランキング１８８位で昨年の６月に２０２０年度の最終プロテストに合格し、ステップアップツアーでは既に優勝している岩井千怜(チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹)で、最終日は５バーディー、２ボギーの－３、トータル－１３と伸ばした。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート（第１ホールから）で、トータル－１０から出て、前半では２ホールをパーで凌ぎ、この間に首位を奪われたが、続く第３ホールでバーディーを決めて首位タイに並び、第４ホールでも連続でバーディーを決めて単独首位に立った。
続く２ホールをパーで凌いだ後、第７ホールでボギーを叩き、続く２ホールをパーで凌いでいる間に追い着かれ、また首位を奪われているが、結局前半では１打だけ伸ばし、トータル－１１として後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第１０、１１ホールと連続でバーディーを決め、この過程で首位タイに追い着き、更に単独首位に立っている。
１つ空いて第１３ホールでもバーディーを決め、これでトータル－１４まで伸ばして２位との差を２打に広げている。
続く４ホールをパーで凌ぎ、２打差で迎えた最終の第１８ホールでボギーを叩いたのでトータル－１３となり、２位との差が１打に縮まったが、単独首位のまま見事国内女子ツアー初優勝を果たした。
時折緊張を感じさせながらも笑顔を絶やさず、攻め続け、第１８ホールで何とか勝ち切って歓喜の涙を流し、見守って来た多くのファンの緊張も一気に解け、貰い泣きさせたのは流石ではないか！？
また、ステップアップツアーに引き続き、レギュラーツアーでも岩井明愛より先に優勝するところに何か持っているものを感じさせる。
岩井千怜最後まで攻め勝って魅せ
岩井千怜首位を維持して勝って魅せ
岩井千怜明愛より先優勝し
笑顔のパワー感じるのかも
２位タイに入ったのは世界ランキング１０１位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を果たした植竹希望（２４歳、１７０㎝、５９㎏）、世界ランキング１６１位で実力派若手選手のひとり、岡山絵里（２６歳、１６１㎝、６４㎏）、世界ランキング６１位で黄金世代をリードするひとりで、ハードな筋力トレーニングによって世代有数の飛ばし屋に変身した勝みなみ（２４歳、１５７㎝）、世界ランキング７４位で実力派若手選手のひとり、長きに亘った不調から昨年復活して念願の国内女子ツアー初優勝を果たし、今年２勝目を挙げて海外のメジャー大会、「ＡＩＧ全英女子オープン」でも活躍して来た堀琴音（２６歳、１６５㎝、５６㎏）、世界ランキング９５位でプラチナ世代をリードするひとり、コスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利（２２歳、１５８㎝、５８㎏）、世界ランキング３８５位で黄金世代の初優勝が待たれる吉本ひかる（２３歳、１５２㎝、５３㎏）で、トータル－１２まで伸ばしている。
植竹希望は最終日８バーディー、２ボギーの－６と大きく伸ばして９位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－６から出て、前半では４バーディー、１ボギーの－３、トータル－９と伸ばし、後半に入ってからも４バーディー、１ボギーの－３、トータル－１２と順調に伸ばしている。
植竹や大きく伸ばし二位となり
植竹やぐんぐん上げて二位となり
植竹や二位に入って強さ魅せ
岡山絵里は最終日７バーディー、１ボギーの－６と大きく伸ばして９位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－６から出て、前半では４バーディー、１ボギーの－３、トータル－９と伸ばし、後半でも３バーディーの－３、トータル－１２と順調に伸ばしている。
岡山絵里決勝で上げ二位となり
岡山絵里大きく伸ばし二位となり
岡山絵里二位に入って力魅せ
勝みなみは最終日５バーディーの－５と大きく伸ばして３位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル－７から出て、前半では３バーディーの－３、トータル－１０と伸ばし、後半に入ってからも２バーディーの－２、トータル－１２と順調に伸ばしている。
勝みなみ大きく伸ばし二位となり
勝みなみじわじわ上げて二位となり
勝みなみ二位に入って強さ魅せ
堀琴音は最終日４バーディー、１ボギーの－３と伸ばして１位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－９から出て、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１１と伸ばし、この間には一旦首位タイに並び、期待させている。
そして後半に入ってからは１バーディーの－１、トータル－１２と少し伸ばして２位タイを確保した。
以前、体格が大きくなり、力強さが加わったように書いた記事が気に止まったが、確かにそんな感じがし、そこに全英女子オープンの難しいコースを乗り切って来た自信が加わったように見えた。
彼女の弁によると、比べられるものではなく、別物だそうであるが、ともかく好調を維持してお疲れさまでした。
堀琴音確り伸ばし二位となり
堀琴音じわじわ上げて二位となり
堀琴音二位に入って強さ魅せ
