先週木曜日の午後から時差-8時間(現在サマータイム中、それ以外では-9時間)のイングランドにある「ウェントワースGC(7267ヤード、パー72)」において欧州男子ツアーの高額賞金大会、ロレックスシリーズの「BMW PGA選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が今日の未明に終わった。
今年の賞金総額は或る記事によると、800万ドル(1ドルを約110円とすると、8億8千万円)となっており、予選ラウンド終了時に62位タイまでの入っていた78名の選手が決勝ラウンドに駒を進められた。
賞金総額に付いては昨年が700万ドル(約7億7千万円)であるから、大分アップしており、熾烈な戦いとなっている!?
日本人選手としてはこのところ好調を維持し、先週の「イタリアオープン」でも5位タイに入った世界ランキング147位で旅人ゴルファーと呼ばれる川村昌弘が出ている。
他の出場予定者をざっと見て行くと、世界ランキング14位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)、世界ランキング17位のティレル・ハットン(イングランド)、世界ランキング26位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)、世界ランキング28位のビリー・ホーシェル(米国)等もおり、決して薄いフィールドでは無さそうで、更に川村昌弘への期待が高まって来た。
それから、彼のゴルフ愛&旅情漂う人気のコラム、「いま僕はココにいます」に付いては「Vol.124 イングランド編」に更新されていた。
前回の会場があるイタリアのローマから今回の会場があるイングランドのローマまでの1406㎞を2時間のフライトだったそうであるが、大手の航空券では片道5万円掛かるところ、LCC(ロー・コスト・キャリア、格安航空会社)を利用して荷物込みで1万5千円だったそうだ。
前回の「イタリアオープン」では最終ラウンド果敢に攻め、プレーオフに持ち込む為にイーグルを狙ったが、外れてボギーとなったと言う。
そんなことを考えられるだけ自信も付いて来ているようである。
経験を重ね、何でも平均スコアは全体の12位だとか。
ライバル達の活躍に刺激を受けて、今回はどんなプレイを見せてくれるか!?
川村や自信を付けてチャレンジし
厚いフィールド攻めているかも
なお、第3ラウンドの結果はトータル-8から伸ばせず、21位タイまで下がったが、まだ上位が見えるところで最終日を迎え、最後まで期待させ、楽しませてくれる。
さて、連日上げて遂に単独首位に抜け、見事優勝したのは世界ランキング28位のビリー・ホーシェル(米国)で、最終日7バーディーの-7、トータル-9と爆発的に伸ばし、2位上げて来た。
これで欧州男子ツアーでは2勝目となったそうな。
なお、この試合の結果、世界ランキングは18位まで上がっている。
ホーシェルや最後まで上げ勝って魅せ
ホーシェルや遂に抜け出て勝って魅せ
ホーシェルや最後逆転強さ魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング516位のキラデク・アフィバーンラト(タイ)、世界ランキング188位のジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)、世界ランキング170位のローリー・カンター(イングランド)で、トータル-18と伸ばしている。
キラデク・アフィバーンラトは最終日1イーグル、7バーディー、1ボギーの-8と爆発的に伸ばし、8位上げて来た。
暫らく前は世界ランキングが50位以内に入って、日本のエース、松山英樹に近いぐらいであった印象がある。
それだけ強かったわけで、最後に示した爆発力も納得が行く。
この試合の結果、世界ランキングは195位までジャンプアップしている。
アフィバーンラト最後爆発二位に上げ
アフィバーンラト二位に入って力魅せ
ジェイミー・ドナルドソンは最終日6バーディーの-6と大きく伸ばし、1位上げて来た。
なお、この試合の結果、世界ランキングは106位まで上がっている。
ドナルドソンじわじわ上げて二位となり
ドナルドソン二位まで上げて力魅せ
ローリー・カンターは最終日7バーディー、2ボギーの-5と大きく伸ばし、2位を維持している。
なお、この試合の結果、世界ランキングは96位まで上がっている。
カンターや力を魅せて二位を維持
カンターや二位維持続け力魅せ
単独5位に入ったのは世界ランキング44位のクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)で、最終日1イーグル、4バーディー、1ボギーの-5、トータル-17と大きく伸ばしながらも2位下がっている。
なお、この試合の結果、世界ランキングは39位まで上がっている。
ベゾイデンハウト伸ばしながらも五位となり
ベゾイデンハウト伸ばし足りずに五位に落ち
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング45位のジャスティン・ローズ(イングランド)は最終日-7、トータル-16と爆発的に伸ばし、8位上げて6位タイに入った。
再浮上強さを魅せたローズかな
最後上げ強さを魅せたローズかな
世界ランキング264位のフランチェスコ・ラポルタ(イタリア)は最終日-2、トータル-16と伸ばしながらも、5位下がって6位タイとなった。
世界ランキング37位のトミー・フリートウッド(イングランド)は最終日-5、トータル-14と大きく伸ばし、2位上げて12位タイに入った。
フリートウッド大きく伸ばし強さ魅せ
フリートウッド最後まで上げ強さ魅せ
世界ランキング39位のアダム・スコット(オーストラリア)は最終日-1、トータル-13と少し伸ばしながらも、11位下がって14位タイとなっている。
そして、川村昌弘は最終日7バーディー、3ボギーの-4、トータル-12と伸ばし、4位上げて17位タイに入った。
少し前まで決勝ラウンドでは下がって行くことも多かったが、このところ簡単には下がらず、最終日に再浮上して来ることもあるので、本人も自覚しているように徐々に強くなって来ているようである。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-8から出て、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールで何とかバーディーを決めたが、続く第5ホールでボギーを叩いて伸ばせなかった。
そこで空かさずバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く2ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでもバーディーを決めたので、結局2打伸ばし、トータル-10として後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第10ホールでバーディーを決めたが、続く第11ホールでボギーを叩いて伸ばせなかった。
続く2ホールをパーで凌いだ後、第14ホールでバーディーを決めたが、続く第15ホールでボギーを叩いて、また伸ばせなかった。
しかし、ここで空かさずバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
1つ空いて第18ホールでもバーディーを決め、結局後半でも2打伸ばしてトータル-12とし、ホールアウトしている。
なお、この試合の結果、世界ランキングは136位まで上がっている。
また、欧州男子ツアーのポイントランキングであるレース・トゥ・ドバイは40位タイとなっている。
川村や最後は伸ばし順位下げ
実力アップ感じるのかも
川村や下がっても上げ力魅せ
後の機会も期待膨らみ
世界ランキング40位のシェーン・ローリー(アイルランド)は最終日-1、トータル-12と少し伸ばしながらも、10位下がって17位タイとなった。
世界ランキング26位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)は最終日-4、トータル-11と伸ばし、5位上げて20位タイに入った。
最後までフィッツパトリック上げて魅せ
上位入りフィッツパトリック強さ魅せ
世界ランキング63位のベルンド・ウィースバーガー(オーストリア)は最終日イーブン、トータル-11と伸ばせず、13位下がって20位タイとなった。
世界ランキング62位のアレクサンデル・ノーレン(スウェーデン)は最終日-5、トータル-9と大きく伸ばし、23位も上げて27位タイに入った。
ノーレンや大きく上げて強さ魅せ
ノーレンや最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング14位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばし、1位上げて49位タイに入った。
ホブランや最後は上げて意地を魅せ
ホブランや少しは上げて意地を魅せ
世界ランキング51位のビクトル・ペレス(フランス)は最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず、6位下がって49位タイになった。
そして、世界ランキング33位のリー・ウェストウッド(イングランド)は最終日+5、トータルイーブンと大きく落とし、28位も下がって71位タイとなった。