木曜日7時頃から茨城県にある「茨城ゴルフ倶楽部東コース(6630ヤード、パー72)」において国内女子ツアーのメジャー大会(公式戦)、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
賞金総額は1億2000万円、優勝賞金は2400万円で、第2日目終了時点で60位タイまでが決勝ラウンドに進める予定で、実際には56位タイまでの69名が決勝ラウンドへと駒を進めた。
何時ものメンバの他に気に留まったのは世界ランキング41位で新世紀世代を力強くリードする笹生優花(日本・フィリピン、19歳、166㎝、63㎏)が出場していることである。
コロナ禍の中、仕方が無いこととは言え、大分間が開いたので、さてどんな展開になるのか!?
ちょっと注目していたら、2日目トータル-3で20位タイと余裕を持って予選を通過し、3日目は流石に疲れが出たか? トータルイーブンに落とし、36位タイまで下がっていた。
このまま下がって行くのか?
それとも再浮上出来るのか?
ちょっと気になるところである。
笹生優花最終日まで気に掛かり
なお、日本テレビ系列の地上波、CS放送の日テレジータスを使ってたっぷり生中継されるていたので、のんびりと楽しめた。
さて、単独首位に抜け出て、コース新記録まで伸ばして見事勝ち切ったのは世界ランキング87位でプラチナ世代をリードするひとり、西村優菜(20歳、150㎝、50㎏)で、最終日6バーディー、1ボギーの-5、トータル-14と大きく伸ばし、1位上げて来た。
前半3バーディー、1ボギーで2打伸ばし、後半3バーディーと後半の方が伸ばしているところにもメンタルの強さが感じられる。
西村優菜後ほど伸ばし強さ魅せ
西村優菜大きく伸ばし勝って魅せ
西村優菜差広げて勝ち強さ魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング32位で谷間世代を力強くリードする稲見萌寧(21歳、166㎝、65㎏?)、世界ランキング237位で黄金世代の臼井麗香(22歳、158㎝、48㎏)、世界ランキング195位で黄金世代の大里桃子(22歳、171㎝、60㎏)で、トータル-11まで伸ばしている。
稲見萌寧は最終日6バーディーの-6と大きく伸ばし、11位上げて来た。
前半は1バーディーと少ししか上げられず、ちょっとムズムズさせられたが、後半になって5バーディーと一気に伸ばして来たのはメンタルの強さも含めて流石ではないか!?
ただ、第16~18ホールでは伸ばせていないので、流石に疲れが出たのかも知れない。
稲見萌寧大きく伸ばし二位に上げ
稲見萌寧後ほど伸ばし二位に上げ
臼井麗香は最終日4バーディー、1ボギーの-3と伸ばし、3位上げて来た。
前半は2バーディー、1ボギーであったが、後半に2バーディーと伸ばし、やはりメンタルの強さを見せている。
臼井麗香メンタル強く二位に上げ
臼井麗香確り伸ばし二位に上げ
大里桃子は最終日3バーディー、1ボギーの-2と伸ばし、2位を維持した。
前半に3バーディーと集中し、後半は1ボギーであるから、先週のプレーオフでの乱れ方を観ても、メンタル的な強化が今後の課題かも知れない。
大里や何とか伸ばし二位を維持
大里や前半伸ばし二位を維持
単独5位となったのは世界ランキング107位で黄金世代の無冠の強者、高橋彩華(22歳、162㎝、55㎏)で、最終日3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル-10と落とし、4位下がった。
もう何度も見た光景であるが、前半は1バーディー、1ボギーと足踏みしていた。
後半に入って第12ホールでダブルボギーを叩き、第15、16ホールと連続で叩いて一気に落ちて行った。
その間に周りが伸ばし、上げて行ったが、憑き物が落ちたように第17、18ホールと連続でバーディーを決めたところに何かこれからに役立つヒントはないか!?
