木曜日の夜から時差-13時間(サマータイム中。それ以外では-14時間)の米国・ニュージャージー州にある「アッパー・モントクレアCC(6536ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「コグニザント・ファウンダーズカップ」が4日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は300万ドルとあるから、1ドルを129円とすると約3億8700円となり、通常の大会としては結構高額な方に入る。
日本人選手としては世界ランキング6位で黄金世代を代表し、自他共に認める我が国のエースの畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング14位で新世紀世代を代表し、全米女子オープン覇者の笹生優花(20歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング26位でプラチナ世代を代表し、海外のメジャー大会でも強いところを見せた古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)が出場している。
なお、ライブ中継は何時も通りWOWOW、GOLFTVで4日間に亘ってたっぷりと予定されているので、時間と気持ちの余裕があれば、寝不足覚悟で楽しみたい。
米国の女子のツアーは時差があり
楽しむ為に若さ要るかも
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング5位のミンジー・リー(オーストラリア、25歳)で、2日目1イーグル、8バーディー、1ボギーの-9、トータル-14と爆発的に伸ばして6位上げて来た。
ミンジーリー爆発魅せて首位に立ち
ミンジーリー爆発魅せて首位奪い
ミンジーリー首位を奪って強さ魅せ
2位タイに付けているのは世界ランキング9位で飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国、27歳、180㎝)、世界ランキング33位のアリー・ユーイング(29歳、168㎝)、世界ランキング35位のマデリーン・サグストロム(スウェーデン、29歳、175㎝)で、トータル-11まで伸ばしている。
レキシー・トンプソンは2日目6バーディーの-6と大きく伸ばして5位上げて来た。
トンプソン大きく伸ばし二位に上げ
トンプソン二位まで上げて強さ魅せ
アリー・ユーイングも2日目7バーディー、1ボギーの-6と大きく伸ばして5位上げて来た。
ユーイング大きく伸ばし二位に上げ
ユーイング二位まで上げて強さ魅せ
マデリーン・サグストロムは2日目4バーディー、2ボギーの-2と伸ばしながらも1位下がっている。
サグストロム伸ばしながらも一位下げ
サグストロム伸ばし足りずに一位下げ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング41位でラオス出身モン族のメガン・カン(米国、24歳、155㎝)は2日目イーブン、トータル-8と伸ばせず、4位下がって6位タイとなっている。
そして畑岡奈紗は2日目1バーディー、2ボギーの+1、トータル-6と少し落とし、10位下がって13位タイとなっている。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、トータル-7から出て前半ではいきなり第10ホールでボギーを叩いたが、続く6ホールをパーで凌いだ後、第17ホールでバーディーを決めて取り返したので、結局トータル-7のまま後半へと繋いでいる。
後半に入って2ホールをパーで凌ぎ、第3ホールでボギーを叩いたが、残りの6ホールをパーで凌いだので、結局後半では1打落とし、トータル-6として決勝ラウンドへと繋いでいる。
畑岡奈紗上位留まり決勝で
トップ争い期待するかも
畑岡奈紗落としながらもまだ上位
トップ争い期待するかも
世界ランキング30位でダンボの愛称で我が国でも人気のあるチョン・インジ(韓国、27歳、175㎝)は2日目-7、トータル-5と爆発的に伸ばし、何と94位も上げて22位タイに付けて来た。
初日は116位タイと大きく出遅れていたので半ば以上予選落ちかと諦め掛けていたが、これは凄い!?
