さっきはセ・リーグの開幕投手に付いて触れたので、今回はパ・リーグの開幕投手に付いて触れておきたい。
東北楽天ゴールデンイーグルスは速球派でそろそろ変革期に来ている則本昂大(タカヒロ、31歳、178㎝、82㎏)で、2年振り7度目となる。
ウィキペディアによると速球の最速は158㎞/hで、平均は149㎞/hとあり、マー君こと田中将大よりも速いぐらいである。
この3シーズンの成績を簡単に見ておくと、2019年シーズンは右肘の手術もあって登板回数が減り、68回投げて5勝5敗で、奪三振数が67、WHIPが1.00、防御率が2.78であった。
2020年シーズンは転倒もあって調子が上がらず、109回投げて5勝7敗で、奪三振数が105、WHIPが1.32、防御率が3.96と不本意な成績に終わっている。
そして2021年シーズンは大分復調し、144回3分の2投げて11勝5敗で、奪三振数が152、WHIPが1.09、防御率が3.17と好くなり、3年振りの2桁勝利を挙げている。
則本や三年振りに二桁の
勝ち星上げて期待膨らみ
対する千葉ロッテマリーンズは石川歩(33歳、186㎝、80㎏)で、2年振り3度目となる。
ウィキペディアによると速球の最速は154㎞/h、平均は142㎞/hで、自信を持った球らしく、メジャーリーグへの移籍を目指しているようである。
この3シーズンの成績に付いて簡単に見ておくと、2019年シーズンは腰、肘等に痛みが出て登板回数が減って、118回3分の2投げて8勝5敗で、奪三振数が81、WHIPが1.32.防御率が3.64であった。
2020年シーズンはコロナ禍で試合数の減った中、ローテンションを守り、133回3分の1投げて7勝6敗で、奪三振数が77、WHIPが1.23、防御率が4.25であった。
2021年シーズンは中盤に右肘の手術をして登板回数が減ったが、80回投げて6勝3敗で、奪三振数が42、WHIPが1.03、防御率が3.38と、内容的には好くなっている。
石川や肘がすっきり復調し
今季活躍期待膨らみ
また、埼玉西武ライオンズは高橋光成(コウナ、25歳、190㎝、105㎏)で、2年連続2度目となる。
ウィキペディアによると速球の最速は154㎞/hと結構速いが、ここ数年漸く安定して来たタイプである。
この3シーズンの成績を簡単に見ておくと、2019年シーズンは123回3分の2投げて10勝6敗で、奪三振数が90、WHIPが1.54、防御率が4.51と、内容はともかく、初の2桁勝利に達し、躍進のシーズンとなった。
2020年シーズンは内容的にも成長を見せ、120回3分の1投げて8勝8敗で、奪三振数が100、WHIPが1.20、防御率が3.74とエースっぽくなって来た。
そして2021年シーズンは好調を維持し、173回3分の2投げて11勝9敗で、奪三振数が127、WHIPが1.26、防御率が3.78とエース級の成績を挙げている。
高橋や徐々に成績安定し
エースの力魅せているかも
対するオリックス・バッファローズは若きエースで全日本のエースでもある山本由伸(23歳、178㎝、80㎏)で、2年連続2度目となる。
ウィキペディアによると速球の最速は158㎞/h、平均は152㎞/hで、これだけでも先発投手とすれば十分にメジャーで通用するほどであるが、カットボール、スプリットの最速も150㎞/hを超えているから凄い!?
ダルビッシュ有と同様に速球の速い変化球投手と自認している面もあり、カットボール、スプリットを活かす為に速球の球速を抑えているのではないか、と言う解説者もいるぐらいである。
この3シーズンの成績を見ておくと、2019年シーズンは本格的に先発投手となり、143回投げて8勝6敗で、奪三振数が127、WHIPが0.96、防御率が1.95と、内容的にスーパーエース化し始めた。
2020年シーズンも同様に好く、126回3分の2投げて8勝4敗で、奪三振数が149、WHIPが0.94、防御率が2.20と、内容的に素晴らしかった。
そして2021年シーズンは更に加速し、193回3分の2投げて18勝5敗で、奪三振数が206、WHIPが0.85、防御率が1.39と圧倒的な成績を残して沢村賞に輝いている。
山本や圧倒的な力魅せ
メジャーの目をも惹き付けるかも
それから福岡ソフトバンクホークスは速球派エースの千賀滉大(29歳、186㎝、92㎏)で、3年振り3度目となる。
ウィキペディアによると速球の最速は161㎞/h、平均は153.4㎞/hとあり、日本人先発投手としては群を抜いて速く、カットボールの最速は150㎞/hを超える。
フォークボールの落差が大きく、お化けフォークと呼ばれ、メジャーリーグからも注目されている。
この3シーズンの成績を簡単に見ておくと、2019年シーズンは絶好調で、180回3分の1投げて13勝8敗で、奪三振数が227、WHIPが1.16、防御率が2.79と好成績を挙げている。
2020年シーズンはコロナ禍で試合数が減っただけではなく、ふくらはぎの痛みもあって登板回数が減り、121回投げて11勝6敗で、奪三振数が149、WHIPが1.21、防御率が2.16と内容的には悪くなかった。
2021年シーズンはふくらはぎの痛み、足首の負傷があって登板回数が大きく減少したが、84回3分の2投げて10勝3敗で、奪三振数が90、WHIPが1.03、防御率が2.66と効率よく勝ち、6年連続2桁勝利を挙げている。
怪我しても二桁勝利千賀かな
巧い勝ち方知っているかも
対する北海道日本ハムファイターズは新人の北山亘基(コウキ、22歳、183㎝、80㎏)である。
ウィキペディアによると速球の最速は156㎞/hの本格派だそうな。
ちょっと注目してみたい。
なんて言う前にもう注目されているから、早速ウィキペディアとしてアップされているのであろう。
ともかく楽しみな投手ではないか!?
北山や既に注目浴び始め
ウィキペディアまで書かれるのかも