木曜日7時から北海道札幌市にある「滝のカントリークラブ(6578ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「大東建託・いい部屋ネットレディス」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
賞金総額は1億2000万円、優勝賞金は2160万円となっており、2日間の予選ラウンド終了時に64位タイまでの75名が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
東京五輪に備える為に世界ランキング27位の稲見萌寧は出場せず、また米国女子ツアーのメジャー大会、「アムンディ エビアン選手権」に出場する関係で世界ランキング30位の古江彩佳も出場していないから多少は寂しくなるが、このツアーにはまだまだ注目している選手が出ているし、土日に行われた決勝ラウンドではインターネットによるライブ中継もたっぷりあったから、昼間のんびり楽しめた。
国内の女子のツアーは今回も
ネットでライブ楽しめたかも
さて、単独首位を維持したまま見事優勝したのは世界ランキング45位で、元世界ランキング1位かつ元米国&韓国賞金女王のレジェンド、申ジエ(韓国、155㎝、63㎏)で、最終日4バーディー、3ボギーの-1、トータル-15と少し伸ばした。
これで国内女子ツアーで28勝目となり、30勝で得られる永久シードに関しては資格の問題で2試合が記録に入らず、残り4試合になるそうな。
強風、難しい設定の中、周りもあまり伸ばせず、むしろ落とす選手も多い中、確りと守り切ったのは流石ではないか!?
申ジエや少し伸ばして勝って魅せ
申ジエや風や設定何のその
気付けばひとり抜けているかも
2位タイに入ったのは世界ランキング228位で黄金世代のレイチェルこと臼井麗香(22歳、158㎝、48㎏)、世界ランキング144位で飛ばし屋の中堅、ホステスプロの渡邉彩香(27歳、172㎝、65㎏)、世界ランキング203位の濱田茉優(25歳、166㎝、62㎏)、世界ランキング120位で実力派ベテラン外国人選手の全美貞(ジョン・ミジョン、韓国、38歳、175㎝、68㎏)で、トータル-10となった。
臼井麗香は最終日6バーディー、2ボギーの-4と伸ばし、11位上げて来た。
臼井麗香確り伸ばし二位に上げ
臼井麗香二位まで上げて力魅せ
渡邉彩香は最終日4バーディー、2ボギーの-2と伸ばし、4位上げて来た。
2日目、3日目とじりじりと下がっていたが、地元熱海への思い、ホステスプロとしての責任感等、強い気持ちが最後はここまで持って来たようである。
渡邉や最後は上げて力魅せ
渡邉や強う気持ちで最後上げ
濱田茉優は最終日3バーディー、2ボギーの-1と少し伸ばし、3位上げて来た。
濱田茉優下がっても上げ力魅せ
濱田茉優最後は上げて力魅せ
全美貞は最終日3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+2と落としながらも2位を維持した。
全美貞落としながらも二位を維持
全美貞二位を維持して力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング97位で黄金世代をリードする、国内のメジャー大会に強い原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)は最終日-2、トータル-9と伸ばし、3位上げて6位タイに入った。
原英莉花最後も上げて強さ魅せ
原英莉花六位に入り強さ魅せ
そして世界ランキング83位で新世紀世代の国内組をリードするひとり、ホステスプロの西郷真央(19歳、158㎝、57㎏)は最終日+3、トータル-9と落とし、4位下がって6位タイとなった。
強風、難しい設定の中、レジェンド申ジエと競り合うのは流石に難しかったようである。
ただ、序盤に落としてもそのまま下がって行かず、中盤持ち直し、耐えて、終盤に少し崩れた感じであるから、これからが楽しみな選手であることには変わりがない。
西郷や経験積んでまた期待
西郷や最終組で奮闘し
世界ランキング177位でベテランの藤田さいき(35歳、168㎝、65㎏)は最終日イーブン、トータル-8と伸ばせず、4位下がって10位タイとなった。
世界ランキング87位で黄金世代の無冠の実力者、高橋彩華(22歳、162㎝、55㎏)は最終日-4、トータル-7と伸ばし、18位上げて13位タイに入った。
今のところこんな風に勝負が掛かって来ないところで強さを魅せ、この積み重ねで自信を付けて行くのが好い選手のようである。
高橋や最後も上げて強さ魅せ
高橋や勝負の裏で強さ魅せ
世界ランキング114位で黄金世代の歌姫、米国帰りの河本結(22歳、163㎝、58㎏)、世界ランキング117位で海外での試合にも強い実力派中堅の比嘉真美子(27歳、161㎝、58㎏)は最終日-4、トータル-6と伸ばし、25位も上げて15位タイに入った。
河本や最後も上げて強さ魅せ
河本結設定風の難しさ
ものともせずに上げているかも
比嘉真美子連日上げて強さ魅せ
比嘉真美子設定風の難しさ
問題にせず上げて来たかも
世界ランキング54位で黄金世代をリードするひとり、中々休まないことから鉄人と呼ばれ出した小祝さくら(23歳、158㎝、58㎏)は最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず、3位下がって21位タイとなった。
世界ランキング89位で黄金世代をリードする飛ばし屋の勝みなみ(23歳、157㎝)は最終日+5、トータル-5と大きく落とし、17位下がって21位タイとなった。
世界ランキング44位で新世紀世代の国内組をリードする山下美夢有(19歳、150㎝、52㎏)は最終日+2、トータル-4と落とし、13位下がって26位タイとなった。
世界ランキング106位で黄金世代をリードするひとり、大里桃子(22歳、171㎝、60㎏)は最終日イーブン、トータル-3と維持し、2位上げて29位タイに入った。
大里や決勝で上げ強さ魅せ
大里や最後も上げて期待させ
世界ランキング32位で黄金世代をリードするひとり、一昨年の全英女子チャンピオンの渋野日向子(22歳、167㎝、62㎏)は最終日+2、トータル-2と落とし、8位下がって33位タイとなった。
世界ランキング76位で実力派外国人選手のひとり、イ・ミニョン(韓国、29歳、168㎝、73㎏)は最終日+4、トータル-2と落とし、20位も下がって33位タイとなった。
世界ランキング42位で昨シーズン賞金女王の鈴木愛(27歳、155㎝)は最終日+1、トータル-1と少し落とし、1位下がって42位タイとなった。
世界ランキング64位で実力派外国人選手のひとりであるペ・ソンウ(韓国、27歳、166㎝、59㎏)は最終日+2、トータル-1と落とし、11位下がって42位タイとなった。
世界ランキング68位でプラチナ世代の西村優菜(20歳、150㎝、50㎏)は最終日+3、トータル-1と落とし、17位下がって42位タイとなった。
世界ランキング71位で実力派ベテランの上田桃子(35歳、161㎝、54㎏)は最終日+4、トータルイーブンと落とし、24位も下がって49位タイとなった。
そして、世界ランキング111位で誰にでも謙虚に学ぶ実力派ベテランの菊地絵理香(33歳、162㎝、52㎏)は最終日+3、トータル+5と落とし、4位下がって72位タイとなった。