8月3日(木)の朝から福島県にある「ボナリ高原ゴルフクラブ(6418ヤード、パー72)」においてマイナビネクストヒロインツアー第7戦、「リオン・ドールコーポレーション/ゼビオグループチャレンジカップ」が1日競技として開催された。
このツアーはプロとして活動して行くことを目指している25歳以下の選手に試合の機会とその為の資金を提供することを目的とし、ここから最終プロテスト合格、プロツアー参戦と成長して行く選手も多いように思われる。
2019年から開催されており、年々拡充されて今年は15試合予定され、その内2日間大会が5試合もある。
公式サイトによると今大会の賞金総額は200万円、優勝賞金は50万円となっている。
なおライブ中継はインターネットのALBATVによって配信されていたので、のんびり、またちょっとワクワクしながら視ることが出来た。
さて、優勝したのはプラチナ世代でかつてはナショナルチームに所属して活躍していた佐渡山理莉(23歳、158㎝)で、1イーグル、6バーディー、1ダブルボギーの-6と大きく伸ばした。
前半ではいきなり4バーディーの-4と確り伸ばし、後半に入ってからも1イーグル、2バーディー、1ダブルボギーの-2、トータル-6と伸ばしている。
後半に入って第11ホールでダブルボギーを叩き、一旦はトータル-2まで落としていたのは痛かったが、第15ホールでバーディーを決め、続く第16ホールではイーグルを決め、続く第17ホールでもバーディーを決めて、首位タイを走っていた集団に一気に追い着き、追い抜いたのは流石ではないか!?
なおこの試合の前までのポイントランキングは6位であったが、3位まで上げた結果、以後のシード権を得ることが出来た。
佐渡山理莉大きく伸ばし勝って魅せ
佐渡山理莉一旦沈み終盤に
一気に伸ばし流石なのかも
佐渡山理莉逆転勝ちで強さ魅せ
2位タイに入ったのは狭間世代で2021年の第8戦で優勝した木村怜衣(23歳、167㎝)、新世紀世代で2022年の第2、3戦と連続優勝して年間ポイントランキング1位に輝いた和久井麻由(22歳、168㎝)、プラチナ世代で2021年の第6戦、2023年の第1、5戦に優勝して、2022年の年間ポイントランキングで2位に入った政田夢乃(23歳、154㎝)、黄金世代で2021年の第5戦、2022年の第6戦で優勝した澤田知佳(24歳、165㎝)で、トータル-4まで伸ばした。
木村怜衣は6バーディー、2ボギーの-4であった。
前半では3バーディー、1ボギーの-2と伸ばし、後半でも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-4と順調に伸ばしている。
木村怜衣確り伸ばし二位となり
木村怜衣二位に入って力魅せ
和久井麻由も6バーディー、2ボギーの-4であった。
前半では3バーディー、1ボギーの-2と伸ばし、後半でも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-4と伸ばしている。
なおこの試合の前までのポイントランキングは3位であったが、2位まで上げた結果、以後のシード権を得ることが出来た。
昨年の素晴らしい実績、今年ここまでの活躍を観て、実力者と認められているのが解説者の口振りからも分かる選手のようであった。
和久井麻由確り伸ばし二位となり
和久井麻由二位に入って強さ魅せ
政田夢乃は4バーディーの-4であった。
前半ではバーディーの-1と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して3バーディーの-3、トータル-4と伸ばしている。
なおこの試合の前までのポイントランキングは堂々の1位であったが、1位を維持した結果、以後のシード権を得ることが出来た。
昨年からここまでの成績を見ても安定感抜群ではないか!?
政田夢乃確り伸ばし二位となり
政田夢乃後半加速強さ魅せ
政田夢乃二位に入って強さ魅せ
澤田知佳も4バーディーの-4であった。
前半では2バーディーの-2と伸ばし、後半でも2バーディーの-2、トータル-4と順調に伸ばしている。
黄金世代で8月29日生まれの彼女にとってはこのツアーに出るチャンスが今年までであるから、今後プロテスト合格等で道が開けることを期待したい。
澤田知佳確り伸ばし二位となり
澤田知佳二位に入って力魅せ
今後活躍期待するかも
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
狭間世代で2022年の第1戦で優勝し、年間ポイントランキングで3位に入った中野なゆ(24歳、159㎝)はトータルイーブンで16位タイに入った。
なおこの試合の前までのポイントランキングは4位であったが、この試合の結果、5位に下がったので、残念ながらこの時点においては以後のシード権を得るまでに至らなかった。
黄金世代で昨年緒第7戦で優勝した伊藤真利奈(24歳、168㎝)はトータル+1と少し落として20位タイとなった。
彼女の場合、来年の12月31日でも25歳であるから、このツアーに来年も出ることが出来るが、さて今年で抜けられるか!?
狭間世代で昨年の年間ポイントランキングで4位に入り、2023年の第2、4戦で優勝した坂口瑞菜子(24歳、154㎝)、黄金世代で2022年の第4戦で優勝した福岡靖菜(ハルナ、25歳、150㎝)は共にトータル+2まで落として25位タイとなった。
なお坂口瑞菜子のこの試合の前までのポイントランキングは2位であったが、4位に下がったので、残念ながらこの時点においては以後のシード権を得るまでに至らなかった。
プラチナ世代で2019年の最終戦に優勝した菊地りお(23歳、154㎝)、狭間世代の脇元桜(24歳、166㎝、国内女子ツアーで活躍する脇元華の妹)は共にトータル+3まで落として27位タイとなった。
狭間世代で2019年にステップアップツアーにおいて優勝する等の活躍によって印象に残っている小貫麗(ウララ、24歳、156㎝)はトータル+7まで落として38位タイとなった。
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25歳を超えるとこの試合の参加資格が失われ、いよいよ活躍の場が狭まり、焦りを覚えるかも知れないが、この頃欧州、オーストラリア、韓国、台湾等、彼方此方に活躍の場を求め、成果を上げている選手も出て来たので、チャレンジしている限り応援したい。