sanso114の日記

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世界卓球選手権成都大会団体戦が面白い!?(女子決勝・準決勝、男子準決勝)・・・R4.10.9③

 10月7日(金)、世界卓球選手権成都大会の女子団体準決勝で世界ランキング2位の日本が世界ランキング5位のドイツと対戦して3-0で勝った。

 

 これだけ書けば圧倒したかのように思うかも知れないが、苦しかった。

 

 息詰まる接戦となり、綱渡り的な脅威を感じさせられた。

 

 第1試合では世界ランキング5位でエースの早田ひな(22歳、167㎝)が世界ランキング14位のニナ・ミッテルハイム(25歳、164㎝)と対戦して、9-11、11-3、6-11、11-6、11-8の3-2で競り勝っている。

 

 初戦からエースの早田ひなを出して来たが、相手もそれに値する選手であった。

 

 簡単には取らせてくれず、一歩間違えば取られるかのような脅威を感じさせられた。

 

        早田ひな競り合いながら押して行き

        何とか最後勝ち切るのかも

 

 それでも何とか最後には勝つのがエースで、そこまでエースを追い詰めたドイツの一番手、ニナ・ミッテルハイムの強さを称え、拍手を送りたい。

 

 第2試合では世界ランキング6位でもうひとりのエース、伊藤美誠(ミマ、21歳、152㎝、45㎏)が世界ランキング8位で最強カットマンと言われているハン・イン(中国からの帰化、39歳、170㎝)と対戦して、11-7、11-7、11-6の3―0で勝っている。

 

 ハン・インはTリーグにも参戦しているので、普段からその戦い振りをよく観ている選手である。

 

 強く、責任感強い選手のように思っていたら、日本の若手、たとえば世界ランキング47位の張本美和(14歳、165㎝)に負けたりもする。

 

 もっとも、張本美和の成長が著しいとも言えるが、他の相手でも時折簡単に負けているように思えるのがハン・インである。

 

 それでも、世界選手権やオリンピックなどの国を背負って戦う大舞台では気合の入れ方が違うそうな。

 

 伊藤美誠との対戦の様子を観ていると、なるほどそう思える。

 

 カットにあまり拘らず、結構攻めて来て、その圧力が中々のものであった。

 

 そこを押し返すのが伊藤美誠の強さであろうか!?

 

        伊藤美誠相手の本気引き出して

        其れを勝ち切る強さなのかも

 

 第3試合では世界ランキング15位でスーパー高校生の木原美悠(18歳、164㎝)が世界ランキング20位で第2エースのシャン・シャオナ(中国からの帰化、39歳、165㎝)と対戦して、11-4,11-8、9-11、10-12、12-10の3-2と競り合いを制し、辛勝している。

 

 これは見ていて苦しかった。

 

 木原美悠の若さ、力強さがはっきり勝っているように見えた瞬間も何度かあったが、これまでの逆転劇の立役者になって来たのがシャン・シャオナのようで、やぱり流石は百戦錬磨のベテラン選手である。

 

 それでも最後は何とか勝ち切ったのが次世代エースと言われる所以か!?

 

        木原美悠ベテラン相手競り合って

        若さと力見せていたかも

 

 そして、10月8日(土)には決勝が行われ、いよいよ日本は世界ランキング1位の中国と対戦して、残念ながら0-3で負けている。

 

 第1試合は世界ランキング15位でスーパー高校生の木原美悠(18歳、164㎝)が世界ランキング2位の陳夢(28歳、166㎝、59㎏)と対戦して6-11、8-11、8-11の0-3と競り負けている。

 

 途中、かなり通じているように見える時もあるのだが、それでも次第に押し返され、押し切られてしまう。

 

 悔しいだろうが、まだ胸を借りている状況のようだなあ。

 

        木原美悠陳夢相手に胸を借り

        今の力が見えて来るかも

 

 第2試合では世界ランキング6位でエースの伊藤美誠(21歳、152㎝)は世界ランキング3位の王曼昱(23歳、176㎝)と対戦して、9-11、11-9、10-12、4-11の1-3で負けている。

 

 第3ゲームまでは確り競り合っていたが、第4ゲームでは比較的あっさりと押し切られた感じである。

 

 エースと言えども、やっぱり簡単には勝たせてくれず、流石中国なんだろうなあ。

 

        伊藤美誠かなり競り合い続けても

        最後は押され厳しいのかも

 

 そして第3試合では世界ランキング43位で今大会の注目株となった長﨑美柚(20歳、164㎝)が世界ランキング1位でエースの孫穎莎(21歳、160㎝)と対戦して、7-11、7-11、8-11の0-3で負けている。

 

 この試合も悔しさが残る結果であろうが、途中結構威力のある攻撃を見せていた。

 

 まあ、仲好しの木原美悠と同様に、胸を借りたと言うことであろうなあ。

 

 孫穎莎の余裕と言うか、優しさと言うか、長﨑美悠の好さを認め、一定の評価を口にしている。

 

        長﨑美柚相手エースと競り合って

        力を少し見せられたかも

 

 それから、10月8日(土)には男子の準決勝も行われ、世界ランキング3位の日本が1位の中国と対戦して2-3で惜敗している。

 

 第1試合では世界ランキング45位の戸上隼輔(しゅんすけ、21歳、170㎝)が世界ランキング1位でエースの樊振東(25歳、173㎝、77㎏)と対戦して、5-11、10-12、4-11の0-3で負けている。

 

 第2試合では世界ランキング4位でエースの張本智和(19歳、178㎝、64㎏)が世界ランキング11位で苦手だと言う王楚欽(22歳)と対戦して9-11、11-8、11-6、11-9の3-1で競り勝っている。

 

 第3試合では世界ランキング119位の及川瑞希(25歳、160㎝)が世界ランキング2位の馬龍(33歳、176㎝、70㎏)と対戦して、11-8、5-11、5-11、2-11の1-3で負けている。

 

 第4試合では張本智和が樊振東と対戦して、11-7、6-11、3-11、11-9、11-9の3-2で競り勝っている。

 

 第5試合では戸上隼輔が王楚欽と対戦して10-12,7-11、4-11の0-3で負けている。

 

 張本智和以外がまだ距離がありそうだが、中国人選手に2連勝出来る張本智和は流石ではないか!?

 

 相手エースの樊振東は張本智和の力を認めつつも、力の差ではなく、今回は張本智和がうまく力を出せたと言っている。

 

 それだけ追い詰め、悔しさを引き出したと言えるのかも知れない!?

 

        張本や相手エースを追い詰めて

        エースの力見せ付けたかも

 

        張本や中国相手に連勝し

        悔しい気持ち引き出したかも