吉田優利も最終日４バーディー、１ボギーの－３と伸ばして１位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－９から出て、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－１０と少し伸ばし、後半に入ってからは２バーディーの－２、トータル－１２と伸ばしている。
この選手、最後まで柔らかい笑顔を浮かべ、如何にもプロらしいメンタルの強さを感じさせられた。
吉田優利確り伸ばし二位となり
吉田優利最後まで上げ二位となり
吉田優利二位に入って強さ魅せ
そして、吉本ひかるは最終日３バーディー、１ボギーの－２と伸ばしながらも１位下がった。
最終日はアウトスタートで、トータル－１０から出て、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１２と伸ばし、この間に単独首位に立っている。
後半に入ってからは全てパーで凌ぎ、トータル－１２でホールアウトして、この間に次々と追い着かれ、岩井千怜には追い抜かれて、残念ながら念願のツアー初優勝はならなかった。
吉本や伸ばしながらも首位を落ち
吉本や伸ばし足りずに首位を落ち
吉本や後半伸びず二位となり
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１２２位で狭間世代をリードするひとり、初優勝が待たれるナチュラル系の菅沼菜々（２２歳、１５８㎝）は最終日－８、トータル－１１と爆発的に伸ばし、２８位も上げて単独８位に入った。
解説者からも普通の女の子に見えてこの凄さを驚かれていた！？
菅沼菜々爆発魅せて八位入り
菅沼菜々ガンガン上げて強さ魅せ
菅沼菜々八位に入り強さ魅せ
世界ランキング５８位で実力派ベテラン選手を代表し、海外メジャーでも強いところを見せて来た上田桃子（３６歳、１６１㎝、５４㎏）は最終日－４、トータル－１０と伸ばし、２位上げて９位タイに入った。
上田桃子最後は上げて九位入り
上田桃子伸ばし続けて九位入り
上田桃子九位に入り強さ魅せ
世界ランキング１２７位で実力派ベテラン外国人選手のひとり、全美貞（ジョン・ミジョン、韓国、３９歳、１７５㎝、６８㎏）は最終日－３、トータル－１０と伸ばしながらも、４位下がって９位タイとなった。
全美貞伸ばしながらも四位下げ
全美貞伸ばし足りずに四位下げ
全美貞九位に入り強さ魅せ
世界ランキング１１２位で実力派中堅外国人選手のひとり、優しそうな笑顔が印象に残るイ・ミニョン（韓国、３０歳、１６８㎝、７３㎏）は最終日－５、トータル－９と大きく伸ばし、１５位上げて１３位タイに入った。
イミニョンや大きく伸ばし上げて魅せ
イミニョンや伸ばし続けて上位入り
イミニョンや上位に入り強さ魅せ
世界ランキング１５２位で実力派若手選手のひとり、はんなり系の金澤志奈（２７歳、１６４㎝、５３㎏）は最終日－４、トータル－８と伸ばし、１２位上げて１６位タイに入った。
金澤志奈確り上げて力魅せ
金澤志奈確り上げて上位入り
金澤志奈上位に入り力魅せ
世界ランキング１３６位で黄金世代をリードし、国内女子ツアーのメジャー大会では強いところを見せて来た原英莉花（２３歳、１７３㎝、５８㎏）は最終日－３、トータル－８と伸ばし、５位上げて１６位タイに入った。
原英莉花確り伸ばし上位入り
原英莉花最後は上げて上位入り
原英莉花上位に入り強さ魅せ
世界ランキング２８６位で昨年の６月に最終プロテストに合格した内田ことこ（１９歳、１５９㎝、５５㎏）は最終日－１、トータル－８と少し伸ばしながらも、１１位下がって１６位タイとなった。
内田ことこ伸ばしながらも大分下げ
内田ことこ伸ばし足りずに大分下げ
内田ことこ上位に入り力魅せ
世界ランキング２６２位で狭間世代で気に止まることも増えて来た石井理緒（２２歳、１６５㎝）は最終日－１、トータル－７と少し伸ばしながらも１１位下がって２２位タイとなった。
石井理緒伸ばしながらも大分下げ
石井理緒伸ばし足りずに大分下げ
世界ランキング７０位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝に輝いた高橋彩華（サヤカ、２４歳、１６２㎝、５５㎏）は最終日－１、トータル－６と少し伸ばしながらも、６位下がって２７位タイとなった。
高橋や伸ばしながらも六位下げ
高橋や伸ばし足りずに六位下げ
世界ランキング１４９位で実力派中堅外国人選手のひとり、今シーズン念願の国内女子ツアー初優勝を果たしたサイ・ペイイン（台湾、３１歳、１５６㎝、５６㎏）は最終日＋３、トータル－３と落とし、３６位も下がって４７位タイとなった。
世界ランキング１５４位で実力派若手選手のひとり、野澤真央（２５歳、１６８㎝、５８㎏）は最終日＋２、トータル－１と落とし、１７位下がって５３位タイとなった。
世界ランキング１８０位で昨年の６月に最終プロテストに合格し、ステップツアーでは既に優勝している岩井明愛（アキエ、２０歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）は最終日＋４、トータル－１と落とし、３２位も下がって５３位タイとなった。
今大会では残念ながら思わしい結果を得られなかったが、岩井千怜が勝利の涙を流し始めると程なく感極まって祝福の涙を流し、ハグし合う２人の姿が印象的であった。
きっとこれで大きな刺激を受けて、今後の躍進に繋がるものと思われる。
岩井明愛千怜の刺激確りと
受け止めながら今後に期待
そして、世界ランキング９１で実力派中堅選手のひとり、交友関係が広い優しいお姉さん格の青木瀬令奈（２９歳、１５３㎝、５０㎏）は最終日＋３、トータルイーブンと落とし、２１位も下がって５７位タイとなった。
