sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

今週のゴルフ世界ランキングにおける女子日本人選手の変動・・・R5.5.10①

 ゴールデンウイークが終わり、5月も中旬になろうとしている。

 

 昼間の町からは子ども達が消え、また静かな時間が流れ出した。

 

 先週末から天候が崩れ出し、先週開催されていた国内女子ツアー、韓国で開催されていたアジアンツアーは結構大きな影響を受けていたようであるが、それも持ち直し、穏やかで過ごし易い天候になっている。

 

 私の住んでいる奈良辺りでも最高気温は25℃を切り、最低気温は10℃前後を推移している。

 

 ただ、今日辺りからまた気温が上がり、週末には崩れるような予報が出ていて、相変わらず安定しない。

 

 それでも世界は広く、彼方此方様々な状況にある。

 

 たとえばオーストラリア、南アフリカ等の南半球にある国では我が国と反対の季節になっている。

 

 そんな中、先週も世界中の彼方此方で男女プロゴルフツアーが開催されていた。

 

 先週の男子ツアーの様子に付いては既に触れたので、今回は女子ツアーの様子に付いて簡単に書き留めておく。

 

 先ずは国内で開催されたツアーから見ておくと、5月4日(木)の朝から茨城県にある「茨城ゴルフ倶楽部(6780ヤード、パー72)」において国内女子ツアーのメジャー大会、「ワールドレディースチャンピオンシップサロンパスカップ」が4日間の日程で開催された。

 

 公式サイトによると賞金総額は1億2000万円、優勝賞金は2400万円で、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に52位タイまでに入っていた61名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。

 

 この大会にも昨年の11月に最終プロテストに合格したばかりの95期生が何人か出場しているのは楽しみであったが、今回はその他にお隣の国、韓国女子ツアーから3人の猛者が加わっているのも楽しみであった。

 

 それは2021年、2022年と連続で韓国女子ツアーにおいて6勝ずつして賞金女王となったパク・ミンジ、2022年の年間女王となったキム・スジ、通算5勝のイ・ソミで、その他にもスーパーアマチュアの馬場咲希も出場しているので、注目点が多過ぎて迷っていたら、何とこの4人共余裕で予選通過を果たしていたではないか!?

 

 と言うわけで、今回も最後まで十分に楽しむことが出来た。

 

 ただ、画面越しにもはっきりと見える雨、それに強い風に悩まされ、そこにメジャー仕様の難しい設定が加わり、最終日も如何に大崩れしないかと言う我慢のゴルフとなったようである。

 

        国内のメジャー大会雨風に

        耐えるプレイとなっていたかも

 

 ライブ中継に付いては、全国的に視られるテレビでは地上波の日本テレビ系列とCS放送の日テレジータスを組み合わせて4日間たっぷりと放送されて、試合終了まで視ることが出来た。

 

 それにインターネットの動画配信サイト、DAZN、U-NEXTにおいて4日間に亘ってたっぷりと配信されており、こちらでも試合終了まで視ることが出来た。

 

 さて単独首位を維持したまま見事優勝したのは世界ランキング74位(先週時点。以下、特に断らない限り同様)でプラチナ世代をリードするひとり、ファッションやコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利(23歳、158㎝、58㎏)で、トータル+1と少し落とした。

 

 と言うことで、最終的にトータルでイーブンさへも居なくなり、全員オーバーパーとなってしまったが、それでも大崩れしなかったのは流石ではないか!?

 

 なお、これでこのツアーにおいて3勝目、メジャー大会では初優勝となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは61位まで上がっている。

 

        吉田優利大崩れせず勝って魅せ

        改め強さ魅せられたかも

     

 単独で2位に入ったのは世界ランキング53位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング1位で米国と韓国で賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ(韓国、35歳、155㎝、63㎏)で、トータル+4まで落とした。

 

 なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは44位まで上がっている。

 

 3位タイに入ったのは世界ランキング56位のイ・ソミ(韓国、24歳、162㎝)、世界ランキング71位で実力派ベテラン選手を代表し、メジャー大会での優勝が待たれた上田桃子(36歳、161㎝、54㎏)、世界ランキング81位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている小祝さくら(25歳、158㎝、58㎏)、世界ランキング236位で2021年6月の最終プロテストに合格した93期生のリ・ハナ(韓国、21歳、156㎝、93㎏)で、トータル+6まで落とした。

 

 なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはイ・ソミが54位まで上がり、上田桃子が67位まで上がり、小祝さくらが79位まで上がり、リ・ハナが208位まで上がっている。

 

 それから、国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアーは残念ながらオープンウイークであった。

 

 次に海外で開催されたツアーに付いて見ておくと、5月5日(金)の未明から時差-16時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-17時間)の米国・カルフォルニア州サンフランシスコにある「TPCハーディングパーク(6550ヤード、パー72)」において米国女子ツアーの国別対抗戦、「ハンファ・ライフプラス・インターナショナル・クラウン」が4日間の日程で開催された。

