木曜日朝から山梨県にある「メイプルポイントゴルフクラブ（６５８０ヤード、パー７２）」において国内女子ツアー、「リゾートトラスト・レディス」が４日間の日程で開催され、その第３日目が終わっている。
元々は決勝ラウンドの初日が予定されていたが、第２日目の開始時刻が悪天候により大幅に順延され、第２ラウンドの途中で日没サスペンデッドとなり、その残りが第３日目の午前中に漸く終わった。
その後少し休憩を入れて、１１時１０分頃から第３ラウンド、すなわち決勝ラウンドの初日分が始まり、何とか第３日目中に終えることが出来た。
ここでは第３ラウンドの様子を中心に触れておく。
なお、賞金総額は１億円、優勝賞金は１８００万円で、２ラウンドに亘る予選ラウンド終了時に５２位タイまでに入っていた６４名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
来週開催される米国女子ツアーのメジャー大会、「全米女子オープン選手権」に出場する予定の選手、疲れの出ている選手等が出場していないので、ちょっとフィールドが薄く、寂しくはなっているが、それでも新人、新鋭、実力者等、人気者の多いツアーなので楽しみは尽きない！？
テレビでのライブ中継はテレビ朝日系の地上波、ＣＳ放送等で少し予定され、最終日は旧来の録画中継となっている。
ライブ中継をたっぷりと視たい向きにはインターネット配信のＧＯＬＦＴＶ、およびＤＡＺＮで４日間に亘って用意されているのも通例となって来たようである。
この頃は毎回書いているように、ともかく、スターが綺羅星のように現れ、刺激を受けて中堅、ベテランも元気になり、視る方にとってはたとえ俄かであっても手に合い、見応えのあるツアーではないか！？
国内の女子のツアーは今回も
綺羅星の様楽しめるかも
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング６６位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれる小祝さくら（２４歳、１５８㎝、５８㎏）で、第３ラウンド９バーディー、１ボギーの－８、トータル－１６と爆発的に伸ばして１位上げて来た。
第３ラウンドはアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－８から出て、前半では３バーディーの－３、トータル－１１と伸ばし、後半に入ると更に加速して６バーディー、１ボギーの－５、トータル－１６と伸ばしている。
来週、米国女子ツアーのメジャー大会、「全米女子オープン」に出場する選手は普通今週休んで準備に当てているが、休まない方が調整し易いようで出場し、おまけにコースタイ記録を出して遂に首位に合っているから、これは凄い！？
米国で休まずにマッチプレーで大活躍している古江彩佳も凄いけどね。
小祝さくらじわじわ上げて首位に立ち
小祝さくら爆発魅せて首位奪い
小祝さくら首位を奪って強さ魅せ
単独２位に付けているのは世界ランキング１３９位で今年念願の国内女子ツアー初優勝を果たした実力派中堅外国人選手のひとり、サイ・ペイイン(台湾、３１歳、１５６㎝、５６㎏)で、第３ラウンド７バーディーの－７、トータル－１４と爆発的に伸ばして３位上げて来た。
第３ラウンドではアウトスタートで、トータル－７から出て、前半では４バーディーの－４、トータル－１１と伸ばし、後半でも３バーディーの－３、トータル－１４と順調に伸ばしている。
サイペイイン下がっても上げ強さ魅せ
サイペイイン決勝で上げ強さ魅せ
単独３位に付けているのは世界ランキング３８０位で昨年の６月に２０２０年度の最終プロテストに合格した大学生プロの桑木志帆（１９歳、１６４㎝）で、第３ラウンド１イーグル、５バーディー、３ボギーの－４、トータル－１１と伸ばして２位上げて来た。
第３ラウンドではアウトスタートで、トータル－７から出て、前半では１イーグル、２バーディー、１ボギーの－３、トータル－１０と伸ばし、後半でも３バーディー、２ボギーの－１、トータル－１１と少し伸ばしている。
桑木志帆確り伸ばし三位付け
桑木志帆三位まで上げ力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１９８位で黄金世代をリードするひとり、米国帰りの河本結は第３ラウンド－６、トータル－１０と大きく伸ばし、１５位上げて４位タイに付けて来た。
久し振りに元気なとことを見た気がする。
河本結下がっても上げ強さ魅せ
河本結四位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング２７５位で狭間競世代の石井理緒（２２歳、１６５㎝、５６㎏）は第３ラウンド－４、トータル－１０と伸ばし、４位上げて４位タイに付けて来た。
石井理緒下がっても上げ力魅せ
石井理緒決勝で上げ力魅せ
