3月も中旬となって暖かい日が増え、連日目や鼻の痒さに悩まされている。
花粉が益々元気に飛び回っているわけであるが、それでも彼方此方で色んな花が開き、目を楽しませてくれる。
私が住む奈良県では最高気温が20℃を超える日も増えて来た。
それでも最低気温が5℃を割り込む日がある等、全般的に朝夕の気温差が大きい。
こんなときは体調を崩し易いから、気を付けなくっちゃ。
そうこう言っている内に、国内女子ツアーは既に開催されているが、国内男子ツアーの方はもう暫らく開催されない。
ただ、世界はもっと広いから、当然色々な場所がある。
北半球で我が国と季節が同じ国であっても、更に暖かいところがあるし、南半球では季節が逆になっているから、今は夏である。
そんなわけで開催されているゴルフツアーが増えて来て、先週気に止まった世界ランキングの動向に関係しそうな男子のプロツアーとしては米国男子ツアー、DPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、アジアンツアー、オーストラリア男子ツアー、南アフリカ男子ツアー(サンシャインツアー)があった。
先ずは3月8日(水)から時差-7時間の南アフリカにある「センチュリオン・カントリー・クラブ(7253ヤード、パー72)」において南アフリカ男子ツアー(サンシャインツアー)、「メディクリニック招待」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は200万ランドで、1ランドを約7.44円とすれば、これは約1488万円であった。
優勝したのは世界ランキング675位(先週時点。以下、特に断らない限り同様)のステファン・ワーズ・テイラー(南アフリカ、26歳)で、トータル-25まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは587位まで上がっている。
テイラーや一旦下がり通過した
後は上昇勝ち切ったかも
単独2位に入ったのは世界ランキング1327位のジェーク・レドマン(南アフリカ、35歳)で、トータル-24まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは1104位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング242位のジョージ・クッツェ(南アフリカ、36歳、178㎝、95㎏)で、トータル-22まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは234位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング493位のルイス・アルバレス(南アフリカ、26歳)で、トータル-21まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは474位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング1224位のユラフ・プリムロール(南アフリカ、19歳)、世界ランキング3241位(先週の最下位群)のジェームス・マック(イングランド:世界ランキング表では南アフリカ、24歳)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングはユラフ・プリムロールが1131位まで上がり、ジェームス・マックが1805位まで上がっている。
また3月9日(木)の朝から時差+4時間(サマータイム中。それ以外の時期では+3時間)のニュージーランドにある「ガルフ・ハーバー・カントリー・クラブ(6949ヤード、パー72)」においてオーストラリア男子ツアー、「ニュージーランドPGA選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は15万ドルとなっており、1ドルを約134.8円とすれば、これは約2022万円であったが、ニュージーランドドル、オーストラリアドル等の場合もあり、よくは分からない。
日本人選手としては世界ランキング1151位の米澤蓮(レン、23歳、175㎝、74㎏)が出場し、余裕で予選を通過することが出来た。
優勝したのは世界ランキング578位のルイス・ドブラー(オーストラリア、21歳)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこれは完全優勝で、この試合の結果、世界ランキングは536位まで上がっている。
ドブラーや完全勝利力魅せ
今後活躍期待膨らみ
単独2位に入ったのは世界ランキング3214位のソンジン・ヤオ(ニュージーランド:世界ランキング表では韓国、22歳)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは1708位まで上がっている。
そして単独3位に入ったのは米澤蓮で、トータル-15まで伸ばした。
初日から-5と大きく伸ばして9位タイと好調で、第2日目にはトータル-8まで伸ばして3位タイまで上げ、第3日目にはトータル-9まで伸ばしながらも一旦5位タイに下がったが、最終日にはトータル-13まで伸ばして単独3位に入った。
なおこの試合の結果、世界ランキングは1086位まで上がっている。
米澤蓮好発進で期待させ
結果三位で今後も期待
4位タイに入ったのは世界ランキング603位のマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド、43歳、186㎝、95㎏)、世界ランキング927位のブレット・ランキン(オーストラリア、36歳)、世界ランキング1014位のジャスティン・ウォーレン(オーストラリア、27歳、191㎝)、世界ランキング1092位でアマチュアのカズマ・コボリ(日系ニュージーランド人、21歳)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングはマイケル・ヘンドリーが591位まで上がり、ブレット・ランキンが897位まで上がり、ジャスティン・ウォーレンが973位まで上がり、カズマ・コボリが1051位まで上がっている。
