５月１１日（木）の夜から時差－１３時間（現在サマータイム中。それ以外の時期では－１４時間）の米国・ニュージャージー州にある「アッパー・モントクレア・カントリー・クラブ（６６５６ヤード、パー７１）」において米国女子ツアー、「コグニザント・ファウンダーズ・カップ」が４日間の日程で開催され、その第２日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
既に第３日目、すなわち決勝ラウンド初日が進行中であるが、ここでは第２日目の様子に付いて触れておく。
公式サイトによると賞金総額は３００万ドルとなっており、１ドルを約１３５．７円とすれば、約４億０７１０万円となる。
日本人選手としては世界ランキング１５位で黄金世代を代表し、自他共に日本のエースと認める畑岡奈紗（２４歳、１５８㎝）、世界ランキング３５位で新世紀世代を代表し、２０２０年の米国女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生優花（２１歳、１６６㎝、６３㎏）、世界ランキング５３位でプラチナ世代をリードするひとり、リランキングによってこのツアーのフル出場を目指している西村優菜（２２歳、１５０㎝、５０㎏）、世界ランキング５８位で黄金世代をリードするひとり、確り鍛えて飛ばし屋に変身した勝みなみ（２４歳、１５７㎝）、世界ランキング６８５位で予選会から出場権を得たこのツアーで通算３勝の実績を持つ野村敏京（ハルキョウ、３０歳、１６３㎝）が出場している。
今週も複数名が出場しているので、最終日まで楽しめそうだ！？
なおライブ中継に付いてはＷＯＷＯＷで４日間に亘ってたっぷりと予定されている。
米国の女子のツアーも日本人
複数が出て期待膨らみ
首位タイに立ったのは世界ランキング１６５位のサラ・ケンプ(オーストラリア、３７歳、１６５㎝)、世界ランキング３位で怪我の影響もあって一旦低迷した後、復活して来たコ・ジンヨン（韓国、２７歳、１６５㎝）で、トータル－８まで伸ばしている。
サラ・ケンプは２日目８バーディー、１ボギーの－７と爆発的に伸ばして２９位も上げて来た。
２日目はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－１からスタートして、前半ではいきなり５バーディーの－５、トータル－６と大きく伸ばし、後半に入ってからも３バーディー、１ボギーの－２、トータル－８と伸ばしている。
サラケンプ爆発魅せて首位に立ち
サラケンプ大きく上げて首位奪い
サラケンプ首位まで上げて力魅せ
コ・ジンヨンは２日目４バーディーの－４と伸ばして２位上げて来た。
２日目はアウトスタートでトータル－４からスタートして、前半では１バーディーの－１、トータル－５と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して３バーディーの－３、トータル－８と伸ばしている。
コジンヨン確り伸ばし上げて魅せ
コジンヨン後半加速首位奪い
コジンヨン首位まで上げて強さ魅せ
３位タイに付けているのは世界ランキング６４位で東京五輪における活躍から印象に残るようになったアディティ・アショク（インド、２５歳、１７３㎝）、世界ランキング６位で日本でも人気のあるミンジー・リー（オーストラリア、２６歳、１６５㎝）、世界ランキング４５位で新鋭のユ・ヘラン（韓国、２１歳、１７５㎝）でトータル－７まで伸ばしている。
アディティ・アショクは２日目６バーディー、２ボギーの－４と伸ばして９位上げて来た。
２日目はアウトスタートでトータル－３からスタートして、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－５と伸ばし、後半に入ってからも３バーディー、１ボギーの－２、トータル－７と順調に伸ばしている。
アディティアショク確り伸ばし上げて魅せ
アディティアショク安定プレイ巧さ魅せ
アディティアショク三位まで上げ力魅せ
ミンジー・リーは２日目５バーディー、２ボギーの－３と伸ばして３位タイを維持している。
２日目はアウトスタートでトータル－４からスタートして、前半では４バーディー、１ボギーの－３、トータル－７と伸ばし、後半に入ってからは１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－７と維持した。
ミンジーリー確り伸ばし三位維持
ミンジーリー前半伸ばし三位維持
ミンジーリー三位維持して強さ魅せ
ユ・ヘランは２日目１イーグル、３バーディー、３ボギーの－２と伸ばしながらも１位下がっている。
２日目はインスタート（第１０ホールから）で、トータル－５からスタートして、前半では１バーディー、３ボギーの＋２、トータル－３と落としたが、後半に入ってからは加速して、１イーグル、２バーディーの－４、トータル－７と確り伸ばした。
ユヘランや伸ばしながらも一位下げ
ユヘランや伸ばし足りずに一位下げ
ユヘランや三位で通過強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
畑岡奈紗は２日目４バーディー、３ボギーの－１、トータル－５と少し伸ばしながらも４位下がって７位タイとなっている。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル－４からスタートして、前半では２ホールをパーで凌いだ後、第３ホールでボギーを叩き、続く２ホールをパーで凌いだ後、第６、７ホールと連続でボギーを叩いて、残りの２ホールをパーで凌いだので、結局３打落とし、トータル－１として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは、いきなり第１０ホールでバーディーを決め、１つ空いて第１２ホールでもバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１５ホールでもバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１８ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では４打伸ばし、トータル－５として決勝ラウンドへと繋いでいる。