 

 公式サイトによると賞金総額は200万ドルとなっており、1ドルを135円とすれば、これは約2億7000万円であった。

 

 8か国がそれぞれ4名ずつでチームを作り、計32名による国別対抗戦で、初日からの3日間は4か国ずつがグループに分かれ、それぞれのグループで総当たり戦をする。

 

 各国は2人ずつの2チームを作り、それぞれが自分の球を打ち、好い方のスコアを取るフォーボール形式のマッチプレイになると言う。

 

 そして各グループで上位2か国が最終日1日の決勝ラウンドへと進むことになっていた。

 

 決勝ラウンドでは午前中に準決勝を行い、午後には決勝と3位決定戦を行った。

 

 それぞれの対戦ではシングルス2試合、2人で1つのボールを打つフォーサム形式のダブルス1試合と3試合を行う形式であった。

 

 因みに8か国とはプールAが米国、中国、イングランドスウェーデン、プールBが日本、韓国、タイ、オーストリアで、日本チームであった。

 

 日本チームは世界ランキング15位で黄金世代を代表し、自他共に日本のエースと認める畑岡奈紗(24歳、158㎝)、世界ランキング19位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイを売りとする古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング35位で新世紀世代を代表し、2020年の米国女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生優花(21歳、166㎝、62㎏)、世界ランキング39位で黄金世代をリードするひとり、2019年の全英女子オープンで優勝した笑顔で人気の渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)の4人であったが、残念ながらプールB で最下位となり、CUTの憂き目に遭っている。

 

 なおライブ中継に付いてはWOWOWで4日間に亘ってたっぷりと放送された。

 

        米国で国別戦が予定され

        日本のチーム惜しくもCUT

 

 さて、優勝したのはタイチームで、メンバーは世界ランキング5位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーで4勝、米国女子ツアーで2勝しているアタヤ・ティティクル(20歳、162㎝)、世界ランキング63位で飛び抜けて飛ばし屋のパティ・タバタナキト(23歳、168㎝)、世界ランキング80位で安定したプレイで何時しか妹を抜いているモリヤ・ジュタヌガーン(28歳、155㎝)、世界ランキング83位で元正解ランキング1位のアリヤ・ジュタヌガーン(27歳、170㎝)であったが、この試合はどうや世界ランキングの変動には関係なかったようで、このチームのメンバーでも殆んど上がっていないし、最下位に沈んだ日本チームのメンバーにも殆んど変動が無かった。

 

 また、5月5日(金)の朝から韓国の慶尚南道釜山広域市にある「アシアード・ゴルフクラブ(6565ヤード、パー72)」において韓国女子ツアー、「第9回キョチョン(京村)1991レデイース・オープン」が3日間の日程で開催された。

 

 公式サイトによると賞金総額は8億ウォンで、1ウォンを約0.102円とすれば、約8160万円であった。

 

 このツアーは国内女子ツアーに次ぐぐらいの大きなツアーとなっており、今年は32試合が予定され、賞金総額は311億ウォン、したがって約31億7000万円となっている。

 

 コロナ禍の影響もあり、それまでは海外の彼方此方に出て活躍していた選手がこのツアーで活躍していることも多いようである。

 

        韓国の女子のツアーは成長し

        フィールド厚さ増しているかも

 

 さて、優勝したのは世界ランキング381位のパク・ボギョム(24歳、170㎝)で、トータル-7まで伸ばした。

 

 なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは205位まで上がっている。

 

 2位タイに入ったのは世界ランキング92位のホン・ジョンミン(21歳、167㎝)、世界ランキング165位のアン・スンジュ(35歳、160㎝)、世界ランキング172位のファン・ジョンミ(24歳、165㎝)、世界ランキング301位のキム・ウジョン(25歳、170㎝)、世界ランキング364位のムン・ジィンミン(20歳、171㎝)で、トータル-4まで伸ばした。

 

 なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは、ホン・ジョンミンが87位まで上がり、アン・スンジュが129位まで上がり、ファン・ジョンミが147位まで上がり、キム・ウジョンが244位まで上がり、ムン・ジョンミンが256位まで上がっている。

 

 また、5月5日(金)の夜から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・カンザス州にある「バッファローデューンスゴルフ・クラブ(6502ヤード、パー72)」において米国女子ツアーの下部に当たるエプソンツアー、「ガーデンシティー・チャリティー・クラシック」が3日間の日程で開催された。

 

 公式サイトによると賞金総額は20万ドルとなっており、約2700万円であった。

 

 日本人選手としては世界ランキング758位で黄金世代の西畑萌香(25歳、159㎝、52㎏)が出場し、先ずは予選通過から期待したが、残念ながらCUTの憂き目に遭っており、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは776位まで下がっている、

