９月１日（金）の８時頃から北海道美唄市にある「ゴルフ５カントリー・美唄コース（６４７２ヤード、パー７２）」において国内女子ツアー、「ゴルフ５レディスプロゴルフトーナメント」が３日間の日程で開催され、その最終日が感動的に終わった。
公式サイトによると賞金総額は７０００万円、優勝賞金は１２６０万円で、初日から２日間に亘る予選ラウンド終了時に４１位タイまでに入っていた５１名の選手が最終日１日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
このツアーでも、２０２１年６月の最終プロテストに合格した９３期生、２０２１年１１月の最終プロテストに合格した９４期生に続いて、２０２２年１１月の最終プロテストに合格した９５期生も既に活躍し、優勝もしているので、毎回結構ワクワクさせて貰っている。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビではＣＳ放送のゴルフネットワークで土曜日・日曜日の午前、ＢＳテレビ東京で土曜日・日曜日の午後に放送された。
インターネットの動画配信サイトＤＡＺＮ、ＵーＮＥＸＴにおいては３日間に亘ってのんびりと楽しむことが出来た。
要するに、決勝ラウンドの１番ホールと、後半の優勝争いはテレビでも見られるが、全体像を追えるのはインターネットと言う風に住み分け進んでいると言うことである。
国内の女子のツアーはネットにて
のんびり視聴すれば好いかも
さて単独首位に抜け出て、見事逆転優勝したのは世界ランキング５６位で９４期生を代表し、昨シーズンはこのツアーの下部に当たるステップアップツアーにおいて新記録となる５勝をして賞金女王に輝き、今シーズンはこのツアーで既に２勝していた結構飛ばし屋の櫻井心那（ココナ、１９歳、１６６㎝、６２㎏）で、最終日４バーディー、１ボギーの－３、トータル－１０と伸ばして１位上げて来た。
最終日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第１ホールから)の最終組で回り、トータル－７からスタートして、前半では第２ホールでバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第５ホールでもバーディーを決め、続く３ホールをパーで凌いだ後、第９ホールではボギーを叩いたので、結局１打伸ばし、トータル－８として後半へと繋いでいる。
後半に入って２ホールをパーで凌いだ後、第１２ホールでバーディーを決めたので、この時点でトータル－９となり、単独首位に抜け出た。
続く５ホールをパーで凌いでいる間に小祝さくら、山下美夢有に追い着かれたが、第１８ホールでバーディーを決め、トータル－１０まで伸ばして堂々と勝ち切った。
なおこれでこのツアーにおいて今シーズン３勝目、通算でも３勝目となり、十代での３勝は宮里藍、畑岡奈紗に続いて３人目とのことであるから、流石ではないか！？
ともかくプレイに余裕が感じられ、自分の言葉での挨拶も堂々としたものである。
櫻井や確り伸ばし上げて魅せ
櫻井や逆転勝ちで強さ魅せ
櫻井や余裕のプレイ勝って魅せ
２位タイに入ったのは世界ランキング２５位で新世紀世代の国内組を代表し、昨シーズンはこのツアーの年間女王に輝き、今シーズンは積極的に海外ツアーにも参戦している山下美夢有（２２歳、１５０㎝、５２㎏）、世界ランキング６５位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている小祝さくら（２５歳、１５８㎝、５８㎏）で、トータル－９まで伸ばした。
山下美夢有は最終日５バーディーの－５と大きく伸ばして５位上げて来た。
最終日はアウトスタートの最終組から２つ前の組で回り、トータル－４からスタートして、前半では２バーディーの－２、トータル－６と伸ばし、後半に入ってからも、３バーディーの－３、トータル－９と順調に伸ばして、第１８ホールのバーディーで首位タイに追い着いてホールアウトしている。
と言うわけで、クラブハウスリーダーとなり、パターの練習等をしながら待っていたが、最終的に櫻井心那が第１８ホールでバーディーを決めたので決着がついた。
山下や大きく伸ばし上げて魅せ
山下や連日上げて強さ魅せ
山下や二位に入って強さ魅せ
小祝さくらは最終日５バーディー、１ダブルボギーの－３と伸ばして３位上げて来た。
最終日はアウトスタートの最終組で回り、トータル－６からスタートして、前半では２バーディー、１ダブルボギーのイーブン、トータル－６と伸ばせなかったが、後半に入ってからは加速して３バーディーの－３、トータル－９と伸ばしている。
第９ホールでダブルボギーを叩いたのは痛かったが、その後大崩れせず、後半で伸ばして一旦は首位タイに追い着いたから流石ではないか！？
小祝や確り伸ばし上げて魅せ
小祝や下がっても上げ強さ魅せ
小祝や二位に入って強さ魅せ
単独４位に入ったのは世界ランキング９４位で実力派中堅選手をリードするひとり、このところ好調を維持している練習熱心でパット巧者の鈴木愛（２９歳、１５５㎝）で、最終日４バーディー、４ボギーのイーブン、トータル－８と伸ばせず、３位下がった。
最終日はアウトスタートの最終組で回り、トータル－８からスタートして、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１０と伸ばし、この時点では単独首位を独走中であったが、後半に入ってからは１バーディー、３ボギーの＋２、トータル－８と落とし、この日のスタート時点に戻った。
後半の第１０、１１ホールと連続でボギーを叩き、トータル－８と落としたのが痛く、この時点で櫻井心那に並ばれている。
ただ、その後は１バーディー、１ボギーで大崩れせず、流石ではないか！？
鈴木愛スコア伸ばせず三位下げ
鈴木愛後半落とし三位下げ
鈴木愛四位止まり強さ魅せ
