水曜日夜から時差－１６時間（サマータイム中。それ以外では－１７時間）の米国・ネバダ州にある「シャドークリーク・ゴルフクラブ（６７７７ヤード、パー７２）」において米国女子ツアー、「バンク・オブ・ホープＬＰＧＡマッチプレー」が５日間の日程で開催され、その第３日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
或る記事によると賞金総額は１５０万ドルで、優勝賞金は２２．５万ドルとなっているから、１ドルを約１２７円とするとそれぞれ約１億９１００万円、約２８６０万円ぐらいになり、今週の国内女子ツアーと比べれば少し高いぐらいになる。
米国女子ツアー唯一のマッチプレーで、予選ラウンドでは６４名が４名ずつの１６組に分かれ、３日間各組において総当たり戦を行って、それぞれのトップとなった１６名が残り２日間の決勝トーナメントに駒を進めることが出来る。
そして２日間に亘る決勝トーナメントにおいて４戦勝抜けば優勝と言うことになる。
日本人選手としては世界ランキング２７位でプラチナ世代を代表し、海外のメジャー大会でも強いところを見せた安定が売りの古江彩佳（２１歳、１５３㎝、５４㎏）が出場しており、初日は苦しい展開の中、辛くも引き分けに持ち込み、安定した強さを見せている。
そして第２日目はリードするか並ぶかと言った感じで有利に進め、確り勝っているから、勝負は第３日目に持ち込まれた。
なお、ライブ中継については何時も通り４日間に亘ってＷＯＷＯＷ、インターネット配信のＧＯＬＦＴＶによってたっぷり予定されているが、これまでのところあまり取り上げられていないようなので、そう言う意味でもこの後の活躍が待たれる。
古江彩佳マッチプレーで目立たずに
後の活躍期待するかも
さて第３ラウンドでは、世界ランキング１６位のジェニファー・カプチョ(米国、２５歳、１６５㎝)は世界ランキング６０位のステーシー・ルイス（米国、３７歳、１６５㎝）と対戦して、１５Ｈ５ａｎｄ３で勝っている。
なお、５ａｎｄ３の意味は、第１４ホールを終えた時点で４ｕｐとなり、この時点ではまだ引き分けになる可能性を残しているが、第１５ホールを終えた時点で５ｕｐとなり、これは残り３ホールでは回復出来ない、と言うことになる。
また、世界ランキング２９位のマデリーン・サグストロム（スウェーデン、２９歳、１７５㎝）は世界ランキング４３位のライアン・オトゥール（米国、３５歳、１７０㎝）と対戦して、１７Ｈ２ａｎｄ１で勝っている。
世界ランキング４位で絶好調のミンジー・リー（オーストラリア、２５歳）は世界ランキング６９位のキャロライン・マッソン（ドイツ、３３歳、１７３㎝）と対戦して、キャロライン・マッソンが１７Ｈ２ａｎｄ１で勝っている。
と言うことで、残念ながらミンジー・リーの姿を決勝ラウンドで見ることは出来なくなった。
世界ランキング２４位のイ・ジョンウン６（韓国、２５歳、１６５㎝）は世界ランキング５３位のモリヤ・ジュタヌガーン（タイ、２７歳、１５５㎝）と対戦して、モリヤ・ジュタヌガーンが１３Ｈ７ａｎｄ５で圧勝している。
モリヤ・ジュタヌガーンも古江彩佳と体格がそれほど違わず、あまり飛ばせない選手であるが、世界ランキングの結構上位にい続けている巧いプレーヤーである。
世界ランキング８位のキム・ヒョージュ（韓国、２６歳、１６５㎝）は世界ランキング６４位のマティルダ・キャストレン（フィンランド、２７歳、１６５㎝）と対戦して、１４Ｈ５ａｎｄ４で圧勝している。
世界ランキング１７位のハナ・グリーン（オーストラリア、２５歳、１６８㎝）は世界ランキング世界ランキング３９位で全英女子オープン覇者のソフィア・ポポフ（ドイツ、２９歳、１７０㎝）と対戦して引き分けている。
ソフィア・ポポフが全英女子オープンで優勝したのは２０２０年で、世界ランキング３６位の渋野日向子の翌年となり、その後の戦い振りもあまり変わらないのか、世界ランキングが同じような位置にいる。
世界ランキング２８位のジョージア・ホール（イングランド、２６歳、１６５㎝）は世界ランキング世界ランキング５１位で日系の張替美那（米国、３２歳、１６３㎝)と対戦して、１５Ｈ４ａｎｄ３で勝っている。
世界ランキング２０位のナンナ・マジソン（デンマーク、２７歳、１７０㎝、６７㎏）は世界ランキング５６位で新鋭のイエリミ・ノー(米国、２０歳)と対戦して、１８Ｈ２ｕｐで勝っている。
そして古江彩佳は世界ランキング５２位で飛ばし屋のカルロタ・シガンダ（スペイン、３１歳、１７３㎝）と対戦して、１７Ｈ２ａｎｄ１で勝っている。
古江彩佳の戦い振りをもう少し詳しく見ておくと、第１、２ホールと引き分けた後、第３ホールを取ったが、第４ホールを取られ、続く第５、６ホールと連続で取ったが、続く第７、８ホールと取られ、相撲で言えばがっぷり四つで得意な後半に勝負を持ち込んだ！？
後半に入って第１０、１３、１５ホールと取って３ｕｐとなり、第１６ホールで取り返されたが、第１７ホールで引き分け、この時点で２ｕｐなので勝負が決まっている。
初日からの３試合全てで後半に強さを見せているのは流石ではないか！？
古江彩佳後半強さ発揮して
此れは決勝期待膨らみ
古江彩佳予選最後に勝ち切って
決勝までも期待膨らみ
と言うことで古江彩佳は無事決勝ラウンドへと駒を進めることが出来、ベスト１６に入ったわけだが、そこで負けてもベスト８に続く順位として９位タイとなるそうな。
要するに最低９位タイになったわけである。
そして第４ラウンドの対戦相手は世界ランキング１４５位のポーラ・レト（南アフリカ、３２歳、１６５㎝）で、明日０時からとなっている。
また、世界ランキング１１位のダニエル・カン（米国、２９歳、１６８㎝）は世界ランキング６１位のパジャレー・アナナルカルン（タイ、２２歳、１６５㎝）と対戦して引き分けている。
世界ランキング５位で天才少女と呼ばれるアタヤ・ティティクル（タイ、１９歳）は世界ランキング世界ランキング６７位のアンソン・リー（米国、２７歳、１７５㎝)と対戦して１５Ｈ４ａｎｄ３で勝っている。
そして、世界ランキング９２位のエンジェル・イン（米国、２３歳、１７５㎝）は世界ランキング１３３位で米国女子ツアーでは古江彩佳と同期の新人、ポリーヌ・ルサン・ブシャール（フランス、２１歳）と対戦して、１８Ｈ１ｕｐで勝っている。
