8月25日(木)の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のスイスにある「クランスシェルシエレGC(6824ヤード、パー70)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「オメガ・ヨーロピアンマスターズ」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額が200万ユーロとなっており、1ユーロを約138円とすると、約2億7600万円となり、国内男子ツアーに比べるとかなり高額となっている。
日本人選手としては世界ランキング263位で旅人ゴルファーと呼ばれている川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)が4週間ぶりに出ており、第1ラウンドは-2まで伸ばして32位タイの発進と、久々の出場と言うことを考えると、十分に健闘しているのではないか!?
そして第2ラウンドではトータル-7まで伸ばして15位タイで余裕の予選通過を果たし、第3ラウンドではトータル-12まで伸ばして5位タイへと躍進している。
全体では第2ラウンド終了時に62位タイまでに入った79名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
ただ、人数が多かったので、どうやら中間CUT(MDF)が行われ、最終日へと駒を進められた選手は76名に絞られた。
川村昌弘に話を戻すと、前回に出場した「ヒーローオープン」では14位タイに入ったが、その勢いが残っていると信じ、最終日にもついつい期待を膨らませてしまう。
なんて熱くなってこの選手を応援するのは違うのかも知れない。
彼ののんびり旅を楽しみながら、時にゴルフに対して真摯に向かうゆったりしたペース、これに慣れると、まあまあ好いものである。
その雰囲気を少し漂わせているのがゴルフへの情熱と旅情を誘う人気のコラム、「いま僕はココにいます」で、それが「Vol.147 スイス編」に更新されていた。
オフの間、今回は日本には戻らず、東南アジアとの間を往復して、ゴルフと旅行を満喫したようである。
そして旅人ゴルファーの原点とも言うべきスイスの旅行を楽しみ、今後DPワールドツアーへとチャレンジしようとしている日本の後輩達への応援メッセージを綴っていた。
この心の余裕にもちょっと嬉しくなる。
川村やスイスに向かう行程を
綴ったコラムほっこりとさせ
川村やスイスで旅行楽しんで
それを力の好プレイかな
さて、首位タイでホールアウトし、プレーオフを1ホール目で制して見事優勝したのは世界ランキング131位のスリストン・ロウレンス(南アフリカ、25歳)で、最終日4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-1、トータル-18と少し伸ばし、結果として単独首位を維持したことになる。
最終日は最終ラウンドを残すのみとなり、時間の余裕が出来たので全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-17から出て、前半では3バーディー、1ダブルボギーの-1、トータル-18と少し伸ばし、後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-18と維持した。
なおこの試合の結果、DPワールドツアーでは2勝目となり、世界ランキングは87位まで上がっている。
ロウレンス少し伸ばして勝って魅せ
ロウレンス首位を維持して強さ魅せ
ロウレンスプレーオフ勝ち強さ魅せ
首位タイでホールアウトし、プレーオフで負けた結果、単独2位となったのは世界ランキング175位のマット・ウォリス(イングランド、32歳、185㎝、85㎏)で、最終日4バーディーの-4、トータル-18と伸ばし、結果として2位を維持したことになる。
最終日はトータル-14から出て、前半では3バーディーの-3、トータル-17と伸ばし、後半に入ってからも1バーディーの-1、トータル-18と少し伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは138位まで上がっている。
マットウォリス確り伸ばし首位並び
マットウォリスプレーオフ負け二位となり
マットウォリス二位に入って強さ魅せ
単独3位を維持したのは世界ランキング256位のリチャード・マンセル(イングランド、27歳)で、最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-16と伸ばした。
最終日トータル-13から出て、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-15と伸ばし、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-14と少し伸ばしている。
なお、この試合の結果、世界ランキングは220位まで上がっている。
マンセルや確り伸ばし上げて魅せ
マンセルや力を魅せて三位維持
マンセルや三位維持して力魅せ
4位タイに入ったのは世界ランキング235位のアントワヌ・ロズネル(フランス、29歳、183㎝)、世界ランキング351位のホルヘ・カンピーヨ(スペイン、36歳、183㎝、79㎏)、世界ランキング362位のスコット・ジェイミソン(スコットランド、38歳、185㎝、82㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
アントワヌ・ロズネルは最終日1イーグル、3バーディー、1ボギーの-4と伸ばして4位上げて来た。
最終日はトータル-11から出て、前半では1イーグル、2バーディー、1ボギーの-3、トータル-14と確り伸ばし、後半に入ってからは1バーディーの-1、トータル-15と少し伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは223位まで上がっている。
