ゴールデンウイークがついこの前に過ぎたかと思えば、もう5月の半ばを過ぎようとしている。
暇人になって3年目になる所為か、時間が矢のように去って行く。
その割に大したことをしていないのにね。
なんて、日々通勤して忙しくしていたときも実際にはそうだけど、細いなりに大黒柱と言う意識があったが、年金生活者となってからはそれも薄れて来た。
そんな日々を楽しませてくれるのがプロゴルフのツアーを含め、そこで活躍しているアスリート達である。
たとえば今日も朝からメジャーリーグの大谷翔平が多少粗いながら投打に活躍し、今もその余韻に浸っている。
それはまあともかく、昼間の町からは子ども達が消え、また静かな時間が流れている。
ただ、私の住んでいる奈良辺りでも明日からは最高気温が連日25℃を超え、30℃を超える日も出て来て、最低気温は15℃前後を超えるようだ。
何だかもうすっかり夏のような感じだなあ。
それに週末にはまた崩れる予報が出ていて、相変わらず安定しない。
それでも世界は広く、彼方此方様々な状況にある。
たとえばオーストラリア、南アフリカ等の南半球にある国では我が国と反対の季節になっている。
そんな中、先週も世界中の彼方此方で男女プロゴルフツアーが開催されていた。
今週は先ず男子ツアーの様子から簡単に書き留めておく。
先ずは国内から見ておくと、5月10日(水)朝から福井県にある「越前カントリークラブ(6625ヤード、パー70)」において国内男子ツアーの下部に当たるABEMAツアー、「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CALLENGE in FUKUI」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は1500万円、優勝賞金は270万円となっていおり、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に46位タイまでに入っていた61名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進められることが出来た。
なお、ライブ中継に付いてはインターネットの動画配信サイト、ABEMAで3日間に亘ってたっぷりと配信されていた。
さて、第2日目に単独首位に立って見事逆転優勝したのは世界ランキング607位でルーキーの鈴木晃祐(22歳、172㎝、63㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
これでこのツアー2連勝の通算2勝目となり、後1勝すればレギュラーツアーの残り試合の出場権を得るそうで、凄い!?
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは492位まで上がっている。
連勝し鈴木晃祐あと一つ
勝てれば上に出られるのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング1581位の金田直之(27歳、174㎝、70㎏)で、トータル-8まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは1162位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング1993位の黒川逸輝(イツキ、23歳)、世界ランキング2020位の富村真治(32歳、175㎝、77㎏)で、トータル-5まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは黒川逸輝が1466位まで上がり、富村真治が1479位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング1191位の尾崎慶輔(32歳、173㎝、85㎏)、世界ランキング1430位の森本雄(32歳、170㎝、67㎏)で、トータル-4まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは尾崎慶輔が1091位まで上がり、森本雄が1266位まで上がっている。
それから国内男子ツアーは残念ながらオープンウイークであった。
次に海外で開催されたツアーであるが、5月11日(木)の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のベルギーにある「リンクフェン・インターナショナル・ゴルフクラブ(6940ヤード、パー71)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「ソウダル・オープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は200万ドルとなっており、1ドルを約135.8円とすれば、これは約2億7160万円であった。
また優勝賞金は約31.12万ユーロとなり、1ユーロを約147.7円とすれば、これは約4596万円となった。
日本人選手としては世界ランキング125位で実力派若手選手をリードするひとり、海外ツアーにも積極的に参戦している飛ばし屋の星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)、世界ランキング170位で海外ツアーに積極的に参戦して結果を出している新鋭の久常涼(20歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング254位で海外ツアーにも積極的に参戦している新鋭の岩﨑亜久竜(25歳、181㎝、86㎏)、世界ランキング263位でこのツアーのシード権を長期に亘って確保し、旅人ゴルファーと呼ばれている川村昌弘(29歳、172㎝、72㎏)が出場して、星野陸也、久常涼、岩﨑亜久竜が予選を通過した。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に60位タイまでに入っていた73名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
