6月も末となった。
鬱陶しい日が続き、梅雨真っただ中と言う感じである。
私が住む奈良北部の天気予報を見ると、この2、3日は曇り加減なのでまだ好いが、週の後半辺りから来週に掛けては傘マークが並び、おまけに土日は雷注意マークまで出ている。
最高気温は連日30℃を超え、最低気温は23℃ぐらいと、結構高い。
水分・塩分の補給に確り休息を取るように、なんて注意書きまで添えてある。
こりゃじっとしていても汗ばんで来そうだね。
それでもゴルフ、野球等、私が好むプロスポーツの予定はびっしり組まれている。
果たして今週予定されている国内ツアーはすんなり出来るのかなあ?
ちょっと心配になって来た。
ただ世界は広く、彼方此方様々な状況にある。
たとえばオーストラリア、南アフリカ等の南半球にある国では我が国と反対の季節になっている。
そんな中、先週も世界中の彼方此方で男女プロゴルフツアーが開催されていた。
今回は男子ツアーの様子に付いて簡単に書き留めておく。
先ずは国内ツアーから見ておくと、6月22日(木)の6時30分頃から栃木県にある「西那須野カントリー倶楽部(7036ヤード、パー72)」において、国内男子ツアー、「JAPAN PLAERS CHAMPIONSHIP」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は5000万円、優勝賞金は1000万円となり、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に60位タイまでに入っていた71名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継に付いてはABEMATVで4日間に亘ってたっぷりと配信されていた。
国内の男子ツアーはABEMAにて
無料で全部視られたのかも
さて、首位タイとなり、プレーオフの1ホール目を制した結果、見事優勝したのは世界ランキング284位(先週時点。以下特に断らない限り同様)で選手会長の谷原秀人(44歳、178㎝、80㎏)で、トータル-24まで伸ばした。
なおこれがこのツアーで今シーズン初勝利、痛s南18勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは229位まで上がっている。
谷原や自らツアー牽引し
会長らしさ魅せられたかも
首位タイに入ってプレーオフで負けた結果、単独2位となったのは新鋭の長野泰雅(タイガ、20歳、170㎝、75㎏)で、トータル-24まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは500位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング156位で大学時代にアマチュア世界ランキング1位に長く君臨してこのツアーにおいてアマチュア優勝も果たしている新鋭の中島啓太(22歳、177㎝、75㎏)、世界ランキング211位で海外ツアーにも積極的に参戦している大槻智春(33歳、172㎝、94㎏)、世界ランキング532位の植竹勇太(27歳、163㎝、63㎏)で、トータル-22まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは中島啓太が148位まで上がり、大槻智春が206位まで上がり、植竹勇太が503位まで上がっている。
それから、このツアーの下部に当たるABEMAツアーは残念ながらオープンウイークとなっていた。
次に海外開催のツアーを見ておくと、6月22日(木)の朝から韓国・忠清南道にある「ウー・ジョン・ヒルズ・カントリークラブ(7326ヤード、パー71)」においてアジアンツアー、「コロン第65回コリア・オープンゴルフ・チャンピオンシップ」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は14億ウォンとなっており、1ウォンを約0.110円とすれば、これは1億5400万円であった。
日本人選手としては世界ランキング285位で高額賞金大会のリブ・ゴルフも含めて海外のツアーにも積極的に参戦している香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏)、世界ランキング298位でリブ・ゴルフも含めて海外のツアーにも積極的に参戦している木下稜介(31歳、174㎝、75㎏)が出場しており、嬉しいことに2人共予選を通過することが出来た。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に54位タイまでに入っていた65名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
アジアンのツアー先週開かれて
日本のプロも出られたのかも
さて、単独首位を維持したまま念願のこのツアー初優勝を果たしたのは世界ランキング634位のスンス・ハン(米国、36歳、175㎝、70㎏)で、トータル-6まで伸ばした。
なお相当難しい状況となったようで、これが唯一のアンダーパーで、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは449位まで上がっている。
スンスハン長き苦労を乗り越えて
独走勝ちで報われたかも
単独2位に入ったのは世界ランキング486位のカン・キョンナム(韓国、40歳、177㎝、70㎏)で、トータルイーブンであった。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは387位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング680位のチョン・ソンミン(韓国、22歳)で、トータル+1と少し落とした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは557位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング264位で新鋭のキム・ミンギュ(韓国、22歳、175㎝、78㎏)、世界ランキング423位のイ・ジュキョン(韓国、23歳)、世界ランキング504位のイ・ジョンファン(韓国、31歳)、世界ランキング507イノブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア、48歳、185㎝、82㎏)で、トータル+2まで落とした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはキム・ミンギュが264位を維持し、イ・ジュキョンが388位まで上がり、イ・ジョンファンが491位まで上がり、ブレンダン・ジョーンズが476位まで上がっている。