それに、母親に10位以内で好いと言って貰ったことで気が楽になったのかも知れない。
終わった後の表情が穏やかで、ホッとさせられた。
高橋や気を楽にして五位となり
高橋や五位に止まり強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング64位で実力派ベテランの中でも際立つ上田桃子(34歳、161㎝、54㎏)は最終日イーブン、トータル-8と伸ばせず、2位下がって単独7位となった。
世界ランキング24位でプラチナ世代を力強くリードする古江彩佳(20歳、153㎝、54㎏)は最終日-3、トータル-7と伸ばし、9位上げて8位タイに入った。
古江彩佳伸ばし続けてベストテン
古江彩佳じわじわ上げてベストテン
世界ランキング65位で新世紀世代をリードするひとり、山下美夢有(19歳、150㎝、52㎏)は最終日-2、トータル-7と伸ばし、5位上げて8位タイに入った。
山下や最後は上げてベストテン
山下や最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング157位で新世紀世代の西郷真央(19歳、158㎝、57㎏)は最終日+3、トータル-6と落とし、8位下がって10位タイとなった。
世界ランキング90位でアスリート系の中堅、岡山絵里(24歳、161㎝、64㎏)は最終日+3、トータル-5と落とし、7位下がって単独12位となった。
世界ランキング48位で実力派外国人選手のひとり、ペ・ソンウ(27歳、166㎝、59㎏)は最終日-4、トータル-4と伸ばし、23位も上げて13位タイに入った。
ペソンウや確り伸ばし上げて魅せ
ペソンウや最後まで上げ強さ魅せ
世界ランキング182位でこのところじわじわ調子を上げているベテランの笠りつ子(33歳、160㎝、58㎏)は最終日+4、トータル-4と落とし、8位下がって13位タイとなった。
そして世界ランキング41位でゴルフを楽しみながら新世紀世代をマイペースでリードする笹生優花(19歳、166㎝、63㎏)は最終日-3、トータル-3と伸ばし、18位上げて18位タイに入った。
笹生優花下がっても上げ強さ魅せ
笹生優花最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング134位で実力派ベテランの菊地絵理香(32歳、157㎝、52㎏)は最終日-1、トータル-3と少し伸ばし、6位上げて18位タイに入った。
菊地絵理香最後は上げて強さ魅せ
菊地絵理香下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング43位で元世界ランキング首位、そして韓国、米国の両国で賞金女王になったレジェンドの申ジエ(韓国、33歳、155㎝、63㎏)は最終日イーブン、トータル-2と維持し、24位タイを維持した。
申ジエやスコア維持して順位維持
世界ランキング53位で黄金世代をリードするひとり、小祝さくら(23歳、158㎝、58㎏)は最終日+1、トータル-1と少し落とし、4位下がって28位タイとなった。
世界ランキング42位で昨シーズンの賞金女王の鈴木愛(26歳、155㎝)は最終日+5、トータル-1と大きく落し、16位下がって28位タイとなった。
世界ランキング101位で海外の試合でも強い中堅、比嘉真美子(27歳、161㎝、58㎏)は最終日+2、トータルイーブンと落とし、10位下がって34位タイとなった。
世界ランキング67位で実力派外国人選手のひとりであるイ・ミニョン(韓国、29歳、168㎝、73㎏)は最終日イーブン、トータル+1と維持し、4位上げて41位タイに入った。
イミニョン最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング119位で飛ばし屋のベテラン、穴井詩(33歳、165㎝、58㎏)、世界ランキング140位で飛ばし屋中堅の渡邉彩香(27歳、172㎝、65㎏)は最終日+1、トータル+2と少し落としながらも2位上げて43位タイに入った。
穴井詩最後も上げて強さ魅せ
渡邉彩香最後は上げて強さ魅せ
そして、世界ランキング88位で黄金世代の飛ばし屋、原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)は最終日+5、トータル+5と大きく落とし、18位下がって54位タイとなった。