先週の木曜日の21時10分頃から時差-14時間の米国フロリダ州にある「ペリカンGC(6353ヤード、パー70)」において米国女子ツアー、「ペリカン女子選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
日本人選手としては黄金世代の第1人者である世界ランキング6位の畑岡奈紗と世界ランキング235位でベテランの上原彩子が出ており、畑岡奈紗が予選を通過して決勝ラウンドでも調子が上がらないながら奮闘していた。
それに、世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)も漸く参加して来たが、48位タイでの予選通過とあまり振るわず、決勝ラウンドに入って一気に20位上げ、漸く力を感じさせ始めたか!?
新規の大会とのこともあり、契約の関係もあって放送が予定されているのはWOWOWぐらいであったが、時折速報をチェックしながら経過に一喜一憂してまあまあ楽しめた。
さて、単独首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング2位のキム・セヨン(韓国)で、最終日3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-14と維持した。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-14から出て、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決めたが、第2ホールでボギーを叩き、続く3ホールをパーで凌いだ後、第6ホールでバーディーを決めたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでボギーを叩いて、結局伸ばせずトータル-14のままであった。
後半に入って4ホールをパーで凌ぎ、第14ホールでバーディーを決めたが、続く3ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでボギーを叩いて、結局またもや伸ばせずトータル-14のままホールアウトした。
キムセヨンスコア維持して勝って魅せ
キムセヨン差を付けたまま優勝し
キムセヨン貯金生かして優勝し
単独2位を維持したのは世界ランキング43位のアリー・マクドナルド(米国)で、最終日4バーディー、2ボギーの-2、トータル-11と伸ばした。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-9から出て、前半では2ホールをパーで凌いだ後、第3ホールでボギーを叩いたが、空かさず第4ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
1つ空いて第6、7ホールと連続してバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いでトータル-11まで伸ばしている。
後半に入って6ホールをパーで凌ぎ、第16ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第18ホールでバーディーを決めてトータル-11を維持した。
マクドナルド伸ばし続けて二位を維持
マクドナルド二位を維持して強さ魅せ
単独3位を維持したのは世界ランキング188位のステファニー・メドウ(北アイルランド)で、最終日5バーディー、4ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばした。
最終日に付いて少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-8から出て、前半ではいきなり第1、2ホールと連続でボギーを叩いたが、続く3ホールをパーで凌いだ後、第6、7ホールと連続でバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いでトータル-8を維持している。
後半に入っていきなり第10ホールでバーディーを決めたが、1つ空いて第12ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第15、17ホールとバーディーを決めたが、第18ホールでもボギーを叩いて、結局1打伸ばしてトータル-9でホールアウトした。
三位維持安定魅せたメドウかな
安定し三位維持したメドウかな
4位タイに入ったのは世界ランキング39位のオースティン・アースト(米国)、世界ランキング42位のリディア・コ(ニュージーランド)で、トータル-8まで伸ばした。
オースティン・アーストは最終日2バーディーの-2と伸ばし、1位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-6から出て、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでバーディーを決め、続く4ホールをパーで凌いでトータル-7まで伸ばしている。
後半に入って2ホールをパーで凌いだ後、第12ホールでこの日2つ目のバーディーを決め、続く6ホールをパーで凌いでトータル-9まで伸ばした。
アーストや最後も伸ばし四位となり
アーストや四位まで上げて強さ魅せ
リディア・コは最終日2バーディー、1ボギーの-1と少し伸ばし、4位を維持した。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-7から出て、前半では6ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでボギーを叩いたが、続く2ホールもパーで凌ぎ、1打落としただけでトータル-6としている。
後半に入って2ホールをパーで凌いだ後、第12ホールで漸くバーディーを決めてスタート時点に戻し、1つ空いて第14ホールでもバーディーを決めてトータル-8まで伸ばした。
リディアコや少しは伸ばし四位を維持
リディアコや四位を維持して強さ魅せ
なお、YAHOOのスポーツナビではゴルフに関するデータの更新が遅れがちであるので、世界ランキングに付いては他のデータを参照させて貰った。
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング26位のジェシカ・コルダ(米国)は最終日-6、トータル-7と大きく伸ばし、9位上げて6位タイに入った。
一旦落としても最後にここまで上げて来るのは流石ではないか!?