そして木下稜介はトータル+4まで落として13位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは308位まで下がっている。
香妻陣一朗はトータル+8まで落として31位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは288位まで下がっている。
また6月22日(木)の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のドイツにある「ミュンヘン・アイヘンリードGC(7284ヤード、パー72)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「BMWインターナショナル・オープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は200万ドルとなっており、1ドルを約143.5円とすれば、これは約2億8700万円であった。
優勝賞金は約31.1万ユーロとなり、1ユーロを約157円とすると、約4880万円であった。
日本人選手としては世界ランキング114位で実力派若手選手をリードするひとり、海外ツアーへの本格参戦を目標として成果を出しつつある金谷拓実(25歳、172㎝、75㎏)、世界ランキング135位で実力派若手選手をリードするひとり、海外ツアーにも積極的に参戦している飛ばし屋の星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)、世界ランキング292位で海外ツアーにも積極的に参戦している新鋭の岩﨑亜久竜(25歳、181㎝、86㎏)が出場しており、星野陸也が予選を通過することが出来た。
全体では前半2日間の予選ラウンド終了時に57位タイまでに入っていた76名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
欧州の男子ツアーも日本人
複数が出て楽しめたかも
さて、見事逆転優勝を果たしたのは世界ランキング104位のスリストン・ロウレンス(南アフリカ、26歳、180㎝、97㎏)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこれがこのツアーで4勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは75位まで上がっている。
ロウレンス見事逆転優勝し
南アでランクトップなのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング232位のヨースト・ルイテン(オランダ、37歳、178㎝、70㎏)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは159位まで上がっている。
3位タイに入ったのは星野陸也、世界ランキング50位のアドリアン・メロンク(ポーランド、30歳、196㎝、90㎏)、世界ランキング165位のマキシミリアン・キーファー(ドイツ、33歳、180㎝、74㎏)、世界ランキング318位のダニエル・ヒリアー(ニュージーランド、24歳)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは星野陸也が123位まで上がり、アドリアン・メロンクが48位まで上がり、マキシミリアン・キーファーが145位まで上がり、ダニエル・ヒリアーが265位まで上がっている。
そして、残念ながら予選落ちした金谷拓実、岩﨑亜久竜であるが、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは金谷拓実が119位まで下がり、岩﨑亜久竜が295位まで下がっている。
また6月22日(木)の夜から時差-13時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-14時間)の米国・コネチカット州にある「TPCリバー・ハイランズ(6852ヤード、パー72)」において米国男子ツアー、「トラベラーズ選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は2000万ドル、優勝賞金は360万ドルとなり、これはそれぞれ約28億7000万円、約5億1660万円であった。
日本人選手としては世界ランキング27位で自他共に日本のエースと認めるマスターズチャンピオンの松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)が出場しており、22位タイと余裕で予選通過を果たしていた。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に56位タイまでに入っていた67名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継であるが、テレビではCS放送のゴルフネットワークで4日間に亘ってたっぷりと放送されていた。
更にインターネットの動画配信サイトU-NEXTでも4日間に亘ってたっぷりと配信されていた。
さて、単独首位を維持したまま見事優勝したのは世界ランキング28位のキーガン・ブラッドリー(米国、37歳、191㎝、86㎏)で、トータル-23まで伸ばした。
なおこれがこのツアーにおいて今シーズン2勝目、通算6勝目となり、この大会の成績を踏まえて、世界ランキングは18位まで上がっている。
ブラッドリー今季ツアーで二勝して
猛者の仲間に入ったのかも
2位タイに入ったのは世界ランキング40位のブライアン・ハーマン(米国、36歳、170㎝、68㎏)、世界ランキング451位のザック・ブレア(米国、32歳、168㎝、70㎏)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、ブライアン・ハーマンが27位まで上がり、世界ランキングはザック・ブレアが99位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング1位のスコッティー・シェフラー(米国、27歳、191㎝、91㎏)、世界ランキング4位のパトリック・カントレー(米国、31歳、183㎝、86㎏)、世界ランキング108位のチェズ・リービー(米国、41歳、175㎝、73㎏)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはスコッティー・シェフラーが1位を維持し、パトリック・カントレーが4位を維持し、チェズ・リービーが76位まで上がっている。
