9月21日(木)の8時頃から広島県にある「芸南カントリークラブ(6590ヤード、パー72)」において国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」が3日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は2000万円、優勝賞金は360万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に44位タイまでに入っていた57名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
このツアーでは2021年6月の最終プロテストに合格した93期生の有望株は大体国内女子ツアーの方に昇格し、2021年11月の最終プロテストに合格した94期生に続いて、2022年11月の最終プロテストに合格した95期生が既に活躍し、優勝もしているので、毎回結構ワクワクさせて貰っている。
国内の下部のツアーも華やかで
新たなスター期待膨らみ
さて、単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング152位で95期生を代表し、このツアーにおいて既に2勝して賞金女王レースを独走しているウー・チャイェン(台湾、155㎝、52㎏)で、最終日6バーディーの-6、トータル-10と大きく伸ばして13位上げて来た。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-4からスタートして、前半ではいきなり4バーディーの-4、トータル-8と確り伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-10と伸ばした。
これがこのツアーで今季3勝目、通算でも3勝目となり、賞金女王レースを独走している。
18歳には台湾で何勝もしてトップに立ち、昨春から日本語の勉強をして国内女子ツアーの最終プロテストに合格し、今年は台湾から千葉県に家族ごと移住して取り組んでいるようで、先ず覚悟の違いに感心させられる。
そして、そんなことをちっとも感じさせない柔らかい表情、語り口には更に感心させられる。
ウーチャイェン大きく伸ばし上げて魅せ
ウーチャイェン下がっても上げ強さ魅せ
ウーチャイェン逆転勝ちで強さ魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング670位の井上りこ(30歳、164㎝、57㎏)、世界ランキング771位でこのツアーにおいて通算2勝の実績があり、狭間世代のレナゴンこと石川怜奈(23歳、168㎝)で、トータル-8まで伸ばした。
井上りこは最終日6バーディー、3ボギーの-3と伸ばして7位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-5からスタートして、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-7と伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、2ボギーの-1、トータル-8と少し伸ばした。
井上りこ確り伸ばし上げて魅せ
井上りこ連日伸ばし力魅せ
井上りこ二位に入って力魅せ
石川怜奈は最終日3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンと伸ばせず、1位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-8からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばしたが、後半に入ってからは1バーディー、1ダブルボギーの+1、トータル-8と少し落としてこの日のスタート時点に戻った。
石川怜奈前半伸ばし後半で
少し崩れてチャンスを逃し
石川怜奈二位に入って力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング483位で94期生の注目株のひとり、初優勝が待たれる成澤祐美(25歳、160㎝、56㎏)は最終日-2、トータル-7と伸ばし、5位上げて4位タイに入った。
成澤祐美じわりと伸ばし上げて魅せ
成澤祐美連日上げて力魅せ
成澤祐美四位に入り力魅せ
世界ランキング486位で初優勝が待たれる権藤可恋(27歳、163㎝、58㎏)、世界ランキング537位で95期生の注目株のひとり、初優勝が待たれる新世紀世代の大須賀望(21歳、146㎝、52㎏)、世界ランキング1149位でアマチュアの大学生、新世紀世代の高木美咲(21歳、166㎝、明治大4年)は3人共最終日-1、トータル-7と少し伸ばし、1位上げて4位タイに入った。
権藤や少し伸ばして上げて魅せ
権藤や連日上げて力魅せ
権藤や四位に入り力魅せ
大須賀や少し伸ばして上げて魅せ
大須賀や下がっても上げ力魅せ
大須賀や四位に入り力魅せ
高木美咲少し伸ばして上げて魅せ
高木美咲下がっても上げ力魅せ
高木美咲四位に入り力魅せ
世界ランキング562位で94期生の注目株のひとり、初優勝が待たれるプラチナ世代の藤田かれん(23歳、162㎝)は最終日イーブン、トータル-7と維持し、4位タイを維持した。
藤田かれんスコア維持して四位維持
藤田かれん四位維持して力魅せ
藤田かれん四位に入り力魅せ
世界ランキング574位で95期生の注目株のひとり、今年前半は国内女子ツアーで奮闘して来た新世紀世代の奥山純菜(21歳、157㎝、55㎏)は最終日+1、トータル-7と少し落とし、3位下がって4位タイとなった。
世界ランキング441位で実力派中堅選手をリードするひとり、今年このツアーにおける通算2勝目を久々に上げた鬼頭さくら(28歳、162㎝、63㎏)は最終日-2、トータル-5と伸ばし、8位上げて12位タイに入った。
鬼頭さくらじわりと伸ばし上げて魅せ
鬼頭さくら連日上げて力魅せ
鬼頭さくら上位に入り力魅せ
世界ランキング464位で実力派中堅選手をリードするひとり、昨年までは国内女子ツアーを主戦場としていた竹内美雪(27歳、160㎝、58㎏)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばし、2位上げて12位タイに入った。
竹内や少し伸ばして上げて魅せ
竹内や連日上げて力魅せ
竹内や上位に入り力魅せ
世界ランキング583位でアマチュアの吉田鈴(リン、19歳、153㎝、プラチナ世代で人気のある吉田優利の妹)は最終日+3、トータル-5と落とし、11位下がって12位タイとなった。
世界ランキング542位でこのツアーにおいて通算2勝しており、これまで国内女子ツアーを主戦場としていた印象が強い高木萌衣(メイ、26歳、164㎝、54㎏)、世界ランキング591位の岩橋里衣(リエ、37歳、156㎝、53㎏)は共に最終日イーブン、トータル-2と維持し、3位上げて22位タイに入った。
高木萌衣スコア維持して上げて魅せ
高木萌衣下がっても上げ力魅せ
高木萌衣中位に入り意地を魅せ
岩橋里衣スコア維持して上げて魅せ
岩橋里衣連日上げて力魅せ
岩橋里衣中位に入り意地を魅せ
世界ランキング406位でまだまだ元気な実力派ベテラン選手のひとり、国内女子ツアーとこのツアーで通算2勝ずつしている西山ゆかり(41歳、162㎝、58㎏)は最終日+2、トータル-1と落とし、7位下がって27位タイとなった。
世界ランキング360位で実力派中堅選手をリードするひとり、このツアーにおいて通算1勝の沖せいら(30歳、161㎝)は最終日+3、トータル-1と落とし、13位下がって27位タイとなった。
世界ランキング392位で実力派中堅選手をリードするひとり、このツアーにおいて通算4勝している福山恵梨(30歳、170㎝、60㎏)は最終日+1、トータルイーブンと少し落とし、2位下がって31位タイとなった。
世界ランキング530位で95期生の注目株のひとり、ここまでは国内女子ツアーで奮闘して来た池ヶ谷瑠菜(ルナ、20歳、156㎝、60㎏)は最終日+1、トータル+1と少し落としながらも34位タイを維持した。
池ヶ谷瑠菜落としながらも順位維持
池ヶ谷瑠菜中位維持して力魅せ
池ヶ谷瑠菜中位に入り意地を魅せ
世界ランキング365位で実力派若手選手をリードするひとり、国内女子ツアーとこのツアーの両方において上位争いを見せて何れでも初優勝が待たれる宮田成華(ナルハ、25歳、165㎝、57㎏)は最終日+1、トータル+3と少し落とし1位下がって45位タイとなった。
そして世界ランキング455位で95期生をリードしているひとり、米国女子ツアーを主戦場としていた経験があって既にこのツアーにおける初優勝を果たしているP.サイパン(本名パナラット・タナポルブーンヤラス、タイ、25歳、169㎝、57㎏)は最終日+3、トータル+5と落とし、9位下がって53位タイとなった。