ジェシカコルダ最後も上げて力魅せ
ジェシカコルダ最後も上げてベストテン
世界ランキング7位でカナダの妖精、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)は最終日 -1、トータル-7と少し伸ばしながらも1位下がって6位タイとなった。
ヘンダーソン最後伸ばして下がるかな
ヘンダーソン伸ばし足りずに五位を落ち
世界ランキング72位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)は最終日-3、トータル-5と伸ばし、単独で10位を維持した。
ベストテン維持して魅せたブハイかな
世界ランキング45位のキャロライン・マッソン(ドイツ)は最終日-2、トータル-3と伸ばし、3位上げて12位タイとなっている。
マッソンや最後伸ばして上げて魅せ
マッソンや最後伸ばして強さ魅せ
世界ランキング37位のメリッサ・レイド(イングランド)は最終日-1、トータル-3と少し伸ばしながらも2位下がって12位タイとなった。
伸ばしても最後は下がるレイドかな
伸ばすだけ強さ感じるレイドかな
世界ランキング40位のブリタニー・アルトマレ(米国)は最終日-2、トータル-1と伸ばし、8位上げて15位タイに入った。
アルトマレ最後も伸ばし上げて魅せ
アルトマレ最後も上げて力魅せ
世界ランキング28位で今シーズン全英女子チャンピオンのソフィア・ポポフ(ドイツ)は最終日イーブン、トータル-1と維持し、15位タイを維持した。
この選手と、上に書いたアシュリー・ブハイを見ると、ついつい昨年の全英女子チャンピオンに輝いた渋野日向子のことを思い出す。
この大会に出ていればこんな風に上位争い出来るポテンシャルはあるはず、と期待してしまうのである。
つい渋野思い出させるポポフかな
つい渋野思い出させるブハイかな
世界ランキング8位のミンジー・リー(オーストラリア)は最終日+5、トータル-1と大きく落とし、10位下がって15位タイとなった。
世界ランキング11位のレキシー・トンプソン(米国)は最終日-1、トータル+2と少し伸ばし、6位上げて27位タイに入った。
一時は本人の希望もあってアレクシス・トンプソンと呼びましょうと言う感じであったのに、この頃はレキシー・トンプソンと呼ぶのが普通になっている。
この辺り、本当はどうなんだろう!?
ともかく、元気なところを見せてくれると嬉しくなる選手である。
トンプソン最後は上げて強さ魅せ
そして畑岡奈紗、および世界ランキング154位で飛ばし屋のビアンカ・バクダナナン(フィリピン)は最終日-1、トータル+3と少し伸ばし、6位上げて34位タイに入った。
畑岡奈紗は最終日1イーグル、2バーディー、3ボギーで、これをもう少し詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、トータル+4から出て、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第14ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第16ホールでバーディーを決めて戻し、続く2ホールをパーで凌いでトータル+4を維持している。
後半に入って第2、3ホールと連続でボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第6ホールでバーディーを決め、続いて第7ホールではイーグルを決めて、結局1打伸ばしてトータル+3としている。
畑岡奈紗に付いてはこんな風に落としたままで終わらない粘りにも感心させられるが、ドライビングディスタンスが4日間平均で264.63ヤードと、猛者等に劣らないどころか、むしろ飛ばす方に入っていることに感心させられる。
例えばかなり大柄なジェシカ・コルダの4日間平均は260.13ヤードである。
レキシー・トンプソンの4日間平均は271ヤードと流石に飛ばしているが、ビアンカ・バクダナナンの4日間平均は274.25ヤードと更に上回っているから凄い!?
畑岡や最後伸ばして強さ魅せ
畑岡や確り飛ばし力魅せ
パグダナナン最後伸ばして強さ魅せ
パグダナナン誰より飛ばし力魅せ
世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)は最終日+1、トータル+3と少し落とし、6位下がって34位タイとなった。
今の調整具合はまあこんなところと言うところか?
12月10日から開催されるメジャー大会の「全米女子オープン選手権」までにどれぐらい戻して来るか!?
この大会には日本人選手も大挙して出るようであるから、楽しみに待ちたい。
コジンヨン今後の戻り期待して
コジンヨンこれからの伸び期待して
世界ランキング12位のイ・ジョンウン6(韓国)は最終日-4、トータル+5と伸ばし、22位も上げて42位タイに入った。
この選手もまだまだ波が大きく、今後の調整に期待したい。
世界ランキング21位のハナ・グリーン(オーストラリア)は最終日イーブン、トータル+6と維持し、8位上げて46位タイに入った。
ハナグリーン最後も上げて力魅せ
世界ランキング32位のステイシー・ルイス(米国)は最終日イーブン、トータル+9と維持し、6位上げて58位タイに入った。
最後上げ強さを魅せるルイスかな
世界ランキング23位のジェニファー・クプチョ(米国)は最終日+5、トータル+9と大きく落とし、18位下がって58位タイとなった。
そして世界ランキング9位のパク・ソンヒョン(韓国)は最終日イーブン、トータル+11と維持し、4位上げて66位タイに入った。
全く不本意な結果であろうが、この選手も今後の調整を待ちたい。