木曜日朝から沖縄県にある「かねひで喜瀬カントリークラブ(6497ヤード、パー72)」において、国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、「かねひで美やらびオープン」が3日間の日程で開催され、その最終日が少し前に終わった。
賞金総額は2000万円、優勝賞金は360万円で、2日間の予選ラウンド終了時に50位タイまでに入っていた56名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進められた。
ライブ中継は例によってCS放送のスカイAでたっぷりとされていたので、3日間のんびりと楽しめた。
さて、今シーズンのステップアップツアーもこの試合を入れて残り3試合となった。
参考までに、現時点での賞金ランキングの気に留まったところ挙げておく。
順位 名前 賞金総額(円) 勝数
1 リ・ハナ(韓国) 17,916,916 3
2 小野祐夢 12,183,047 2
3 石川怜奈 10,970,750 2
4 服部真夕 9,914,142 1
5 竹山佳林 8,893,000 1
10 植竹希望 7,050,000 1
14 岩井明愛 5,677,000 1
16 岩井千怜 5,439,875 1
ステップの残り三つとなった今
賞金レース気になるのかも
さて単独首位を維持したまま見事初優勝したのは世界ランキング598位でプラチナ世代に当たる新人の後藤未有(21歳、157㎝、58㎏)で、最終日4バーディー、2ボギーの-2、トータル-9と伸ばした。
最終日の前半では3バーディー、1ボギーの-2と伸ばして差を付け、後半に入ると1バーディー、1ボギーのイーブンで差を守り切った感じか!?
後藤未有首位を維持して勝って魅せ
後藤未有少し差を付け勝って魅せ
単独2位に入ったのは世界ランキング353位の小野祐夢(24歳、161㎝、54㎏)で、最終日7バーディー、2ボギーの-5、トータル-7と大きく伸ばし、7位上げて来た。
最終日の前半では5バーディー、1ボギーの-4と確り伸ばして首位争いに加わり、後半でも2バーディー、1ボギーの-1と少し伸ばして単独2位を勝ち取っている。
これで賞金女王レースでの差を縮め、残りの2試合も面白くなって来た!?
小野祐夢最後確り上げて魅せ
小野祐夢大きく伸ばし二位となり
単独3位に入ったのは世界ランキング555位でレギュラーツアーでも優勝経験のある怪我から蘇った中堅の藤田光里(27歳、165㎝、54㎏)で、最終日5バーディー、3ボギーの-2、トータル-6と伸ばしながらも、1位下がった。
最終日の前半では2バーディー、2ボギーのイーブンと伸ばせず、後半に入っては3バーディー、1ボギーの-2と伸ばしたが、一歩足りなかった。
藤田光里伸ばしながらも一位下げ
藤田光里伸ばし足りずに一位下げ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング325位でレギュラーツアーでもまあまあ活躍している谷間世代の石川怜奈(21歳、168㎝)は最終日-1、トータル-4と少し伸ばし、1位上げて5位タイに入った。
特に第18ホールでバックスピンを掛けてイーグルを奪ったところ等、流石エンターテイナーではないか!?
石川怜奈最後に魅せて四位入り
石川や四位に入り強さ魅せ
石川怜奈最後イーグル楽しませ
世界ランキング455位でイップスを克服したベテランの服部真夕(33歳、166㎝、57㎏)、世界ランキング502位でプラチナ世代に入る新人の小倉彩愛(サエ、21歳、160㎝、53㎏)は共に最終日-1、トータル-3と少し伸ばし、3位上げて6位タイに入った。
服部真夕最後も上げて六位入り
服部真夕六位に入り力魅せ
小倉彩愛最後は上げて六位入り
小倉彩愛六位に入り力魅せ
世界ランキング1039位の佐久間綾女(26歳、158㎝、56㎏)は最終日+1、トータル-3と少し落とし、4位下がって6位タイとなった。
世界ランキング517位でスーパー新人の岩井千怜(チサト、19歳、162㎝、59㎏、岩井ツインズの妹)は最終日-1、トータル-2と少し伸ばし、4位上げて9位タイに入った。
これで姉の岩井明愛との差が更に縮まって来たか!?
岩井千怜最後は上げて九位入り
岩井千怜九位に入り力魅せ
世界ランキング407位の岸部桃子(27歳、162㎝、52㎏)は最終日-3、トータル-1と伸ばし、23位も上げて11位タイに入った。
岸部桃子最後大きく上げて魅せ
岸部桃子最後は上げて力魅せ
世界ランキング433位の山内日菜子(25歳、162㎝、60㎏)は最終日-2、トータル-1と伸ばし、14位上げて11位タイに入った。
山内やスコア連日上げて力魅せ
山内や最後も上げて力魅せ
世界ランキング500位のスタイヤーノ梨々菜(24歳、156㎝、56㎏)は最終日+2、トータル-1と落とし、6位下がって11位タイとなった。
世界ランキング436位で谷間世代の廣田真優(22歳、153㎝、50㎏)は最終日イーブン、トータルイーブンと維持し、5位上げて17位タイに入った。
廣田真優スコア維持して上げて魅せ
廣田真優最後は上げて力魅せ
世界ランキング222位で年齢的には新世紀世代に当たり、新人ながら昨年から既に大活躍して来たリ・ハナ(韓国、20歳、156㎝、52㎏)は最終日-1、トータル+1と少し伸ばし、13位上げて21位タイに入った。
賞金女王レースのトップを走っている意地を見せて来たようである。
今後も注目して行きたい。
下がっても最後は上げたリハナかな
最後上げ強さを魅せたリハナかな
世界ランキング298位でスーパー新人の岩井明愛(アキエ、19歳、161㎝、59㎏、岩井ツインズの姉)は最終日+3、トータル+2と落し、13位下がって26位タイとなった。
このツインズ、片方が上がると片方が下がり、と言ったイメージがある。
その点も違っていて面白い!?
世界ランキング471位で年齢的には谷間世代に当たる常(ツネ)文恵(22歳、170㎝、52㎏)は最終日+2、トータル+3と落とし、6位下がって31位タイとなった。
世界ランキング362位でレギュラーツアーでもまあまあ活躍している竹山佳林(25歳、170㎝、68㎏)は最終日+7、トータル+3と大きく落とし、29位も下がって31位タイとなった。
世界ランキング446位でベテランの岩橋里衣(35歳、156㎝、53㎏)は最終日+1、トータル+4と少し落としながらも、7位上げて36位タイに入った。
岩橋里衣落としながらも上げて魅せ
岩橋や最後確り上げて魅せ
世界ランキング435位でベテランの川満陽香里(34歳、164㎝、57㎏)は最終日+3、トータル+6と落し、6位下がって49位タイとなった。
そして、世界ランキング373位で昨シーズンこのツアーの賞金女王に輝いたヌック・スカパン(タイ、172㎝、67㎏)は最終日+12、トータル+15と大きく落とし、13位下がって最下位の単独56位となった。