５位タイに入ったのは世界ランキング３８４位で狭間世代の印象に残る一人、このツアーにおける初優勝が待たれる石井理緒（２３歳、１６５㎝）、世界ランキング２５７位で実力中堅選手をリードするひとり、このツアーにおける初優勝が待たれるはんなり系で人気の高い金澤志奈（２８歳、１６４㎝、５３㎏）、世界ランキング３１８位で黄金世代の印象に残る一人、このツアーにおける初優勝が待たれる木下彩（アヤ、２４歳、１５９㎝、５４㎏）で、トータル－７まで伸ばした。
石井理緒は最終日７バーディー、３ボギーの－４と伸ばして５位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－３からスタートして、前半では４バーディー、２ボギーの－２、トータル－５と伸ばし、後半に入ってからも３バーディー、１ボギーの－２、トータル－７と順調に伸ばした。
石井理緒確り伸ばし上げて魅せ
石井理緒連日上げて力魅せ
石井理緒五位に入って力魅せ
金澤志奈は最終日３バーディーの－３と伸ばして２位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル－４からスタートして、前半では２バーディーの－２、トータル－６と伸ばし、後半に入ってからも、１バーディーの－１、トータル－７と少し伸ばした。
金澤志奈確り伸ばし上げて魅せ
金澤志奈連日上げて力魅せ
金澤志奈五位に入って力魅せ
木下彩は最終日３バーディー、１ボギーの－２と伸ばしながらも１位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル－５からスタートして前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－６と少し伸ばし、後半に入ってからも１バーディーの－１、トータル－７と少し伸ばした。
木下彩伸ばしながらも一位下げ
木下や伸ばし足りずに一位下げ
木下や五位に入って力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１１３位で９５期生を代表し、最終プロテストにはトップで合格してこのツアーで既に１勝している飛ばし屋の神谷そら（２０歳、１６７㎝、６０㎏）は最終日－２、トータル－６と伸ばしながらも、１位下がって８位タイとなった。
神谷そら伸ばしながらも一位下げ
神谷そら伸ばし足りずに一位下げ
神谷そら八位に入り力魅せ
世界ランキング１５１位で実力派中堅外国人選手をリードするひとり、優しそうな笑顔が印象的なペ・ソンウ（韓国、２９歳、１６６㎝、５９㎏）は最終日－３、トータル－４と伸ばし、５位上げて１３位タイに入った。
ペソンウや確り伸ばし上げて魅せ
ペソンウや連日上げて力魅せ
ペソンウや上位に入り力魅せ
世界ランキング４７位で９３期生を代表し、今シーズン念願のこのツアー初優勝を成し遂げ、海外ツアーにも積極的に参戦して一定の成果を出し始めている岩井明愛（アキエ、２１歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）は最終日－４、トータル－２と伸ばし、２０位も上げて２１位タイに入った。
岩井明愛確り伸ばし上げて魅せ
岩井明愛下がっても上げ強さ魅せ
岩井明愛上位に迫り意地を魅せ
世界ランキング１４８位で実力派若手選手をリードするひとり、このツアーにおける初優勝が待たれる野澤真央（２６歳、１６８㎝、５８㎏）は最終日－２、トータル－１と伸ばし、６位上げて２４位タイに入った。
野澤真央じわりと伸ばし上げて魅せ
野澤真央連日上げて力魅せ
野澤真央上位に迫り意地を魅せ
世界ランキング１２７位で９４期生をリードするひとり、このツアーにおける初優勝が待たれる飛ばし屋の竹田麗央（リオ、２０歳、１６６㎝、６８㎏、平瀬真由美の姪）は最終日イーブン、トータル－１と伸ばせず、６位下がって２４位タイとなった。
世界ランキング１３０位で実力派中堅選手をリードするひとり、広い交友関係を楽しむ青木瀬令奈（３０歳、１５３㎝、５０㎏）は最終日－２、トータルイーブンと伸ばし、１２位上げて２９位タイに入った。
青木瀬令奈じわりと伸ばし上げて魅せ
青木瀬令奈下がっても上げ力魅せ
青木瀬令奈中位に入り意地を魅せ
世界ランキング１２２位で９３期生をリードするひとり、最終プロテストにはトップで合格してこのツアーにおける初優勝が待たれる佐久間朱莉（２０歳、１５５㎝）、世界ランキング１４２位で黄金世代をリードするひとり、十分な実力者ながら気の優しさも影響してか昨シーズン漸く念願のこのツアー初優勝を成し遂げた高橋彩華（サヤカ、２５歳、１６２㎝、５５㎏）はともに最終日－１、トータルイーブンと少し伸ばし、１位上げて２９位タイに入った。
佐久間朱莉少し伸ばして上げて魅せ
佐久間朱莉連日上げて力魅せ
佐久間朱莉中位に入り意地を魅せ
高橋や少し伸ばして上げて魅せ
高橋や下がっても上げ力魅せ
高橋や中位に入り意地を魅せ
世界ランキング１９位で実力派外国人選手を代表し、元世界ランキング１位で米国と韓国において賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ（韓国、３５歳、１５５㎝、６３㎏）は最終日イーブン、トータルイーブンと伸ばせず、３位下がって２９位タイとなった。
世界ランキング１１２位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、アスリート系で飛ばし屋の穴井詩（ララ、３５歳、１６５㎝、５８㎏）は最終日＋１、トータル＋１と少し落とし、１０位下がって３６位タイとなった。
そして世界ランキング１２０位で９３期生をリードするひとり、このツアーにおける初優勝が待たれる大学生プロの桑木志帆（２０歳、１６４㎝）は最終日イーブン、トータル＋２と維持し、１位上げて４０位タイに入った。
桑木志帆スコア維持して上げて魅せ
桑木志帆連日上げて力魅せ
桑木志帆中位に入り意地を魅せ