畑岡奈紗伸ばしながらも四位下げ
畑岡奈紗伸ばし足りずに四位下げ
畑岡奈紗七位で通過強さ魅せ
また世界ランキング２４位で安定したプレイを特徴とするチェ・ヘジン（韓国、２３歳、１６７㎝）も２日目－１、トータル－５と少し伸ばしながらも４位下がって７位タイとなっている。
チェヘジンや伸ばしながらも四位下げ
チェヘジンや伸ばし足りずに四位下げ
チェヘジンや七位で通過強さ魅せ
世界ランキング９位のジョージア・ホール（イングランド、２７歳、１６５㎝）、世界ランキング２０位のアシュリー・ブハイ（南アフリカ、３４歳、１６５㎝）は共に２日目－３、トータル－４と伸ばし、１７位上げて１３位タイに付けて来た。
ジョージアや確り伸ばし上げて魅せ
ジョージアや確り上げて強さ魅せ
強さ魅せ上位で通過ホールかな
アシュリーや確り伸ばし上げて魅せ
アシュリーや確り上げて強さ魅せ
強さ魅せ上位で通過ブハイかな
世界ランキング５位で天才少女と呼ばれて来て、既に欧州女子ツアーで通算４勝して米国女子ツアーで通算２勝しているアタヤ・ティティクル（タイ、２０歳、１６２㎝）は２日目＋１、トータル－３と少し落とし、１９位下がって２２位タイとなっている。
世界ランキング２８位のメガン・カン(米国、２５歳、１５５㎝)は２日目－２、トータル－２と伸ばし、１６位上げて２９位タイに付けて来た。
メガンカン確り上げて強さ魅せ
メガンカン中位まで上げ意地を魅せ
メガンカン余裕で通過強さ魅せ
世界ランキング２１位で新鋭のイン・ルオニン（中国、２０歳）は２日目イーブン、トータル－２と伸ばせず、４位下がって２９位タイとなっている。
世界ランキング２位でかつては天才少女と呼ばれて十代の内に世界ランキング１位まで上り詰め、一旦低迷した後に復活して来たリディア・コ（ニュージーランド、２６歳、１６５㎝）、世界ランキング２３位のアライセン・カーパズ(米国、２５歳、１７５㎝)は共に２日目－１、トータル－１と少し伸ばし、７位上げて３８位タイに付けて来た。
リディアコや少し伸ばして上げて魅せ
リディアコや中位まで上げ意地を魅せ
リディアコや余裕で通過強さ魅せ
カーパズや少し伸ばして上げて魅せ
カーパズや中位まで上げ意地を魅せ
カーパズや余裕で通過強さ魅せ
世界ランキング７位で飛ばし屋のレキシー・トンプソン（米国、２８歳、１８０㎝）は２日目＋１、トータル－１と少し落とし、１３位下がって３８位タイとなっている。
世界ランキング２５位のジェニファー・カプチョ（米国、２５歳、１６８㎝）は２日目イーブン、トータルイーブンと維持し、４５位タイを維持している。
ジェニファーやスコア維持して順位維持
ジェニファーや順位維持して意地を魅せ
ジェニファーや余裕の通過意地を魅せ
そして西村優奈は２日目５バーディーの－５、トータル＋１と大きく伸ばし、７８位も上げて５３位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選に通過している。
２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル＋６からスタートして、前半ではいきなり第１、２ホールと連続でバーディーを決め、残りのホールをパーで凌いだので、結局２打伸ばし、トータル＋４として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからも２ホールをパーで凌いだ後、第１２ホールでバーディーを決め、１つ空いて第１４、１５ホールと連続でバーディーを決め、残りの３ホールをパーで凌いだので、結局後半では更に３打伸ばし、トータル＋１として無事決勝ラウンドへと繋ぐことが出来た。
西村優菜大きく伸ばし上げて魅せ
西村優菜大きく上げて力魅せ
西村や何とか通過意地を魅せ
また世界ランキング１１位のセリーヌ・ビュティエ（フランス、２９歳、１６５㎝）は２日目イーブン、トータル＋１と維持し、１３位上げて５３位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
セリーヌやスコア維持して上げて魅せ
セリーヌや確り上げて強さ魅せ
意地を魅せ何とか通過ビュティエかな
以上で、５３位タイまでに入っていた６６名の選手が後半２日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから勝みなみ、世界ランキング１位で昨年鎖骨下に出来た血栓除去手術を受けた後に復活したネリー・コルダ（米国、２４歳、１７８㎝）は共にトータル＋２で６７位タイ、世界ランキング４位のリリア・ヴ（米国、２５歳、１６５㎝）、世界ランキング１４位のハナ・グリーン（オーストラリア、２６歳、１６８㎝）は共にトータル＋４で８９位タイ、笹生優花、世界ランキング１３位で中国のエースであるリン・シユ（中国、２７歳、１６８㎝）は共にトータル＋５で９８位タイ、野村敏京はトータル＋９で１２７位となり、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
なお世界ランキング３０位のジェシカ・コルダ（米国、３０歳、１８０㎝、ネリー・コルダの姉）は残念ながら途中棄権している。