ロズネルや確り伸ばし上げて魅せ
ロズネルや連日上げて力魅せ
ロズネルや四位に入り力魅せ
ホルヘ・カンピーヨも最終日6バーディー、2ボギーの-4と伸ばして4位上げて来た。
最終日はトータル-11から出て前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-13と伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-15と順調に伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは313位まで上がっている。
カンピーヨ確り伸ばし上げて魅せ
カンピーヨ実力発揮四位入り
カンピーヨ四位に入り力魅せ
スコット・ジェイミソンは最終日3バーディー、1ボギーの-2と伸ばしながらも1位下がった。
最終日はトータル-13から出て、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-14と少し伸ばし、後半に入ってからも1バーディーの-1、トータル-15と少し伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは325位まで上がっている。
ジェイミソン伸ばしながらも一位下げ
ジェイミソン伸ばし足りずに一位下げ
ジェイミソン四位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング523位のアレハンドロ・カニザレス(スペイン、39歳、180㎝、75㎏)は最終日-2、トータル-14と伸ばしながらも、2位下がって7位タイとなった。
カニザレス伸ばしながらも二位下がり
カニザレス伸ばし足りずに二位下がり
カニザレス七位に入り力魅せ
世界ランキング150位のダニー・ウィレット(イングランド、34歳、180㎝、77㎏)は最終日-4、トータル-13と伸ばし、11位上げて9位タイに入った。
ウィレットや確り伸ばし上げて魅せ
ウィレットや最後まで上げ強さ魅せ
ウィレットや九位に入り強さ魅せ
そして、川村昌弘は最終日4バーディー、3ボギーの-1、トータル-13と少し伸ばしながらも、4位下がって9位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-12から出て前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第7ホールではバーディーを決め、1つ空いて第9ホールでもバーディーを決めたので、結局1打伸ばし、トータル-13として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからいきなり第10ホールでボギーを叩いたが、続く3ホールをパーで凌いだ後、第14、15ホールと連続でバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでボギーを叩いたので、結局後半では伸ばせず、トータル-13のままホールアウトした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは265位まで下がっている。
うん? ベストテンに入っても世界ランキングが下がる!?
これは厳しい。
川村や伸ばしながらも四位下げ
川村や伸ばし足りずに四位下げ
川村や九位に入り力魅せ
世界ランキング67位のアドリア・アルナウス(スペイン、27歳、185㎝)も最終日-1、トータル-13と少し伸ばしながらも、4位下がって9位タイとなった。
アルナウス伸ばしながらも四位下げ
アルナウス伸ばし足りずに四位下げ
アルナウス九位に入り強さ魅せ
世界ランキング166位のアレクサンデル・ビョーク(スウェーデン、32歳、185㎝、76㎏)は最終日-3、トータル-11と伸ばし、9位上げて16位タイに入った。
確りと伸ばして上げるビョークかな
強さ魅せ最後も上げるビョークかな
上位入り強さを魅せるビョークかな
世界ランキング164位のヘニー・デュプレシ(南アフリカ、25歳)は最終日-1、トータル-11と少し伸ばしながらも、4位下がって16位タイとなった。
デュプレシや伸ばしながらも四位下げ
デュプレシや伸ばし足りずに四位下げ
世界ランキング174位のダニエル・ファン・トンダー(南アフリカ、31歳、178㎝、104㎏)は最終日イーブン、トータル-9と伸ばせず、9位下がって29位タイとなった。
世界ランキング99位のニコライ・ホイガールト(デンマーク、21歳、ラスムス・ホイガールトと双子)は最終日+1、トータル-9と少し落とし、17位下がって29位タイとなった。
世界ランキング181位のグイド・ミグリオッツィ(イタリア、25歳、180㎝)は最終日-4、トータル-8と伸ばし、21位も上げて38位タイに入った。
ミグリオッツィ確り伸ばし上げて魅せ
ミグリオッツィ大きく上げて強さ魅せ
ミグリオッツィ最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング59位のアドリアン・メロンク(ポーランド、29歳、198㎝)は最終日-3、トータル-8と伸ばし、13位上げて38位タイに入った。
メロンクや確り伸ばし上げて魅せ
メロンクや確り上げて強さ魅せ
メロンクや最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング198位のサンティアゴ・タリオ(スペイン、31歳)は最終日-1、トータル-8と少し伸ばしながらも、6位下がって38位タイとなった。
伸ばしても六位下がったタリオかな
伸ばしても足りずに下がるタリオかな
そして、世界ランキング104位のオリバー・ベッケル(南アフリカ、37歳、188㎝、90㎏)は最終日+3、トータル-4と落とし、30位も下がって62位タイとなった。