今朝上げ始めた「御伽噺はほどほどに」は15年ぐらい前に書いたSFっぽい小説である。
これまでに上げて来た「交わらない心」、「懐かしく青いとき」、「台風一過」のような私小説っぽいのと違い、身近な人に読んで貰うことを意識しながら書いていた。
私小説っぽいやつは本当だと思われると恥ずかしいので、身近な人には殆んど見せていない。
SFっぽい小説の方は自分とは大分離れ、気楽に遊んでいるところがある。
だからと言って、余裕があるわけではないし、まとまっているわけでもない。
受けを狙って日々適当なことを書き散らし、切れ切れに見せていたから、かえってまとまっていない気もする。
それに、普通はもっと短い、1000字、2000字程度のショートショートっぽいものが多かった。
だから、まとまりがないだけではなく、矛盾が多々あるかも知れない。
そんなこんなを改めて見直しながら、ぼちぼち上げて行ければと思っている。
書いている内に思い違いをしていたり、わざと変なことをてい書いていたり、色々ありそうだから、気が付けば修正しながら、或いは注を付けながら、書き進めて行きたい。
例えば、既に上げている序章で、語り手である僕のパパやママが「アンネの日記」を読んでカナダ旅行をする下りなんか、完全に「赤毛のアン」と混同している。
これがわざとであったとすれば、我ながら芸が細かい!?
当時読んで貰っていた人は確か、公立高校のトップ校を出た基礎教養のしっかりした人だった。
でも、私自身は地域2番手校出で、基礎教養については随分怪しい。
だから、実際に間違えていたのかも知れない。
よく考えれば、そんな気もする。
そんなことも忘れるぐらい、ここ10年以上は現実的な仕事に追われてここいたようだ。
そんな味気ない生活を見直す意味でも、私にとっては面白い作業になりそうな気もする。
もしお時間とお気持ちに余裕があれば、気が向いたときに時折付き合って頂ければ幸いである。
ぼちぼちと仕事の気持ち開放し
自由な我を取り戻すかも