川村昌弘は残念ながら予選ラウンド終了時にCUTの憂き目に遭っているが、彼によるゴルフや旅行、海外での食事やゴルフ場等に付いて綴られた人気のコラム、「いま僕はココにいます」が「Vol.167 ベルギー編」に更新されており、空き時間に観光した様子、移動の様子、交流のある選手や会場となるゴルフ場の様子、今後の予定等が綴られていた。
川村や欧州の旅続く日々
空けば観光楽しむのかも
川村や調子上がらず予選落ち
またの機会に期待するかも
さて単独首位を維持したまま、見事完全優勝を成し遂げたのは世界ランキング429位のシモン・フォシュストローム(スウェーデン、34歳、173㎝、68㎏)で、トータル-17と伸ばした。
なおこれがこのツアーにおける初優勝で、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは242位まで上がっている。
このツアーフォシュストローム初勝利
完全勝利見事なのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング234位のジェンス・ダントルプ(スウェーデン、34歳、183㎝、81㎏)で、トータル-16と伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは161位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング93位のトービヨン・オルセン(デンマーク、33歳、175㎝、70㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは84位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング121位のアレクサンデル・ビョーク(スウェーデン、32歳、185㎝、76㎏)、世界ランキング344位のマシュー・サウスゲイト(イングランド、34歳、191㎝、95㎏)、世界ランキング563位のマイケル・ロレンゾ・ベラ(フランス、38歳、183㎝、75㎏)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはアレクサンデル・ビョークが112位まで上がり、マシュー・サウスゲイトが306位まで上がり、マイケル・ロレンゾ・ベラが438位まで上がっている。
そして久常涼はトータル-11まで伸ばして10位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは162位まで上がっている。
おっ、最後まで楽しませてくれてこの結果、流石ではないか!?
久常涼上位争い魅せてくれ
十位に入り流石なのかも
星野陸也はトータルイーブンと伸ばせず、67位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは128位まで下がっている。
でもまあ、海外ツアーへの参戦はまだまだと言っていたのが、この頃は結構積極的に出場しているようで、これからも大いに期待したい選手ではないか!?
岩﨑亜久竜はトータル+4まで落として最下位の72位タイに沈み、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは266位まで下がっている。
それでも意外と予選通過している印象があり、これからも注目したい。
岩﨑や何度か予選通過して
次は中位を期待するかも
また、5月11日(木)の夜から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・テキサス州にある「TPCクレイグ・ランチ(7414ヤード、パー71)」において米国男子ツアー、「AT&Tバイロン・ネルソン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は950万ドル、優勝賞金は171万ドルとなり、これはそれぞれ約12億9000万円、約2億3200万であった。
日本人選手としては世界ランキング22位で自他共に日本のエースと認める松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)、世界ランキング327位でこのツアーのシード権復活を目指している小平智(33歳、172㎝、70㎏)が出場して、嬉しいことに2人共予選を通過することが出来た。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に65位タイまでに入っていた84名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
松山英樹に付いてはこれまで首痛で欠場していたこともあり、多少不安があったが、今週開催予定のメジャー大会、「全米プロゴルフ選手権」出場に向けて通らなければならない道でもあったし、何とか上手く繋がったようで、好かった、好かった。ホッ。
小平智に付いては少しずつ希望が見えて来ているだけに、今回も先ずは予選通過から期待していたが、確り成果を出せたようなので、此方も好かった、好かった。ホッ。
松山と小平共に通過して
何とか成果出せていたかも
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビとしてはCS放送のゴルフネットワークで4日間に亘って放送され、後半2日間に付いては無料で視ることが出来るBS放送のBS Japanextでも放送された。
さて見事このツアーで5年振りに復活優勝を成し遂げたのは世界ランキング35位のジェイソン・デイ(オーストラリア、35歳、183㎝、88㎏)で、トータル-23まで伸ばした。