そして松山英樹はトータル-16まで伸ばして13位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは26位まで上がっている。
松山や猛者に混じって奮闘し
徐々に調子を上げているかも
また、6月22日(木)の20時45分頃から時差-15時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-16時間)の米国・オークランド州にある「ジミー・オースティンOUゴルフクラブ(7487ヤード、パー72)」において米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアー、「コンプライアンス・ソリューソンズ・チャンピオンシップ」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は100万ドル、優勝賞金は18万ドルとなり、これはそれぞれ約1億4350万円、約2583万円であった。
日本人選手としては世界ランキング239位で米国へのゴルフ留学経験を持つ新鋭の大西魁斗(24歳、177㎝、70㎏)が出場していたが、残念ながら予選落ちしていた。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは246位まで下がっている。
コンフェリー大西魁斗CUTされ
次の機会に期待するかも
さて見事優勝したのは世界ランキング374位のジミー・スタンジャー(米国、28歳、178㎝、75㎏)で、トータル-22まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは218位まで上がっている。
米国は下部のツアーも格上で
ランクの上がり激しいのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング597位のラファエル・カンポス(プエルトリコ、35歳、178㎝、95㎏)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは381位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング508位のティム・ウィディング(スウェーデン、25歳、185㎝、76㎏)、世界ランキング570位のノア・グッドウィン(米国、23歳、173㎝、68㎏)、世界ランキング754位のパトリック・ニューカム(米国、33歳、175㎝、104㎏)、世界ランキング835位のアラン・ワグナー(アルゼンチン、33歳、180㎝、73㎏)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはティム・ウィディングが413位まで上がり、ノア・グッドウィン477位まで上がり、パトリック・ニューカムが605位まで上がり、アラン・ワグナーが640位まで上がっている。
それから残念ながら、サンシャインツアー(南アフリカの男子ツアー)、オーストラリア男子ツアーはオープンウイークとなっていた。
次に男子日本人選手の中で世界ランキングが1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
26位 ↑ 1 松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)
113位 ↓ 3 比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)
119位 ↓ 5 金谷拓実(25歳、173㎝、75㎏)
123位 ↑12 星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)
148位 ↑ 8 中島啓太(22歳、177㎝、75㎏)
157位 ↑ 6 蝉川泰果(タイガ、22歳、175㎝、77㎏)
158位 ↑ 4 稲森佑貴(28歳、169㎝、68㎏)
163位 ↓ 3 今平周吾(30歳、165㎝、67㎏)
176位 ↓ 3 岩田寛(42歳、178㎝、74㎏)
179位 ↓ 4 久常涼(20歳、175㎝、75㎏)
185位 ↓ 4 桂川有人(24歳、167㎝、70㎏)
189位 ↓ 4 堀川未来夢(ミクム、30歳、176㎝、84㎏)
206位 ↑ 5 大槻智春(33歳、172㎝、94㎏)
229位 ↑55 谷原秀人(44歳、178㎝、80㎏)
246位 ↓ 7 大西魁斗(24歳、177㎝、70㎏)
247位 ↑ 2 河本力(リキ、22歳、183㎝、86㎏)
262位 ↓ 7 石川遼(31歳、175㎝、75㎏)
284位 ↓ 5 池村寛世(トモヨ、27歳、166㎝、72㎏)
288位 ↓ 3 香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏)
295位 ↓ 3 岩﨑亜久竜(アグリ、25歳、181㎝、86㎏)
なお先週は上記以下の日本人選手の世界ランキング変動に関係しそうなツアーが幾つか開催され、目立った上昇がまあまあ見られたので、1100位までの間で30位以上上がった選手に付いて見ておく。
国内男子ツアーでプレーオフで負けた結果、単独2位に入った新鋭の長野泰雅(タイガ、20歳、170㎝、75㎏)は132位上がって500位に、先々週ABREMAツアーにおいて念願のプロ初優勝を果たし、先週国内男子ツアーで単独9位に入った新鋭の生源寺(ショウゲンジ)龍憲(タツノリ、25歳、162㎝、65㎏)は81位上がって791位に、国内男子ツアーで19位タイに入った山田大晟(タイセイ、28歳、178㎝、80㎏)は32位上がって852位に、国内男子ツアーで10位タイに入った安本大祐(36歳、175㎝、55㎏)は38位上がって857位に、国内男子ツアーで10位タイに入った米国育ちの杉本エリック(29歳、170㎝、63㎏)は46位上がって888位になっている。
また国内男子ツアーで10位タイに入った韓国系の新鋭、平本世中(セジュン、23歳、176㎝、75㎏)は92位上がって997位に、国内男子ツアーで29位タイに入った木村太一(24歳、173㎝、72㎏)は30位上がって1028位に、国内男子ツアーで10位タイに入った大型飛ばし屋選手のひとり小斉平優和(25歳、180㎝、85㎏)は52位上がって1045位に、国内男子ツアーで10位タイに入った勝亦裕斗(28歳、163㎝、69㎏)は89位上がって1052位になっている。
それから、今週気に止まった世界ランキングの変動に大きく関係しそうなツアーとしては国内男子ツアー、DPワールドツアー、米国男子ツアー、コーンフェリーツアーの開催が予定され、残念ながらサンシャインツアー、オーストラリア男子ツアー、アジアンツアー、ABEMAツアーはオープンウイークとなっている。