チョンインジ爆発力で上げて魅せ
チョンインジ実力発揮上げて魅せ
世界ランキング4位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーと米国女子ツアーで優勝しているアタヤ・ティテイクル(タイ、19歳)は2日目-4、トータル-5と伸ばし、25位も上げて22位タイに付けて来た。
ティティクルや確り伸ばし上げて魅せ
ティティクルや大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国、26歳、168㎝)は2日目-2、トータル-5と伸ばして22位タイを維持している。
コジンヨンじわりと伸ばし順位維持
コジンヨン順位維持して後期待
世界ランキング16位のジェニファー・カプチョ(米国、24歳、165㎝)は2日目-2、トータル-4と伸ばし、5位上げて32位タイに付けて来た。
じわり上げ強さを魅せるカプチョかな
じわり上げ期待を繋ぐカプチョかな
そして笹生優花、世界ランキング17位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、28歳、165㎝)は共に2日目-4、トータル-3と伸ばし、55位も上げて37位タイに付けて来た。
笹生優花は2日目1イーグル、4バーディー、2ボギーの-4と確り伸ばしたが、これをもう少し詳しく見ておくと、インスタートで、トータル+1から出て、前半では第11、12ホールと連続でバーディーを決め、1つ空いて第14ホールではイーグルを決め、1つ空いて第16ホールではバーディーを決めて、残りの2ホールをパーで凌いだので、一気に5打伸ばし、トータル-4として後半へと繋いでいる。
この辺りで速報を見たので、これは調子を上げて時の彼女らしい勢いのあるプレーに思え、わくわくさせられた。
そして後半に入って第2ホールでバーディーを決めたが、続く2ホールをパーで凌いだと、第5ホールでボギーを叩き、続く3ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでもボギーを叩いたので、結局後半では1打落とし、トータル-3として決勝ラウンドへと繋いでいる。
つまり勢いが1日は持たなかったが、それでも余裕で予選を通過するところまで持って来れたので、ひと息吐いて、この後の展開に期待したい。
笹生優花確り伸ばし上げて魅せ
笹生優花大きく上げて強さ魅せ
笹生優花大きく上げて期待させ
セリーヌ・ビュティエはこのところよく気に止まるようになった十分に強い選手であるが、その彼女と同じように上げて来た笹生優花も改めて米国女子ツアーで十分に戦って行ける選手であることが分かる。
確りと伸ばして上げるビュティエかな
グンと上げ強さを魅せるビュティエかな
世界ランキング21位のアンナ・ノードクイスト(スウェーデン、34歳、183㎝)は2日目-2、トータル-3と伸ばし、10位上げて37位タイに付けて来た。
ノードクイスト確り上げて強さ魅せ
ノードクイスト確り上げて意地を魅せ
世界ランキング24位のジョージア・ホール(イングランド、26歳、165㎝)は2日目+1、トータル-2と少し落とし、30位も下がって52位タイとなっている。
そして古江彩佳は2日目2バーディー、1ボギーの-1、トータル-1と少し伸ばし、5位上げて61位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートで、トータルイーブンから出て、前半では7ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでボギーを叩いたので、結局1打落とし、トータル+1として後半へと繋いでいる。
後半に入って第2ホールでバーディーを決め、続く5ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では2打伸ばし、トータル-1として決勝ラウンドへと駒を進めている。
後からニュースで知ったことであるが、その場にいた関係者に確認したつもりでカートに乗ったところ、それが違反となって2打罰を食らっていたそうな。
それが無ければもう少し余裕を持って通過出来たところであるが、ともかく何とか耐えて予選通過まで持って来れたのは流石ではないか!?
古江彩佳少し伸ばして通過魅せ
古江彩佳何とか予選通過して
後へと期待繋げるのかも
世界ランキング3位の元世界一で天才少女と呼ばれたリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)は2日目+2、トータル-1と落とし、39位も下がって61位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
世界ランキング10位のキム・セヨン(韓国、29歳、160㎝)は2日目+3、トータル-1と落とし、47位も下がって61位タイなり、ぎりぎりで予選を通過している。
以上で、61位タイまでに入った80名の選手が予選を通過している。
それから、世界ランキング19位のナンナ・マジソン(デンマーク、27歳、170㎝、67㎏)はトータルイーブンで81位タイ、世界ランキング22位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、27歳、168㎝)はトータル+1で100位タイ、世界ランキング29位のリゼット・サラス(米国、32歳、163㎝)はトータル+7で135位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。