先週の木曜日の8時頃から沖縄県にある「PGMゴルフリゾート沖縄(7226ヤード、パー71)」において国内男子ツアー、「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」が4日間の日程で開催され、その最終日が激しい競り合いを経て終わった。
今平周吾、星野陸也等先週国内男子ツアーで戦った選手に、先週中国において開催された米国男子ツアーで戦った石川遼、堀川未来夢、浅地洋祐等が加わり、今平周吾、星野陸也は予選を通過している。
米国男子ツアーの厚いフィールド、激しい緊張の中でのプレイは相当疲れたと観える。
さて、単独首位を維持して見事優勝したのは世界ランク256位のベテラン、崔虎星(韓国、チェ・ホソン)で、最終日4バーディーの-4、トータル-14と伸ばした。
単独2位を維持したのは世界ランク50位の今平周吾で、最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-12と伸ばした。
崔虎星と今平周吾は同じ組で、アウトスタート(第1ホールから)で回った。
崔虎星はトータル-10、今平周吾はトータル-9からのスタートであった。
第1ホールは共にバーディーで、1つずつ伸ばした。
第4ホールで今平周吾がバーディーを決め、これで共に首位タイとなった。
そのまま暫らく進行し、第7ホールでは共にバーディーを決めた。
そして第8ホールで今平周吾がバーディーを決め、遂に単独首位に立った!
前半終了時、今平周吾がトータル-13で単独首位、崔虎星はトータル-2で単独2位となっていた。
後半に入って第11ホールで崔虎星がバーディーを決め、今平周吾がボギーを叩いたので、両者の順位が逆転し、崔虎星がトータル-13で単独首位、今平周吾がトータル-12で単独2位となった。
そのまま暫らく進行し、第15ホール今平周吾がバーディーを決めて再び首位タイに並んだ!
しかし、第17ホールで崔虎星がバーディーを決め、今平周吾がボギーを叩いたので、ここで2打差が付き、勝負が決まった!
崔虎星競り合い制し勝って魅せ
今平や競り合いに負け悔しがり
そう! 悔しさを露わにしていたので、ちょっとホッとさせられた。
当然だろうなあ。
勝敗、順位等が気になるからこそ、今平周吾は自分がより生きると思われるツアーを選んでいる。
今平や口惜しさ発条にまた期待
なおこの試合の結果、今平周吾は世界ランクを45位に上げている。
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランク155位のゲンちゃんこと時松隆光は最終日-6、トータル-8と大きく伸ばし、8位上げて単独8位に入った。
初日47位タイと少し出遅れていたが、2日目に15位上げ、3日目に16位上げ、最終日に8位上げて来たのは流石である。
時松や順調に上げ強さ魅せ
時松や最後も上げて強さ魅せ
世界ランク175位の池田勇太は最終日-2、トータル-6と伸ばしたが、4位下がって12位タイとなった。
世界ランク189位の飛ばし屋、秋吉翔太は最終日-5、トータル-3と伸ばし、17位上げて25位タイに入った。
初日74位タイと出遅れたが、2日目に42位も上げ、3日目に10位落としたが、最終日17位上げて強さを魅せている!?
秋吉や最後は上げて強さ魅せ
世界ランク124位の黄重坤(韓国)は最終日-3、トータル-3と伸ばし、3位上げて25位タイに入った。
世界ランク212位の岩田寛は最終日-1、トータル-3と少し伸ばしたが、9位下がって25位タイとなった。
世界ランク134位の比嘉一貴は最終日-4、トータル-1と伸ばし、14位上げて32位タイに入った。
初日74位タイと出遅れていたが、2日目に19位上げ、3日目に9位上げ、最終日に14位上げて強さを魅せている!?
比嘉一貴徐々に伸ばして強さ魅せ
比嘉一貴じわじわ上げて強さ魅せ
世界ランク557位のベテラン、片山晋呉は最終日-2、トータルイーブンと伸ばし、7位上げて35位タイに入った。
考えてみれば4日間戦い、更に最後に伸ばして来る気力体力は流石ではないか!?
片山や最後に上げて強さ魅せ
片山や最後に上げて若さ魅せ
世界ランク252位の稲森佑貴は最終日-2、トータル+3と伸ばし、6位上げて46位タイに入った。
世界ランク360位の重永亜斗夢は最終日+1、トータル+3と少し落とし、4位下がって46位タイとなった。
世界ランク103位の星野陸也は最終日-1、トータル+4と少し落としながらも3位上げて49位タイに入った。
そして世界ランク241位の大槻智春は最終日+4、トータル+9と落とし、15位下がって67位タイとなった。
こうして書いて来て思うことは、川村昌弘、谷原秀人の出ていた欧州男子ツアーより気に留まる選手が少ないと言う事実である。
国内男子ツアーがこれではちょっと寂しい。
では如何すれば好いのか!?
松山英樹は別格としても、旅人ゴルファーの川村昌弘、今回タイで開催されたアジアンツアーに出ていた関藤直熙、水野眞惟智のような結果を出すチャレンジャーがもっと増えて来ることを期待したい。