世界ランキング９３位でプラチナ世代をリードするひとり、コスメに強いことからコスメ番長と呼ばれる吉田優利（２２歳、１５８㎝、５８㎏）は第３ラウンド－４、トータル－９と伸ばし、４位上げて８位タイに付けて来た。
吉田優利下がっても上げ強さ魅せ
吉田優利決勝で上げ強さ魅せ
世界ランキング９８位で黄金世代をリードするひとり、イップスから昨年復活した大里桃子（２３歳、１７１㎝、６０㎏）は第３ラウンド－２、トータル－９と伸ばしながらも、３位下がって８位タイとなっている。
世界ランキング１３６位で狭間世代の注目株、菅沼菜々（２２歳、１５８㎝）は第３ラウンド－１、トータル－９と少し伸ばしながらも、６位下がって８位タイとなっている。
世界ランキング２３６位で昨年の６月に最終プロテストに合格し、ステップアップツアーでは既に優勝している岩井明愛（アキエ、１９歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）は第３ラウンド－６、トータル－８と大きく伸ばし、２０位も上げて１５位タイに付けて来た。
岩井明愛大きく伸ばし上げて魅せ
岩井明愛ぐんぐん上げて力魅せ
世界ランキング７７位で黄金世代をリードするひとり、ウエイトトレーニングにより肉体改造して世代では有数の飛ばし屋に変身した勝みなみ（２３歳、１５７㎝）は第３ラウンド－３、トータル－８と伸ばしながらも、３位下がって１５位タイとなっている。
世界ランキング７２位で実力派若手選手のひとり、昨年復活して念願のツアー初優勝を果たし、今年既に２勝目を挙げている堀琴音（２６歳、１６５㎝、５６㎏）は第３ラウンド－３、トータル－７と伸ばし、１９位タイを維持している。
堀琴音スコア伸ばして上位維持
堀琴音上位維持して強さ魅せ
世界ランキング１７７位で実力派若手選手のひとり、木村彩子（２６歳、１５５㎝、５０㎏）は第３ラウンド＋１、トータル－７と少し落とし、１７位下がって１９位タイとなっている。
世界ランキング２２位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストで昨シーズン賞金女王の稲見萌寧（２２歳、１６６㎝、５８㎏）は第３ラウンド－４、トータル－６と伸ばし、１３位上げて２２位タイに付けて来た。
稲見萌寧ぐんぐん上げて強さ魅せ
稲見萌寧ぐんぐん上げて期待させ
世界ランキング１８０位で若手実力派選手のひとり、野澤真央（２５歳、１６８㎝、５８㎏）は第３ラウンド－１、トータル－６と少し伸ばしながらも１０位下がって２２位タイとなっている。
世界ランキング５９位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の初優勝を果たした高橋彩華(サヤカ、２３歳、１６２㎝、５５㎏)は第３ラウンドイーブン、トータル－６と伸ばせず、１４位下がって２２位タイとなっている。
世界ランキング１４９位で実力派若手選手のひとり、じわじわ目立って来たはんなり系の金澤志奈（２６歳、１６４㎝、５３㎏）は第３ラウンド－２、トータル－５と伸ばしながらも、３位下がって２８位タイとなっている。
世界ランキング１８９位で昨年の６月に最終プロテストに合格したプラチナ世代の小倉彩愛（サエ、２１歳、１６０㎝、５３㎏）は第３ラウンドイーブン、トータル－２と伸ばせず、８位下がって４３位タイとなっている。
そして、世界ランキング１７１位でベテラン実力派選手のひとり、出産を経験して復活した後に既に優勝もしている若林舞衣子（３３歳、１６５㎝、６０㎏）は第３ラウンド＋４、トータル＋４と落とし、１１位下がって６３位タイとなっている。
なお、今日の午前中に終えた予選ラウンドにおいて世界ランキング１０２位で黄金世代をリードするひとり、国内のメジャー大会では強いところを見せた大型で飛ばし屋の原英莉花（２３歳、１７３㎝、５８㎏）はトータル＋１で６５位タイ、世界ランキング１３４位で実力派ベテラン選手のひとり、疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる菊地絵理香(３３歳、１５７㎝、５２㎏)はトータル＋２で７３位タイ、世界ランキング１４２位で実力派若手選手のひとり、アスリート系の岡山絵里（２５歳、１６１㎝、６４㎏）はトータル＋３で８１位タイ、世界ランキング８１位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の初優勝を果たした植竹希望（ノゾミ、２３歳、１７０㎝、５９㎏）はトータル＋４で９５位タイ、世界ランキング８８位で実力派中堅選手のひとり、大型で飛ばし屋の渡邉彩香（２８歳、１７２㎝、６５㎏）はトータル＋７で１１０位タイとなり、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
なお、世界ランキング１０９位で実力派中堅選手のひとり、交友関係の広いお姉さん格の青木瀬令奈（２９歳、１５３㎝、５０㎏）は左手首痛が出て、残念ながら第２ラウンドを前にして棄権している。