 

        米国で西畑萌香下部ツアー

        予選通過が叶わないかも

 

 さて、優勝したのは世界ランキング226位のガブリエラ・ラッフルズ(オーストラリア、23歳、173㎝)で、トータル-9まで伸ばした。

 

 なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは200位まで上がっている。

 

 2位タイに入ったのは世界ランキング293位のアガテ・レスヌ(フランス、23歳、173㎝)、世界ランキング1164位のカン・ガユル(韓国、22歳、170㎝)、世界ランキング1288位のイサベラ・フィエロ(22歳、メキシコ)で、トータル-15まで伸ばした。

 

 なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはアガテ・レスヌが266位まで上がり、カン・ガユルが723位まで上がり、イサベラ・フィエロが744位まで上がっている。

 

 単独5位に入ったのは世界ランキング540位のマルタ・サンズ・バリオ(スペイン、30歳、160㎝)で、トータル-13まで伸ばした。

 

 なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは516位まで上がっている。

 

 それから、欧州女子ツアーとその下部ツアーであるLETアクセスシリーズ、オーストラリア女子ツアーに付いては残念ながらオープンウイークであった。

 

 次に女子日本人選手の中で世界ランキングが1~20番目の選手に付いては以下のようであった。

 

   順位  変動  氏名     

  15位  ー   畑岡奈紗(24歳、158㎝) 

  19位  ー   古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)

  22位 ↑ 1 山下美夢有(21歳、150㎝、52㎏)

  35位  ー   笹生優花(21歳、166㎝、63㎏) 

  38位 ↑ 1 渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)

  41位 ↓ 1 西郷真央(21歳、158㎝、57㎏)

  51位 ↓ 5 稲見萌寧(モネ、23歳、166㎝、58㎏)

  53位 ↓ 2 西村優菜(22歳、150㎝未満 50㎏)

  58位 ↑ 1 勝みなみ (24歳、157㎝、57㎏)   

  59位 ↓ 5 川﨑春花(19歳、158㎝、51㎏、94期生)     

  61位 ↑13 吉田優利(23歳、158㎝、58㎏)

  67位 ↑ 4 上田桃子(36歳、161㎝、54㎏)

  76位 ↓ 1 岩井千怜(チサト、20歳、162㎝、59㎏、93期生) 

  79位 ↑ 2 小祝さくら(25歳、158㎝、58㎏)  

  88位  ー   岩井明愛(アキエ、20歳、161㎝、59㎏、93期生)

  92位 ↓ 1 藤田さいき(37歳、168㎝、68㎏)

  95位  ー   菅沼菜々(23歳、158㎝) 

 100位  ー   青木瀬令奈(30歳、153㎝、50㎏)

 102位 ↓ 1 高橋彩華(サヤカ、24歳、162㎝、55㎏)

 106位 ↑ 2  穴井詩(35歳、165㎝、58kg)  

 

  先週は以下の日本人選手の世界ランキングの変動に関係しそうなツアーが幾つか開催され、実際にまあまあ変動が見られたので、300位までの範囲で5位以上上がった選手に付いて見ておく。

 

 2021年11月の最終プロテストに合格した94期生をリードする選手のひとり、昨年ステップアップツアーで新記録となる5勝をして賞金女王に輝いた櫻井心那(ココナ、19歳、166㎝、62㎏)は8位上がって108位に、93期生をリードするひとり、最終プロテストでトップ合格した佐久間朱莉(20歳、155㎝)は7位上がって149位に、黄金世代で今年このツアーにおいて念願の初優勝を果たした吉本ひかる(24歳、152㎝、53㎏)、最強アズマ軍団のひとり、福田真未(30歳、168㎝、58㎏)は6位上がって181位に、94期生で安定した活躍を見せている仁井優花(20歳、163㎝)は7位上がって203位になっている。

 

 また、先週国内女子ツアーで優勝争いを見せた永峰咲希(28歳、158㎝、58㎏)は好調を維持し、14位上がって217位に、長身モデル系で人気の高い脇元華(25歳、174㎝、64㎏)は11位上がって242位に、93期生でプラチナ世代の浜崎未来(ミライ、22歳、162㎝、58㎏)は16位上がって243位に、94期生で安定したプレイを見せ、穏やかな笑顔で人気の高い宮澤美咲(20歳、160㎝、60㎏)は14位上がって293位に、95期生で新世紀世代の荒川怜郁(レイカ、21歳、169㎝、63㎏)は9位上がって296位になっている。

 

 それから今週であるが、国内女子ツアー、ステップアップツアー、オーストラリア女子ツアー、韓国女子ツアー、欧州女子ツアー、LETアクセス・シリーズ、米国女子ツアーが開催される予定で、エプソンツアーはオープンウイークとなっている。