また3月9日(木)の朝から時差-2時間のタイにある「ブラック・マウンテン・ゴルフ・クラブ(7507ヤード、パー72)」においてアジアンツアー、「インターナショナルシリーズ・タイランド」が4日間の日程で開催された。
比較的高額賞金でリブゴルフ組も出場出来る大会のようで、公式サイトによると賞金総額は200万ドルとなっていたから、約2億6960万円であった。
日本人選手としては世界ランキング188位で海外ツアーへの本格参戦を目指している新鋭の大西魁斗(24歳、177㎝、70㎏)、世界ランキング196位で海外のツアーへの本格参戦を目指すリブ勢の木下稜介(31歳、174㎝、75㎏)、世界ランキング211位で同じくリブ勢の香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏)、世界ランキング236位で確かこのツアーへの出場権を得ていた池村寛世(27歳、166㎝、72㎏)、世界ランキング427位の大岩龍一(25歳、182㎝、92㎏)、世界ランキング474位の浅地洋佑(29歳、169㎝、68㎏)、世界ランキング712位の竹安俊也(30歳、175㎝、77㎏)が出場していた。
先々週2位タイに入った池村寛世のような活躍を今週も期待したかったところであるが、大西魁斗、香妻陣一朗、池村寛世、浅地洋佑、竹安俊也の5人が予選を通過した。
アジアンのツアー日本の選手等が
集い競り合い期待膨らみ
プレーオフを制して優勝したのは世界ランキング446位でDPワールドツアーでも活躍しているウェイド・オムスビー(オーストラリア、42歳、175㎝、72㎏)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこれがアジアンツアーでは4勝目とのことで、この試合の結果、世界ランキングは320位まで上がっている。
オムスビープレオフ制し優勝し
ベテランの味魅せられたかも
プレーオフの結果、単独2位となったのは世界ランキング655位のチョンラティット・チュンブーンガム(タイ)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは472位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング391位のキム・ヨンス(韓国、33歳、170㎝、65㎏)、世界ランキング1747位のマイカ・ローレン・シン(米国、26歳)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングはキム・ヨンスが365位まで上がり、マイカ・ローレン・シンが1043位まで上がっている。
単独5位に入ったのはケビン・ユアン(オーストラリア、25歳、180㎝、64㎏)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは638位まで上がっている。
そして浅地洋佑はトータル-14まで伸ばして22位タイに入り、世界ランキングは480位まで下がっている。
大西魁斗はトータル-13まで伸ばして27位タイに入り、世界ランキングは196位まで下がっている。
香妻陣一朗はトータル-9まで伸ばして58位タイとなり、世界ランキングは225位まで下がっている。
竹安俊也はトータル-7まで伸ばして65位タイとなり、世界ランキングは719位まで下がっている。
池村寛世はトータル+1と少し落として75位タイとなり、世界ランキングは240位まで下がっている。
また3月9日(木)の午後から時差-6時間のケニア・ナイロビにある「ムサイガ・ゴルフ・クラブ(7228ヤード、パー71)」においてDPワールドツアー、「マジカル・ケニア・オープン」が4日間の日程で開催された。
既に第2日目が進行中であるが、ここでは初日の様子に付いて簡単に触れておく。
公式サイトによると賞金総額は200万ドルで、約2億6960万円であった。
日本人選手としては世界ランキング122位で実力派若手選手のひとり、飛ばし屋の星野陸也(26歳、186㎝、76㎏)、世界ランキング200位で海外ツアーへの本格的参戦を目指している久常涼(20歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング224位で海外ツアーに積極的に参戦している岩﨑亜久竜(アグリ、25歳、181㎝、86㎏)、世界ランキング303位で旅人ゴルファーと呼ばれる川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)が出場しており、久常涼、川村昌弘が予選を通過した。
川村昌弘に付いてはゴルフと旅行を中心に綴った人気のコラム、「いま僕はココにいます」に更新も期待されたが、此方は「Vol.163 ケニア編」に更新されていた。
長距離移動の様子、時差ボケとの付き合い方、充実した機内食、ゴルフ場等に付いて綴られ、興味深い。
川村や時差ボケ上手く付き合って
旅とゴルフを楽しんだかも
単独首位を維持して優勝したのは世界ランキング257位のホルヘ・カンピーヨ(スペイン、36歳、183㎝、79㎏)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこれがツアー通算3勝目となり、この試合の結果、世界ランキングは159位まで上がっている。
カンピーヨ首位を維持して勝って魅せ
力あること魅せられたかも
そして単独2位に入ったのは川村昌弘で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは230位まで上がっている。
川村や首位争いを魅せられて
惜しくも二位に落ち着いたかも
