プロ野球の今シーズンがいよいよ明日開幕される。
各球団から先発投手が予告されているので、先ずはセ・リーグから見ておきたい。
読売ジャイアンツは絶対エースの菅野智之(32歳、186㎝、95kg)で、5年連続8度目となる。
ウィキペディアによると、速球の最速は156㎞/h、平均は149㎞/hで、総合的にプロ野球では抜きん出た力を持つが、タイミングもあってメジャーリーグでの契約は取れていない。
この3シーズンの成績を簡単に見ておくと、2019年シーズンは136回3分の1投げて11勝6敗で、奪三振数が120、WHIPが1.25、防御率が3.89と、それまでよりは落ちている。
このシーズン不調な菅野智之に代わってエースを担った山口俊(34歳、187㎝、98kg)は自信をを付けたか、2020年シーズンは海を渡ったが、期待していたようには通用せず、2021年シーズン途中に戻っている。
それはまあともかく、菅野智之に戻ると、2020年シーズンは137回3分の1投げて14勝2敗で、奪三振数が131、WHIPが0.89、防御率が1.97と、投球回数は全盛期よりも少なくなっているが、内容的には素晴らしかった。
そんなこともあり、今度は菅野智之がメジャーリーグとの契約を目指したが、期待していたようなオファーが無かったのか、読売ジャイアンツとの推定年棒8億円の契約となった。
そして2021年シーズンは115回3分の2投げて6勝7敗で奪三振数が102、WHIPが0.99、防御率が3.19と不本意な成績となり、今シーズンは年棒6億円で読売ジャイアンツと契約している。
この先メジャーリーグへの道は拓けるのか!?
そんなことも含めて、今シーズンも注目したい投手のひとりである。
開幕を続けて担う菅野かな
メジャーへの道見えないのかも
読売ジャイアンツと対戦する中日ドラゴンズは復活したエース左腕の大野雄大(33歳、183㎝、83kg)で、2年振り4度目となる。
ウィキペディアによると速球の最速は152㎞/h、平均は146㎞/hとあり、左腕としてはかなり速いタイプである。
この3シーズンの成績を簡単に見ておくと、2019年シーズンは復活した年に当たり、177回3分の2投げて9勝8敗で、奪三振数が156、WHIPが0.98、防御率が2.58と、勝ち星はともかく、内容的に素晴らしかった。
2020年シーズンは更に好くなり、143回3分の1投げて11勝6敗で、奪三振数が148、WHIPが0.87、防御率が1.82と内容的に素晴らしく、沢村賞に輝いている。
2021年シーズンは少し落ち、143回3分の1投げて7勝11敗で、奪三振数が118、WHIPが1.03、防御率が2.95であった。
二年振り開幕担う大野かな
菅野相手に勝てるか期待
また、阪神タイガースは復活が待たれる藤波晋太郎(27歳、197㎝、98kg)で、2年連続2度目となる。
このところの成績からすると不思議に思えるが、今シーズンは候補であった青柳晃洋(28歳、183㎝、80kg)が新型コロナウイルスに感染した所為で回って来たと言う。
それでもそれだけ期待の大きい投手と言うことでもあろう。
ウィキペディアによると速球の最速は162㎞/h、平均は151㎞/hと、日本人選手としてはトップクラスの速さを持っている。
この3シーズンの成績を簡単に見ておくと、2019年シーズンは4回3分の1投げて0勝0敗で、奪三振数が3、WHIPが2.31、防御率が2.08とどん底に落ち込んでいる。
2020年シーズンはコロナ禍に悩まされ、ブルペンも経験し、76回3分の1投げて1勝6敗で、奪三振数が85、WHIPが1.45、防御率が4.01と微妙な成績に終わっている。
そして2021年シーズンは初めて開幕投手を任され、以後ブルペンも担い、48回3分の1投げて3勝3敗で、奪三振数が52、WHIPが1.80、防御率が5.21と不本意な成績に終わっている。
今シーズンこそ復活を遂げられるか!?
圧倒的な力を持つだけに、ついつい期待してしまう投手のひとりである。
藤波や復活まだか待ち侘びて
指折り数え草臥れるかも
対する東京ヤクルトスワローズは小さな巨人、ライアン小川こと小川泰弘(31歳、171㎝、80kg)で、2年連続6度目となる。
ライアンは足を高く上げるフォームがメジャーリーグの剛速球投手、ノーラン・ライアンを偲ばせることからで、ウィキペディアによると速球の最速は151㎞/h、平均は141㎞/hと、小柄な体格からすると結構速く感じられる。
ただ、小柄な体格から来るものか、成績に波があり、衰えも速い気がする。
この3シーズンの成績を簡単に見ておくと、2019年シーズンは成績の山に当たるようで、登板回数が増え、159回3分の2投げて5勝12敗で、奪三振数が132、WHIPが1.31、防御率が4.57と、内容的には全盛期に比べて大分下がっている。
2020年シーズンは119回投げて10勝8敗で、奪三振数が83、WHIPが1.35、防御率が4.61と、内容的には悪化しているが2015年シーズン以来5年振りに通算3度目の2桁勝利を達成している。
そして2021年シーズンは128回3分の1投げて9勝6敗で、奪三振数が97、WHIPが1.26、防御率が4.14と内容的に少し好くなっている。
ライアンや二年続けて開幕を
担って力魅せているかも
それから横浜DeNAベイスターズは肘の故障から昨季後半復活して初の開幕投手に選ばれた東克樹(26歳、170㎝、76㎏)である。
ウィキペディアによるとプロにおける速球の最速は151㎞/hと、体格、球の速さ共にライアン小川に似ている!?
肘の怪我で出られない期間があったので、この4シーズンの成績に付いて見ておくと、デビューしたばかりの2018年シーズンは154回投げて11勝5敗で、奪三振数が155、WHIPが1.12、防御率が2.45と素晴らしく、見事新人賞に輝いている。
2019年シーズンは肘痛に悩まされ、38回3分の1投げて4勝2敗で、奪三振数が31、WHIPが1.25、防御率が3.76と不本意な成績に終わっている。
2020年シーズンは開幕までにトミー・ジョン手術を受けて出られなかった。
2021年シーズンは7月から2軍戦で活躍し、9月に1軍に戻り、19回3分の2投げて1勝2敗で、奪三振数が20、WHIPが0.71、防御率が2.29と今シーズンに繋がる好成績で締めている。
東克樹肘の痛みを取り去って
何とか復帰しているのかも
対する広島東洋カープは優しいエースの大瀬良大地(30歳、187㎝、88㎏)で、4年連続4度目となる。
ウィキペディアによると速球の最速は154㎞/h、平均は146㎞/hとあり、結構速い部類であろう。
この3シーズンの成績を簡単に見ておくと、2019年シーズンは絶好調の前年よりは落ちたが、平均に近く、173回3分の1投げて11勝9敗で、奪三振数が136、WHIPが1.22、防御率が3.53であった。
2020年シーズンはコンディションが整わず、肘の不調もあって、63回3分の1投げて5勝4敗で、奪三振数が38、WHIPが1.33、防御率が4.41と不本意な成績に終わっている。
そして2021年シーズンは大分復調し、146回3分の2投げて10勝5敗で、奪三振数が102、WHIPが1.14、防御率が3.07とかなり好くなっている。
大瀬良や大分調子を取り戻し
今季活躍期待するかも