なおこれがこのツアーで通算13勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは20位まで上がっている。
ジェイソンデイ見事復活優勝し
まだまだ期待膨らむのかも
2位タイに入ったのは世界ランキング42位のキム・シウ(韓国、27歳、180㎝、83㎏)、世界ランキング210位のオースティン・エックロート(米国、24歳、183㎝)で、トータル-22まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはキム・シウが36位まで上がり、オースティン・エックロートが115位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング300位のパン・チェンツェン(台湾、31歳、168㎝、66㎏)で、トータル-21まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは180位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング2位のスコッティー・シェフラー(米国、26歳、191㎝、91㎏)、世界ランキング17位のティレル・ハットン(イングランド、31歳、175㎝、73㎏)、世界ランキング223位のドウ・ゼチェン(中国、26歳、175㎝、70㎏)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはスコッティー・シェフラーが2位を維持し、ティレル・ハットンが17位を維持し、ドウ・ゼチェンが166位まで上がっている。
そして松山英樹はトータル-15まで伸ばして23位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは24位まで下がっている。
松山や今の力を出せたのか
此れを自信に期待膨らみ
小平智はトータル-12まで伸ばして43位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは322位まで上がっている。
小平や通過の後も活躍し
次の機会も期待膨らみ
それから米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアー、サンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)、アジアンツアーはオープンウイークとなっており、オーストラリア男子ツアーはシーズンオフとなっている。
次に男子日本人選手の中で世界ランキングが1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
24位 ↓ 2 松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)
99位 ↑ 1 比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)
128位 ↓ 3 星野陸也(26歳、186㎝、76㎏)
138位 ↑ 2 金谷拓実(24歳、173㎝、75㎏)
148位 ↑ 1 今平周吾(30歳、165㎝、67㎏)
159位 ↓ 4 稲森佑貴(28歳、169㎝、68㎏)
162位 ↑ 8 久常涼(20歳、175㎝、75㎏)
167位 ↓ 6 堀川未来夢(ミクム、30歳、176㎝、84㎏)
168位 ↓ 1 桂川有人(24歳、167㎝、70㎏)
175位 ↓ 4 岩田寛(42歳、178㎝、74㎏)
195位 ↓ 8 大槻智春(33歳、172㎝、94㎏)
198位 ↓ 4 蝉川泰果(タイガ、22歳、175㎝、77㎏)
220位 ↓ 1 大西魁斗(24歳、177㎝、70㎏)
247位 ↓ 4 河本力(リキ、22歳、183㎝、86㎏)
254位 ↑ 4 石川遼(31歳、175㎝、75㎏)
259位 ↑ 2 谷原秀人(44歳、178㎝、80㎏)
262位 ↓11 香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏)
263位 ↓ 6 池村寛世(トモヨ、27歳、166㎝、72㎏)
266位 ↓12 岩﨑亜久竜(アグリ、25歳、181㎝、86㎏)
270位 ↓ 7 川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)
先週開催された以下の日本人選手の世界ランキングの変動に関係しそうなツアーは幾つかあり、目立った上昇がまあまあ見られたので、1300位までの間で30位以上上がった選手に付いてみておく。
ABEMAツアーの大活躍によってこのところ気に止まることが多くなった鈴木晃祐(コウスケ、22歳、172㎝、63㎏)は115位上がって492位に、尾崎慶輔(32歳、173㎝、85㎏)は109位上がって1091位に、金田直之(27歳、174㎝、70㎏)は419位上がって1162位に、玉城海伍(27歳、175㎝、85㎏)は40位上がって1171位に、阿部裕樹(ヒロキ、34歳、167㎝、66㎏)は37位上がって1204位になっている。
また、勝亦悠斗(28歳、163㎝、69㎏)は54位上がって1210位に、平本世中(セジュン、23歳、176㎝、75㎏)は113位上がって1265位に、森本雄(32歳、170㎝、67㎏)は164位上がって1266位に、高野碧輝(アオキ、26歳、173㎝、74㎏)は39位上がって1299位になっている。
それから今週気に止まった世界ランキングの変動に大きく関係しそうなツアーとしては国内男子ツアー、サンシャインツアー、DPワールドツアー、米国男子ツアー、コーンフェリーツアーの開催が予定され、ABEMAツアー、オーストラリア男子ツアー、アジアンツアーはオープンウイークとなっている。