また3位タイに入ったのは久常涼、世界ランキング325位のサンティアゴ・タリオ・ベン(スペイン、32歳)で、トータル-15まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは久常涼が170位まで上がり、サンティアゴ・タリオ・ベンが283位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング343位のルーカス・ネメックス(オーストリア、33歳、173㎝、68㎏)、世界ランキング518位のボルハ・ビルト・アスタディーロ(スペイン、32歳、178㎝、69㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングはルーカス・ネメックスが310位まで上がり、ボルハ・ビルト・アスタディーロが446位まで上がっている。
また3月9日(木)の夜から時差-14時間の米国・フロリダ州にある「TPCソーグラス ザ・プレイヤーズ・スタジアムコース(7225ヤード、パー72)」において米国男子ツアーの高額賞金大会、「ザ・プレイヤーズ選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は2500万ドル、優勝賞金は450万ドルで、それぞれ約33億7000万円、約6億660万円であった。
日本人選手としては世界ランキング23位で自他共に日本のエースと認める松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)が出場していた。
首痛が出たり、2試合連続で予選落ちしたり、調子が好いとは言えない状況が続き、心配ではあったが、もうそれが日常と思うべき時に来ているのかも知れない。
そんな中、初日は+2で94位タイと大きく出遅れ、このまま3週連続で予選落ちかと心配させたが、その後日没サスペンデッド等、色々あって、無事予選を通過していた。
松山やトラブルあって普通だと
思うべき時期来ているのかも
松山やサスペンデッド好かったか
気を取り直し通過したかも
それからライブ中継であるが、インターネットの動画配信サイトUーNEXTとCS放送のゴルフネットワークで4日間に亘ってたっぷりと放送され、後半2日間はBS放送のJapanextが加わった。
単独首位を維持したまま見事優勝したのは世界ランキング2位のスコッティー・シェフラー(米国、26歳、191㎝、91㎏)で、トータル-17まで伸ばして独走状態であった。
なおこれがツアーで今シーズン2勝目、通算で6勝目となり、この試合の結果、世界ランキングは1位まで上がっている。
シェフラーや首位を維持して勝って魅せ
ランキング首位返り咲くかも
単独2位に入ったのは世界ランキング24位のティレル・ハットン(イングランド、31歳、175㎝、73㎏)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは17位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング11位のビクトル・ホブラン(ノルウェー、25歳、178㎝、75㎏)、世界ランキング33位のトム・ホウグ(米国、33歳、185㎝、79㎏)で、トータル-10まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングはビクトル・ホブランが9位まで上がり、トム・ホウグが24位まで上がっている。
そして単独5位に入ったのは松山英樹で、トータル-9まで伸ばした。
上記のように第1ラウンドは+2で94位タイと出遅れていたが、第2ラウンドにはトータルイーブンに戻して41位タイに上げて余裕で予選を通過し、第3ラウンドではトータル-5に伸ばして26位タイまで上げ、最終日に繋いでいるから、流石ではないか!?
なおこの試合の結果、世界ランキングは20位まで上がっている。
松山や痛み天候色々と
試練乗り越えホッとするかも
なお、国内男子ツアーはまだシーズンオフであった。
次に男子日本人選手の世界ランキングの変動に付いてであるが、トップ20の変動を挙げておく。
順位 変動 氏名
20位 ↑ 3 松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)
79位 ↓ 5 比嘉一貴(27歳、158㎝、70㎏)
126位 ↓ 2 金谷拓実(24歳、173㎝、75㎏)
128位 ↓ 6 星野陸也(26歳、186㎝、76㎏)
138位 ↓ 2 稲森佑貴(28歳、169㎝、68㎏)
147位 ↓ 3 桂川有人(24歳、167㎝、70㎏)
156位 ↓ 5 今平周吾(30歳、165㎝、67㎏)
162位 ↓ 2 堀川未来夢(ミクム、30歳、176㎝、84㎏)
170位 ↑30 久常涼(20歳、175㎝、75㎏)
176位 ↓ 7 大槻智春(33歳、172㎝、94㎏)
196位 ↓ 8 大西魁斗(24歳、177㎝、70㎏)
198位 ↓ 2 木下稜介(31歳、174㎝、75㎏)
218位 ↓ 2 谷原秀人(44歳、178㎝、80㎏)
225位 ↓ 4 香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏)
228位 ↓ 4 岩﨑亜久竜(アグリ、25歳、181㎝、86㎏)
229位 ↓ 6 岩田寛(42歳、178㎝、74㎏)
230位 ↑73 川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)
233位 ↓ 6 池田勇太(37歳、177㎝、77㎏)
240位 ↓ 4 池村寛世(トモヨ、27歳、166㎝、72㎏)
241位 ↓ 4 河本力(リキ、22歳、183㎝、86㎏)
先週も世界ランキングの変動に関係した試合自体が増えて来たが、以下では日本人選手の世界ランキングの変動にまで大きく影響しそうな活躍があんまり見られなかった。
今週の最下位群3261位までの範囲で5位以上上がった選手を見て行くと、1人だけ居た!
それはニュージーランドで活躍した選手、米澤蓮(レン、23歳、175㎝、74㎏)で、65位上がって1086位になっている。
それから今週も開催予定の大会が男子では幾つかあり、全体を見渡して気に止まったのは米国男子ツアー、DPワールドツアー、アジアンツアー、オーストラリアの男子ツアー、南アフリカの男子ツアーで、国内男子ツアーはまだ暫らく開催されない。